2014/01/18
ウジ虫を捕食するハネカクシの一種
2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#15
前翅が赤いタイプのハネカクシ(種名不詳)が口元に何か白い獲物を咥えたままニホンザルの死骸の上を徘徊していました。
餌食となったのはどうやらウジ虫(ハエの幼虫)のようです。
屍肉を食べるだけでなく、ウジ虫を捕食することもあるのでしょうか。
つづく→シリーズ#16
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生垣で初期巣の育房を増設するキアシナガバチ?創設女王
2013年5月下旬
前回の撮影から7日後。
ウコギの若葉が生い茂って初期巣が隠され、益々見え難くなりました。
キアシナガバチ(Polistes rothneyi)?と思われる創設女王が育房の壁を増築する様子を接写しました。
巣盤の外側の育房に巣材を加えて壁を延ばしています。
一仕事終えると身繕い。
つづいて育房を点検して回りますが、カメラに対してやや警戒しているようです。
その後この巣は残念ながら駆除されてしまいました…。(無念)
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春型ベニシジミの飛び立ち【ハイスピード動画】
2013年5月下旬
里山でベニシジミ(Lycaena phlaeas daimio)の同一個体が地面や草地から飛び立つ瞬間を繰り返し240-fpsのハイスピード動画に撮りました。
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2014/01/17
ニホンザルの腐乱死体【10倍速映像】
2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#14
夥しい数のウジ虫がニホンザルの死骸Rを這い回る様子の10倍速早回し映像です。
ジオラマモードの動画は手っ取り早く微速度撮影できる反面、画面の周縁部になる程、ティルトシフト処理によるピンぼけがきつくなります。
視聴者に配慮してグロい映像をソフトに加工した訳ではありません。
個人的な要望としては、余計な画像処理をしない撮影オプションを付けて欲しいなー。(パナソニックさん!)
長撮りの消費電力も抑えられる気がします。
つづく→シリーズ#15
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キバナコスモスの花蜜を吸うキタテハ
2013年6月中旬
道端の花壇に咲いたキバナコスモスの群落でキタテハ(Polygonia c-aureum)が口吻を伸ばし花蜜を吸っていました。
映像の前後半で別個体を撮影。
キタテハの他にはモンキチョウ♀、モンシロチョウ、コアオハナムグリ、ハナアブ類なども隣で訪花しています。
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2014/01/16
猿の死骸からウジ虫を運ぶアリ
2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#13
死骸の近くで黒い働きアリが何か白い獲物を運んでいます。
どうやら大量に湧いたウジ虫を一匹ずつ狩って、巣に運んでいるようです。
大顎で獲物を咥え怪力で持ち上げながら地面を前進。
死骸の毛皮の上でウジ虫を運んでいる個体も見つけました。
猿の長い毛が絶えず引っかかり、非常に歩き難そうです。
途中で疲れてしまったのか、蟻は荷物を置いて一休み。
しばらく身繕いしてから運搬再開。
ようやく地面に降りると、せかせかと早足で檻の外へ獲物を運び出しました。
登場した蟻の種類はなんとなくクロオオアリとかクロヤマアリかな?と思うものの、未採集のため定かではありません。
つづく→シリーズ#14
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飛べ!ヒオドシチョウ【ハイスピード動画】
2013年6月中旬
道端の草むらからヒオドシチョウ(Nymphalis xanthomelas japonica)が飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
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飛翔
2014/01/15
ウジ虫を捕食するクロシデムシ
2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#12
生物分解の進むニホンザルの死骸に見慣れないシデムシが来ていました。
こんな真っ黒で巨大なシデムシは初見です。
帰ってから調べてみると、その名もクロシデムシ(Nicrophorus concolor)という種類のようです。
触角の先端だけがオレンジ色です。
未採集・未採寸ですけど、檻の金網一辺の幅5cmと比べてみて下さい。
猿の死骸Rは足の先を檻の外に少しだけ出して死んでいます。
そこに密集して蠢くウジ虫をクロシデムシは次々と捕食していました。
その口元にハエの成虫(種名不詳)が群がっているのは幼虫を助けに来たのではなく、餌食となったウジ虫から滲み出る肉汁を舐めに来たのでしょう。
なんとも壮絶な光景でした。
その間、薄赤色のダニも数匹クロシデムシの体表を素早く動き回っていました。
私が檻に近づくとクロシデムシは警戒して隠れてしまうので、離れた位置から望遠マクロで撮りました。
つづく→シリーズ#13
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ウコギの生垣に営巣を始めたキアシナガバチ?創設女王の身繕い
2013年5月中旬
ウコギの生垣に作られたアシナガバチの巣を気にして見に通っていたら、ようやく在巣の女王を確認出来ました。
セグロアシナガバチと迷うのですが、キアシナガバチ(Polistes rothneyi)のような気がします。
前伸腹節にも中胸背背にも(キアシナガバチならある筈の)縦2本の黄紋が無い点が非常に悩ましいです。(個体変異?)
初期巣の上部で静止している女王の顔正面をアップにすると、やや警戒しているようです。
私がしばらくフリーズすると女王様もようやく警戒を解いてくれて、巣上で身繕いしたり育房を点検したり。
刺だらけの枝に阻まれて初期巣の中がしっかり見えなかったのですが、育房数は約14室で、既に白い卵が幾つか産み付けられていました。
つづく→1週間後に見た育房増設
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化粧
2014/01/14
猿の死骸から離脱するウジ虫の群れ
2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#11
ニホンザルの死骸Rの臀部付近や腕の下にウジ虫(ハエの幼虫)が特に密集しています。
2日前の観察と比べ特筆すべき変化は、屍肉を食べて充分に育った者から順に死骸を離脱しつつあることです。
これから地中で蛹化するために、檻の隅の地面に群れて蠢いている集団がいます。
後で思うと老熟した蛆虫を数匹サンプリングして成虫になるまで飼育し、ハエの種類を調べられればよかったですね。
当時は凄まじい光景と腐臭に圧倒されてさすがに少し気分が悪く、法医昆虫学者の真似事をしてそこまでやる根性がありませんでした…。
つづく→シリーズ#12
【追記】
岡田匡(岩波科学ライブラリー)『糖尿病とウジ虫治療――マゴットセラピーとは何か 』を読むと、マゴットセラピーにも使われるヒロズキンバエの生活史について詳しく解説してありました。
3齢幼虫の後期あれほど執着していた食事は憑き物が落ちたようにぴたりと止める。土壌の乾燥した場所を求めて移動する前蛹期に入る。この時期がウジの生育段階でもっとも長い。この間に食べたものをすっかり消化して腸は空になり、蛹になる準備をする。 (p70より引用)私が撮った動画に登場する蛆虫がクロバエ科のヒロズキンバエの幼虫とは限りませんが、可能性はあるので、参考のために引用しておきます。
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飛べ!ベニコメツキ?【ハイスピード動画】
2014/01/13
ウジ虫を捕食するベッコウヒラタシデムシ
2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#10
ニホンザルの死骸Lの上をベッコウヒラタシデムシ(Necrophila brunnicollis)が歩き回っていました。
今回の個体は赤い胸部中央に黒紋があり、ベッコウヒラタシデムシで大丈夫だと思います。
ちなみに前回見たのは胸部全体が赤い個体変異?でした。
毛皮の中に潜り込んでしばらくすると、白い老熟ウジ虫を大顎に咥えて出てきました。
獲物を食べながら今度は死骸の臀部の奥に潜り込みました。
暗くてよく見えません…。
生物分解というよりも、死骸からの食物連鎖(輪廻転生)の話になってきました。
猿の死骸が放置された檻の底面も金網で覆われているのは、罠にかかった猿がトンネルを掘って逃げないためだと思われます。
今回の状況下では、シデムシ類(埋葬虫)本来の活動が大いに阻害されている可能性があります。
小動物の死骸を見つけたシデムシ類は丸ごと地中に埋めてから屍肉を食べることが知られています。
これでは、たとえシデムシが死体を地中に埋葬したくても無理でしょう。
例えば定点観察の期間中、ヨツボシモンシデムシの姿を一度だけちらっと見たのですけど、その後は来なくなったのか動画には撮れませんでした。
ところでニホンザルの尻だこは今のところ生物分解されずに残っているのですけど、まさか軟骨でできているのでしょうか?
タコというからには単に皮膚が厚くなったもので、爪や毛と同じくケラチンが主成分なのかな? (でも尻だこは生まれつきある組織ですよね?)
ちなみに、尻ダコがあるのはオナガザル科に共通の特徴らしい。(岩合光昭『スノーモンキー』p150より)
つづく→シリーズ#11
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フタモンアシナガバチ創設女王の化粧
2013年5月上旬
越冬明けのフタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis)創設女王だと思います。
道端のタンポポで吸蜜していたのですけど、近づいたら逃げてしまいました。
(映像はここから)
少し離れた地面でしばらく身繕いしてから、どこかへ飛び去りました。
元のタンポポには戻らず残念。
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花壇で訪花吸蜜するスミスハキリバチ?♀
2013年9月下旬
道端の花壇で忙しなく飛び回るハキリバチの♀がいました。
スミスハキリバチ♀ですかね?
腹部腹面にスコパが見えます。
どなたかこの花の名前をご存じの方は教えて下さい。
AFではピントが非常に合わせ難い花で、フラストレーションがたまります。
【追記】
ヒエンソウかな?
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2014/01/12
生物分解が進むニホンザルの死骸【微速度撮影】
2013年9月下旬・気温31℃→26℃
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#09
2日ぶり2回目の定点観察。
害獣捕獲用の檻に放置された野生ニホンザル2頭の死骸は生物分解が進み、体の厚みがぺったんこに萎んでいました。
骨盤(尻だこ?)がやや露出しています。
2頭の死骸で生物分解の速度に差があるようです(L>R)。
檻は木陰に設置されているのですが、日当たりの違いや死体の姿勢に影響されるのでしょう。
そもそも2頭の死亡時刻が違う可能性もあります。(※追記参照)
死骸Lに群がるウジ虫は激減しました。
屍肉や内臓を食べて充分に育ったハエ(ニクバエ、クロバエ、キンバエなどの仲間)の老熟幼虫(ウジ虫)が地中で蛹化するために死骸から続々と離脱しています。
約3時間かけて10秒間隔のインターバル撮影した計243(L)+868(R)枚の写真を元に早回し映像を作成しました。
いよいよ死骸から漂う腐臭がきつくなってきました。
バンダナで顔を覆いマスクにして浅く口呼吸。
次回はメンソールを鼻の下に塗る必要があるかもしれません。
【私的メモ】
今回の素材をYouTube用の標準設定で動画をH264エンコードすると、せっかく静止画で撮った画質が粗く劣化してしまいました。
背景が金網やら枯草やらで情報量が多いため、ビットレートを高く設定(10,000)し直したら改善。
つづく→シリーズ#10
※【追記】
川瀬七緒『紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官』というミステリを読んでいたら、とても興味深い記述を見つけました。
過去の実験データによれば、組織の置かれた間隔が近いほど、虫たちは異常な行動パターンで誘引し合うことがわかっている。つまり、いくつかの肉を近くに置くと、ひとつの肉に虫が集中するか、あるいは、ひとつを除いてほかの肉で活発な活動がおこなわれることがあるのだ。実際、数人の死体が隣接して発見された現場では、偏った昆虫の来襲パターンができたという記録を読んだことがあった。 (p57より引用)
つまり、2頭並んで死んだ亡骸に集まる昆虫相や死肉分解状況に差があっても、短絡的に2頭の死亡推定時刻が異なるとは言えないらしいのです。(異常行動誘引)
これは驚きでした。(あくまでもフィクションの台詞なので、どこまで本当なのかな?)
【追記2】
推理小説家の川瀬七緒が参考にした元ネタと思われる本、Madison Lee Goff『法医昆虫学者の事件簿』(文庫版)を読んでみたら、出典の該当箇所を見つけました。
私は、三頭の(死んだ)ブタを少なくとも50メートル離して置いた。なぜなら以前の研究から、距離が近すぎると昆虫どうしが異常なパターンで誘引しあってしまうことを知っていたからである。もしブタを互いにくっつけて置いておくと、一頭がほかの二頭よりも明らかに強く昆虫の活動を受けるか、あるいは二頭がほかの一頭よりも活発な活動にさらされるということになる。実際、数人の死体が近接して発見される事件では、それと同じような偏った昆虫の襲来パターンが起こることを私は何度か見てきた。そうした事例では、たいてい一つの遺体にほかの遺体よりも多数の昆虫が集まっていた。 (文庫版 p51-52より引用)この本は法医昆虫学のパイオニアが書いたノンフィクションです。
なぜそのような異常誘引行動が起きるのか、という私が最も知りたい点について本には答えが書いていませんでした。(未解明なのかもしれません)
私しぐまの素人考えでは、集合フェロモンあるいは視覚的に誘引されて群れる習性がありそうです。
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秋桜を訪花するセイヨウミツバチ♀
2013年9月下旬
民家の庭先に咲いたコスモスでセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠にオレンジ色の花粉団子を付けています。
薄いピンク色の花でした。
蜂は複数個体を撮影
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飛べ!ミズイロオナガシジミ【ハイスピード動画】
2013年6月下旬
峠道で葉っぱの上に止まりミズイロオナガシジミ(Antigius attilia)が休んでいました。
翅を立てて止まり、互いに擦り合わせて尾状突起を上下に動かしています。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
更に1/5倍速のスローモーションでリプレイして見ると、飛んだ時に初めて地味な灰色の翅表が見えました。
後翅表の白紋もバッチリ写っていました!
複数個体を撮影。
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