2014年6月上旬
農道脇の原っぱ(休耕地?)に咲いたハルジオンの群落でハナバチの一種が飛び回り花蜜を吸っていました。
明るい褐色の毛が胸背に生えているやや大き目の蜂です。
後脚の花粉籠に黄色い花粉荷を付けています。
同一個体を追いかけて撮ったつもりですが、何度か見失ったので複数個体かもしれません。
花から花へと飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮影してみました。(@1:53〜)
以下は動画撮影後に採集した標本の写真。
体毛が一度濡れてしまったせいで、お見苦しい状態です。
前翅の基脈が弧状に強く湾曲しないことから、ヒメハナバチ科のようです。
「日本産ヒメハナバチ科の属の検索表」を参照すると、「前翅の縁室の先端は翅端部の近くで尖るか、または狭く丸みを帯びる」ことからAndrena ヒメハナバチ属と判明。
なんとなく、ムネアカハラビロヒメハナバチ♀ですかね?
顔は毛だらけ |
腹部下面 |
右翅の翅脈 |
右前翅の翅脈 |
左翅の翅脈 |
前から気になっていました。
返信削除ムネアカハラビロヒメハナバチの腹部背板の点刻は全体に無くて、
無点刻部が山形のようにあるはずです。
ネット上のヒメハナバチのリザルドで確認できます。
御存知と思いますが・・・http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/hanabachi/exec/h-search2.cgi?lang=jp&mode=simple&case=on&keyword=Andrena&item=&operator=.&keyword=&item=&operat
日本産ハナバチ図鑑には書いてなかったので変異があって
同定ポイントとならないのかもしれません。
胸の毛が茶色で、後脚のスコパが黒色であるなどで絞ると
かなりの線まで行くのではないでしょうか。
腹部背板の点刻を確認して似た種の点刻を確認すれば判るかもしれません。
私の周りではメスはオヘビイチゴの花を探せば居る所にはいます。(笑)
河川敷のテニスコートを囲むように咲いている場所にもいるので驚きました。
リンクが間違えていたみたいです。
削除コメントをお読みになったら、妙なリンクですのでコメントごと
削除してください。
お手数お掛けします。
うすのきさん、初めまして。
削除貴重なご教示ありがとうございます。
今晩はもう飲み過ぎて酔っ払ってしまったので、明日以降に再検討させてもらいます。
ハナバチ類の同定については詳しい方に完全にお任せ状態なので助かります。
『日本産ハナバチ図鑑』も欲しいと思いつつ、ちょっと値が張るので未だ手に入れてません…。
PS:
リンク切れはコメントを削除するほどのミスだとは思わないので、そのまま残しておきます。
大変な事が!
返信削除今年写した私のムネアカハラビロヒメハナバチは違う種でした。
同じ川で同じ訪花植物・・・良く見もせずムネアカハラビロヒメハナバチとしてしまいました。
今年見たのはキアシヒメハナバチぽい。
ここのコメントでスコパが黒と書いて「?」となりました。(笑)
引越しをしたのに、同じ川沿いだったので気を抜いたようです。
初めまして・・、そうでした。
ヒゲおやじさんの所で、お名前を良く拝見してましたので初めての様な気がしませんでした。
投稿ネームはスパムなどの影響もあって「KLX・syuichi・しゅういち」と変っています。
こんばんは。週末は雑用に追われて、この件が先延ばしになってしまいました。どうもすいません。
削除うすのきさん=「KLX・syuichi・しゅういち」さんでしたか!
ヒゲおやじさんのBBSでご活躍は拝見しています。
ハナバチ類は未だ全然勉強不足でして、お話にちょっとついていけません。(汗
ずばり、私が撮ったこのハチの名前は何だとお考えですか?(キアシヒメハナバチ?)
九大のハナバチDBの標本写真を自力で見比べるのはとても無理そうです。
youtubeで英文解説の学名はAndrena sp.と訂正しておくのが無難ですかね?
ヒゲおやじさんのBBSに投稿なされたNo.87589のお写真と素人目には似てますよね。
同種だと言われても、別種だと言われても、「ほー、そうですか…」と納得するしかないのが悲しいところです。
とにかく今の私の力量ではAndrena属と突き止めたのが限界です。それ以降はもうお手上げで、ハナバチ図鑑を自分で買うまでは詳しい人にお任せ(丸投げ)したいのです。
蜂が好きBBSでも問い合わせたのですが難しいようで今のところこれぞという回答はありません。
よろしくお願いします。
PS:
ブログで追々紹介していくつもりですが、今年の夏のマイブームは各種スズメバチ類でした。
本に書いてあった興味深い生態や営巣習性を色々と垣間見れて幸せでした。
おはようございます。
返信削除調べると胸部の毛が茶色でスコパが黒、体長、地域(本州?)だとして該当種はイシハラヒメハナバチかムネアカハラビロヒメハナバチぐらいだと思います。
この2種の違いは腹部背板の縁毛帯。
不明瞭ならイシハラ 無ければムネアカではないでしょうか。
ムネアカだとしても、あの機敏な動きは大型のヒメハナバチ、ことにムネアカとは思えない位速いです。
図鑑を読んではいますが、基本的な色 黄色 茶色 褐色 黒など 先細ると書かれても程度が判らない 理解するまで時間がかかりそうです。
図鑑にはムネアカはシナヒメハナバチに似ると書いていますがスコパの色が違うし。
図鑑は有るけれど、新しい疑問は次々と出てきます。
でも世界は一気に広がると思います。
出先のタブレットなので上手く書けませんが、要は腹部背板です。
おはようございます。ご教示ありがとうございました。
削除またまた返事が遅れてすいませんでした。
名前を訂正しておきます。
撮影地は山形県です。
うすのきさんの見解を「蜂が好きBBS」の該当スレッドに投稿してもよろしいでしょうか?
(ご自身で投稿してもらうのはお手数ですよね…)
http://www.raipon.jp/hachi/?topic=%E3%83%A0%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%90%E3%83%81%E2%99%80%EF%BC%9F
ところでスコパという用語は、ハキリバチ類の服部下面に生えた毛を指すと思っていたのですけど、ヒメハナバチで「後脚のスコパ」とは花粉籠のことですか?
おそらく私の理解が中途半端なせいで、ちょっと混乱しています。
識別ポイントを教えてもらったので、今後の参考にしたいと思います。
今回の場合はせっかく採集したのに標本の状態が悪すぎますよね。申し訳ないです。
図鑑類は順番に少しずつ買い揃えているのですが、私は動物全般を手広く相手にしてるので大変です。
その時々でマイブームの対象がころころ変わるため、限られた資金ではどうしても優先順位が後回しになることがあります。
ド田舎では書店で立ち読みすることも出来ませんし…。
一応『日本産マルハナバチ図鑑』は持っており、本格的なものを一冊持っていると色々と助かりますね。
今後ともよろしくお願いします。
ところで、うすのきさんはブログやホームページをお持ちでしたっけ?
こんばんは。
削除「著作物」に少なからず関わっている仕事ですので、あちらのBBSは遠慮したいと思います。
図鑑とはいえ買えば全てが、こちらの物とも言えないですし。
sigmaさん個人に宛てたものだと考えていただければ幸いです。
ちなみにアチラのKLXの名前は私です。
種名は変更しなくてもいいと思いますよ。
疑問形になってるし、問題はないと思います。
私のムネアカが酷いです、下書きに戻しました・・・意気消沈レベル。(ToT)
http://tentarnonnuoc.blog.fc2.com/ が私のブログです・・間違いがあったら教えてください。
図鑑を手にしてから、小型のハナバチの同定ポイントが意外な場所にあって、「後脚脛節距」なども撮ろうとしますが難しく、キマダラハナバチの「後脚脛節末端の棘」に至っては、どうしたものか・・・。
まぁ、趣味としての被写体なので変な道具で撮影を楽しんでいます。
ヒゲおやじさん、忙しそうで寂しいですね。
これからも、よろしくお願いいたします。
おはようございます。
削除了解です。色々とありがとうございました。
花粉籠の件を書きませんでしたね。
削除私のブログのコメントの返信として書きました。
宜しかったら読んでみてください。
以下、うすのきさんのブログより引用
削除ヒメハナバチ属では前伸腹節側面の刷毛を花粉籠と呼ぶそうです。
ですから、後脚の脛節刷毛と呼んだりします。
私は英文の解説書などはTibial scopaなどと表現していますから、
簡単なスコパと書いてしまいます。