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2019/10/09

雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#22



▼前回の記事
キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月下旬・午後13:03〜13:50

いつもの撮影ポイントから望遠レンズで狙うと、巣箱の中にハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の雛が1羽も居ませんでした。
前回の観察から8日も間隔が開いてしまったので、雛は全て巣立ってしまったようです。

もしかすると、雛が巣箱でうずくまっていて外から見えにくいのかもしれません。
念の為に(未練がましく)空の巣箱を狙って微速度撮影してみました。
その間に私は食事をします。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
空を雲が流れ、高圧線の鉄塔が日に照らされたり雲で陰ったりを繰り返します。
1羽の親鳥が左から飛来すると、巣箱に入り、すぐに右へ飛び去りました。(@0:25)
この他には巣内で動きは全くありませんでした。
長撮りしてみると、やはり雛はもう居なくなっていました。
親鳥の次の仕事は巣立った幼鳥に巣外給餌することですが、採食のついでに古巣の様子を見に戻ったのでしょう。
巣立った幼鳥は見かけなかったものの、親鳥は確かに縄張り内で活動しており、カメラの背後にある建物の煙突の天辺で頻りに鳴いていました。(映像なし)

今年もカラスの巣立ちを見ることはできず、画竜点睛を欠く結果になりました。
もっと家の近所で気軽に通える場所なら良かったのですが、仕方がありません。
言い訳すると、どうしても梅雨時は定点観察に出かけるのが億劫になりますし、育雛の後期は観察しても同じことの繰り返しなので飽きてしまいます。

同時並行で他の撮影テーマも色々と手を広げすぎたという反省もあります。
無人カメラでカラスの巣を遠隔監視できたら楽なのですが…。(働き方改革!)

ハシブトガラス(野鳥)空巣箱@送電塔#KN7
ハシブトガラス(野鳥)空巣箱@送電塔#KN7

育雛中は巣に近づくのを控えていたのですが、送電塔の真下まで行ってみました。
もう親鳥に凄い剣幕で怒られる心配はありません。
下から巣箱を見上げてみると、やはりもぬけの殻でした。
巣の直下にはハシブトガラスの親子が排泄したと思われる白い糞が幾つも落ちていました。
意外と糞の量が少ないのは、親鳥がせっせと雛の糞を巣の外に捨てに行った(排糞行動)成果でしょう。
前日の雨で洗い流された可能性もありそうです。

ハシブトガラス(野鳥)?糞@送電塔#KN7下
ハシブトガラス(野鳥)?糞@送電塔#KN7下



鳥が吐き出したと思われる古いペリットも見つけました。
内容物に植物の種子が含まれていました。
カラスのペリットとは限りませんが、鳥が植物の種子散布に関与していることを実感しました。
糞やペリットなど鳥の排泄物を採集して鉢植えに種子を撒いて育て、地道に植物名を調べるのも面白そうです。
私はそこまでやる余力がありませんでした。
宮崎学、小原真史『森の探偵―無人カメラがとらえた日本の自然』という本を読んでいたら、「糞盆栽」と称して糞分析による食性調査をなさっている方の話が登場しました。


ハシブトガラス(野鳥)?ペリット@送電塔#KN7下+scale
ハシブトガラス(野鳥)?ペリット@送電塔#KN7下+scale


更に興味深いことに、送電塔#KN7の土台付近にヨウシュヤマゴボウの群落が生えていました。
白い花が咲いています。
少し離れたところに育ったもう一つの群落は、伸びかけた茎が切られていました。
ヨウシュヤマゴボウは外来植物の雑草ですから、草刈りされてしまうようです。
さてはハシブトガラスが種子散布した結果か?と色めき立ったのですが、冷静に考えてみると時期が合いません。
ハシブトガラスの育雛期にヨウシュヤマゴボウは未だ実っていませんから、親鳥が巣内の雛に給餌したはずはありません。
私は未だヨウシュヤマゴボウの実を採食する野鳥を直接観察できていません。

ハシブトガラスがベランダに落としたフンやペリットに含まれる種子を調べた研究の結果、ヨウシュヤマゴボウの種子を散布していることが分かった。(直江将司『わたしの森林研究―鳥のタネまき​に注目して』p113棒グラフより引用)


ヨウシュヤマゴボウ@送電塔#KN7下
ヨウシュヤマゴボウ:草刈り跡@送電塔#KN7下



ちなみに、隣の送電塔#KbT7、8の巣箱に作りかけのカラスの巣を見つけました。
そこでは本格的に営巣しなかったようです。


つづく→?


2019/10/07

川で水浴後に倒木に上がり羽根を乾かすカワウ(野鳥)



2019年6月下旬・午後16:30

川の倒木に1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)αが川下を向いて止まり、翼を大きく広げて濡れた羽根を乾かしていました。
動きがないので私がカメラをズームアウトしかけたら、左から別個体βが川面を渡ってきました。
潜水漁を終えたついでだと思うのですが、川面を遊泳しながら水浴しました。
カワウの水浴びを観察したのは初めてで、嬉しい収穫でした。

βは川上から倒木に近づき、そのまま跳び乗りました(上陸)。
先客のαと同じく川下(下流)を向いて倒木に止まりました。
左のαはβのために横に少し移動し場所を開け、川上(上流)に向き直りました。
もしかするとα<βという力関係があるのかもしれません。
♀♂のつがいなのかな?

αは倒木上で羽繕いしながら白い液状便を排泄しました。(@0:45)
そのまま糞は下流に流れていきます。(水洗トイレ)
右のβは羽繕いしたり、勢い良く羽ばたいて水気を切ったりしています。


カワウαβ(野鳥)@川:倒木+羽根乾燥

2019/10/06

電線や電柱で鳴き続け♪脱糞するコムクドリ♀(野鳥)



2019年6月下旬

橋の近くの住宅地でコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まりギー、チョッ♪と耳障りな声で何度も鳴いていました。
ときどき翼を軽く持ち上げながら嘴を開けて鳴いているのは幼鳥の餌乞いの仕草なのかな?と思い撮り始めました。
だとすれば、やがて親鳥が飛来して幼鳥に巣外給餌するかもしれません。
それとも親鳥♀が♂からの求愛給餌を求めているのでしょうか?
電線で鳴きながら粒状の固形糞を2粒排便しました。(@0:19)
その直後に飛び立つと車道を飛び越え、私の真上の電柱へ止まり直しました。
どうやら私に対する警戒声のような気がしてきました。
私は一旦少し離れてから望遠で狙うことにしました。

その電柱の天辺でコムクドリ♀は辺りを見回しながら、相変わらずギャー、ヂョッ♪と繰り返し鳴き続けています。
おそらくこの近くに巣があり、通りかかかった私を警戒しているのでしょう。
ジャー♪と喉を振り絞って鳴くときに翼を軽く震わせ、次に舌打ちのようにヂョッ♪と短く発声します。
逆光気味で分かりにくいのですけど、嘴の端が黄色くないので、幼鳥ではなく成鳥♀だと思います。

※ 車の交通量が多くて肝心の鳴き声が聞き取りにくいので、動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。


コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺♪
コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺・全景

2019/09/23

巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#20



▼前回の記事
雛に給餌し巣箱の外に糞を捨てるハシブトガラスの親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月中旬・午後14:00〜14:56

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣箱の様子を微速度撮影で記録してみました。
10倍速の早回し映像でご覧下さい。
晴れていても風が強い午後でした。
送電塔の背後では、白い雲が青い空を左から右へ(西から東へ)流れています。

喉袋を餌で膨らませた1羽の親鳥が右から飛来し、鉄塔に止まりました。(@1:30)
ピョンと跳んで巣箱に入ると、餌乞いした1羽の雛に口移しで給餌しました。
その雛が食後に排泄した糞を親鳥が摘み上げて喉袋に入れると、外に捨てに行きます(排糞行動)。
巣を離れると強風に煽られ、右に旋回しながら飛び去りました。

巣箱に残った2羽の雛のうちの1羽が立ち上がって羽ばたき練習を始めました。(@1:38)
2羽の幼鳥で生育度合いに差があるようです。
残りの時間は自分で羽繕いして暇を潰しています。

喉袋が膨らんだ親鳥αが再び帰巣しました。(@4:10)
餌乞いした1羽の雛に給餌します。
続いてもう1羽の親鳥βも右下から飛来し、鉄骨に止まりました。
給餌した雛が排便しないので、痺れを切らした親鳥αが出巣しました。
その間、鉄骨に止まった親鳥βが鳴いています。
(カメラの仕様で、微速度撮影中は音声が記録されていません。)
元気な雛が食後の羽ばたき練習を始めました。
やがて親鳥βも左下に飛び去りました。
この親鳥は結局、雛に給餌しませんでした。

再び親鳥αが右から飛来し(@4:59)、一気に入巣すると1羽の雛に餌を与えました。
今回は排糞せずに出巣しました。
それと入れ替わるように親鳥βが右より飛来しました。
鉄骨に止まって雛に向かって鳴いているようです♪。
親鳥αも戻って来てβの横に並んで止まりました。
何か巣に対する脅威を感じ、警戒して戻って来たようです。
やがて親鳥♀♂は相次いで鉄塔から飛び去りました。(給餌なし)

約1時間の撮影中、雛2羽への給餌の回数は3回でした。

つづく→#21:キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)


ハシブトガラス雛2(野鳥)@巣箱:送電塔#KN7


2019/09/19

雛に給餌し巣箱の外に糞を捨てるハシブトガラスの親鳥♀♂(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#19


2019年6月中旬・午後14:00頃

巣箱の中で留守番しているハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の雛2羽が羽繕いしています。
強風で雲の流れが早く、雛の羽根もなびいています。

やがて外から戻って来た親鳥が巣の右の鉄骨に着地しました。(@0:47)
喉袋が膨らんでいるので、餌を持ってきたようです。
餌乞いした雛に口移しで給餌しました。

つづけてもう1羽の親鳥も飛来し、同じく巣の右の鉄骨に着地。
食後の雛が向きを変えて排泄した糞を親鳥が嘴で咥えると、喉袋に入れて捨てに行きます。(排糞行動)
2羽の親鳥が同時に飛び去りました。
風が強いと親鳥の出巣は優雅で、フワリと飛び上がり滑空で鉄塔から離れて行きます。

つづく→#20:巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】




2019/09/15

夕方に再会したモズ♀が柳の灌木で警戒声♪を発し脱糞(野鳥)



2019年6月中旬・午後17:50

▼前回の記事
縄張り内の電柱支線で警戒声♪を発するモズのつがい♂♀(野鳥)

5.5時間後。
同じ日の夕方になってから、田んぼに隣接する新興住宅地を再び通りかかると、柳の灌木に止まったモズ♀(Lanius bucephalus)がキチキチキチ…♪と鋭く鳴いていました。
嘴の動きと鳴き声が同期したので(リップシンクロ)、この個体の鳴き声で間違いありません。
お昼にモズの♀♂つがいと遭遇した地点のすぐ近くの庭なので、おそらくこの辺りを縄張りとする同一個体の♀なのでしょう。
私に対して警戒声を発し続けながら、少量の白い糞を排泄しました。(@1:14)

後半は私が少しだけ横にずれてみたものの、モズ♀は柳の茂みの奥に隠れているので、ピントが合いません。
最後は横の道を駆けてきた児童に驚いたモズ♀が少し飛んで更に奥の茂みに逃げてしまいました。


※ 夕暮れ時の薄暗い条件で撮影したので、画質がやや粗く、オートフォーカス(AF)のピントも甘いです。


モズ♀(野鳥)@柳灌木+警戒
モズ♀(野鳥)@柳灌木+警戒


モズ♀の警戒声を声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMP4動画ファイルから音声部をWAVファイルに抽出してから、なるべくノイズの少ない警戒声の部分を適当に切り出し、スペクトログラムを描いてみました。
16kHz以上の高周波数はカメラの仕様で録音・圧縮する際にヒトの非可聴域としてカットされているのが残念です。
どうしても風切り音など周囲のノイズがあるのですが、キチキチキチ…♪という鋭い警戒声は一定の速いテンポで繰り返し発していることが分かります。



たまに、ヂュン♪という濁った短い鳴き声がキチキチキチ…♪という警戒声の合間に混じることがあります。
下のスペクトログラムでは、3秒および5.5秒から2回、ヂュン♪と短く鳴いています。



ところで、夕方には♂の姿を見かけませんでしたが、どこに居るのでしょう?
私は身動きせずに少し離れたところから撮り続けているだけなのに、モズ♀が警戒声を止めてくれないということは、近くにモズの巣がありそうです。
すると案の定…。


つづく→柳の灌木に潜むモズ♂幼鳥(野鳥)


2019/09/08

散歩中のネコ♂を襲うハシボソガラス♀♂(野鳥)



2019年6月中旬

街なかを流れる川の対岸で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が嗄れ声で鳴き騒いでいます。
何事かと思いきや、川沿いの道を歩いているイエネコFelis silvestris catus)を追いかけながらモビング(擬攻撃)していました。
一方、猫はうるさいカラスを相手にせず、平然と歩き続けます。
このネコは、股間に睾丸が見えたので雄猫♂と判明。
去勢された飼い猫ではないようです。
やがてネコが立ち止まって尻尾を上げると雑草の茂みに排尿し、縄張りをマーキングしました。

鳴きながら飛び上がって空中から代わる代わる襲いかかるハシボソガラスが遂にネコの背中を背後から蹴りつけました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
ネコはやられても全くカラスに反撃しようとしないのが意外でした。
老いた個体なのかな?
ひたすら迷惑そうにゆっくり歩き去ります。
ネコがようやく川岸を離れて大きな栗の木の下の茂みに逃げ込むと、カラスもそれ以上は深追いしませんでした。
ハシボソガラスにとっても顔馴染みのネコが日課で縄張りをパトロール(散歩)していたのでしょう。

天敵の猫を追い払って満足したハシボソガラスは逆の住宅地の方へ飛び去りました。
川沿いには携帯電話の基地局(電波塔)が建っていて、そのてっぺんにカラスの古巣があります。
今回のハシボソガラスがそこに営巣したつがいなのかどうか、定かではありません。
巣立った幼鳥が近くにいるのかもしれません。

※ 動画編集時に前半部だけ音声を正規化して音量を強制的に上げています。


中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』を読むと、カラスとネコの攻防について記述がありました。

猫の場合は違います。威嚇体勢になって低空飛行を仕掛けたり、蹴ったりして攻撃します。猫は犬と違ってジャンプ力もあり、木登りもできます。都会のカラスにとって、猫は天敵なのです。時々、猫をリードに付けて散歩している人がいます。するとカラスが大騒ぎを始めて、飼い主の周りに集まります。 (飼い猫に対するモビング:しぐま註) (p178より引用)
繁殖期のカラスに猫が近付こうものなら、何羽も集まってきて大騒ぎをして、猫の姿が見えなくなるまで追い回し、低空飛行をして命がけで蹴りを入れています。さすがに猫に蹴りを入れられるのはベテランの成鳥だけです。
同じカラスでも、ボソの場合、頭をブトのように膨らませて低空飛行をし、最高レベルの怒りを表しますが、蹴りを入れるほどの勇気はないようです。
たかが猫と思うかもしれませんが、機敏なジャンプ力と音を立てずに忍び寄れる肉球によって器用に獲物を捕食するため油断はできません。成鳥なら逃げ切れますが、巣立ったばかりの雛だと、猫が天敵だということも知らないので、あっという間に捕食されてしまいます。 (p180-181より引用)



下線部については、今回私が撮影した動画はささやかながら反例となりそうです。
おそらく各地域の個体群によってカラスの習性や性格も少しずつ変わっているのでしょう。

私のフィールドではハシボソガラスが優占種で、ハシブトガラスはあまり居ません。


ハシボソガラス♀♂(野鳥)@モビングvsネコ@散歩

2019/09/04

ハシブトガラス親鳥に餌をもらい巣箱で羽ばたき練習をする雛【10倍速映像】(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#16



▼前回の記事
巣箱がある送電塔から見張り緊急発進するハシブトガラス親鳥(野鳥)

2019年6月中旬・午後13:58〜15:28

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣箱を微速度撮影で90分間監視してみました。
10倍速の早回し映像をノーカットでご覧下さい。
昼下がりの暑さで陽炎が立ち昇り、三脚でカメラを固定しているのに画面がゆらゆらと揺れているように見えます。

少なくとも2羽の雛が巣箱の中で動いています。
この時間帯は、親鳥による給餌の頻度が低いようです。
暑い昼下がりは餌となる昆虫の活動も下がりますから、親鳥があまり餌を獲れないのも当然でしょう。
あるいはもしかすると、巣立ちに備えて親鳥が雛への給餌量を意図的に抑えているのかな?

喉袋を餌で膨らませた親鳥がようやく右から帰巣しました。(@2:49)
在巣の雛鳥はすかさず伸び上がって翼を広げ、嘴を大きく開けて餌乞いします。
久しぶりに見る雛はもうすっかり大きく成長していて、幼鳥と呼べそうです。
給餌した親鳥は左へ飛び降りました。(@2:55)
食後に留守番している雛の1羽が巣内で大きく位置を変え、軽く羽ばたき練習をしました。(@3:00)

しばらく昼寝していた雛が目覚めると、巣箱の外枠から身を乗り出し下界を見下ろしています。(@5:10)
好奇心旺盛な雛は鉄骨に止まり羽繕い。
そのまま飛び降りるのかな?と見ている私はドキドキしましたが、結局巣立ちませんでした。

やがて右から飛来した親鳥が帰巣しました。(@5:43)
喉袋はぺしゃんこなので、空荷で採餌から戻って来たようです。
雛の餌乞いに応じて巣に入ったものの案の定、給餌しませんでした。
雛の背後に回り込み、雛が排泄した糞を咥えました。
今度は親鳥の喉袋が膨らんでいるのが分かります。
ゼラチン質で包まれた雛の糞を喉袋に入れて、巣の外に捨てに行きました(排糞行動)。(@5:49)

直後に雛がまた元気に羽ばたき練習を始めました。(@5:51)
再び巣箱の外枠から鉄骨へ移動したりと、活発に動き回っています。

平凡社『日本動物大百科4鳥類II』を紐解いてハシブトガラスの繁殖活動について調べると

巣は高木や送電線の鉄塔などの高所につくり、青緑色地に褐色斑のある卵を3〜5個産む。抱卵は♀により約20日間、育雛期間は30〜35日で、雌雄で行なう。巣立ち後はしばらく家族生活を送る。繁殖中の親鳥は攻撃性が強い。(p173より引用)


果たして巣立ちの瞬間を観察・撮影できるでしょうか?

つづく→#17:ハシブトガラス親鳥が墓地で警戒(野鳥)


ハシブトガラス(野鳥)巣箱@送電塔#KN7

軒下のオニグモ(蜘蛛)を狩るヒヨドリ(野鳥)



2019年6月中旬・くもり

街なかを流れる川沿いに建つコーポ2階の外廊下で奇妙なホバリングを繰り返すヒヨドリHypsipetes amaurotis)が気になりました。
私が急いでカメラを向けると、ヒヨドリは外廊下の手摺に止まって周囲の様子を伺っています。
その場で黒い糞をドロリと排泄し、手摺に付着しました。(@0:04)
普段は白い鳥の糞が黒いのは珍しく思いました。

急に飛び上がったヒヨドリが外廊下の天井付近で偵察のためにホバリング(停空飛翔)しました。
再び手摺から飛び上がり、今度は廊下の天井から何か黒い獲物を嘴で器用に捕食しました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、獲物は天井板の目地に潜んでいた黒くて大きなクモでした。
おそらくオニグモAraneus ventricosus)でしょう。
手摺に舞い戻ったヒヨドリは、暴れるオニグモを手摺に軽く叩きつけて殺しました。
このときクモの歩脚が数本落ちました。
ヒヨドリは動かなくなったクモを咥え直し、鳴きながら意気揚々と飛び去りました。
丸々と太ったオニグモをその場で食べずに持ち去ったので、巣で腹を空かせて待っている雛に給餌するのでしょう。
近くの住宅地に巣があるようです。
私は未だヒヨドリの巣を見つけたことがありません。
ヒヨドリがオニグモの天敵になるとは予想外でした。
野鳥がクモを狩る決定的瞬間の証拠映像が撮れたのは、かなり嬉しかったです。

オニグモは夜行性で、昼間は網をたたんで物陰に隠れているのですが、隠れ方が甘かった個体は捕食者によって自然淘汰されてしまうのでしょう。

実は、ヒヨドリが採食時に停飛(ホバリング)するのはお手の物です。

▼関連記事(6年前の撮影)
干し柿を盗み食いするヒヨドリ【冬の野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

ヒヨドリ(野鳥)@コーポ2F外廊下+停飛
ヒヨドリ(野鳥)@オニグモ(蜘蛛)捕食
ヒヨドリ(野鳥)@オニグモ(蜘蛛)捕食



2019/08/30

便秘のカワウ(野鳥)



2019年6月上旬

川に架かる丸木橋のようなニセアカシア倒木に、この日は2羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が止まっていました。
お気に入りの止まり木で2羽は少し離れ、互いに逆方向を向いています。

上流を向いた左の個体が前屈みになり尾羽根を上げると、水面に少量の白い糞が落ちました。(@0:07)
その後も少しずつ脱糞を繰り返しています。
カワウの排便は普通もっと豪快で、このようにチビチビと排泄するシーンは見たことがありません。
便秘に苦しむ個体が息んでいるのでしょうか?
正面からでは排泄シーンが見え難いので、できれば横または背後から撮りたかったです。

その間、下流を向いた右の個体は羽繕いを始めました。

実は撮影中の私は、モジモジしている左の個体が今にも倒木から飛び立つのか?と思いつつ待ち構えていました。
撮影後に私が現場を離れるとすぐに、1羽が上流へ飛び去りました。
(どちらの個体が飛んだのか未確認)


カワウ2(野鳥)@川:倒木+便秘脱糞+羽繕い

2019/08/27

巣箱の雛に餌を与え糞を始末するハシブトガラスの親鳥(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#14



▼前回の記事
救急車のサイレンに対する育雛中のハシブトガラス親鳥♀♂の反応(野鳥)

2019年6月上旬

騒々しい救急車の出動がようやく一段落し、ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の営巣地は静けさを取り戻しました。

帰巣した親鳥が巣箱の横の鉄骨に止まって辺りを警戒しています。
喉袋が膨らんでいるので、何か餌を持ち帰ったのでしょう。
すると案の定、親鳥はピョンと巣箱に入り、餌乞いする雛に給餌しました。
食後の雛が排泄した糞を親鳥が嘴で啄んでいます。
このアングルではよく見えないのですが、食糞したのでしょうか。
出巣した親鳥の喉袋は膨らんでいないと思うのですが、ゼラチン質で包まれた雛の糞を外に捨てに行った(排糞行動)のかもしれません。

ハシブトガラスの親鳥が雛の糞を捨てる決定的瞬間を私は未だ動画に撮れていません。

カメラを三脚に固定していると、親鳥が出巣した後の行動を咄嗟に追えないのです。
ちなみに、送電塔で巣箱を使わずに営巣した過去のハシボソガラスは、巣から少し離れた高圧線や電線に止まって雛の糞を吐き出し捨てていました。

▼関連記事
雛の糞を巣の外へ捨てに行くハシボソガラス(野鳥)

つづく→#15:巣箱がある送電塔から見張り緊急発進するハシブトガラス親鳥(野鳥)


ウスバキトンボ♂を捕食し円網を取り壊すアカオニグモ亜成体♀(蜘蛛)



2016年9月中旬・午後17:01〜17:22・曇りのち小雨

湿地帯の近くの道端にアカオニグモ♀b(Araneus pinguis)の垂直円網を見つけました。
セイタカアワダチソウの先端に近い葉を糸で綴った隠れ家に腹部の黄色い亜成体♀bが潜んでいます。
そのセイタカアワダチソウおよび隣に生えたアメリカセンダングサの茎を外枠の支柱として、直径約20cmの小ぶりな垂直円網がきれいに張られていました。
地上から網のこしきまでの高さは約120cm。
交接の機会を待つアカオニグモ♂の姿は近くに見当たりませんでした。
網の左下が一部破損しているので、この日は既に何か獲物がかかった後のようです。
別個体♀aが張った網のすぐ近くですが、2匹が張った円網の向きは異なっていました。

近くで捕獲したウスバキトンボ♂(Pantala flavescens)を円網の右下部分に給餌してやると、暴れるトンボの振動に反応して隠れ家からアカオニグモ♀がすぐに出て来ました。
駆け付けたクモは暴れるウスバキトンボの胸背に噛みついて毒液を注入します。
噛まれたトンボはすぐにおとなしくなった…と思いきや、再び激しく暴れました。
捕帯の糸を大量に使って強引にラッピングを始めました。
トンボの周囲の糸を切りながら、自分がトンボの周りを回って捕帯を掛けています。
(もっと成長したクモなら、歩脚で獲物をクルクルと回しながらその場で捕帯を掛けるはずです。)

獲物を網に残したまま、隠れ家に一旦戻りました。
このときラッピングした獲物から糸を引いて行き、引き糸の端を隠れ家の付近に固定したようです。
隠れ家でアカオニグモ♀は身繕いして、しばし休憩。
毒液がトンボの体内に回るのを待っているのでしょう。
再び隠れ家から出て、網に残したラッピング済の獲物を取りに戻りました。
この頃から小雨が降り始め、円網に水滴が付くようになりました。
私は小さなビニール袋をカメラの上に広げて、濡れないようにガードしました。

ようやく網からトンボの包みを切り外すと、吊り下げた状態で捕帯でしっかりラッピングします。
トンボの翅や長い腹部も丸め込まれて全体がコンパクトになり、小型のアカオニグモ♀は歩脚で獲物をくるくる回しながらその場でラッピングできるようになりました。
(風が吹いて回っただけ?)

ラッピングが完成すると、右の第4脚の先に獲物をぶら下げて、ようやく隠れ家に持ち帰りました。
このラッピング作業により、円網のこしきも含めてほぼ全体が壊れてしまいました。
隠れ家に落ち着いたアカオニグモ♀は身繕いしてから獲物を引き上げ、捕食開始。

撮影機材や荷物が雨に濡れないように私が慌てて撤収していたら、アカオニグモ亜成体♀bが食事を中断して隠れ家から出て来ました。
獲物は隠れ家に吊るしたまま、円網を自分で取り壊し始めました。
網が雨で濡れてしまうと横糸の粘着力も落ちるので、獲物を捕らえる罠として使い物にならなくなります。
もう十分な獲物が獲れたので、店仕舞いするのでしょう。
円網を張ったままにしておくと、夕立や嵐などの悪天候で枠糸なども破損してしまう恐れがあるのでしょう。
クモは賢いですね。
破網しながら白っぽい液状便を2滴、排泄したようですが、残念ながらピンぼけです。
しまいかけたカメラを慌てて取り出して動画で記録したものの、薄暗くなってきたのでカメラのAFが合焦しにくく、撮影に苦労しました。
破網後はセイタカアワダチソウとアメリカセンダングサの支柱を水平に結ぶ太い枠糸だけが残されていました。
アカオニグモ亜成体♀は隠れ家に戻って食事を再開しました。


アカオニグモ亜成体♀b(蜘蛛)@隠れ家:セイタカアワダチソウ葉裏
アカオニグモ亜成体♀b(蜘蛛)@隠れ家:セイタカアワダチソウ葉裏・全景
アカオニグモ亜成体♀b(蜘蛛)@隠れ家:セイタカアワダチソウ葉裏+ウスバキトンボ♂捕食
アカオニグモ亜成体♀b(蜘蛛)@隠れ家:セイタカアワダチソウ葉裏+ウスバキトンボ♂捕食・全景

ウスバキトンボ♂:胸部側面@捕獲
ウスバキトンボ♂:翅の縁紋@捕獲
ウスバキトンボ♂:顔@捕獲
ウスバキトンボ♂:腹端@捕獲

2019/08/23

送電塔の巣箱で育雛する共働きのハシブトガラス親鳥♀♂【10倍速映像】(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#12



▼前回の記事
巣箱に通って雛に給餌し糞を処理するハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月上旬・午後15:54〜18:21

6日ぶりの定点観察。
ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)親鳥が代わる代わる巣箱に通って給餌する様子を微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
晴れて無風だと三脚が振動しなくて助かります。
送電塔の背後の青空を白い雲が流れ、飛行機雲はすぐに消えてしまいます。

採餌から帰巣した親鳥は、餌を詰めた喉袋が膨らんでいます。
未だ雛が幼いために、給餌頻度は低いようです。
親鳥が鉄骨に止まった途端に巣内の雛が気づいて餌乞いするようになりました。
給餌した後の親鳥が巣内の雛を覗き込んでいるのは、排糞処理か食糞だと思います。
親鳥が不在の間も雛が巣内で少し動いているのが分かります。
親鳥♀♂が連続して帰巣、給餌するシーンが撮れたので、共働きで育雛していることになります。
巣に残った親鳥(おそらく♀)が雛の横にしばらく座って面倒を見ていることがありました。
(もう抱雛する必要はないようです)

動画の前後半で撮影地点を変えてみました。
前半は巣箱をかなり見上げるアングルになり、育雛の様子があまり見えませんね。
なるべく親鳥から見つからないように隠し撮りしたつもりだったのに、すぐにバレてしまいました。
コソコソと隠れるのは止めて、送電塔から距離を取りつつも丸見えの状態で私の存在を人畜無害だと親鳥に馴れてもらう作戦に切り替えました。

カメラのバッテリーが切れてしまい、日没直前に微速度撮影を終了しました。
送電塔の鉄骨が夕日に染まってフォトジェニックだったのに残念。




↑【おまけの動画】
もう少し長いバージョンをブログ限定で公開します。

長撮り監視すると、親鳥がかなり長時間、雛をほったらかしにして巣を留守にしていたことが分かります。
最初の動画では、親鳥の不在シーンは退屈なので編集でかなりカットしました

つづく→#13:
救急車のサイレンに対する育雛中のハシブトガラス親鳥♀♂の反応(野鳥)

2019/08/10

巣箱に通って雛に給餌し糞を処理するハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#10



▼前回の記事
巣箱のある送電塔で鳴き続けるハシブトガラスの親鳥(野鳥)


2019年5月下旬・午前10:08〜10:38

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が共稼ぎで巣箱に通って雛鳥に代わる代わる給餌するシーンをまとめてみました。
雛が未だ小さいので、給餌の頻度は低いようです。


シーン1:

採食から巣に戻ってきた親鳥は、食料を詰め込んだ喉袋が大きく膨らんでいます。
餌乞いした2羽の雛に口移しで給餌しました。
この後、どうやら雛が排泄した糞を親鳥が食べたようです。
もう少し雛が育つと、親鳥は雛の糞を巣の外へマメに捨てに行くのですけど、この親鳥は出巣せずにそのまま雛の横で付き添っています。(抱雛?)

中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』によると、

・鳥の下嘴の骨格はVの字になっていて、その間が皮で覆われています。カラスの場合はその皮がとてもよく伸びるので、思いのほかたくさんの食べ物を詰め込むことができます。

・食べ物を蓄える皮の部分は、嘴が大きいブトはかなり伸びますが、嘴た小さくて細いボソの場合はそれほど伸びないので、あまりたくさん詰め込むことができません。(中略)おそらくブトの半分以下しか詰め込めないでしょうけれど。(p83-84より引用)



シーン2:(@1:50〜)

在巣の親鳥(おそらく♀)が左を向いてカー♪と一声だけ発しました。
下段の鉄骨に止まっていたもう1羽の親鳥(おそらく♂)が飛び上がって帰巣すると、巣内の雛が振動で気付いて盛んに餌乞いを始めました。
送電塔の鉄骨から鉄骨へピョンピョン跳ねるようにして入巣した親鳥♂は喉袋が膨らんでいます。
甲斐甲斐しく雛に給餌していますが、鉄骨の陰でよく見えません。
続けて今度も食糞したようです。
巣から左へ鳴きながら飛び去った親鳥♂の喉袋が少し膨らんでたのは、雛の排泄した糞を捨てに行くからかな?(排糞行動)



シーン3:(@3:47〜)

いつの間にか、親鳥が♀♂共に巣を留守にしています。
やがて右下より飛来した親鳥(おそらく♀)が帰巣しました。
例によって喉袋が大きく膨らんでいます。
ホッピングで巣箱に入ると、雛に給餌しました。
食後の雛が排泄した糞を今回も食べ(食糞)、そのまま雛に付き添って面倒を見ています。
次にもう1羽の親鳥(おそらく♂)も帰巣しました。(@7:00)
雛に給餌すると、雛の糞を喉袋に入れて外に捨てに行きました。
巣に残った親鳥♀が左を向いてカーカー♪鳴いています。


つづく→#11


2019/07/26

交尾中に脱糞するナガメ♀♂



2019年5月中旬


▼前回の記事
交尾中のナガメ♀♂がノダイコンの群落を徘徊移動


河畔林の小路に生えたノダイコン(大根の内陸性自生種)の葉で交尾中のナガメ♀♂(Eurydema rugosa)が居ました。
私はナガメの性別の見分け方を知らないのですけど、やや大型の個体がおそらく♀なのでしょう。
互いに逆向きになって交尾器を結合するのですが、腹端を高々と持ち上げ、結合部をグリグリと動かしています。
どうやら長時間しつこく交尾を続ける♂に嫌気が差した♀が連結を外そうとしているようです。
♀が主導権を握り、結合したまま♂を引きずるように徘徊移動しています。

やがて、交尾したまま♀が腹端から黄色っぽい液体をポタポタと2滴排泄しました。(@2:03)
♀交尾器と肛門(排泄孔)が別であることが、これで分かります。
しつこい♂に対する嫌がらせとして♀が強烈な悪臭の液体を分泌したのかもしれませんが、現場では特に何も私の鼻には匂いませんでした。

交尾中に連結部をグリグリと動かす行動のもう一つ別な解釈として、交尾したばかりのカップルで前に交尾した♂(元カレ)の精子を♂(今カレ)がペニスで掻き出そうとしているのかもしれません。(精子競争)


ナガメ♀♂@ノダイコン葉+交尾+拒絶
ナガメ♀♂@ノダイコン葉+交尾+拒絶

2019/07/16

ケヤキの若葉を食べ脱糞するマメドクガ(蛾)終齢幼虫♂【30倍速映像】




マメドクガの飼育記録#17



▼前回の記事
マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂は桜の未熟果(肥大した子房)を食べられない【10倍速映像】

2019年5月上旬

マメドクガCifuna locuples confusa)の終齢幼虫♂bに次はケヤキの枝葉を与えてみました。
ケヤキは、広食性として知られるマメドクガ幼虫の食樹植物リストに載っている一つです。
幼虫がケヤキの若葉を蚕食する様子を微速度撮影してみました。
30倍速の早回し映像をご覧下さい。
(退屈な食休みシーンは編集でカットしました。)

食欲旺盛の幼虫は、若葉を1枚食べ尽すと、赤い托葉は食べずに次の葉に移動しました。
葉が小さいときは、葉先を手繰り寄せ(折り曲げ)ながら蚕食しています。
未だ小さい葉だと主脈の先にあまり進出すると体重を支え切れないからでしょう。

映像には定期的な脱糞シーンも記録されていました。

終齢幼虫の体長は約40mmまで成長しました。
もうじき繭を紡ぎ始めそうです。


つづく→#18:繭を紡ぐマメドクガ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】




【おまけの動画】
早回し速度を落とした10倍速映像をブログ限定で公開します。


2019/07/11

川から流木に飛び乗って休み、再び飛び去るカワウ(野鳥)



2019年5月上旬

1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が川の岸辺に沿って下流へ向かって泳いで来たので、私は堰の真横で待ち構えて撮影しました。
根こそぎ倒れたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の巨木が過去の洪水で川に流され、この堰で縦にひっかかっているのですが、カワウは川面から流木の根元に飛び上がりました。
ここも格好の止まり木になっているようです。
堰の直下では川が滝のように白い水飛沫を上げています。

上流(南)を向いて倒木に止まったカワウはすぐに身震いしました。
その場で羽ばたき、濡れた羽根の水気をしっかり切ります。
翼を大きく広げて日に当て羽根を乾かすのかと思いきや、すぐに畳んでしまいました。
念入りに羽繕いを始めました。

キョロキョロと神経質そうに辺りを見渡しているカワウは、上空を飛ぶハシボソガラスの鳴き声を気にしてるのかな?
やがて尾羽を持ち上げながら白っぽい液状便を排泄しました。(@3:31)
飛ぶ前に体重を少しでも軽くしようとするのです。
すると予想通り、カワウは翼を広げながら脚を屈めると、倒木を蹴って上流へ飛び立ちました。(@3:35)
川の上を低空で上流に向かって飛び去る勇姿を流し撮りしました。
最後に脱糞および飛び立ちのシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

カワウが止まり木から飛び立つ姿は今回初めて見ました。
ちなみに、川面から飛び立つ際は長い助走が必要でした。

▼関連記事
川から飛び立つカワウの助走は両足跳び(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】


その後もこの川の堰を通りがかる度に流木をチェックするようにしているのですが、カワウが止まっている姿は今のところ見ていません。


2019/07/10

マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂の排便




マメドクガの飼育記録#14



▼前回の記事
桜の果柄を食すマメドクガ(蛾)終齢幼虫

2019年5月上旬・室温24℃

育ち盛りのマメドクガCifuna locuples confusa)の終齢幼虫♂bがソメイヨシノ花後の果柄を食べながら、規則正しく定期的に脱糞しています。
排便した時刻を記録すると約30分間隔と分かるので、次の排泄時刻を予測できて撮影の準備が楽になります。

果柄の下側にしがみついていた最後端の腹脚(尾脚?)を離して腹部後端を持ち上げると、肛門から黒色または濃緑色(黒っぽい深緑色)の糞をポトリと排泄します。
排便後はゆっくりと姿勢を戻します。

最後のシーンでは、急に仰け反って海老反りの体勢になり、左右に身を捩ると自分の毛束を利用してブラッシング(毛繕い)を始めました。(@2:20)
この身繕い行動は、脱皮直後に見られた「海老反り起毛運動」(私が勝手に命名)と同じです。
体に付いたゴミを払い落とそうとしているのでしょう。
海老反り姿勢から一度元に戻しかけてから再び腹端を持ち上げて黒い糞を排泄しました。

イモムシ・毛虫の糞の形状は、後腸の断面の形状を反映して俵のような塊が花びらのように割れているのが普通です。
しかしこの個体は、終齢幼虫なのに糞が花びらのように割れていない(不明瞭)点が珍しく思いました。
桜の花後の子房や果柄という普通ならマメドクガ幼虫が食べないような粗食のメニューを与えているからでしょうか?
いかにも食物繊維が多く含まれていそうな糞です。

つづく→#15:マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂がソメイヨシノ花後の子房を次々に食害【10倍速映像】


2019/06/23

ツルウメモドキの蔓を折って巣材を集めるハシボソガラス♀♂(野鳥)



2019年4月下旬

農地に隣接した河畔林でハシボソガラスCorvus corone)がニセアカシア(別名ハリエンジュ)の樹上で巣材を集めていました。


▼関連記事
カキノキの落枝を拾って巣材にするハシボソガラス(野鳥)

この個体は地上で落枝を拾い集めるのではなく、若葉が芽吹き始めた生木の細い枝や蔓を嘴で折ろうと苦労しています。
細い枝は曲げても良くしなり、なかなか折れません。
ようやく折り取った細い小枝を咥えたまま飛び去り、堤防を越えて行きました。

つがいのもう1羽と思われる別個体がすぐに現れ、同様に巣材集めを始めました。
どうやらニセアカシア本体の枝ではなく、それに巻き付いて育っている蔓植物を嘴で折ろうとしています。
ところが、せっかく苦労して毟り取った小枝(蔓)なのに、何が気に入らないのか捨ててしまいました。
巣材を足元に何本もまとめてから一気に持ち帰る作戦なのか?という私の予想は外れました。
私の視線を嫌ってか、ハシボソガラスは太い幹の陰で作業するようになりました。
しつこい私は撮りながらゆっくり横にずれてアングルを確保します。
ようやく私に対する警戒が薄れたのか、目立つ場所に来て巣材集めしてくれるようになりました。
手頃な長さの蔓を折り取ったのに、もたもたしています。
巣材集め作業の合間にその場で白い糞を排便しました。(@3:56)
折った蔓をその場に残した(忘れた)まま、上の枝に飛び上がりました。
巣材集めというよりも、ただの剪定作業になっています。 
細い蔓1本ではもの足りず、嘴に咥えながら続けてもう一本を採取しようと悪戦苦闘しています。
ようやく2本束ねて咥えても、1本を落としてしまいました。
作業効率が悪くて、見ている私も苛々します。
ようやく飛び立ち、集めた小枝(蔓)を巣に持ち帰りました。

すぐにまたつがいのもう1羽が巣材集めに通って来ました。
私が見ていることに気づくと、気まずそうに作業を止めてしまいます。
もう1羽も戻って来て、パートナーの作業を近くの樹上で見ています。
背後の河畔林でウグイスが鳴いていました♪

この春観察したカラスの行動で一番面白かったです。
確かに野山でこんなに苦労して巣材集めするぐらいなら、住宅地で針金ハンガーを拾い集める方が楽かもしれません。
どうも素人目には、巣材集めの要領が悪くて非効率的なつがいに見えます。
造巣経験の無い繁殖1年目の若いカップル♀♂なのかな?
それとも私にじっと見られていることを意識したカラスがわざと油を売り、もたもたと巣材集めをしていたのかもしれません。
建造中の巣の位置を私に知られたくないので、私が立ち去るのを待っているのでしょうか?
一方、近くの畑で農作業している老夫婦に対しては、カラスは気にしない様子でした。
あるいは、巣の部位や建築段階によって材料を変えているのかもしれません。
仕上げの巣材として編み込むための細くてしなやかな蔓が必要なのでしょうか。

もう一つ別の可能性として、もしかすると営巣地がすぐ近くにあって、卵や雛を守るために私を追い払おうと威嚇しているのかもしれません。
気性の荒いハシブトガラスは枝を折って威嚇することがあります。
その場合、折った枝は下に捨てます。
▼関連記事
木の枝を折って威嚇するハシブトガラス【野鳥】
警戒声♪を発しながら木の枝を折って威嚇するハシブトガラス(野鳥)
しかし今回は穏健なハシボソガラスですし、折り取った蔓を同じ方角に繰り返し持ち去っていることから、巣材集めだろうと判断しました。
威嚇のための枝折りなら、もっと太い枝を折ってポキポキ♪、ポキリ♪と大きな音を立てるはずです。

このつがいは堤防の向こうに巣を作っているようですが、この日は営巣地を突き止められませんでした。

ハシボソガラスが巣材として集めていた蔓植物は、若葉がようやく芽吹き始めたばかりで、名前を調べる特徴が分かりませんでした。
約20日後に現場を再訪し、問題の蔓植物に咲いた雄花からツルウメモドキと確定しました。
花の写真を掲載予定


ハシボソガラス(野鳥)@ニセアカシア樹上+巣材集め:ツルウメモドキ蔓&枝折り
ハシボソガラス(野鳥)@ニセアカシア樹上+巣材集め:ツルウメモドキ蔓&枝折り

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