2024年4月中旬・午前11:15頃・くもり
春の田園地帯で、初めて見る奇妙なタイプのトラクターが刈田を耕耘 していました。
前輪は普通のトラクターの車輪ですが、巨大な後輪の代わりに三角形のキャタピラ(無限軌道)が付いています。
キャタピラのおかげで、刈田の不整地を力強く移動できます。
普通のトラクターのタイヤよりもキャタピラの後輪の方がグリップ力(駆動力)が強く、フルクローラーのキャタピラよりも前輪があるので小回りが利きそうです。
ネット検索してみると、このようなタイプのトラクターをデルタクローラーと呼ぶらしい。
クローラー(キャタピラの別名)が三角なので、デルタ⊿ですね。
デルタクローラーは、雪上や砂地、農地などの不整地を走行できる脱着式クローラーユニットです。
【特徴】
・普通車両と変わらない運転操作で走行できる
・フルクローラー車よりも低価格
・普通自動車免許でも運転可能
・雪上、砂地、農地、傾斜地などの不整地で活躍
トラクターの後部に取り付けた回転刃を牽引し、田んぼの土を切り裂くように耕しながらゆっくり前進しています。
この耕うん機も取り外し可能で、農業用のトラクターはとにかく多目的に使えるようになっています。
トラクターの排気ガスは無色でしたが、エンジンから高温の排気が陽炎のように立ち昇っています。
トラクターが作業する奥の畦道に1羽のハシボソガラス(Corvus corone)がいました。
騒々しいトラクターが近づいても逃げようとしません。
トラクターが掘り起こした直後の土に含まれる土壌生物(ミミズやケラなど)を狙って野鳥が捕食する行動(オートライシズムの一種)が見れるかと期待したのですけど、カラスはデルタクローラーの後をついて歩くことはしませんでした。
関連記事(1年前の撮影)▶
【アフィリエイト】
0 件のコメント:
コメントを投稿