tag:blogger.com,1999:blog-57262561662803471442024-03-19T17:47:15.620+09:00Σ こんちゅーぶ!身近な生き物の行動を動画で記録して紹介するYouTube虫撮り日記です。しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.comBlogger9767125tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-2475032686377090262024-03-19T12:00:00.162+09:002024-03-19T15:46:10.812+09:00山道を横切り道端の草に登るタケカレハ(蛾)の幼虫 2023年7月上旬・午後15:35頃・くもり 里山の林道でタケカレハ(Euthrix albomaculata directa)の幼虫を見つけました。 砂利道を横断すると、道端に生えたイネ科の草(種名不詳)に辿り着くや否や、葉先から伝ってよじ登り始めました。 イネ科の草がタケカレハ幼虫の食草ですから、食草に向かって移動していたのは、ごく自然な行動です。 私が草むらをかき分けて接写しようとすると、タケカレハ幼虫は警戒して動きを止めました。(擬死?) 大きさの比較対象として、私の左手の指を横に並べてみました。 このときうっかり指が幼虫の毛先にちょっと触れてしまいましたが、その後タケカレハの毒毛にかぶれた記憶はありません。
(タケカレハの)幼虫は長い毒針毛の束を頭部付近と尾部付近に1束ずつ持っている。カレハガ、マツカレハしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-19679562446932413162024-03-18T22:34:00.013+09:002024-03-19T06:31:54.095+09:00つづら折れの山道に座り込んで休むニホンカモシカ♂がどいてくれるまでひたすら待つ 2023年7月上旬・午後13:20頃・くもり 里山の急斜面をつづら折れの細い山道を辿って静かに下山していると、前方にニホンカモシカ(Capricornis crispus)を発見。 どうやら最近、この山道の左右を誰かがきれいに草刈りしたばかりのようです。 その山道でカモシカが立ち止まり、毛繕いしていたようです。 ズームインしてみると、つづら折れの曲がり角でカモシカが向きを変えた際に、股間に睾丸が見えたので♂と判明。【アフィリエイト】進化のたまもの! どうぶつのタマタマ学角や耳介にこれと言って特徴はありませんが、すっかり顔馴染みになった♂個体でした。 こちらを見上げたのに、逃げ出すこともなく、落ち着き払っています。 私の方が少し高所にいるのに、警戒する素振りを見せませんでした。 野生のカモシカにしてはあり得しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-43657475709440625182024-03-18T12:00:00.046+09:002024-03-18T12:00:00.152+09:00ナンテンの花で採餌するトラマルハナバチ♀ 2023年7月上旬・午前11:05頃・くもり 街なかで民家の軒下に植栽されたナンテンの灌木にトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。 この組合せは初見です。 吸蜜・集粉する蜂の後脚を見ると、花粉籠に橙色の花粉を満載していました。 焦った私がレンズを近づけ過ぎてしまい、トラマルハナバチ♀を警戒させてしまったかも知れません。 レンズを掠めるように飛び去る際にブーン♪という低い羽音が聞こえました。 短い出会いを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:11〜)
しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-61003022089528483712024-03-17T22:00:00.001+09:002024-03-17T22:07:33.422+09:00ニホンアナグマの幼獣4頭を溜め糞場に連れて来て排便およびスクワットマーキングした母親♀【トレイルカメラ:暗視映像】 前回の記事:▶ スギ防風林の溜め糞場に通って排便するニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年7月上旬スギ防風林にあるニホンアナグマ(Meles anakuma) 専用の溜め糞場stmpを自動センサーカメラで見張っています。シーン1:6/29・午後14:46(@0:00〜) 明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 トレイルカメラを設置するアングルに少し失敗してしまいました。 画面の左下に朽ち果てた切株が見えます。 その少し下にアナグマの溜め糞場stmpがあるのですけど、画角内にしっかり写っていません。 シーン2:7/4・午後20:11(@0:06〜) アナグマの母親♀が溜め糞場stmpで排便していました。その周囲を3頭の幼獣がウロチョロしています。 用を足し終えた母親♀が林床に掘らしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-28730132605788795332024-03-17T12:00:00.270+09:002024-03-18T08:23:10.348+09:00ニホンザルの糞に群がる虫たち:キンバエ、キバネクロバエ、ムネアカオオアリ♀、サビハネカクシなど 2023年6月下旬・午前11:30頃・くもり 里山の整備が行き届いていない山道を冬に倒れた倒木が何本も塞いだまま放置されています。 重いザックを背負ったままで1本ずつ跨いで乗り越えるのが大変でした。 (登山客の往来がほとんどない廃道の方が、実は自然が多く残されていますから、私は廃道が結構好きです。) ニホンカモシカがフシュ♪と鼻息を荒らげて威嚇する鳴き声を繰り返し聞いたものの、藪が密生していて姿を見つけられませんでした。朽ちた倒木の端の上にこんもりと残されている新鮮な獣糞を見つけました。 倒木の樹種はスギ(またはアカマツ?)だと思います。山中で倒木の上という目立つ場所(サインポスト)にあったことから、初めはホンドテン(Martes melampus melampus)の糞かと思いました。 しかし、形状がテンの糞とはしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-8233687320748049192024-03-16T22:18:00.006+09:002024-03-16T22:48:33.331+09:00ニホンアナグマ家族が転出した後の巣穴に不法侵入するハクビシン【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年7月上旬・午前4:00頃・気温19℃・日の出時刻は午前4:19。 ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母子が転出した後の巣穴をトレイルカメラで監視し続けていると、夜明け前にハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)がやって来ました。 アナグマ営巣地(セット)のある平地の二次林でハクビシンを見かけるのは初めてです。 手前の巣穴Lへ慎重に忍び寄り、画角の外に姿を消しました。カメラの設置アングルがいまいちだったせいで、巣穴Lの中までしっかり入ったかどうか、見届けられませんでした。 巣穴Lを内見しただけかもしれませんが、出巣Lする様子は撮れていません。 てっきりホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)がアナグマの空き巣を乗っ取り、塒(ねぐら)として使っているのかと思ったのですが、しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-65702370458231714632024-03-16T12:00:00.210+09:002024-03-16T22:58:27.880+09:00セイヨウタンポポの花蜜を吸うウラギンヒョウモン♂と謎の寄生蜂 2023年6月中旬・午前9:10頃・晴れ 水田の畦道に咲いたセイヨウタンポポにウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が訪花していました。 この組み合わせは初見です。タンポポの頭花に乗ってゆっくり回り、翅を軽く開閉しながら長々と吸蜜しています。 前翅の表側に性斑(性標)の黒条が見えたので♂と分かります。 撮影中には気づかなかったのですが、長い産卵管を持つ黒くて小さな寄生蜂♀(コマユバチ科?)が同じセイヨウタンポポ頭花に何度も飛来、訪花していました。 小さい寄生蜂の存在をウラギンヒョウモン♂は全く気にせず(眼中になく)、花蜜に夢中です。 蝶の成虫に産卵するタイプの寄生蜂♀を私は見聞きしたことがありません。 訪花中のウラギンヒョウモン♂に謎の寄生蜂♀は積極的に近づいたり触れたりしませんでした。しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-47062319534736653892024-03-15T21:47:00.003+09:002024-03-15T21:52:10.906+09:00ニホンアナグマの溜め糞場で野ネズミが食べている物とは?【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬・午前2:40頃 平地のスギ防風林にあるニホンアナグマ(Meles anakuma)の溜め糞場stmpで深夜に野ネズミ(ノネズミ)が何かを食べていました。 残念ながら食べているメニューを映像から見極められませんでしたが、3つの可能性が考えられます。 さすがにアナグマの糞(軟便)そのものは食べないはずです。 (1)糞塊に蠢く糞虫やウジ虫など食糞性の昆虫類(分解者)。 栄養価も高く、数としては圧倒的に多いはずです。 (2)溜め糞の糞便臭に誘引されて飛来する夜行性の蛾。 この動画の最後でも夜蛾が飛来しました。 直後に野ネズミが夜蛾に襲いかかったかもしれないのに、狩りの瞬間を撮り損ねてしまって残念無念。 関連記事(同所同時期の撮影)▶ ニホンアナグマの溜め糞場に飛来した夜蛾をしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-53770308854041006012024-03-15T12:00:00.116+09:002024-03-15T12:00:00.134+09:00ラティス外枠の角材をかじって巣材を集めるフタモンアシナガバチ♀ 2023年6月下旬・午後12:00頃・くもり 民家の軒下の外壁に木製のラティス(格子)が立てかけられたまま放置されています。 雨ざらしで年季の入ったラティス外枠の角材にフタモンアシナガバチ♀(Polistes chinensis antennalis)が止まって巣材集めをしていました。 後退しながら角材表面の靭皮(じんぴ)繊維を齧りとろうとしています。 しかし材質が固くて歯が立たないのか、初めはパルプが全く採取できません。 あちこち場所を変えながら齧ってみて、ようやく少しずつながらも角材の靭皮繊維を剥ぎ取り始めました。 まるでカンナ掛けのように薄く靭皮繊維をかじり取っています。 時間を掛けて苦労しても、巣材の玉がなかなか大きくなりません。 もっと柔らかな材質の木材を探し直せばよいのに…と素人目にはしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-52449822251721869972024-03-14T22:10:00.007+09:002024-03-15T15:03:38.832+09:00ニホンアナグマの巣穴を乗っ取ったホンドタヌキを個体識別できた!【トレイルカメラ:暗視映像】 前回の記事:▶ ニホンアナグマ母子が転出した空き巣穴に夜な夜な忍び込んで内見するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬〜7月上旬ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母子が転出した後の旧営巣地(セット)にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が繰り返し出没するシーンをまとめました。 アナグマの不在に乗じてタヌキが空き巣を乗っ取ったのかどうか、判断がつきかねていましたが、遂に結論が出ました。 同一個体のタヌキが巣穴に住み着いて繰り返し出入りしています。シーン0:6/29・午後13:29・気温28℃(@0:00〜) 明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 シーン1:6/29・午後13:34・(@0:04〜) 別アングルでも広角でトレイルカメラを設置しています。&しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-65182629318815589562024-03-14T12:00:00.119+09:002024-03-14T12:00:00.137+09:00ムシトリナデシコの花蜜を吸い飛び回るキタテハ夏型♀【FHD動画&ハイスピード動画】 2023年6月下旬・午後14:30頃・曇のち晴れ 山麓の家庭菜園の花壇に咲いたムシトリナデシコの群落でキタテハ(Polygonia c-aureum)が訪花していました。 翅を開閉しながら吸蜜しています。 この組み合わせは初見です。 夏型の場合、翅表の色彩が淡いのは♀の特徴なのだそうです。(参考:『フィールドガイド日本のチョウ』p223) ムシトリナデシコの花序を歩き回っていたキタテハ♀がバランスを崩しました。 体勢を立て直そうと羽ばたいたついでに、少しだけ飛んで移動します。 花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:37〜) 少し飛んで隣の花序に移動します。 伸ばした口吻の先端で花筒の入口を探り当てると、深く差し込んで吸蜜していることがしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-69470803783411393862024-03-13T22:22:00.000+09:002024-03-13T22:22:22.393+09:00巣穴の近くで地面を掘って餌を探すニホンアナグマのヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】 前回の記事:▶ ニホンアナグマの母子が新しい巣穴に転出した後に取り残されたヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬〜7月上旬ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母親♀が幼獣4頭を連れて生まれた巣穴 から転出すると、トレイルカメラにアナグマが写る頻度が激減しました。転出先の巣穴の位置が突き止められていればそっちに監視カメラを設置し直すのですが、分からないので、同じ営巣地(セット)の監視を惰性で続けることにします。(たまに面白い発見があるので、惰性の観察も侮れません。)シーン1:6/29・午後14:41・晴れ・気温26℃(@0:04〜) 手前の巣穴Lから外に出てきたばかりと思われる個体が、左へ立ち去りました。 (出巣Lのシーンを撮り損ねたようです。)2つの巣口LRの間の広場が、林冠ギャップによる日溜まりになっています。&しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-43114702431641070462024-03-13T12:00:00.144+09:002024-03-15T07:09:01.847+09:00ニホンアナグマの溜め糞場で獲物を待ち伏せするサビハネカクシがキンバエを狩り損なう 2023年6月下旬・午後12:45頃・くもり
スギ防風林で朽ちた切株の横に残されたニホンアナグマ(Meles anakuma)の溜め糞場を定点観察しています。 鬱蒼としたスギ植林地の林床は、昼間でもかなり薄暗くなっています。 黒い軟便が溜まった新鮮な糞塊にサビハネカクシ(Ontholestes gracilis)が2匹乗っていて、獲物を待ち伏せしていました。 尻尾を少し持ち上げてゆっくり回す行動が気になります。 猫が獲物を狩ろうとする前の興奮した心理状態を表す仕草を連想しました。 やがて、1匹のサビハネカクシが溜め糞から吸汁していたキンバエの仲間(種名不詳)に斜め後ろから忍び寄りました。 しかし狩りは失敗に終わり、キンバエは素早く飛んで逃げ糞塊上の落枝に着陸し直しました。 クロボシヒラタシデムシ(しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-29875435602282008962024-03-12T23:28:00.018+09:002024-03-14T07:05:13.378+09:00有毒植物ナニワズの熟果を採食するニホンザルの子猿【トレイルカメラ】
前回の記事:▶ ニホンアナグマの巣穴を覗き込む首輪付きのニホンザル♀【トレイルカメラ】 2023年6月下旬・午後14:10頃・気温27℃ ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母子が転出した後の営巣地にニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の小群が白昼堂々、遊動して通りかかりました。 母子が連れ立って左下から登場しました。 母親と思われる♀がアナグマの巣口LとRを順に覗き込んでいる間に、子猿が奥に駆け出しました。 林床で目立つ赤い実を摘んで採食したようです。 手前のマルバゴマキの枝葉が邪魔なのですが、1.5倍に拡大して子猿の採食行動をリプレイしてみましょう。 下草で虫を見つけて捕食(掴み取り)したのではなく、確かに赤い実を摘果・採食していました。更に別個体が画面の右上隅からしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-30945657607830679152024-03-12T12:00:00.109+09:002024-03-12T12:00:00.242+09:00キリンソウの花蜜を吸い飛び回るメスグロヒョウモン♂【FHD動画&ハイスピード動画】 2023年6月下旬・午後14:15頃・晴れ 山麓の神社の参道沿いに咲いていたキリンソウの群落でメスグロヒョウモン♂(Damora sagana)が訪花していました。 この組み合わせは初見です。 日向では暑いのか、閉じた翅をときどき半開きで開閉しながら吸蜜しています。 日陰の花に来ると、翅をほぼ全開にして緩やかに開閉しながら吸蜜します。 『フィールドガイド日本のチョウ』p196によると、
翅表・前翅中室内の斑紋が前縁に対して斜めとなるのでメスグロ♂と判明。 私は今まで翅裏の斑紋でしか見分けられなかったのですが、この識別点を初めて知り、今後も役立ちそうです。 前翅の翅表に性標(性斑)の黒条が3本あるので、♂と分かります。 メスグロヒョウモン♂がキリンソウの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-15080259676668622802024-03-11T21:36:00.002+09:002024-03-11T21:40:22.439+09:00梅雨の晩にアナグマ営巣地の林床を駆け回り餌を探す野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】 前回の記事:▶ ニホンアナグマの巣穴に出入りを繰り返し餌を探す野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬・午後20:02・雨・気温19℃ 雨が降りしきる晩に野ネズミ(ノネズミ)が二次林の林床をチョロチョロと走り回り、餌を探しています。 ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母子が巣穴から転出した後なので、野ネズミが空き巣に侵入する頻度が上がるかと予想したのですが、そうでもありませんでした。 ただし、これは単純な話ではありません。 アナグマのヘルパー♂だけが居残っているかもしれませんし、タヌキがアナグマの巣穴を乗っ取った可能性もあります。そもそも野ネズミの出現頻度が一時期よりも減っている(個体数の増加が抑えられている)のは、ホンドテンやニホンイタチ、フクロウなど夜行性の捕食者が暗躍するようになったせいではしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-83466340779319530892024-03-11T12:00:00.118+09:002024-03-11T12:00:00.244+09:00ハウチワカエデの樹上で栄養交換するトゲアリ♀の群れ 2023年6月上旬・午後13:50頃・晴れ 急峻な細い山道の横に自生するハウチワカエデの幹にトゲアリ(Polyrhachis lamellidens)のワーカー♀が群がっていました。 アリの行列とは言うほどではありませんが、複数個体が幹を登り降りしています。 幹の湾曲した下部でたむろしている群れが、気になる行動をしていました。 樹上で別個体と出会うと、立ち止まって触角で触れ合い、挨拶します。 同じコロニー出身の仲間かどうか、体表の匂いで確かめているのでしょう。 そこまでは普通なのですが、長々と熱烈な口づけ(キス)を交わすペアがいます。 おそらく社会性昆虫が仲間に餌を吐き戻して与える「栄養交換」の行動なのでしょう。 ハウチワカエデから滲み出す甘い樹液(メープルシロップ)を吸汁してきた個体が仲間に分けしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-81716248979987109202024-03-10T21:18:00.001+09:002024-03-10T21:25:10.251+09:00スギ防風林でニホンアナグマの溜め糞を通りすがりに調べるホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬・午前4:01・(日の出時刻は午前4:15) 前回の記事:▶ スギ防風林の溜め糞場に通って排便するニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】 ニホンアナグマ(Meles anakuma)が排便に通う溜め糞場stmpにホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が夜明け前に登場しました。 スギ防風林を左からやって来たようで、朽ち果てた切株の上に乗り、アナグマの溜め糞stmpを見下ろしています。 アナグマの新鮮な糞の匂いを嗅いでから左に立ち去りました。 実は左に5mぐらい離れた地点にタヌキが排便に通う巨大な溜め糞場wbcがあるのです。 関連記事(2ヶ月前の撮影)▶ スギ防風林の溜め糞場で仲良く同時に排便するホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】 タヌキがアナグマの溜め糞のしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-41084657250746097732024-03-10T12:00:00.142+09:002024-03-10T12:00:00.246+09:00枯草に産卵するヒメウラナミジャノメ♀ 2023年6月下旬・午後14:35頃・くもり 農村部の畑の横でヒメウラナミジャノメ♀(Ypthima argus)を見つけました。 道端に咲いたドクダミの群落で訪花吸蜜しているかと初めは思ったのですが、よくよく観察すると、地表の枯草に潜り込んで腹端を擦りつけています。 地面を歩き回りながら、あちこちの枯草に腹端をチョンチョンと付けています。 産卵中の腹端の動きをようやく側面からしっかり撮れました! 1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:17〜1:46) ヒメウラナミジャノメ♀の産卵行動は初見です。 本種幼虫の食草はイネ科やカヤツリグサ科の生葉なのだそうです。
(『フィールドガイド日本のチョウ』p271より) それなのに、食草ではなくわざわざ枯葉や枯草に産卵する行動が進化してきたのは不思議しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-75521599915673314782024-03-09T22:21:00.002+09:002024-03-10T06:29:41.735+09:00ニホンアナグマの溜め糞場に飛来した夜蛾を捕食する野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬・午後22:00頃 平地のスギ防風林に残されたニホンアナグマ(Meles anakuma)の溜め糞場stmpをカメラトラップで監視すると、野ネズミ(ノネズミ)がよく写ります。 明るい昼間に撮った現場の様子はこちらです。 一方、夜になると暗闇のスギ林の中を夜行性の蛾が複数飛び回っています。 ある晩アナグマの溜め糞場stmpに来ていた野ネズミが、溜め糞から飛び立った(あるいはたまたま低空で飛来した?)夜蛾に襲いかかりました。 蛾は素早く飛んで逃げ、狩りに失敗した野ネズミは手前の切株へ立ち去りました。 1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 わずか1分半後、次にトレイルカメラが再び起動すると、溜め糞の横で野ネズミが夜蛾を捕食していました。 狩りに成功した瞬間を撮り損ねたのが残念無念。しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-45106220205100406592024-03-09T17:00:00.172+09:002024-03-10T07:11:39.478+09:00ニホンアナグマの溜め糞をほじくり返してみると… 2023年6月下旬・午前10:00頃 前回の記事:▶ スギ防風林の溜め糞場に通って排便するニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】 スギ防風林の中にニホンアナグマ(Meles anakuma)が通う溜め糞場stmpがあり、定点観察しています。 放置されたまま朽ちた古い手押し車(猫車)の金属フレームが目印になっています。約5m離れた地点に残されたタヌキの溜め糞wbc-1と異なり、アナグマの溜め糞は黒い軟便で糞の原形が残っていません。 すぐ横には朽ち果てた切株があり、その下にオニグルミ堅果の殻が大量に散乱していました。 殻の両側に丸い穴がくり抜かれていることから、アカネズミ(Apodemus speciosus)の食痕と判明。 周囲を見回してもオニグルミの木は生えていなかったので、秋にオニグルミの落果を1個ずつせっせとしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-83865452078303081332024-03-08T21:47:00.005+09:002024-03-14T22:15:05.732+09:00ニホンアナグマ母子が転出した空き巣穴に夜な夜な忍び込んで内見するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】 前回の記事:▶ アナグマ営巣地の二次林を早朝にこっそり横切るホンドタヌキ【トレイルカメラ】 2023年6月下旬 ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母子がどこか別の巣穴に転出すると、それまで使われていた営巣地(セット)にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が夜な夜な侵入するようになりました。 これまでよりも出現頻度が上がっています。 アナグマが子育てしている間は特に♀が殺気立っているので、近所のタヌキも遠慮してセットには近寄らないようにしていたのでしょう。あるいは、アナグマがあちこちに尿による縄張りマーキングを繰り返すことで、まるで結界を張ったように有効だったのでしょう。 嗅覚の鋭いタヌキは、アナグマの匂いが巣口周辺で日に日に薄れていることを敏感に嗅ぎ取り、日に日に大胆に振る舞うようになっていしぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-45560178506125935352024-03-08T12:00:00.040+09:002024-03-08T12:00:00.136+09:00ムシトリナデシコの花蜜を吸うホシミスジ♀ 2023年6月下旬・午前9:40頃・晴れ 道端の花壇に咲いたムシトリナデシコの群落でホシミスジ♀(Neptis pryeri)が訪花していました。 この組み合わせは初見です。 翅を半開きで開閉しながら吸蜜しています。 後翅裏の前縁から最初の翅脈までの間隔が細いことから♀と判断しました。 (参考:『フィールドガイド日本のチョウ』p212) ムシトリナデシコの花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 (@0:24〜)ホシミスジを撮れたのはこれが9年ぶり2回目で、私にとっては珍しい蝶です。 関連記事(9年前の撮影)▶ ヤエウツギの花蜜を吸うホシミスジ
しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-82343333928429100372024-03-07T22:12:00.008+09:002024-03-13T22:26:13.001+09:00ニホンアナグマの母子が新しい巣穴に転出した後に取り残されたヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】 前回の記事:▶ ニホンアナグマの家族群:6/15〜6/17の野外育児【トレイルカメラ:暗視映像】 2023年6月下旬 ニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)でヨチヨチ歩きの幼獣たちの姿をカメラトラップが捉えたのは、前回6/17が最後でした。 それ以来、アナグマの出没記録がパタッと激減しました。 おそらく、母親♀は4頭の幼獣たちを連れて別の巣穴に引っ越してしまったようです。 母子が採食のために森の中を少しずつ遠出できるようになり、幼獣に体力が付いたら、引率して新しい巣穴へ引っ越しするのでしょう。体重が増えた幼獣を母親♀が1頭ずつ咥えて遠くの新しい巣穴まで運び、その重労働を4往復もするのは無理だと思います。アナグマ関連の本を読んでいて「幼獣が生まれた巣穴から母子はやがて引っ越す」という予備知識があったので、しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5726256166280347144.post-71477412951684149992024-03-07T12:00:00.150+09:002024-03-07T12:00:00.362+09:00日光浴中のアオダイショウに集るムネアカオオアリ♀【FHD動画&ハイスピード動画】 2023年6月下旬・午前11:50頃・晴れ 砂利が敷かれた山道にアオダイショウ(Elaphe climacophora)が長々と横たわっていました。 私が近寄っても逃げないので、車に轢かれた死骸(ロードキル)なのか?と初めは思いました。 ムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)のワーカー♀が群がって体中を這い回っても、蛇は全く無反応です。 アリが眼球に触れても瞬きしませんでしたが、そもそも蛇には瞼(まぶた)が無いので、生きた蛇も瞬きすることはありません。 周囲の森から聞こえる澄んだ美声は、オオルリ♂(Cyanoptila cyanomelana)の囀り(さえずり)♪ですかね? 私が広角で動画を撮りながら蛇にゆっくり近づき、背後から回り込んでも、逃げようとしません。 アオダイショウは頭部しぐまhttp://www.blogger.com/profile/15176265689620833789noreply@blogger.com0