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2026/02/03

アナグマの営巣地でホンドタヌキ♂がパートナー♀の発情チェック:11月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶ アナグマの営巣地を1〜3頭でうろつくホンドタヌキ:11月上旬〜中旬【トレイルカメラ:暗視映像】 


2024年11月中旬 

シーン1:11/12・午後17:06・気温13℃(@0:00〜)日の入り時刻は午後16:33 

平地の二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)をトレイルカメラで見張っていると、日没後にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独でやって来ました。 
風の匂いを嗅ぎながら忍び足で慎重に近づき、アナグマの巣口Lの匂いを嗅ぎました。 

シーン2:11/12・午後17:07・気温12℃(@0:50〜) 
別アングルの監視カメラに続きが撮れていました。 
耳を澄ますと、タヌキはクゥーン♪と小声で鳴いていました。 
パートナーを呼ぶ声なのかな?(コンタクトコール?) 

獣道を右へ立ち去る際に、オニグルミ立木の根元にマーキングしました。 
このとき右後足を上げて小便したので、♂と判明。 

シーン3:11/12・午後17:11(@1:22〜) 
さっきの個体がまだ居残っているのか、セットをうろつき、アナグマの巣口Rを点検しています。 

シーン4:11/12・午後17:11(@1:52〜) 
別アングルの監視映像に切り替えます。 
右奥の暗い林内から別個体のタヌキ(後続個体)がセットにやって来ました。 
しかし、先行個体がセットから林内に立ち去るまで、なぜか林縁で待機しています。 

シーン5:11/12・午後17:14(@2:52〜)
アナグマのセット(営巣地)で2頭のタヌキが合流しました。 
この撮影アングルでは分かりにくく、対他毛繕いかと思ったのですが、パートナーの発情状態を確認したようです。(後述) 
その後、1頭♂は獣道を左上奥へ走り去りました。 

セットに残った♀個体は風の匂いを嗅ぎ、アナグマの巣口Lも調べています。 

シーン6:11/12・午後17:14(@3:52〜)
 別アングルの監視映像でも撮れていました。 
パートナーの尻の匂いをしつこく嗅いでいるので、♂が♀の発情状態をチェックしているようです。 
素人目には、♀は無反応でした。 

その後、♂は巣口Rの落葉したマルバゴマキ灌木の根元に小便でマーキングしてから、手前へ元気に走り去りました。 

シーン7:11/12・午後17:15(@4:52〜)
 セットに居残ってアナグマの空き巣を調べたタヌキ♀が、ようやくパートナー♂の後を追ってノソノソと歩きさりました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
今回撮影されたタヌキの♀♂ペアの行動について、Gemini AIに色々と相談してみました。


Q1: 夜行性のホンドタヌキは単独徘徊中に小声でクゥーン♪と鳴くことがある。
擬人化すると寂しげに聞こえるのだが、はぐれてしまったパートナーを呼ぶ声(パートナーに居場所を知らせる鳴き声)なのか? 
ニホンザルでいうところのコンタクトコールのようなものか? 
それとも発情期に特有の鳴き声なのか? 
鳥のさえずりのように、異性を呼び寄せる鳴き声なのか?

A1: **ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声について**

ホンドタヌキの鳴き声は、状況や個体によって様々な意味合いを持つと考えられています。あなたの質問にあるように、「クゥーン♪」という鳴き声は、以下の可能性が考えられます。

* **パートナーを呼ぶ声:** あなたの推測のように、パートナーと離れてしまい、その居場所を探している際に発する可能性があります。ニホンザルのコンタクトコールと同様に、群れから離れてしまった個体が仲間を呼ぶ際に発する鳴き声と言えるでしょう。
* **警戒のサイン:** 危険を感じたり、警戒している時に発する可能性もあります。
* **単なるコミュニケーション:** 特に意味を持たない、単なるコミュニケーションとしての鳴き声の場合もあります。

**発情期との関連性**

発情期には、繁殖行動に関連した特有の鳴き声が発せられることがあります。しかし、「クゥーン♪」という鳴き声が必ずしも発情期に特有の鳴き声であるとは限りません。

**なぜ様々な解釈ができるのか?**

動物の鳴き声は、人間の言葉のように明確な意味を持っているわけではありません。状況や個体によって、同じ鳴き声でも異なる意味を持つことがあります。また、鳴き声だけでなく、体の動きや周囲の状況なども総合的に判断する必要があります。

**まとめ**

ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声は、状況や個体によって様々な意味を持つ可能性があります。パートナーを呼ぶ声、警戒のサイン、単なるコミュニケーションなど、様々な解釈が可能です。より詳しく知りたい場合は、専門家への相談や文献調査などが有効です。

**補足**

* **個体差:** 動物の行動は、個体差が大きいものです。同じ種類の動物でも、個体によって鳴き声や行動パターンが異なる場合があります。
* **環境の影響:** 周囲の環境や季節によっても、鳴き声の意味合いが変化することがあります。


Q2: ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声は、性別によって頻度が違うか? ♀♂どちらがそのように鳴くことが多いか?

A2: **残念ながら、明確な科学的なデータに基づいた回答は、現時点では難しいです。**

なぜなら、以下の理由が考えられます。

* **個体差の大きさ:** 動物の行動は、個体差が非常に大きいです。同じ種類の動物でも、個体によって鳴き声の種類や頻度が大きく異なることがあります。
* **状況依存性:** 鳴き声は、周囲の状況や個体の心理状態によって変化します。「クゥーン♪」という鳴き声も、状況によって異なる意味を持つ可能性があります。
* **観察の難しさ:** 野生のホンドタヌキを長期間にわたって観察し、個体識別を行いながら鳴き声を分析することは、非常に困難な作業です。

**これまでの研究や観察から得られる情報**

これまでの研究や観察から、以下のことがわかっています。

* **様々な鳴き声:** ホンドタヌキは、状況に応じて様々な種類の鳴き声を発します。「クゥーン♪」以外にも、唸り声や吠え声など、様々なパターンがあります。
* **コミュニケーション手段:** 鳴き声は、ホンドタヌキ同士のコミュニケーション手段の一つです。危険を知らせる、仲間を呼ぶ、求愛行動など、様々な状況で鳴き声を利用します。

**性別による違いの可能性**

性別によって鳴き声の頻度やパターンが異なる可能性は、全くないとは言えません。例えば、繁殖期には、メスがオスを呼び寄せるために特有の鳴き声を発するかもしれません。

しかし、現時点では、ホンドタヌキの性別による鳴き声の違いに関する具体的なデータは不足しています。

**今後の研究**

今後、より詳細な観察や実験を通して、ホンドタヌキの鳴き声の性別差が明らかになる可能性はあります。特に、個体識別技術の発展や音声分析技術の進歩によって、より精度の高い研究が可能になると考えられます。

**まとめ**

ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声は、性別によって頻度が異なるのか、どちらの性別がより多く発するのか、という質問に対する明確な答えはまだ出ていません。個体差や状況依存性など、様々な要因が考えられるため、より多くの研究が必要となります。


Q3: ホンドタヌキは♀♂ペアで行動することが多い。11月中旬に♂が♀の腰の辺りの匂いを念入りに嗅いだのは、♀の発情状態を確かめたと考えてよいか? つまり、11月中旬はもう繁殖期(交尾期)に入った可能性があるか?

A3: 11月中旬にオスのホンドタヌキがメスの腰の辺りの匂いを念入りに嗅いだという状況は、繁殖行動の一環である可能性が非常に高いです。

なぜそう考えられるのか?

匂いによるコミュニケーション: タヌキは、尿や分泌物などを通じて様々な情報をやり取りします。特に、メスの性ホルモンの分泌量の変化は、その匂いに反映されます。オスがメスの腰の匂いを嗅ぐ行為は、この匂い変化を感知し、メスの発情状態を判断する重要な行動です。
繁殖期の到来: 一般的に、ホンドタヌキの繁殖期は冬から春にかけてです。11月中旬は、繁殖期に入る直前、あるいはすでに始まっている時期と考えられます。
ペア形成: ホンドタヌキは、一夫一妻のペアを形成し、共同で子育てを行うことが知られています。オスがメスの発情状態を確かめる行動は、ペア形成の第一歩と言えるでしょう。
ただし、注意すべき点もいくつかあります。

個体差: 動物の行動は、個体差や環境条件によって大きく左右されます。全ての個体が同じタイミングで繁殖行動を開始するわけではありません。
その他の要因: 匂い以外に、視覚的なサインや音声によるコミュニケーションなど、様々な要因が繁殖行動に影響を与える可能性があります。
結論として、

11月中旬にオスがメスの腰の匂いを嗅いだという事実は、繁殖期が近づいている、あるいはすでに始まっていることを示唆する有力な証拠です。ただし、より確実な判断をするためには、長期的な観察や専門家への相談が必要となります。

Q4: もしホンドタヌキ♀が発情していたら、その匂いを嗅いだパートナーの♂はフレーメン反応をするのか?

A4: **残念ながら、ホンドタヌキのフレーメン反応に関する具体的な研究データは、現時点では多くありません。**

### フレーメン反応とは?

フレーメン反応は、多くの哺乳類に見られる行動で、フェロモンを含む物質を鼻腔内に取り込むために、上唇を巻き上げたり、口を開けて鼻を突き出すような動作のことです。これにより、より多くのフェロモンを嗅覚器官に到達させ、情報を収集すると考えられています。

### ホンドタヌキにおける可能性

ホンドタヌキも哺乳類であり、他の動物と同様にフェロモンを介したコミュニケーションを行っている可能性は十分にあります。そのため、発情期のメスの匂いを嗅いだオスがフレーメン反応を示す可能性も否定できません。

しかし、以下の点から、確証を得るにはさらなる研究が必要となります。

* **個体差:** 動物の行動は個体差が大きいため、全ての個体がフレーメン反応を示すとは限りません。
* **状況依存性:** 状況によって反応が異なる可能性があります。例えば、非常に興奮している状態ではフレーメン反応を示さない場合もあるかもしれません。
* **研究の難しさ:** 野生のホンドタヌキを観察し、フレーメン反応を正確に捉えることは容易ではありません。

### 今後の研究

今後の研究では、以下の点に着目することで、ホンドタヌキのフレーメン反応についてより深く理解できる可能性があります。

* **飼育下での観察:** 飼育下のホンドタヌキを用いて、発情期のメスの尿や分泌物をオスに提示し、その反応を観察する。
* **野生個体の観察:** 野生個体を長期間にわたり観察し、発情期におけるオスの行動パターンを詳細に記録する。
* **生理学的分析:** フレーメン反応に伴うホルモン分泌の変化や脳活動の変化を調べる。

### まとめ

現時点では、ホンドタヌキのオスが、発情期のメスの匂いを嗅いだ際にフレーメン反応を示すかどうか、確実なことは言えません。しかし、他の哺乳類と同様に、フェロモンを介したコミュニケーションを行っている可能性は高いと考えられます。今後の研究によって、この謎が解き明かされることが期待されます。

**ご自身の観察と記録**

もし、ご自身がホンドタヌキを観察する機会があれば、以下の点に注意して観察してみてください。

* **オスの行動:** メスの近くでオスがどのような行動をしているか(嗅ぎまわる、舐める、フレーメン反応のような動作をするなど)
* **メスの状態:** メスがどのような状態であるか(発情期と思われる行動をしているかなど)
* **周囲の環境:** どんな場所で観察しているか(開けた場所、茂みの中など)

これらの情報を記録することで、ホンドタヌキの行動パターンをより詳細に把握し、フレーメン反応に関する新たな発見につながるかもしれません。

Q5: 私が観察したのは、トレイルカメラの映像です。ホンドタヌキの♂が♀の腰の匂いを嗅ぎました。その間、♀は少し腰を引けてましたが、それほど嫌がりませんでした。直後に♂は近くの灌木の根本に小便してから、急に興奮したように走り去りました。フレーメン反応は見られませんでした。

A5: ### 今回の行動について

* **オスの興奮:** 
    * ♀の発情期を察知し、交尾意欲が高まった可能性が高いです。
    * しかし、フレーメン反応が見られなかったことから、まだ確信が持てなかったのかもしれません。
    * 近くの灌木に小便をしたのは、マーキング行動で、自分の存在をアピールしたり、縄張りを示したりする意味合いがあると考えられます。
* **メスの反応:**
    * 少し腰を引けていたことから、オスの接近を完全に歓迎していたわけではない可能性があります。
    * しかし、それほど嫌がっていなかったということは、オスを受け入れつつある状態だったのかもしれません。

### フレーメン反応が見られなかった理由

* **個体差:** すべての個体がフレーメン反応を示すとは限りません。
* **状況:** 興奮状態すぎて、フレーメン反応をする暇がなかったのかもしれません。
* **観察角度:** カメラの角度によっては、フレーメン反応が捉えにくかった可能性もあります。

### 興奮して走り去った理由

* **交尾への準備:** 交尾場所を探したり、他のオスとの競争に備えたりするため、興奮して走り去った可能性があります。
* **警戒心:** 周囲に危険を感じて、素早くその場を離れたのかもしれません。

### まとめ

今回の観察から、ホンドタヌキの繁殖行動の一端を垣間見ることができました。しかし、動物の行動は複雑で、一概に断定することは難しいです。

**今後の観察のポイント**

* **繰り返し観察:** 同じ個体を継続的に観察することで、個体間の関係性や行動パターンをより深く理解できます。
* **他の個体の行動:** 他の個体がどのように反応するかを観察することで、今回の行動の意味をより明確にできるかもしれません。
* **環境の変化:** 季節や天候の変化が、動物の行動にどのような影響を与えるかを観察することも重要です。

### その他考えられること

* **メスがまだ完全に発情期に入っていなかった可能性:** 発情期は数日~数週間と個体差があり、今回の行動が交尾の前兆であるとは限りません。
* **他のオスとの競争:** その場に他のオスがいた可能性もあり、オスが警戒していたのかもしれません。


このトピックについて、AIの回答は歯切れが悪く、そもそも学習データ(ヒトによるタヌキ研究の蓄積)が不足しているという印象を強く受けました。
よく分かってないのなら、地道に観察と記録を続けるしかありません。


2026/01/30

アナグマの営巣地を1〜3頭でうろつくホンドタヌキ:11月上旬〜中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年11月上旬〜中旬

シーン0:11/4(@0:00〜) 
シーン0:11/8(@0:02〜) 
明るい時間帯にたまたま撮れた現場の状況です。 
ニホンアナグマの営巣地(セット)を2台のトレイルカメラで見張っています。 
近所から通ってくるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の登場シーンを以下にまとめました。 
面白そうな行動は個別の記事にしたので、これは残り物です。 

シーン1:11/10(@0:05〜) 
木の根元に排尿マーキング?

シーン2:11/14(@0:37〜) 
林床で落ち葉の匂いを嗅ぎ回り、虫を捕食したようです。 

シーン3:11/15(@2:17〜) 
小雨が降る未明に3頭のタヌキが一緒に登場。

シーン4:11/17(@3:17〜) 
タヌキがペアで登場。

シーン5:11/19(@5:09〜) 


つづく→

2026/01/23

秋の営巣地に相次いで訪れスクワットマーキングする2頭のニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年10月下旬・午後19:20頃・気温14℃ 

ニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)がある平地の二次林を自動センサーカメラで見張っていると、ある晩久しぶりにアナグマが登場しました。 
巣穴Lから外に出てきた直後のようにも見えますが、手前から歩いてきたのかもしれません。 
そのまま獣道を右へ立ち去りました。 

すぐ後に左から後続個体がやって来ました。
しっかり個体識別ができていませんが、この短時間(40秒間)で同一個体がぐるっとひと回りして戻ってきた可能性は低いと思います。
巣口Lの横の地面に尻を擦りつけてスクワットマーキングしたようです(@0:55〜)。 
後続個体も獣道を右へ向かいました。 
先行個体とはどういう関係なのか、気になります。 


つづく→

2026/01/18

倒木の先端に眼下腺でマーキングするニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年10月下旬

シーン0:10/25・午後12:43・晴れ(@0:00〜) 
里山に転がっているスギの古い倒木に給餌場を設置して、今回は拾い集めたトチノキの種子(栃の実)を入れてみました。 
リスや野ネズミが貯食のために通ってくることを期待して、自動撮影カメラで給餌箱を見張ることにします。 


ここは獣道になっているので、色々な野生動物が往来します。
この記事ではニホンカモシカCapricornis crispus)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:10/26・午前9:34・晴れ(@0:02〜) 
旧機種で挙動に癖のあるトレイルカメラなのに、珍しく明るい昼間からフルカラーで録画されていました。 

奥から手前へ向かってカモシカが歩いて来ます。 
倒木の手前で立ち止まると、先端部の匂いを嗅いでから眼下腺を擦りつけて分泌物でマーキングしました。 
ちなみに、倒木先端部の地上からの高さは95cmだったので、この個体の体高が推定できそうです。。
角が立派に成長した成獣ですが、性別は不明です。 

反対側から給餌箱の匂いを嗅ぎつけたかもしれませんが、当然ながらカモシカは栃の実に興味を示しません。 
そのまま手前に歩き去りました。


シーン2:10/29・午後19:12(@0:49〜) 
3日後の晩にカモシカが再び登場しました。 
同一個体が戻ってきたのでしょうか? 
倒木の根元を跨いで右奥から左下手前にカモシカが歩いて横切りました。 
そんな所にもカモシカの獣道があるとは知りませんでした。 

カモシカは暗闇でトレイルカメラにも給餌箱にも気づきませんでした。 
画面の左下でしばらく立ち止まり、短い尻尾を上下にピクピク動かしました。 
もしかすると排泄したのかもしれませんが、現場でカモシカの溜め糞を見た記憶がありません。 
その後も死角からゴソゴソと物音がします。 


2026/01/16

ニホンカモシカの母親♀から離れて水場を独りで繰り返し訪れ、遊んだり水を飲んだりする幼獣【トレイルカメラ】

 



2024年10月中旬〜下旬 

シーン1:10/18・午前7:31・晴れ・気温12℃(@0:00〜) 
山中に広がる湿地帯にある水溜りSを自動センサーカメラで見張っていると、明るい朝からニホンカモシカCapricornis crispus)のまだ角が生えていない幼獣が登場しました。 
岸辺で下草を食んでいるようです。 
水溜まりSに入ると、前足で底の泥を掻いて遊び始めました。 
最近は雨が少なくて、水溜りSは縮小気味です。 
浅い水溜りSを深くしてから水を飲むのかと思いきや、匂いを嗅いだだけで口にしませんでした。 

カモシカ幼獣は、手前の泥濘を歩いて右へ立ち去りました。 
その間、奥の林道を左から右へ歩く別個体のカモシカが写っていました。 
おそらく幼獣の母親♀なのでしょう。 
成獣が林道沿いの枝葉に顔を擦りつけて、眼下腺からの分泌物でマーキングしました。 
カモシカは少し離れた母子間で鳴き声(コンタクトコール)を発して、互いの位置を把握したりしないようです。 
この時期のカモシカ幼獣は、母親♀から少しずつ離れて行動するようになり、いつの間にかはぐれて自然に子別れするのかもしれません。 

どこか近くでカケスGarrulus glandarius)が何度も鳴いていますが、姿は見えませんでした。 
奥の林道を歩いて眼下腺で縄張り宣言する個体(母親♀?)を1.5倍に拡大してた上でリプレイ。(@1:34〜) 


シーン2:10/18・午前7:35・晴れ・気温15℃(@1:53〜)
さっき右に消えたカモシカ幼獣が、右から戻って来ました。 
右奥にもう一つ別の水溜まりNがあるのですが、なぜかそこでは水を飲んだり泥遊びをしたりしません。 
水溜まりNが野生動物や野鳥に人気がないのはなぜなのか、不思議でなりません。 
水場として水質に問題があるのでしょうか? 

カモシカ幼獣は水溜りSの対岸を右から左にゆっくり歩きながら、下草を採食しています。 
強い日差しを浴びて、カモシカの毛皮の色が白飛びしてしまっています。 


シーン3:10/18・午前7:37・晴れ・気温17℃(@3:53〜)
水溜りSにジャブジャブ入ったカモシカ幼獣は、右前足で泥を手前に掻きました。 
今度は泥水を少し飲んでから、方向転換して右へ戻って行きました。 


シーン4:10/22・午後13:15・晴れ・気温15℃(@4:21〜) 
カモシカ幼獣が次に水場に現れたのは、4日後の昼過ぎでした。 
水溜りSの此岸で水面に口を付けて少し水を飲みました。
その後で、この日も前足で泥を掻き、独りで泥遊びをしました。 

左手前に戻ってくると、ホオノキの幹の匂いを嗅ぎました。 
成獣のカモシカなら、次に眼下腺でマーキングしそうです。
しかし、私はこれまで眼下腺マーキングをするカモシカ幼獣を見たことがありません。 
幼獣はまだ眼下腺があまり発達していないのでしょうか? 
母親♀の縄張りで幼獣が眼下腺で匂い付けすると、母親♀に対する挑戦と受け取られてしまうのかもしれません。 
この日の幼獣は単独行動で、母親♀の姿は写っていませんでした。 


※ カモシカが泥遊びをしたり泥濘を歩いたりする音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/12/28

アナグマの営巣地で枝を折るホンドタヌキ【トレイルカメラ】

 


2024年10月上旬

シーン1:10/9・午後15:50・晴れ・気温15℃(@0:00〜) 
平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の空き巣に昼間からホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がペアでやって来ました。 

先行する個体aは、枯れたマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)の灌木に前足を掛けながら後足で立ち上がり、気になる上部の匂いを嗅いでいました。 
タヌキaが前足に体重を掛けたら、その灌木が根元からポキッと折れてしまいました。 
意図的に折ったのではありませんが、折れてもタヌキは驚いたりしませんでした。 

その間、後続個体bは獣道の横に立つオニグルミの幹の根元に排尿マーキングして縄張りを宣言しました。 
このとき右後足を上げながら小便したので、♂と分かります。 
その後、タヌキ♂bはアナグマの巣口Lをじっと覗き込んでいます。 
巣穴から虫(カマドウマの幼虫)がピョンピョン跳び出してきたのに、小さすぎて捕食し損ねました。 


シーン2:10/9・午後15:50・晴れ・気温14℃(@1:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラでも撮れていました。


【考察】 
アナグマの営巣地(セット)には多数の落枝が散乱していますが、また新たに落枝が追加された瞬間が撮れていたことになります。 
木の枝が折れるのは、強風や大雪など厳しい気象のせいだけではありません。 
ニホンザルが木に登って、威嚇のディスプレイとして枝をボキッと意図的に折ることもあります。 



2025/12/22

岩塩を初めて舐めたニホンカモシカが近くのエゾユズリハに眼下腺マーキング【トレイルカメラ】

 



2024年10月上旬・午前6:50頃・くもり 

里山でスギと雑木の混交林にあるニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラでで見張っています。 
基本的に画面の左下から右上に向かって山の斜面が登っているのですが、溜め糞場sr2の付近だけ平坦な地形になっています。 
獣道が画面の左右および前後へ縦横に走っていて、その交差点にカモシカの溜め糞場sr2があるのです。 

最近ミズナラの幹にヒマラヤ岩塩のプレート(155×100×25mm、870g)をベルトで固定して、野生動物の塩場を作ってみました。 
更に、ニホンリスに給餌するためにオニグルミの堅果を詰めた箱もミズナラ幹に取り付けてあります。 

ある朝、カモシカが溜め糞場sr2/塩場に手前から来ていました。
明るい時間帯なので、岩塩プレートをすぐに見つけたカモシカは、頻りに匂いを嗅いでいました。 
次に首を伸ばして、餌箱の底のカビ臭い匂いも嗅ぎました。 

遂に岩塩を直接舐めました! 
舌舐めずりのように舌をペロペロと出し入れしているのは、一種のフレーメン反応なのでしょうか? (※ 追記参照)

今回カモシカは、溜め糞場sr2で大小便を排泄しませんでした。 
ゆっくり奥に立ち去りかけたところで、いつものエゾユズリハの葉裏に顔を擦りつけて眼下腺の分泌物でマーキング(匂い付け)しました。 

関連記事(同所で2、5、6ヶ月前の撮影)▶ 


【考察】 
動物園でニホンカモシカを飼育する際にも、塩場を設置するのが必要なのだそうです。
カモシカの生息地のソートリック(salt lick;塩舐め場)に似せて、飼育場内の岩の割れ目に岩塩をなすりこんでおいた。 (大町山岳博物館『カモシカ:氷河期を生きた動物』p140より引用)
初めて味見した岩塩を気に入ってくれたようなのに、このニホンカモシカ個体がその後、塩場に通って来ることはありませんでした。
ニホンリスのような岩塩中毒(依存症)にはならなかったようです。 
ここは元々カモシカの溜め糞場ですから、塩場の場所を学習できずに忘れてしまったはずはありません。 
オニグルミ落果を入れた餌箱が発するカビ臭い匂いを嫌ったのかな? 

関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ 岩塩を舐めるヤギ♀ 
カモシカと同じウシ科に属するヤギも、岩塩を喜んで舐めてくれました。 
牛を放牧する際にも「塩くれ場」を設置するそうなので、いつか見学したいものです。 

野生動物では他にシカが塩場によく来ることが知られているらしいのですが、ここ山形県ではまだホンシュウジカの生息数が少なくて、トレイルカメラでも滅多に記録されません。 
例えば次のようなネットニュースが報道されました。 「「バケツに食塩水」でシカの繁殖減らす なぜメスだけ寄ってくる?」by 朝日新聞 2025年2月1日 




※【追記】
私はカモシカのフレーメン反応を実際に観察したことがまだありません。
とりあえずニホンカモシカのフレーメン反応についてGemini AIに解説してもらいました。

ニホンカモシカはフレーメン反応をすることが確認されています。

フレーメン反応は、動物がフェロモンなどの化学物質をより効率的に感知するために、上唇を巻き上げ鼻腔を広げる行動です。主に繁殖期に、オスがメスの尿や分泌物を嗅ぐ際にこの行動を示すことで知られています。

ニホンカモシカにおけるフレーメン反応の研究

ニホンカモシカに関する研究では、他の動物と同様に、繁殖期にオスがメスに対してフレーメン反応を示すことが報告されています。この行動は、メスが発情しているかどうかを判断し、交尾の準備をする上で重要な役割を果たしていると考えられています。

フレーメン反応が確認された理由

  • 観察記録: 動物園などでの観察記録で、ニホンカモシカのオスがメスの尿を嗅いだ後にフレーメン反応を示す様子が確認されています。

  • 比較研究: ウシ科の他の動物(アフリカスイギュウ、バーバリーシープなど)でもフレーメン反応が確認されており、ニホンカモシカも同様の行動を示すことが予想されていました。

フレーメン反応の意義

  • 繁殖行動: メスの発情状態の確認や、交尾の誘発に重要な役割を果たしています。

  • 個体識別: 個体ごとに異なる匂いを感知することで、個体識別にも役立っている可能性があります。

  • 環境情報収集: 周囲の環境や他の個体に関する情報を収集する手段としても利用されていると考えられています。

まとめ

ニホンカモシカは、他の多くの哺乳類と同様にフレーメン反応を示すことが確認されています。この行動は、繁殖行動をはじめとする様々な生物学的意義を持つと考えられています。


さらにしつこくPerplexity AIで確認すると、ニホンカモシカのフレーメン反応は、口腔内の切歯管を通じてフェロモン様物質を鋤鼻器(ヤコブソン器官)へ直接運ぶ仕組みであり、ヘビのような舌の出し入れを伴わないのだそうです。
したがって、カモシカの舌舐めずりはフレーメン反応ではないことがはっきりしました

2025/12/17

アナグマの営巣地を1〜3頭で昼夜うろつくホンドタヌキ:9月下旬〜10月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月下旬〜10月上旬

シーン0:9/24(@0:00〜) 
平地の二次林にあるニホンアナグマの営巣地(セット)を自動撮影カメラ2台体制で見張っています。 
近所のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が1〜3頭で連れ立ってやって来ることがあるので、その様子を以下にまとめました。
昼も夜もやって来ます。 
アナグマの空き巣を乗っ取るというよりも、穴居性の虫(カマドウマなど)を巣口で捕食できるので、タヌキは巡回ルートに入れて立ち寄っているようです。 
ときどきセットで縄張り宣言の排尿マーキングをしていく個体がいます。 
タヌキの個体識別ができていないので、計何頭のタヌキが来ているのか不明です。 

シーン1:9/25(@0:05〜) 

シーン2:9/27(@5:40〜) 

シーン3:10/2(@6:40〜) 

シーン4:10/5(@6:56〜) 

シーン5:10/9(@7:50〜) 
曇った昼間に2頭で来たうちの1頭が、マルバゴマキの枯れた灌木に前足を掛けて上部の匂いを嗅いでいました。 
体重を掛けたら、その灌木が根元からポキッと折れてしまいました。(@9:58〜) 
意図的に折ったのではないのですが、折れても別に驚いたりしませんでした。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


2025/12/05

子別れが進む秋に幼獣を1頭だけ連れて久しぶりに帰巣したニホンアナグマ♀が入口の掃除だけして帰る【トレイルカメラ】

 



2024年9月中旬・午前11:00頃・くもり・気温27℃ 

しばらく留守にしていた営巣地(セット)にニホンアナグマMeles anakuma)の母子が久しぶりに帰ってきました。 
先行する成獣の腹面に乳首があるので、母親♀と分かります。
その母親♀が、巣口Lに溜まっていた土砂や落ち葉を外に掻き出してから、別の巣口Rへ向かいました。 
後からついて来た幼獣は、母親♀がさっき掃除した巣口Lの匂いを嗅いだだけで、中には入りませんでした。 

別アングルに設置した自動センサーカメラで続きが撮れていました。 
先行する母親♀は、もうひとつの巣口Rでも保守作業の穴掘りしながら中に入りました。 

せっかく久しぶりに帰巣したのに、居心地がよくなかったのか、長居することはありませんでした。
セットを離れたアナグマの母子は、奥の二次林に向かいました。 
後続の個体(幼獣?)が獣道でちょっと座りました。 
尻を地面に擦り付けはしなかったものの、スクワットマーキングかもしれません。 


【考察】
当歳仔の幼獣は最近まで3頭いたはずなのに、今回は1頭しか登場しませんでした。 
残る2頭の幼獣たちは、どこに行ったのでしょうか? 
一時的に別行動で採食しているのなら良いのですが、母親♀とはぐれたのかな? 
それとも子別れが完了し、残ったのはヘルパー候補の幼獣だけなのかもしれません。 
いつものようにPerplexity AIに相談してみると、

山形県でのトレイルカメラ観察で9月中旬に、3頭いた当歳仔のうち母親と一緒にいる幼獣が1頭だけになったのは、まさに子別れが進行中であると考えて問題ありません。

ニホンアナグマの当歳仔は秋頃(9〜10月)に独立する傾向があるため、9月中旬はちょうど離散が始まる時期にあたり、他の幼獣が巣穴周辺を離れて単独行動を始めた可能性が高いです。残った1頭はまだ母親と同居しているか、協同繁殖的な行動で手伝いをしているメスの幼獣であることも考えられます。

したがって、観察された状況は典型的なニホンアナグマの子別れの過程として理解できます.wikipedia+2

 

​ニホンアナグマの当歳仔は、おおまかに「秋(9〜10月ごろ)」に親から独立し、子別れすると考えられます。wikipedia+2

子別れの時期の目安

  • 繁殖期は春で、出産は春〜初夏、生後2〜3か月で巣穴外に出て行動範囲が広がり、夏には親とほぼ同じ大きさになります。instagram+2

  • 秋になると、冬眠に備えて脂肪を蓄えつつ、この時期が「子別れ」の時期とされ、子は親から独立して単独で採食行動をとるようになります。hollyshit.fc2+2

行動生態的な整理

  • 春生まれ(4〜5月前後)とすると、独立時には生後およそ4〜6か月齢に達しており、体格的には成獣に近く、単独生活に耐えられる状態になっています。wikipedia+2

  • ただし、メスの娘が1頭だけ母親と同居し、翌年の繁殖時に子育てを「手伝う」協同繁殖的なケースも報告されており、全ての当歳仔が完全に離散するとは限らず、特にメスでは親元に残る個体もいます。jglobal.jst+1



来季のヘルパーを務める幼獣は♀が多いらしいのですが、まだ定説として固まっておらず、♂の場合もあるそうです。
私はアナグマ幼獣の性別を外見で見分けられないのですけど、少なくとも当地の個体群では、力が強くて穴掘りが得意な♂がヘルパーになるのではないかという気がしています。

このニホンアナグマ母子にとって、この巣穴はどうやら別宅(別荘)のようで、本宅は別の場所にあるような気がしています。 
複数用意してある巣穴を点々と移動しながら暮らしているのでしょう。
しかしアナグマを一次捕獲して電波発信機やGPSを取り付けない限り、巣穴を見つけるのは難しそうです。 
冬に雪面に残された足跡を辿って行くという雪国ならではの方法(アニマルトラッキング)もあるのですけど、アナグマは冬ごもりしてほとんど活動しなくなってしまいます。 


2025/11/27

アナグマの営巣地で落枝に興味を示したり少し移動したりするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月上旬〜下旬

シーン1:9/9・午前4:45・気温22℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:13。 
平地の二次林にあるニホンアナグマの営巣地(セット)で未明に3匹のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が一緒にやって来ました。 
まずはアナグマの巣口Rを覗き込んで点検してから、別の巣口Lへ向かいます。 


シーン2:9/9・午前4:44・気温21℃(@1:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラにも撮れていました。 
後続個体が林床から何かを拾って咥えたものの、すぐに興味を失ってその場に捨てました。 
短い落枝かと思ったのですが、少し太いので、もしかすると、私が以前に給餌したバナナが干からびた物かもしれません。 


タヌキはアナグマの巣口Lで何か小さな虫を捕食しました。 
獲物は穴居性のカマドウマ幼虫と思われます。 

身震いしてから獣道を右へ立ち去りました。 
2番目の個体は、通りすがりにオニグルミの根元に排尿マーキングして行きました。 
このとき後足を上げて小便したので♂と判明。 
最後(3番目)の個体も、仲間に遅れないよう慌てて走り去りました。 


シーン3:9/24・午前5:24・気温12℃(@1:58〜)日の出時刻は午前5:26。 
15日後の日の出直前に単独行動のタヌキがアナグマの営巣地に来ていました。 
2つの巣口L、Rの中間地点に佇んで、クゥーンと甲高い声で鳴きました。 

足元で見つけた細くて短い落枝を咥えて拾い上げ、マルバゴマギ灌木の根元にそっと置き直しました。 
隠したつもりなのでしょうか。
初めて見る不思議な行動です。
遊びでもなさそうですし、探索行動で説明できるかな? 

タヌキが左へ立ち去った後、アナグマの巣口Lに注目して下さい。 
1.5倍に拡大した上で5倍速の早回しにすると、小さな虫の群れが続々と巣口Lから外に出て来ました。(@2:26〜) 
アナグマの巣穴Lに居候していたカマドウマの幼虫が、巣外に来ているタヌキの足音・振動に驚いて出てきたのでしょう。 
アナグマの巣穴の奥に潜んでいる謎の昆虫の群れについては、後日(10月下旬〜11月上旬)証拠動画を撮ってカマドウマの幼虫と突き止めたので、もうしばらくお待ち下さい。(映像公開予定) 


2025/11/09

ニホンカモシカ排尿姿勢の性差【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年8月中旬 

シーン0:8/10・午後12:46・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
里山でスギと雑木の混交林にあるニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を無人センサーカメラで見張っています。
基本的に画面の左下から右上に向かって山の斜面が登っているのですが、溜め糞場sr2の付近だけ平坦な地形になっています。 

カモシカの登場シーンを以下にまとめました。 


シーン1:8/20・午前4:04(@0:03〜)・日の出時刻は午前4:56。 
未明にカモシカが溜め糞場sr2に来ていました。 
後脚をガニ股にして腰を深く下ろし、♀特有の排尿姿勢です。 

立ち上がると、目の前に自生する細いエゾユズリハ灌木の枝葉に顔を擦りつけてました。 
眼下腺からの分泌物で縄張り宣言のマーキング(匂い付け)をしたのです。 

次にその場で左を向くと、獣道上でポロポロと糞粒を排泄し始めました。 
排尿直後の濡れた落ち葉を蹄で踏んでもカモシカには心理的な抵抗があまりなさそうです。 
排尿と排便が連続しておらず、わざわざ姿勢を変えたのが興味深いです。 
カモシカ♀はカメラ目線のまま排便を続けるのですが、最後まで見届ける前に1分間の録画時間が終わりました。 

ニホンカモシカ♀の大小便を1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:03〜)。 
股間から滴り落ちる尿が白く光って見えるような気がしたのですが、白黒のざらついた画質なので、ただのノイズかもしれません。
排尿中の後ろ姿を見下ろすアングルで撮影しているので、小便がしっかり撮れていないのは仕方がありません。 
それに対して、排便は横向きでしてくれたので、糞粒が肛門から次々に出る様子がしっかり見えます。 


シーン2:8/20・午前4:06(@2:03〜) 
大小便を済ませたカモシカ♀は、さっきマーキングしたエゾユズリハの茂みの奥へゆっくり歩き去りました。 

ミズナラの幹にくくりつけてある岩塩プレートには、カモシカ♀は暗闇で気づいてくれなかったようです。 




シーン3:8/20・午前4:11(@2:23〜) 4分30秒後に、別個体のカモシカが溜め糞場sr2に来ていました。 
腰を浅く屈めて小便していたので、♂と分かります。 
股間の外性器は確認できませんでした。 

カモシカ♂は排尿しただけで、獣道を左に立ち去りました。 
この個体も岩塩プレートには気づいていないのか、全く興味を示しませんでした。 

ニホンカモシカ♂の小便を1.5倍に拡大した上でリプレイ(@2:51〜)。 
こちらは明らかに、滴り落ちる小便が白く光って見えます。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
溜め糞場sr2でカモシカ♀と♂の排尿行動が続けて録画されていました。 
カモシカ関連の本に書いてあったように、排尿姿勢に性差があるようです。(ただし、例外もあるそうです。) 
フィールドで出会うカモシカの雌雄を外見から見分けるのは至難の業です。
幼獣を連れていれば、授乳していなくても母親♀だろうと推測できます。
交尾以外では、排尿時が性別判定できる数少ないチャンスです。
排尿姿勢に注目すれば単独個体でも雌雄を見分けられる、という利点があります。(※追記参照)

相次いで登場したカモシカ♀♂2頭はどういう関係なのでしょう? 
母子が互いに少し離れて夜の森を採食行動しているのかもしれませんが、後続の♂はもう立派な角が生えていて、幼獣と呼べるほど幼くありません。 

実はカモシカに舐めてもらうことを期待して岩塩プレートを設置したのですが、夜の暗闇では見えていないのか、2頭ともに素通りしました。 
トイレ(溜め糞場sr2)では何かを口にする(食事する)気になれないのかもしれません。 

当地でカモシカ溜め糞の分解速度がきわめて遅いのはなぜか? 
 専門の糞虫が絶滅してしまっている? 

免田隆大; 安田雅俊. 九州山地の哺乳類糞塊から採取された糞虫について. 熊本野生生物研究会誌, 2012, 7: 41-42. PDF全文論文あり 

スギ林床やカラマツ林床は、落ち葉の組成に問題があって分解を阻害している? 
カラマツ@wiki カラマツ林ではしばしば落ち葉が厚く堆積して、その落葉の分解速度は広葉樹林と比べても遅く[34]、しばしば土壌を酸性に導くことも問題となる[35]。林内が明るいものの、厚い葉の堆積によって林床の植生の発達が悪いことがしばしばみられることから[35]、カラマツには何らかのアレロパシーがあると見られている[36]。フェノール類に着目した研究では降雨時のカラマツ樹幹を流れるフェノール類はアレロパシーを起こすのに十分な濃度だという報告がある[37]。 





【追記】
待望の新刊書、髙田隼人『カモシカと進化をめぐる冒険: 山の上の生存戦略』によると、
カモシカほどに性差がない有蹄類は、森林性の種でもなかなかいない。カモシカの目に見える性差は唯一、外部生殖器(♂では陰茎と陰嚢、♀では陰唇や陰核)だ。 (p85より引用)

 野外観察で♀と確定できるシチュエーションは、排尿、交尾、授乳のときだ。小便がおへそのあたりではなく(♂のちんちんはおへそのあたりにある)、お尻の近くから出るのを観察できれば♀確定だ。ちなみに、♂よりも♀のほうが腰を深く落として小便しがちだが、そんなに腰を落とさないですることもあるので、これはあてにならない。 (p86より引用)

2025/10/31

アナグマの営巣地を1〜2頭で昼夜うろつくホンドタヌキ:8月上旬〜中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年8月上旬〜中旬 

シーン0:8/6・午後12:49・晴れ(@0:00〜) 
シーン0:8/6・午後13:20・晴れ(@0:03〜) 
平地の二次林で営巣するニホンアナグマMeles anakuma)の巣穴を2台のトレイルカメラで見張っています。 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が往来するシーンを以下にまとめました。 


シーン1:8/7(@0:05〜) 

シーン2:8/9(@0:31〜) 

シーン3:8/10(@1:07〜) 

シーン4:8/11(@1:10〜) 

シーン5:8/12(@1:40〜) 
2頭で来たタヌキの後続個体が、獣道の横に生えたオニグルミ立木の根元の匂いを嗅ぎ、排尿マーキングしました。(@2:50〜) 
後足を上げながら小便したので、♂と判明。 
マーキング直後は獣道を元気に走り去りました。 


若いタヌキが巣口Rの匂いを嗅いでから侵入しようとするものの、巣口Rを塞ぐ落枝や根っこが邪魔をしています。(@3:00〜) 
明らかに巣穴への侵入抑止効果があるようです。 
アナグマが意図的にそのような戸締まりをしているとしたら、興味深い話です。 
以前、タヌキが主にこの巣穴を使っていた時期には、タヌキが外出時に落枝を置いて戸締まり(隠蔽)したことがありました。 

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シーン6:8/13(@3:42〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】 
タヌキが単独でまたは2頭が連れ立ってアナグマの営巣地(セット)に代わる代わるやって来ます。 


2025/10/29

真夏の水溜りで一緒に水を飲むニホンカモシカの母子【トレイルカメラ】

 



2024年8月上旬〜中旬 

シーン0:8/1・午前11:47・晴れ・気温35℃(@0:00〜) 
シーン0:8/1・午後12:23・晴れ・気温33℃(@0:03〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
山林の中に少し開けた湿地帯があり、湧き水が滲み出して浅い水溜りになっています。 
点在する水溜りS、Nに来る生き物を2台の自動撮影カメラでそれぞれ監視しています。 
この期間に登場したニホンカモシカCapricornis crispus)の母子をまとめてみました。 


シーン1:8/2・午前10:23・晴れ(天気雨)・気温27℃(@0:07〜)
水溜まりSの左端でカモシカの母子が仲良く並んで水を飲んでいました。 
奥にいる個体が幼獣で、手前が母親♀です。 

水を飲み終えると、左の死角に立ち去りました。 
カメラの画角をもっと左にずらして設置すべきでしたね。 
晴れていても小雨がぱらついているようで、水溜りの水面に波紋がポツポツと広がります。 


シーン2:8/19・午前11:09・晴れ・気温28℃(@0:24〜) 
17日後にも子連れのカモシカ♀が水場に現れました。 
真夏の日差しが強いせいで、木漏れ日と木陰のコントラストが大きいです。 
連日の日照りで泥水溜りSがかなり干上がり、小さくなっています。 

今回もカモシカの母子が岸辺に仲良く横に並んで、泥水を飲んでいました。 
途中から警戒を解いたのか、もう少し画角の右に来てくれました。 
上空を飛ぶヘリコプターの騒音を気にしながら、水場にしばらく佇んでいます。 
苦労して泥濘を右に横切りました。 

湿地帯の泥濘からひょろひょろと生えた細い灌木(樹種不明)の葉裏の匂いをカモシカ♀が嗅ぎ、顔の眼下腺を擦り付けました。(@1:34〜) 
 角がまだ生えていない当歳仔の幼獣は、同じ枝先の匂いを嗅いだものの、自らは眼下腺マーキングをしませんでした。 

カモシカ母子はカメラのすぐ前を通って、右へ立ち去りました。 
後に現場検証すると、泥濘に深く潜ったカモシカ母子の蹄跡がくっきり残されていました。 


シーン3:8/19・午前11:13・晴れ・気温28℃(@2:11〜) 
2分後に、同一個体のカモシカ幼獣が、少し離れた水溜りNにも水を飲みに来ていました。 
こっちの水溜りNでの飲水シーンは初見です。 
当歳仔のカモシカが水溜りNの深みに足を踏み入れると、メタンガスの泡がブクブクと立ち昇ります。
カモシカ幼獣は右前脚で水底の泥を激しく掻きました。 (@2:22〜)
ただの幼児らしい水遊びなのか、それとも水溜りの底を深く掘っているのかな? 
泥で濁った水を平気で飲んでいます。 

やがて身を翻して左に走り去りました。 
先行する母親♀からはぐれないように、慌てて追いかけて行ったのでしょう。 


※ 水音や泥濘を歩く音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/10/16

幼獣を連れて水場に来たニホンカモシカ♀が飲み食いし、眼下腺でマーキング【トレイルカメラ】

 



2024年7月下旬・午前10:20頃・晴れ・気温27℃ 

里山の湧き水が溜まった湿地帯にニホンカモシカCapricornis crispus)の母子が昼間からやって来ました。 
まず初めに、右下から成獣(後に♀と判明)が登場。 
泥濘から生えた幼木(樹種不明)の枝葉に顔を擦り付けて眼下腺マーキングしていました。 

顔を下げると、水溜まりに口を付けて飲み始めました。 
股間を見ても外性器が不明です。 
水を飲みながら胴体の皮膚をときどきピクピク動かしているのは、吸血性昆虫が体に止まらないよう追い払っているのでしょう。 
我々ヒトには真似できない芸当です。 
短い尻尾もたまに振っています。 

一度顔を上げて周囲を警戒してから、再び水を飲みます。 
やがて水溜まりをジャブジャブと左奥へ横断し、少し奥の水溜まりからも飲みました。 
よほど喉が渇いていたようです。 


監視カメラが続けて起動すると、手前の死角に別個体bのカモシカも来ていました。 
おそらく母親♀について歩く幼獣なのでしょう。 

水場で喉の乾きを癒やした母親♀は、左岸の泥濘に生えた植物の葉裏の匂いを嗅ぎ、眼下腺マーキングしてから、葉を数枚食べました。 
映像ではなんとなくイタドリかな?と思ったのですけど、現場でしっかり同定するのを忘れました。 
母カモシカはそのまま左に立ち去りました。 

その後も手前の死角から鼻息や物音がゴソゴソ聞こえます。 
カモシカ幼獣bの姿が再び画面の下端にちらっと写りました。 
その辺りをキイロスズメバチのような昆虫が飛び回っているのは、もしかすると吸血性のアカウシアブTabanus chrysurus)かもしれません。 


※ 水を飲んだり泥濘を歩く音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/10/08

巣口の横にスクワットマーキングだけして帰るニホンアナグマ♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2024年7月下旬

シーン0:7/22・午後13:53・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
ニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)がある平地の二次林を自動撮影カメラで見張っています。 
風で揺れる木漏れ日がきれいですね。 


シーン1:7/22・午後23:18・気温24℃(@0:03〜) 
晩遅くにアナグマ♂が単独でやって来ました。 
右(奥?)から来て、巣口Rの匂いを嗅いでから手前へ立ち去りました。 
股間の外性器(睾丸や陰茎)は見えませんでしたが、筋肉隆々の体型で顔が寸詰まりなので、♂成獣だと思います。 
母親♀と違って、目(赤外線を反射するタペータム)の大きさが左右均等です。 



シーン2:7/29・午後21:54・雨天・気温25℃(@0:27〜) 
1週間後の雨夜に、アナグマ♂が再び現れました。 
左から来て巣口Rの匂いを軽く嗅ぐと、地面(アクセストレンチの落枝)に尻を擦り付けて、縄張り宣言の匂い付けをしました(スクワットマーキング)。 
右下手前に立ち去りました。 


【考察】
今回登場したニホンアナグマ♂は、前年に産まれた(当歳仔)ヘルパー♂が成獣になったのか、それともまた別個体の♂なのか、個体識別ができていません。 

最近、ヘルパー♂が母子家族と営巣地で合流したのですが、その後は常に母子と行動を共にしている訳ではないようです。



雨の日にスクワットマーキングで匂い付けしても、匂いがすぐに雨で洗い流されてしまうのではないか? と素人は思ってしまいます。
しかし、雨が降ってもアナグマは気にしないで縄張り宣言しています。


2025/10/06

アナグマの巣穴に繰り返し忍び込むホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年7月上旬〜中旬 

シーン0:7/2・午後13:03・くもり・気温32℃(@0:00〜) 
シーン0:7/2・午後13:38・くもり・気温33℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
ニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)がある平地の二次林にしかけた無人センサーカメラに写ったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の様子を以下にまとめました。 


シーン1:7/5・午前3:12・気温19℃(@0:07〜) 
深夜に左から忍び寄ったタヌキが、アナグマの巣口Lの匂いを嗅いでから中に忍び込みました。 
巣穴Lの内検を済ませると、後ろ向きで外に出てきました。 
身震いして土の汚れを落としてから、獣道を右上奥へ立ち去ります。 
通りすがりに、ミズキ立木の幹に小便をかけてマーキングしました。 
このとき右後脚を上げたので、♂と判明。 


シーン2:7/5・午前9:50・気温26℃(@0:51〜) 
約6時間半後の明るい朝にも、手前から来たと思われるタヌキが、アナグマの巣口Lを内検しました。 
毛皮が白っぽい個体です。 
巣内に完全には入らず、後ろ向きで出てきてから、左へ立ち去りました。 


シーン3:7/5・午後12:19・気温29℃(@1:16〜) 
約2時間半後の昼下がりに獣道を右から来たタヌキが、慎重に巣穴Lに侵入しました。 
今回も完全には中に入らずに、後退して出てきて左へ立ち去りました。 


シーン4:7/9・午後21:55・気温21℃(@1:43〜) 
4日後の晩に、監視カメラのレンズの至近距離で、ザトウムシの細長い歩脚が怪しげに動いています。 

画面の下からタヌキが登場すると、大胆不敵にも巣穴Lに入り、しばらく出てきませんでした。 



シーン5:7/9・午後21:58(@2:15〜) 
監視カメラの起動が遅れ、3分後に出巣Lしたタヌキが左に立ち去る姿がチラッと写っただけでした。 
しばらくすると、左からタヌキが戻ってきて、獣道を右へ向かいます。 


シーン6:7/12・午前4:28・気温19℃(@2:43〜) 
3日後の未明、獣道を左へゆっくり立ち去るタヌキの下半身の側面が写っていました。 

この時期はなぜかもう1台の監視カメラの調子が悪かったようです。 


【考察】
何度も書いていることですが、タヌキは巣穴の主であるアナグマの家族は留守のときを見計らってやって来るのでしょうか? 
巣穴に不法侵入してもアナグマから撃退されないのが不思議でなりません。 
本当に「同じ穴のむじな」として2種が仲良く同居しているのでしょうか? 
まさか「同じ穴の狢」のタヌキは、アナグマの体臭を身にまとって、化学擬態しているのかな? 


2025/10/04

夏の夕方にアナグマの営巣地でマルバゴマキの葉裏に眼下腺マーキングするニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年7月中旬

シーン0:7/2・午後13:03・くもり・気温32℃(@0:00〜) 
シーン0:7/2・午後13:38・くもり・気温33℃(@0:04〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。
平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を2台の無人センサーカメラで見張っています。 


シーン1:7/12・午後18:50・気温22℃(@0:07〜)日の入り時刻は午後19:06。 

薄暗い夕方にニホンカモシカCapricornis crispus)が久しぶりにやって来ました。 
首を伸ばすと、アナグマの巣口R近くに生えた細いマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)灌木の匂いを嗅いでいます。 
そして灌木の葉裏に眼下腺からの分泌物を擦りつけてマーキングしました。(縄張り宣言の匂い付け) 


カモシカはその場にしばらく佇んでから、左に立ち去りました。 
アナグマ家族が住む巣穴には全く興味がない(眼中にない)ようです。 


ちなみに、画角の右端に垂れ下がって目障りな物体は、撮影の邪魔をするザトウムシを捕獲するために巻いておいたガムテープが幹から剥がれてしまった物です。 
雨に濡れて粘着性が自然に失われたようです。 
監視カメラにお邪魔虫が写らなくなったので喜んでいたら、こういう想定外のトラブルが起こります。 







シーン2:7/12・午後18:51・気温21℃(@0:47〜) 
別アングルで設置した監視カメラにも写っていました。 
左から来たカモシカが、マルバゴマキの葉裏に眼下腺マーキングしました。 

角が細いので、まだ若い個体のようです。 
立ち去る後ろ姿の股間に睾丸のような物がぶら下がっていたので、♂ですかね?(自信なし) 

アナグマの家族は巣内で寝ているのか(それとも留守なのか)、巣穴から飛び出してきて巨大な侵入者を追い払うことはありませんでした。 
アナグマとカモシカのニアミスしたらどうなるのか、見てみたいものです。

カモシカがトボトボとゆっくり歩いて獣道を右に立ち去る際に、体をミズキ立木の幹に擦り付けて行きました。 


こっちのトレイルカメラの上にはザトウムシが居座っているようで、細長い歩脚がレンズに掛かって目障りですね。 
せっかく私が設置した粘着トラップの効果が薄れてしまったようです。 
ザトウムシ対策として良いアイデアだと思ったのに、どうやら耐久性に問題があるようです。 


つづく→

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