2024年6月中旬・午後19:50頃
山中の湿地帯にある水場を2台の自動撮影カメラで見張っていると、ある晩に左から来た謎の獣がカメラの至近距離に写っていました。
初めは頭を下げて泥濘の匂いを嗅いでいるようでしたが(下生えを採食?)、右に数歩前進してからようやく頭を上げると、ようやく角が見えてニホンカモシカ(Capricornis crispus)と判明。
この地点でカモシカは初見です。
木の幹に付いている異物の存在に気づいたようで、鼻を近づけてトレイルカメラの匂いを念入りに嗅いでいます。
カモシカの鼻息♪がフンフンと聞こえます。
ホオノキの幹に監視カメラを設置した高さは地上90cmでした。
これほど至近距離からカモシカの顔を撮れたのは初めてかもしれません。
至近距離でもピンぼけにならず、眼下腺の膨らみもしっかり撮れていました。
無人カメラならではの迫力のある映像になりました。
角輪を数えれば、ニホンカモシカの年齢を推定できるかもしれません。
ヤブ蚊がカモシカの毛皮の上スレスレを飛び回っています。
カモシカが右に立ち去ると、対面に設置したもう1台の監視カメラが起動しました。
別アングルの映像に切り替えると、カモシカが立ち止まってカメラを見つめていました。
やがて警戒を解くと、獣道をゆっくり左に歩いて行きます。
画面の左端で立ちどまり、頭を下げました。
おそらく湿地帯に生える下生えを採食しているようです。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→
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