2021/02/20

ドバトの群飛と電線への着陸(野鳥)

 

2020年8月中旬・午後17:20頃・晴れ 

街中でカワラバト(=ドバト;Columba livia)の小群がぐるぐると飛び回っていました。 
2羽?のカラスに追い回されていたような気もしたのですが、その様子は動画に撮れませんでした。 
計11羽のドバトが一団となって旋回してから、電線に着陸しました。 
群飛というほど大きな群れではありませんが、一斉に着陸する様子がささやかながらも動画映えすると思ったので、1/5倍速のスローモーションでまずはご覧ください。 
直後に等倍速でリプレイ。 

日が暮れるとドバトはどこで寝るのか、塒入りの様子をそういえば観察したことがありません。 
多くは鳩舎に帰るのではないかと予想しているのですが、野良のドバトのねぐらがこの近くにあるのかな? 

それにしても、ドバトの数がめっきり減りました。 
近年は市民(特に就学児童)の野鳥に対する正しい動物愛護意識が向上したせいか、ドバトへ給餌するヒトが減りました。
(公園で鳩の餌を販売しなくなって久しいです。) 
2020年は更にコロナ禍対策でヒトが出歩かなくなったので、鳩に餌をやるヒトが本当に減ったのでしょう。 
ヒトが気まぐれに与える大量の餌に依存していたドバトは、採餌活動域を大きく変更する必要に迫られたはずです。

アカタテハの羽化a【10倍速映像】

 

アカタテハの飼育記録#4

▼前回の記事 
羽化直前にときどき蠕動するアカタテハ垂蛹a【50倍速映像】
2020年10月下旬・正午頃・室温22.1℃・湿度52% 

正午過ぎ(午後12:09)にアカタテハVanessa indica)の羽化が始まりました。 
実は朝から近所で道路工事が行なわれていたのですが、激しい騒音や振動がようやく止まった昼休みに警戒を解いて羽化が始まったのかもしれません。 
羽化と翅伸展の様子を10倍速の映像でご覧ください。 
翅が伸びた後も画角に収まるように予めセッティングしておくのが微速度撮影のコツです。 
今回は奇跡的にぴったり(ギリギリ)でした。 

垂蛹が胸の辺りで割れて成虫がするりと抜け出すと、そのまま萎れたカラムシの葉にしがみつきました。 
くしゃくしゃに畳まれた翅原基に体液を送り込むと、閉じたままの翅がみるみるうちに広がります。 
アカタテハの翅裏の複雑な模様が既に出来上がっていました。 
翅伸展と同時にゼンマイ状の口吻2本をくるくると伸縮させて1本の管に融合します。 
やがて腹端を蛹の抜け殻(羽化殻)から引き抜きました。 

抜け殻にぶら下がったままアカタテハaは方向転換し、お尻をこちらに向けました。 
撮影用の照明が眩しかったのかもしれません。 

2021/02/19

アメリカセンダングサで訪花吸蜜するフタモンアシナガバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年10月下旬・午後13:40頃・晴れ 

街中の駐車場の隅に自生するアメリカセンダングサの群落でフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)の雄蜂♂が訪花していました。 
花から花へ飛び回り、吸蜜しています。 
この組み合わせは初見。 
触角の先がカールしていて顔色が白いのが雄蜂♂の特徴です。 
雄蜂♂は毒針を持たないので、接写しても怖くありません。 

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:45〜) スーパースローだと風揺れも手ブレも気になりません。

ヤクシソウの花で吸蜜ホバリングするホシホウジャク?(蛾)

 

2020年10月中旬・午後15:10頃・くもり 

峠道の路肩に倒伏したヤクシソウの群落でホシホウジャクMacroglossum pyrrhosticta)と思われる小型のホウジャクが訪花していました。 
ホバリング(停空飛翔)しながら花から花へ忙しなく飛び回り、じっくり撮らせてもらえません。 
初見の組み合わせで嬉しかったのですが、すぐに逃げられてしまいました。 
 1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

2021/02/18

街路樹ハナミズキの赤い実を食べるハシブトガラスの群れ(野鳥)

 

2020年10月下旬・午後16:00頃・晴れ 

街路樹のハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)が見事に紅葉し、果実も赤く熟しました。 
その樹上にハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の群れが次々に飛来して、熟果を採食していました。 
赤い実を1個ずつ啄んでいましたが、たまに2個同時に食べることもありました。 
動画を撮りながらのスナップショットには、赤い実を咥えながら舌も伸びているシーンが数枚撮れていて、興味深く思いました。 
次に機会があれば、食事中のカラスが舌をどう使っているのかスーパースローで記録してみたいものです。 

今回もうひとつ気になったのは、ハシボソガラスが来てないことです。 
近くの集団塒では夕方になると混群をなしているのに、ハナミズキの街路樹ではハシボソガラスを見かけませんでした。 
ハシブトガラスの群れが餌場を占有しているとハシボソガラスは近づけないのでしょうか? 

▼関連記事(5年前の撮影:落葉後に採食) 

歩道を自転車が通りかかると、警戒したカラスはハナミズキ樹上から次々と飛んで逃げてしまいました。

羽化直前にときどき蠕動するアカタテハ垂蛹a【50倍速映像】

 

アカタテハの飼育記録#3

▼前回の記事 
つまむと激しく暴れるアカタテハ垂蛹
2020年10月下旬・午前8:15〜 

カラムシの葉を巻いた巣を採集してから5日後の朝、 アカタテハVanessa indica)の垂蛹aに変化が現れました。 
赤い翅原基が透けて見えるようになり、そろそろ羽化が始まりそうです。 
羽化の過程を見逃さないように、微速度撮影で一部始終を記録しました。 
50倍速の早回し映像をご覧ください。 
蛹はときどきピクピクと自発的に蠕動していました。 

2021/02/17

オオウバユリの実から飛び立つアキアカネ♀

 

2020年10月中旬・午後15:40頃・くもり 

休耕田の畦道にオオウバユリが1本だけ立ち枯れしていました。 
背高く伸びた茎の天辺で割れた実にアキアカネ♀(Sympetrum frequens)が止まっていました。 
翅を下げて休んでいます。 
ときどき頭部をグリグリ動かして周囲を油断なく警戒しています。 
「オオウバユリの天辺で縄張りを張って獲物を待ち伏せしている」と表現したかったのですが、自発的に飛び立った後に戻って来ませんでした。 
辺りでコオロギ♂が鳴いています♪

ウラナミシジミ♂の日光浴

 

2020年10月中旬・午後13:50頃・晴れ
▼前回の記事 
ヒメジョオンの花蜜を吸うウラナミシジミ♂
つづら折れの峠道に沿って自生するナギナタコウジュの葉にウラナミシジミ♂(Lampides boeticus)が止まっていました。 
日光浴のため翅をほぼ全開にしていますが、後翅の尾状突起が秋風になびいています。 
最後は自発的に飛び立ちました。

2021/02/16

鳥害対策としてスギ樹上に多数の黒ビニール(鳥よけ)

 

2020年2月中旬・午後頃・晴れ 

河川敷になぜか1本のスギ(杉)の木がポツンと立っていて、多数の黒いビニール片が上から下まで枝に結びつけられていました。 
台風や嵐で飛ばされたゴミのビニールが枝に引っかかっているのかと一瞬思ったのですが、他の木には付いていませんし、こんなに多数の黒ビニールが満遍なく付いているのは不自然です。 
おそらく堤防外の住宅地の住民から苦情があり、カラスの死骸を模した黒ビニールを鳥よけとして杉の枝にくくりつけたのでしょう。 
この杉の木で野鳥(おそらくカラス)が巣作りを始めたり集団塒になったりする事態を妨げたいのだと思われます。 

ところが、実はすぐ近くのヤナギ科の高木にカラスの巣を発見しました。 
私としてはカラスの営巣状況を今後も定点観察したいので、今回は営巣木との対比を映像で記録しませんでした。
樹種などの詳細も濁しておきます。

つまむと激しく暴れるアカタテハ垂蛹

 

アカタテハの飼育記録#2

▼前回の記事 
カラムシの葉を巻いた巣内にアカタテハの蛹を見つけた!
2020年10月中旬・午後頃・室温20.5℃、湿度51% 

前日に採集してきたアカタテハVanessa indica)の垂蛹が付着した周囲のカラムシの葉がこれからの撮影の邪魔になるので、ハサミで切り落としました。 
蛹の表面を透かして成虫の翅原基の赤い色が未だ見えないので、羽化する前兆はありません。 

ペンの先でアカタテハの蛹に触れたり擦ったりしても無反応でした。 
指で軽く摘んだら激しく暴れ、しつこく繰り返すとビチビチビチ…と身を捩って暴れました。
おそらく体内寄生されていない健康な蛹と分かり、一安心。 
単純な触覚では反応しないものの、軽く圧迫刺激すると激しく暴れることが分かりました。
捕食者や寄生者などの天敵に対する自衛策なのでしょう。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

2021/02/15

ヤクシソウの花蜜を吸うヤノトガリハナバチ♀

 

2020年10月中旬・午後12:45頃・晴れ 

つづら折れの峠道に沿って咲いたヤクシソウの群落で、おそらくヤノトガリハナバチ♀(Coelioxys yanonis)と思われるトガリハナバチの仲間が忙しなく訪花していました。 
ハキリバチ科の労働寄生種なので、♀なのに花粉を採餌しません。 
この組み合わせは初見です。 
 吸蜜の合間に近くのヨモギの葉で日光浴したり身繕いしたりしていました。 
胸背の右肩に黄色い花粉が付着しています。

マツバギクの花蜜を吸うヤマトシジミ♀

 

2020年10月中旬・午前10:25頃・晴れ 

郊外で民家の庭先に咲いたマツバギクの群落でヤマトシジミ♀(Zizeeria maha)が訪花していました。 
吸蜜しながら、しっかり閉じていた翅を途中から半開きにしました。 
この組み合わせは初見です。 

初めはルリシジミ♀かと思ったのですが、それにしては翅表全体が異様に黒っぽいので迷いました。 
暗化個体あるいは交雑種なのか?とか、まさかハマヤマトシジミなど南西諸島からの迷蝶か?と先走った妄想を逞しくしたぐらいです。

2021/02/14

止まり木で脱糞し飛び立つホオジロ♀(野鳥)

 

2020年10月中旬・午後14:00頃・晴れ

里山を抜けるつづら折れの峠道で道端の落葉灌木の枝にホオジロ♀(Emberiza cioide)が止まっていました。 
背後は薄暗いスギ林です。 
私を警戒し、横歩きで細い枝をピョンピョン移動。 
後ろ向きになると、少量の白い糞をポトリと排泄しました。 
飛び去るまでホオジロ♀は鳴き声を一切発しませんでした。 
排便および飛び立ちのシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

クモガタヒョウモン♀の日光浴

 

2020年10月中旬・午後12:40頃・晴れ
▼前回の記事 
ヤクシソウの花蜜を吸うクモガタヒョウモン♀
吸蜜の合間にクモガタヒョウモン♀(Nephargynnis anadyomene)は峠道横の崖で落ち葉の上に乗り、翅を開げて休んでいます。 
地面や落ち葉を舐めてミネラル摂取しているかもしれないと思ったのですが、背側からでは口吻が見えません。 
おそらくただの日光浴でしょう。 
すぐにまた飛んで近くに咲いたヤクシソウの群落に移動し、吸蜜を再開しました。

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