2021/02/22

羽化後に蛹便を排泄するアカタテハ

 

アカタテハの飼育記録#5

▼前回の記事 
アカタテハの羽化a【10倍速映像】
2020年10月下旬・午後13:00頃 

羽化直後の翅伸展が完了したアカタテハVanessa indica)aは、翅を閉じて抜け殻(羽化殻)にぶら下がったままじっとしています。 
次は余分な体液を排泄するはずです。 
ところが私の不注意でカメラの三脚を軽く蹴飛ばしてしまい、アカタテハaが1回目に羽化液(蛹便)を排泄した瞬間を撮り損ねてしまいました。 
予め床に敷いておいた白紙に赤い羽化液の雫が血痕のように垂れています。 
気を取り直して画角を戻し動画に撮り続けると、2回目の排泄シーンを記録することができました。 
ヒクヒクしていた腹端(肛門)から深紅の液状便(羽化液)をポタポタと勢い良く5滴排出しました。 
腹部全体を収縮させて排泄しています。 
その後はもう蛹便を出しませんでした。

ちなみに、「まるで血痕のようだ」と書きましたが、昆虫の血液にはヘモグロビンが含まれていないので赤くありません。

つづく→#6:

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