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2025/08/28

ニセアカシア葉軸の毒味を繰り返すニホンザルの群れ

 

2024年6月中旬・午前11:10頃・晴れ 

山麓にある砂防ダムの堰堤に集まった3頭のニホンザルMacaca fuscata fuscata)に注目しました。 
成獣には胸に小さな乳首が見えたので、若い♀(ヤンママ?)のようです。 
授乳を経験すると♀の乳首は細長く伸びたままになります。
この3頭はおそらく母子で、子猿abは兄弟姉妹の関係なのだろうと推察しています。 

成獣♀がコンクリートの堰堤に落ちていたニセアカシアの落ち葉を手で拾い上げて匂いを嗅いだものの、口にしませんでした。 
背後にオニグルミの木が見えますが、葉の形が明らかに違います。 
次に成獣♀は眼の前に垂れ下がったニセアカシアの枝葉を引き寄せてむしり取り、葉柄の匂いを嗅いでから少し食べました。 
横に居る子猿もニセアカシアの葉柄を少し齧りました。 
ニセアカシアの丸い小葉ではなく、千切った葉柄の根元を少し食べています。 

突然、左から別の子猿dが乱入し、立ち上がってニセアカシアの枝葉を手で掴もうとするも失敗しました。 
自分が上下に跳躍するので、ニセアカシアの枝も一緒に揺れています。 
ニホンザルがよくやる威嚇の木揺すりディスプレイとは違うようです。 
枝に飛び移りたかったのかな? 
母親♀がその様子を横で呆れたように見ていて、はしゃいでいる子猿dを乱暴に掴んで堰堤に組み伏せ、強引に対他毛繕いを始めました。 
やんちゃ盛りの子猿dは、嫌がって母親♀から逃れようとしています。 

その右に独りで座っている子猿bが食べているのは、奥に見えているオニグルミの葉ではなく、やはりニセアカシアの葉でした。 

わんぱくな子猿dが母親♀から逃げながら、ニセアカシアの枝葉を拾って咥えました。 
母親♀がそれを追い回しています。 

その間に、手前で別個体の子猿bが立ち上がり、ニセアカシアの枝葉を引き寄せようとしています。 
しかし、枯れた枝葉しか毟り取れませんでした。 
母親♀がこの子猿bを歩いて追いかけ、毛繕いを開始。 


ニホンザルがニセアカシアを味味するシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:05〜) 


【考察】 
後で現場検証すると、ニホンザルが集まって居た砂防ダムの堰堤の岸にニセアカシア(別名ハリエンジュ)がオニグルミと並んで自生していました。 
今回ニホンザルがニセアカシアの小葉を食べそうで食べず、葉柄(葉軸の根元)をちびちびと齧るだけだったのが気になりました。 
実は数年前に観察したときも、ニセアカシアの木に登ったニホンザル♂は若葉と未熟な豆果を少ししか食べませんでした。 



いつものようにPerplexity AIに相談してみたところ、ニセアカシアには食害から身を守るための毒があるという衝撃の事実を教えてもらいました。 
私はそれまで有毒だとは知りませんでした。
A1: ニセアカシア(ハリエンジュ)の葉には毒性成分が含まれています。具体的には、葉、樹皮、枝、種子には「ロビン」や「ロビチン」といった毒素があり、これらによって家畜(特に馬)が中毒を起こすことが報告されています。人間が摂取した場合も過去に中毒例があり、吐き気や腹痛、下痢、呼吸困難、心拍異常などの症状が出ることがあります。 一方で、花には毒が含まれておらず、花だけは食用にされることもありますが、それ以外の部分は毒性があるため注意が必要です。ニセアカシアの葉をニホンザルが少しだけ味見するような行動は、この葉の毒性のために摂取を控えている可能性が高いと考えられます。 したがって、ニセアカシアの葉には毒が含まれており、ニホンザルが食べる量が少ないのは毒に対する本能的な回避行動である可能性が高いです。ニセアカシアの葉を摂取すると、中毒症状を引き起こす可能性があるため、摂取は控えられる傾向にあります。 以上のことから、ニホンザルがニセアカシアの葉を少ししか食べなかった理由は、葉に含まれる毒性成分のためであると考えられます。
しかし、「ロビン」や「ロビチン」は正式な化学物質名や広く認められている学術名称ではなく、詳細な英語名や構造式を示す文献は見当たりません。
より正確にはマメ科特有の有毒タンパク質群(レクチンなど)や関連物質として理解するのが適切です。 

A2: ニセアカシアの果実(豆果)についても、葉や樹皮などと同様に毒性があるとされています。若い未熟な豆果も含め、果実に毒性成分が含まれているため、食べることは注意が必要です。特に若い緑色の果実は見た目がおいしそうに見えますが、摂取は避けるべきとされています。 ニホンザルが未熟な豆果を少しだけ食べたという行動も、毒性のある部分を本能的に回避しつつ、少量を試し食い(味見)している可能性が考えられます。毒性成分は主に「ロビン」や「レクチン」といったマメ科特有のもので、消化器症状や神経症状を引き起こすことがあるため、果実も摂取は控えられるのが普通です。 まとめると、ニセアカシアの果実(豆果)にも毒があるため、ニホンザルが少量しか食べなかったのは毒性に対する防御的な行動と見るのが妥当です。 

しかし「蓼食う虫も好き好き」という諺があるように、ニセアカシアの葉を食べるイモムシもいます。
進化の過程でニセアカシアの毒成分に対する解毒能力や耐性を獲得したのでしょう。

関連記事(5年前の撮影)▶ 


今回のニホンザルの群れは砂防ダムでニセアカシアの葉柄を毒味していたようです。 
近くにオニグルミの葉(無毒)も生えていたのに、わざわざニセアカシアの葉柄(有毒)を選び取って何度も味見していたのが不思議です。 
A3: オニグルミの葉には毒性成分(ジュグロン)が含まれますが、ニセアカシアのような明確な哺乳類毒はなく、ニホンザルが積極的に避ける理由にはなりにくいと考えられます。ニホンザルがニセアカシアの葉をあえて味見する行動は、好奇心・変わった食物の探索や、他の要因(例:食物の多様化、タンパク質の補給など)が影響しているかもしれません。 
もしかすると、有毒成分に特有の刺激的な味覚がニホンザルにとってスパイスのように少し癖になっている(中毒性のある嗜好品?)のかもしれません。 
そして幼い子猿が有毒植物をあまり大量に食べ過ぎないように、成獣♀(若い母親? 姉?)が子猿から取り上げようとしているようにも見えます。 
しかしニホンザルの採食行動は全て自己責任であり、危険な有毒植物を子猿が食べようとしていても、母親は叱ったり強く制止したりすることはないのだそうです。

A4: 野生のニホンザルにおける食草の毒味は基本的に各個体が自己責任で行う行動と考えられています。特に毒性のある植物や部分を少量ずつ試す「味見」は、個体ごとの経験や感覚によって判断されることが多く、親や群れの成獣が明確に制止や教育を行う様子が観察されることは稀です。

これは、毒の感受性や個体差があるため、個別の体験を通じて安全か危険かを学ぶ必要があることや、毒味行動自体が自己防衛の意味を持つためと考えられます。成獣が子猿の行動を特に制止しなかったという観察は、この自己責任の性質を反映していると言えます。

また、ニセアカシアのように毒を含む植物は味わいながら摂食量を調整するなど、適応的な習慣が形成されている可能性が高いです。こうした行動は、食物の利用可能性や栄養のバランス確保に不可欠であり、個々のサルが自らの判断で安全な食べ方を模索するための重要な生存戦略となっています。


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2025/08/23

砂防ダムの堰堤で助走からロンダートするついでにススキの葉を食べる若いニホンザル

 

2024年6月中旬・午前11:00頃・晴れ 

里山から流れ出る沢を山麓の砂防ダムがいったん堰き止めています。 
その砂防ダムに野生ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の群れが集まっていました。 

独りで右から来たお調子者の子猿が、コンクリートの堰堤に両手をついて逆立ち?しかけました。 
その場に座り、痒い体を手で掻いてから左へ小走りに消えました。

何気ないシーンでしたが、1/5倍速のスローモーションでリプレイすると(@0:10〜)、実は子猿が一瞬で色んなことを素早くやっていました。 
右から助走してきた子猿が、砂防ダムのコンクリートの隙間から生えたススキの葉先を通りすがりにかじって食べていました。 


ちょっとスピードを出し過ぎた助走から急停止するために、体操の技のロンダートを決めたようです。 (やや中途半端?)
子猿が遊びで逆立ちしたときに興奮で失禁し、小便を撒き散らしたように見えたのですが(いわゆる「嬉ション」)、何度もスロー再生すると私の錯覚だったようです。 
このコンクリート堰堤から落ちると大怪我しそうな高さですが、堰堤の幅は230cmで余裕があります。
高所も平気なニホンザルにとっては、こんな軽業も朝飯前です。
しかし高所恐怖症のヒトにとっては、まるで細い平均台の上で助走からのローンダートを決めながらアクロバティックに採食しているようで、見ているだけで恐怖を覚えるかもしれません。

この子猿の性別を私にはしっかり見分けられません。 
一瞬見えた股間に小さな陰茎らしきものが見えたものの、睾丸は見えませんでした。 
素人目には若い♀のような気がするのですけど、胸に乳首は見えません。 

子猿は砂防ダムでススキを採食すると(文字通り道草を食うと)、座ってもぐもぐと口で咀嚼しています。 


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2025/08/21

山中の湿地で夜に水を飲み採食する2頭のニホンイノシシ【トレイルカメラ:暗視映像:フィールドサイン】

 



2024年6月下旬

シーン0:6/24・午後12:41・くもり(@0:00〜) 
シーン0:6/24・午後13:17・くもり(@0:00〜) 
山林の中に少し開けた湿地帯があります。 
様々な野生動物や野鳥が水場として利用する、湧き水や雨水が溜まった水溜りを2台の自動センサーカメラ(旧機種)で見張っています。 


シーン1:6/27・午後20:11(@0:07〜) 
ある晩にニホンイノシシSus scrofa leucomystax)が登場しました。 
水溜まりSに口をつけて泥水を飲んでいます。 
飲み終わると、そのまま此岸の泥濘を右へ向かいます。 
今回のイノシシは単独ではなく、後続個体が縦列でついて歩いていました。 
普通なら母子なのですけど、今回のペアには体格差がありません。 
なんとなく、若い兄弟姉妹のような気がします。 
ただし体表に縦縞模様はありませんでした。(ウリ坊ではない)。
横から腹面を見ても、乳房や乳首、外性器などは見当たりません。 


シーン2:6/27・午後20:11(@0:29〜) 
湿地帯の反対側に設置した監視カメラでも続きが写っていました。
2頭のイノシシは、湿地の泥濘を右から左へゆっくり歩いています。 
先行個体はどんどん左へ立ち去りますが、後続個体は一箇所に立ち止まっています。 
鼻面で泥濘を掘り返し、餌を探しているのでしょう(採食行動)。

残念ながら、手前の泥水溜りNには近づきませんでした。


シーン3:6/27・午後20:12(@1:12〜)
後続個体が対岸の左奥で立ち止まり、林縁で何か採食しているようです。 
左に立ち去った後で、イノシシが重低音で鳴く声♪がかすかに聞こえました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ イノシシの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


シーン4:6/28・午後13:10・(@0:00〜) 
翌日に現場検証すると、前夜に来たイノシシは、水が澄んだ浅い水溜りではなく、わざわざ白濁した左の深い水溜りから水を飲んでいたようです。 

約17時間前にイノシシ2頭が続けて歩いた泥濘に、蹄の跡がくっきりと残っていました。 
私はまだフィールドでニホンカモシカとニホンイノシシの蹄跡をしっかり見分けられる自信がないのですけど、今回はトレイルカメラの証拠動画が残っているので、間違いなくイノシシの足跡です。 

イノシシの足跡はスギ林の方へ向かっていました。 
採食痕のフィールドサインも現場でじっくり撮影すべきでしたね。


余談ですが、「所さんの目がテン!」という動物系長寿番組の2024年8月18日放送回は、「いきものの森SP:見られなくなった植物復活?タイムカプセル実験」というタイトルでした。 
埋土種子の発芽実験を実演した上で、「イノシシやアナグマなど、表土(腐葉土)を大規模に掘り返す動物は、撹乱して埋土種子が発芽しやすくしているのかもしれない」と専門家がコメントしておられました。 
ヒトのせいでイノシシやアナグマが絶滅した森は、植物の多様性が予想以上に劣化し、貧弱で貧相な森になってしまうでしょう。


つづく→

2025/08/19

休耕地で採食するキジ♂が合間に母衣打ち♪【野鳥:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年5月下旬・午前10:05頃・晴れ 

休耕地らしき原っぱの端っこでキジ♂(Phasianus versicolor)が歩きながら地面をあちこち啄んで食事をしています。 
原っぱの奥にある雑草の茂みや雑木林にいつでも逃げ込めるように、林縁から離れずに採食しています。 
しかし草丈の高い茂みの中ではなく、もっと開けた見晴らしの良い原っぱで採食するのがキジ本来の好みのようです。 

私の背後の車道をトラックや普通車両が次々と騒々しく走行しても、だいぶ距離が離れているので、キジは気にしません。 

母衣ほろ打ちが撮れるまで、じっくり長撮りしてみました。 
採食の合間にときどき立ち止まってやや背伸びをしても、キジ♂はなかなか鳴いてくれません。 
全身の羽毛を逆立てて身震いすることもありました。 

ようやく、縄張り宣言の母衣打ち♪を披露してくれました。(@5:44〜) 
1/5倍速のスローモーションでリプレイすると(@6:17〜)、ケンケーンと大声で絶叫する前後で素早く3+9回羽ばたいていました。 
この力強い羽ばたきによって、ドドドド…♪という重低音のビートが鳴き声の伴奏になります。 
母衣打ちの際に瞬膜が一瞬閉じています。 

胸元の羽毛を嘴で整えてから(羽繕い)、採食を再開。 

繁殖期のキジ♂は定期的に鳴くので、次は240-fpsのハイスピード動画でも母衣ほろ打ちを録画しようと、同一個体を辛抱強く撮り続けました(@6:32〜)。 
やはりこの個体は、3+9回羽ばたいて母衣打ちしていました。


2025/08/15

裏庭に捨てられたタマネギの鱗茎を生で食べ漁るニホンザルの群れ

 

2024年6月下旬・午前11:00頃・晴れ 

山麓の農村部で山から降りてきた野生ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の群れが民家の裏庭に忍び込んでいました。 
手前に電気柵が見えているものの、この時期はおそらく通電していない上に大きな隙間が開いていて、猿は侵入し放題です。 

家庭から出た生ごみをきちんとコンポスト容器に入れずに、裏庭の片隅に山積みに捨ててあるだけです。 
てっきりニホンザルは残飯や野菜くずを貪り食べに来たのかと思いきや、よく観察すると捨てられたタマネギの球根を選り好みして食べていました。 
撮影する私をニホンザルたちはチラチラと見ているものの、食事に夢中で逃げようとしません。 

タマネギを生で食べると、硫化アリルなどのピリッとした辛み成分があるはずなのに、猿たちが喜んで食べているのが意外でした。 
新玉ねぎは猿の味覚でも甘いのかな? 
玉ねぎの茶色い薄皮や緑の葉を手で器用に剥いて、白い鱗茎を食べていました。 
成獣だけでなく若い子猿も平気で生のタマネギを次々に食べています。 
猿に玉ねぎを与えると「むいてもむいても中身がなくて怒り出す」という都市伝説があるのですが、そんなことはありませんでした。 
タマネギが腐っていればドロドロに溶けて異臭を放つはずですが、猿が皮を剥いたタマネギは新鮮で美味しそうです。 

ニホンザルが野山で採食する野生植物の中で、タマネギ(ユリ科ネギ属)の球根と似たもの、つまり「地中にできる栄養貯蔵器官(球根・塊茎・根茎など)」を食べる例は、検索しても見つかりませんでした。
草本の根や地下茎を食べる例はごく限定的で、主に地上部を採食する傾向が強いのだそうです。


つまり当地のニホンザルたちがタマネギの鱗茎を好んで食べるようになったのは、最近学習した結果です。

ペットのイヌやネコを飼っている人はよくご存知のように、動物の種類によっては、タマネギ中毒の問題があるので決して与えてはいけません。 
今回のニホンザルたちはタマネギを自発的に貪り食っていますが、平気なのでしょうか?
サルなどは、用量依存性の障害が生ずることはあっても(過剰に摂食し過ぎると障害が起こる。ヒトも同様)、いわゆる低用量で障害を起こすようなタマネギ中毒にはならない。(wikidpediaより引用)

動画を撮影中に、黒いポロシャツを着た民家の住民♂が車庫のシャッターを開けて外に出て来ました。 
裏庭に集まった猿の軍団を眺めても、住民は突っ立ったまま黙認・静観しています。(諦めの境地?) 
私がカメラで撮影しているのを意識して、猿を庭から追い払わなかったのかもしれません。
住民を警戒して逃げだしかけたニホンザルたちも、タマネギの山にすぐ戻ってきて採食を再開しました。 

この状況は典型的な「野生動物への意図していない餌付け」の状態になっています。 
野生のニホンザルがタマネギの美味しさを一度覚えてしまうと、次はタマネギ畑から球根を掘り起こして食害するようになるのは時間の問題です。 
農村部では深刻な猿害の原因となるので、農業残渣や家庭の生ゴミは頑丈なコンポスト容器などに密封して処分すべきです。 
今回は生のタマネギ球根(腐っていない状態)を地上にまとめて放置していたのが問題でした。
せっかく田畑や家庭菜園に電気柵を設置したのなら、通電してしっかり保守管理すれば、ニホンザルを近づけさせない効果があるはずです。 
一番手っ取り早い猿害対策は、家の外で番犬を飼う(できればイヌを数匹放し飼いする)ことだと思うのですが、最近では農村部でも室内飼いが一般的になってしまいました。

ちなみに、画面の右奥にあるサトイモ畑を取り囲むように、鳥害対策で銀色のテープが張り巡らされていました。 
しかし猿害対策としては全く効果がなくて、ニホンザルの群れは平気で(怖がらずに)裏庭に侵入しています。 

この記事を書くために、Perplexity AIと問答を繰り返し、最後に一丁前なレポートにまとめてもらいました。
細かい点でAIの筆が走ってしまったところ(私はそんなことは言ってない、ハルシネーション)をあちこち手直ししたいのですが、そのままコピペしました。

ニホンザルの採食行動に関する観察記録

ニホンザル(Macaca fuscata)は、日本の森林地帯に広く生息する雑食性の霊長類であり、その採食行動は生息環境や季節、個体群によって多様に変化することが知られています。
本レポートでは、山麓の民家周辺で観察されたニホンザルのタマネギ球根採食行動を中心に、その生態と適応能力について記録する。

採食行動の観察

  • 食性の基本:ニホンザルは本来、果実や種子、葉、新芽、花、樹皮、昆虫など多様な食物を採食するが、特に果実や種子を好む傾向が強い。しかし、果実の利用可能性が低い季節や環境では、繊維質の多い葉や草本類を多く食べることもある。ecology.kyoto-u+1

  • 季節による変化:春には若葉や花を、秋には果実や種子を多く採食し、食物構成は植物のフェノロジー(季節的な成長・結実の変化)と強く連動している。jstage.jst

  • 環境適応:生息地の標高や植生、年ごとの結実量の変動に応じて、採食物が柔軟に変化する。たとえば、堅果類が豊富な年はそれを主要食物とし、少ない年は液果類など代替食物に切り替える。jstage.jst

  • 学習と社会的伝播:新しい食物を発見した個体が食べ始めると、他の個体も模倣して採食を開始する。この社会的学習は、群れ内での食性の拡大や新たな食物資源の利用に寄与している。

  • 人間生活圏への進出:本来の生息域外である民家の裏庭などにも進出し、生ゴミや未収穫野菜を採食する事例が増加している。今回の観察では、タマネギの球根(新タマネギ)が地上にまとめて放置されていたため、ニホンザルが緑の葉や茶色い薄皮を剥いて白い部分(鱗茎)を採食していた。成獣だけでなく若い個体も抵抗なく食べており、腐敗していない新鮮な球根を選好する傾向がうかがえた。

  • 味覚選好:タマネギの外側(苦みが強い部分)は避け、内側の甘く水分の多い部分を選んで食べる行動が観察された。これは、ニホンザルが味覚に対して敏感であり、摂取する部位を選別していることを示唆する。

  • 野生植物との比較野生下では、タマネギ球根のような地中貯蔵器官を積極的に採食する習性はほとんど確認されていない。タマネギの採食は、人間の生活圏に近づいたことで新たに獲得した食習慣と考えられる。

考察

ニホンザルの採食行動は、環境の変化や食物資源の availability(利用可能性)に応じて柔軟に変化する。また、学習能力が高く、新しい食物資源を速やかに取り込むことができる。今回のタマネギ球根の採食は、従来の野生下での食性の範囲を超える「新たな適応」の一例であり、人間活動がサルの行動圏と食性に与える影響の大きさを物語っている。jstage.jst

猿害対策への提言

ニホンザルによる農作物や生ゴミの食害は、地域住民にとって深刻な問題となっている。
今回の観察から得られた知見を踏まえ、効果的な猿害対策を以下に提言する。

物理的対策の徹底

  • 生ゴミ・収穫物の管理:タマネギをはじめとする生ゴミや未収穫野菜は、サルがアクセスできない場所(屋内や厳重に管理されたコンポスト容器など)で保管する。腐敗したタマネギはサルも忌避するが、新鮮なものは積極的に採食するため、地上への放置は絶対に避ける。

  • 電気柵の適正管理:電気柵は隙間なく設置し、定期的に点検・補修を行う。サルは器用で学習能力が高いため、わずかな隙間からでも侵入を試みる。柵の外側から手を伸ばして作物を取られないよう、柵と作物の間に十分な距離を確保する。

  • 容器の選択:コンポスト容器は、サルが開けられない頑丈な構造(鍵付きや特殊なロック機構)のものを選ぶ。プラスチック製でも蓋が簡単に開くものは効果が不十分である。

地域ぐるみの対応

  • 情報共有と連携:一軒だけ対策しても隣家の生ゴミや未収穫野菜が放置されていれば、サルはその地域に居着いてしまう。地域全体で生ゴミや作物の管理を徹底し、情報を共有する。

  • 追い払いの徹底:サルが民家周辺に近づいた際は、威嚇や追い払いを徹底して「ここは危険な場所」「エサは得られない」と学習させる。

  • 餌付けの防止:サルに食べ物を覚えさせないことが最も重要。意図的・非意図的な餌付けは、猿害を深刻化させる最大の要因である。

教育的・啓発活動

  • 住民への啓発:サルの生態や猿害のメカニズム、対策の重要性を地域住民に周知する。特に、生ゴミの適切な管理と餌付けの危険性について理解を深める。

  • 持続的なモニタリング:サルの行動や食性の変化を継続的に観察し、対策の効果を検証しながら適宜見直す。

総括

ニホンザルの採食行動は環境変化に柔軟に対応し、人間の生活圏への進出と新たな食物資源の利用が進行している。
猿害を防ぐには、物理的対策の徹底と地域ぐるみの連携が不可欠である。生ゴミや作物の適切な管理、餌付けの防止、持続的なモニタリングを通じて、人間と野生動物の共存を目指すことが求められる。

  1. https://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~hanya/study2.htm
  2. https://www.jstage.jst.go.jp/article/psj/28/2/28_28.015/_pdf
  3. https://sites.google.com/view/yosukekurihara/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%86%85%E5%AE%B9
  4. https://www.jstage.jst.go.jp/article/psj/38/1/38_38.004/_pdf
  5. https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/164104/1/apk02000_072_3.pdf
  6. https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-02640509/
  7. https://core.ac.uk/download/pdf/39291841.pdf
  8. https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010552225.pdf
  9. https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15H00449


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2025/08/14

引っ越してきた翌日、ニホンアナグマ家族の晩の諸行動【トレイルカメラ】

 



2024年6月下旬・午後19:16〜23:39 

ニホンアナグマMeles anakuma))の母親♀が4頭の幼獣を連れて旧営巣地(セット)に転入してきた次の日の日没後(晩)の行動をまとめました。 
ちなみに、この日は東北地方南部に梅雨入りが宣言されました。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/08/10

引っ越してきた翌日、ニホンアナグマ家族の昼間の諸行動【トレイルカメラ】

 



2024年6月下旬・午前9:45〜午後16:51・くもり時々雨 

ニホンアナグマMeles anakuma)の母親♀が幼獣4頭を連れて旧営巣地(セット)に転入してきた翌日の昼間の行動をまとめました。 
この日はときどき雨が降りました。 
ちなみに、この日は東北地方南部に梅雨入りが宣言されました。
二次林の樹冠は木の葉が密に生い茂り、晴れた昼間でも林内は暗くなるために、白黒の暗視映像に切り替わることが多いです。 

幼獣たちは離乳しているようで、空腹になれば自力で林床を掘って採餌しています。 
元気に遊び回る幼獣を母親♀が1匹ずつ掴まえて、対他毛繕いしてやります。 
特に尻の辺りを舐めてやります。 
四つ子が離乳した後もシングルマザーのワンオペ育児は大変そうです。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/08/08

山中の湿地の草むらで深夜に餌を探し歩くニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年6月下旬 

シーン0:6/19・午後13:07・晴れ(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
山林に湧き水が年中滲み出す湿地があり、浅い水溜りをトレイルカメラ(旧機種)で見張っています。 


シーン1:6/22・午前0:14(@0:04〜) 
深夜に湿地帯の奥の草むらを謎の中型野生動物がうろついています。 
常に頭を下げて動き回り、下草が揺れています。 
ときどき顔を上げて警戒しています。 

少しずつ手前に近寄ってくれたものの、水溜りには来てくれませんでした。 
イタチならカエルやオタマジャクシを狩ろうと水辺に来るはずです。 


やや遠くて被写体の動きが緩慢なので、まずは5倍速の早回し映像をご覧ください。 
次は1.5倍に拡大した上でリプレイ。 
オリジナルの等倍速動画は、最後にお見せします。 
等倍速動画を先にすると、何を見せられているのかよく分からない視聴者が離脱しそうなので、説明のために順番を入れ替えました。
今回は早回しのダイジェストを先に見せていることになります。

おそらくニホンアナグマMeles anakuma)が採餌しているのでしょう。 
この地点でアナグマは初見です。 


シーン2:6/22・午前0:15(@0:04〜) 
アナグマが活動している林床で、ときどき下草や灌木が揺れています。 
水溜りで泥水を飲んだり浴びたりすることが目的ではなく、湿地帯で地面を掘り起こしてミミズを捕食しに来たのではないかと推測しています。 


つづく→

2025/08/07

山中の湿地帯や林道を横切るニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 



2024年6月中旬 

シーン0:6/7・午後13:14・晴れ(@0:00〜) 
シーン0:6/7・午後13:40・晴れ(@0:04〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
山林に湧き水が年中滲み出す湿地があり、浅い水溜りを2台のトレイルカメラ(旧機種)で見張っています。 

ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが水場に登場したシーンを以下にまとめました。 
この期間、メインの監視カメラは夜だけ起動する設定にしていたので、昼間は全景を撮るもう1台のカメラでしか撮れていません。


シーン1:6/11・午後14:37(@0:07〜) 
群れの本体は、奥の林道を左から右へ続々と遊動して行きます。 
途中で道草を食っている個体もいます。(採食行動) 

どこかでウグイス♂(Horornis diphone)の囀りさえずりや谷渡り♪が聞こえます。 


シーン2:6/11・午後14:42(@1:07〜)


シーン3:6/16・午後13:55(@1:20〜) 
5日後の昼下がりにもニホンザルの群れが水場を通過しました。 
群れにはアルビノ(または白変種)の個体が混じっていました。

ニホンザル同士が小競り合いをする激しい悲鳴♪が響いた直後に(@1:27〜)、トレイルカメラの画角が急に左右に激しくぶれました。 
群れ内で喧嘩になり、劣位個体がスギの木に登って逃げる途中でぶつかったのでしょうか? 
それとも、悪戯好きの個体がトレイルカメラを取り外そうとして、ストラップやワイヤーロックを引っ張ったのかもしれません。 
猿から手荒な扱いを受けても幸いトレイルカメラは壊されずに済み、画角も少しだけ左にずれただけです。 

奥の林道を遊動する子ザルがキュルキュル、キャッキャッ♪と鳴いています。 


シーン4:6/16・午後13:58(@2:20〜) 
右へ遊動する個体の中には、子ザルを腰におんぶしている母親♀がいます。 
奥の林道を左から来て立ち止まり身震いした個体は、どうやら黒い首輪を装着しているようです。(@2:40〜) 
テレメトリー調査のために、GPSや電波発振器を内蔵した首輪なのでしょう。 


シーン5:6/16・午後14:01(@3:20〜)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2025/08/05

水田を泳ぎながら採食するカルガモのペア♀♂(野鳥)

 

2024年6月上旬・午後16:05頃・晴れ 

田植え後の水田で、カルガモAnas zonorhyncha)のペアが縦列になって進んで行きます。 
カメラを向ける私を警戒して、どんどん遠ざかっています。 

田んぼは水深が浅く、水かきを使った遊泳と言うよりもほとんど泥濘の中を歩いているようです。 
カルガモが水田の中を動き回ると底の泥が舞い上がり、日光が遮られて(水の透明度が下がり)、発芽した雑草に対して除草効果があります。 
一方イネは苗として育った段階で植えているため、葉は地上にあり、水が濁っても問題なく光合成することができます。
これを積極的に利用しているのがアイガモ農法だったり、除草ロボットだったりします。 



カルガモ♀♂は、ときどき嘴を水中に突っ込んで採食しています。 
私から充分に離れると、安心して浅瀬に立ち止まりました。 
2羽が並んで周囲を警戒しています。 
右の個体が尾羽を左右に激しく振ってから、身震いしました。 
その間に左の個体は水を飲みました。 
移動しながらの採食を本格的に再開しました。 

周囲でオオヨシキリ♂の囀りさえずり♪は聞こえますが、カルガモは鳴いていないようです。

関連記事(1年前の撮影:単独個体)▶ 田植え後の水田で採食するカルガモ(野鳥) 

2025/07/28

アナグマの営巣地を深夜うろつくニホンイノシシの母子:疥癬個体?【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年6月下旬

シーン0:6/11・午後13:26・晴れ(@0:00〜) 
シーン0:6/11・午後14:10・くもり(@0:04〜) 
平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の旧営巣地(セット)に2台のトレイルカメラを設置して、定点監視しています。


シーン1:6/23・午後23:41・気温24℃(@0:00〜) 
アナグマの家族(母親♀と4頭の幼獣)が引っ越してきた翌日の深夜に、なんとニホンイノシシSus scrofa leucomystax)がセットに登場しました。 


この地点(平地に点在する二次林)でイノシシが写ったのは初めてなので、驚きました。 
山から降りてきたのでしょうか。 
林床で餌を探し歩く際に落ち葉の匂いを嗅ぎ回る鼻息♪が聞こえます。 

この個体は、体毛が背中にしか残っておらず、背中に黒いたてがみが密生しています。 
夏毛に生え変わっている途中なのかと私は最初思ったのですが、イノシシは他の動物と違って、季節の変わり目に明瞭な換毛が起こることはないのだそうです。 
そして、体表の側面にシミのような斑点があります。 
赤外線による暗視映像ではよくわからないのですが、疥癬など抜け毛が激しい皮膚病の個体かもしれません。 
昼間の自然光下で症状をじっくり見たかったです。 





左の暗闇から大型の別個体がやって来て合流しました。(@0:23〜) 
おそらく母親♀と思われる大型個体には、体中に黒い毛が疎らに?生えています。 
小さい方のイノシシ(疥癬感染個体)は幼獣らしいと分かりましたが、脱毛のせいか体表にウリ(瓜)のような縦縞模様はありませんでした。 


そのイノシシ幼獣が、咳のようなクシャミのような音を発しました。(@0:29〜) 
アナグマ家族の濃厚な残り香が気になって、地面を嗅ぎ回っているだけかもしれません。 



シーン2:6/23・午後23:41・気温27℃(@0:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラでも、イノシシ母子の登場シーンが撮れていました。 

イノシシの親子(母子)が林床の匂いを嗅ぎ回っているときに、幼獣がクシャミ♪をしました。(@1:16〜) 
何か土埃でも吸ってしまったのでしょうか。 

獣道を通って右へ行く途中で、幼獣がアナグマの巣口Lを発見して立ち止まりました。 
しかし、あまり近寄ろうとしません。 
実はこのとき、アナグマの家族は巣穴Lの奥に立て籠もっていたのですが(映像公開予定)、巨大な侵入者を営巣地から撃退することはありませんでした。 
もしイノシシとアナグマが暗闇で対決したらどうなるのか、興味があります。 


シーン3:6/23・午後23:42(@2:07〜) 
ニホンイノシシの母子がアナグマのセットから立ち去った後も、右の死角から物音が続いています。 
イノシシの鼻息♪やパキッ♪と落枝を踏む音が聞こえました。 

画面右下に転がっている落枝が動いたと思ったら、イノシシの幼獣が戻ってきました。 
地表を鼻面で嗅ぎ回って餌を探しています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ イノシシの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


【考察】 
 イノシシ幼獣の皮膚病が疥癬だとしたら、その原因である寄生虫ヒゼンダニSarcoptes scabiei)がアナグマにも伝染するのではないかと心配です。 
採餌中に繰り返しているクシャミも土埃などを吸ってしまっただけなら良いのですが、何か病気の症状の一つだとしたら心配です。

近年報告例が増えているイノシシの感染症として、疥癬症がある。これはヒゼンダニが皮膚に寄生する皮膚病で、強いかゆみが起こり、皮膚がかさかさになる。感染した個体は体を擦り付けるので脱毛し、ひどい場合は全身がただれてしまう。症状が進んだときには、食欲が減退し、衰弱して死に至ることがある。イノシシの疥癬症は、飼育個体で発症が認められていたが、最近は中国・九州地方の野生個体にも認められており、更に広がりつつある。 (環境省のPDF資料より引用)



つづく→

2025/07/27

ニホンアナグマ♀が今季産まれた幼獣4頭を引き連れて旧営巣地に引っ越してきた!【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2024年6月下旬 

平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の旧営巣地(セット)を自動撮影カメラでしつこく監視してきたのは、越冬中に死んだ個体の次に誰か別の個体が引っ越してくるはずだと信じていたからです(願望)。 
今季はこの巣穴で出産、育児するアナグマ♀は居ませんでしたが、遂に執念が実りました。 


シーン1:6/22・午後22:48・気温22℃(@0:00〜) 
アナグマの幼獣3頭が巣口R付近で元気にはしゃぎ回っていました。 
初めての環境で興奮しているようです。 

すぐに母親♀が巣穴Rから外に出てきました。 
腹面に乳首があり、首筋(背中)には交尾痕があるので、成獣♀と分かります。 

この母親♀右目<左目は、今季も無事に別の巣穴で出産育児に成功していたことになります。 
幼獣が離乳し長距離を出歩けるようになったのを見計らって、旧営巣地に転入してきたのでしょう。 

母親は幼獣たちを巣内Rに招き入れました。 
しばらく母親♀が巣口Rの外に出てきて辺りを警戒しています。 
背後から幼獣1頭がついてきました。 

この時点(シーン1)では幼獣が3頭しか写っていません。 


シーン2:6/22・午後23:06(@0:48〜) 
右を見つめて警戒していた母親♀が身震いしてから、巣穴Rに戻りました。 


シーン3:6/22・午後23:39(@1:00〜) 
いつの間にか、アナグマの家族(母子)が巣外で散開していました。 
母親♀が連れて歩いている幼獣は3頭ではなく、4頭でした。 

巣口L付近で、母親♀は近くに居た幼獣の尻の辺りを舐めました。(対他毛繕い) 
母親♀は左へ採餌に出かけたのかな? 
幼獣3頭がセットに居残り探索する間、1頭は母親♀について行ったようです。 


シーン4:6/22・午後23:40・気温21℃(@2:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラで続きが写っていました。 
母親♀が画面の右端で採食していると、幼獣たちが興味津々で集まって来ます。 


シーン5:6/22・午後23:45(@3:00〜) 
巣口Lおよびその左で、幼獣3頭が探索したり遊んだりしています。 
1頭の幼獣が立ち止まって痒い体を掻きました。


シーン6:6/22・午後23:46(@4:00〜) 
幼獣2頭が巣口R付近でちょっと格闘遊びをしました。 
幼獣は足元がまだ覚束なくて、その片方が巣口Rに転がり落ちかけました。 
マルバゴマキの細根や落枝に体が引っかかって、なかなか抜け出せません。 

手前の林床で独りひたすら餌を探している個体がいます。 


シーン7:6/22・午後23:47(@5:00〜) 
右エリアで幼獣2頭がうろついています。 
獣道で、ある地点が気になるようで、落ち葉の匂いを嗅いだり、落枝を咥えて引っ張ったりしています。 


シーン8:6/22・午後23:49(@6:00〜) 
幼獣3頭と母親♀が手前からセットに戻ってきて、巣口Rに少しずつ近づきます。 


シーン9:6/22・午後23:51(@7:00〜) 
母親♀右目<左目が巣穴Lに入りかけたものの、なぜか止めて後退りで出てきました。
 (奥には「いざりタヌキ」の白骨死骸が転がっているのではないかと私は推測しています。) 

母親♀は左に移動し、幼獣2頭がセットをうろついています。 


シーン10:6/22・午後23:51(@8:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラの映像に切り替えます。 
幼獣2頭が巣口Rの横で取っ組み合いをして遊んでいます。 

その間、別個体の幼獣がマルバゴマギの根元にある野ネズミの巣穴の匂いを嗅いでいるようです。 

母親♀が幼獣の尻の辺りを舐めてやり(対他毛繕い)、巣穴Rに入りました。 
巣口Rが幼獣で混み合っていたのに、母親♀は幼獣を踏んづけながら入巣R。 
引っ越しで疲れ切った母親♀は巣内Rで寝るようです。

しかし4匹の幼獣はまだ遊び足りないようで、巣外をうろついています。 


シーン11:6/22・午後23:52(@9:00〜)
1匹の幼獣が右下エリアで独り採餌活動しています。 
頑張って地面を掘り返しているようです。 


シーン12:6/22・午後23:55(@10:00〜) 
うろついていた母親♀が右下エリアに座り込み、幼獣に毛繕いをしてやります。 


シーン13:6/22・午後23:55(@10:23〜) 
別アングルで設置した監視カメラの映像に切り替えます。 
広場で格闘遊びしている2頭の幼獣を放っておいて、母親♀が左から右へノソノソと移動します。 
左端に座り込んで、幼獣に対他毛繕い。 

4頭目の幼獣が右から歩いてセットに戻ってきました。 


シーン14:6/22・午後23:57(@11:23〜) 
広場で三つ巴の格闘遊びが繰り広げられています。 
その間、左上エリアでは母親♀が幼獣と相互毛繕いしているようです。 (白い目が光って見えるだけ) 

セットに戻ってきた母親♀が、近くに居た幼獣を次々に掴まえて毛繕いしてやります。 


シーン15:6/22・午後23:59(@12:23〜) 
母子の相互毛繕いを別アングルで。 


シーン16:6/22・午後23:59(@12:57〜) 
母子の相互毛繕いのつづき。 
巣口Rの近くで独りで餌を探し回る幼獣がいます。 

他には、広場の奥でミズキの根元で木登りに挑戦している幼獣個体もいます。
根元の分岐を自力で乗り越えるのが楽しくて仕方がないようです。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


【考察】 
母親♀がカメラ目線になると、赤外線を反射する目のタペータムが左右非対称(右目<左目)の個体でした。 
この形質(特徴)は、前年にここで出産、育児した母親♀と同じです。 
長らく姿を見ていなかったのですが、存命で健在だったことが分かり、安堵しました。 
彼女が産んだ幼獣は全ての個体で目が左右均等なので、少なくとも優性遺伝(顕性遺伝)の異常ではないと言えます。 

母親♀右目<左目は、前年に続いて今季も幼獣4頭を無事に育て上げていたことになります。 
子連れの引っ越しにヘルパー♂は付き添わなかったようです。 

今季の母親♀がこの営巣地で出産したのではないと断言できる理由は、
  •  ♂の求愛および交尾を見ていない。 
  •  ♀の巣材集め行動を見ていない。 
  •  ♀が歩けない幼獣の首筋を咥えて連れ回すのを見ていない。 
  •  巣外での授乳シーンや対他毛繕いを見ていない。 


母親♀は少なくとも2つの巣穴を毎年交互に使い、出産と育児で使い分けているようです。
前年はここで出産し、離乳すると幼獣を連れてどこかに転出しました。 
今季はその逆パターンになります。
同じ巣穴に住み続けると、巣材に寄生虫が湧いてしまうのかもしれません。 

今季はこのまま越冬までアナグマ家族が住み続けてくれるでしょうか?
それまでタヌキの♀♂ペアが頻繁に巣穴を内検していたので、てっきりタヌキが巣穴を乗っ取るかと思いきや、予想外の展開になりました。 
アナグマ家族の転入後は、ニホンカモシカやイエネコなどがセットに近寄らなくなりました。 


2025/07/21

初夏のリンゴ園で未熟な果実を食べるニホンザル♀

 



2024年6月中旬・午前10:55頃・晴れ 

山麓の果樹園に侵入したニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)がリンゴの木陰に座り込んで、何か緑色の固形物を食べていました。 
手前の草が邪魔でよく見えないのですが、おそらくリンゴの果実が未熟なまま自然に落ちた生理的落果でしょう。 

このニホンザル個体は、胸に赤い乳首がありますから、出産・授乳経験のある成獣♀です。 
私が隠し撮りしていることに気づくと、警戒して立ち上がり、左に移動して茂みに陰に隠れてしまいました。 


最後に、Perplexity AIに問い合わせた回答を引用しておきます。
この時期には、リンゴの木で「生理的落果」と呼ばれる自然な落果が起こります。これは、開花後20~40日頃(多くは6月上旬~中旬)に見られる現象で、未熟な青い果実が地面に落ちることが普通にあります。 したがって、6月中旬にリンゴ園の地面に未熟な青いリンゴの果実が落ちている状況は十分に考えられます。このため、ニホンザルが園内で食べていた果実が、落下した未熟リンゴであった可能性は高いです。
ニホンザルは未熟で青いリンゴのような渋い果実も食べることがあります。 ニホンザルは人間とは異なり、苦味や渋味に対して鈍感であることが複数の飼育・観察記録から示されています。たとえば、人間には渋くて生食できない渋柿を、ニホンザルは好んで食べるという事例が報告されています。 野生下でも、ニホンザルは利用可能な果実や種子を選好する傾向があり、果実の質よりも入手しやすさが食物選択に大きく影響する場合があります。したがって、他に食べやすい果実が少ない時期や、目の前に未熟果が豊富にある場合、渋みがあっても食べることが十分に考えられます。 ニホンザルはもともと雑食性で、季節によってさまざまな植物の部位や未熟な果実も食べることが知られています。 よって、未熟で甘みが少なく渋いリンゴの落果であっても、ニホンザルが食べることは十分にあり得ます。

2025/07/17

初夏のリンゴ園でシロツメクサの葉を食べるニホンザルの群れ

 

2024年6月中旬・午前11:00頃・晴れ 

山麓でリンゴを栽培する果樹園に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが侵入していました。 
なるべく気づかれないようにそっと近づいて観察すると、散開した群れは下草のシロツメクサをムシャムシャと採食していました。 

果樹園では、被覆植物(カバープランツ)や「コンパニオン・プランツ」としてシロツメクサを意図的に播種しているのだそうです。 
マメ科植物ですから、根粒菌による窒素固定を利用した土壌改良や肥沃度向上が期待できます。 



ニホンザルは、草食獣のように頭を下げて口で直接採食するのではなく、必ず手を使ってシロツメクサを口に運んでいます。 
地面に座り手を使って採食することで、目線をあまり下げずに済み(上半身を立てたまま)、危険な捕食者や外敵の接近をいち早く察知することができそうです。 

しかも、ニホンザルはシロツメクサの花は避けて、葉のついた茎だけを選んで次々と手でむしり取って食べていました。 (部位選択的採食)
なんとなく花の方が蜜が含まれていて甘そうなのに、ニホンザルにとっては美味しくないのでしょう。 
あるいは栄養に乏しかったり、消化が悪かったりするのかもしれません。 
猿は両手を交互に使って採食していましたが、まじめに(定量的に)調べれば個体によって利き手(の傾向)がありそうです。 

群れには子連れの母猿も混じっていました。 
当歳仔の子猿(新生児)は、まだ離乳前のようで、シロツメクサをまったく食べませんでした。 
座ってシロツメクサを採食する母猿の背中によじ登ったり飛び降りたりして遊んでいます。 
枝葉の隙間から隠し撮りしている私に気づいた母親♀が子猿を抱き寄せて、左の木陰に逃げ込みました。

果樹園に侵入したニホンザルはヒトに対する警戒心を高めているようで、特に成獣個体は私に気づくとさりげなく死角に隠れてしまいます。 
一方、若い子猿はヒトに対する恐れを知らないのか、原っぱで独り堂々と、シロツメクサの葉を食べ漁っていました。 
クローバーの茎を手でブチッとむしり取るには、結構力を要するようです。 

最後に、ニホンザルの群れが居なくなった後で、リンゴ園の全景をスナップショットのように撮りました。 
雪国のリンゴ園では、冬の間は電気柵が積雪で潰れないように撤去しています。 
この時期(6月中旬)のリンゴ園はまだ電気柵で囲い直していないため、サルは侵入し放題です。 
ちなみに、1週間後に同じリンゴ園を再び訪れたときには、電気柵でしっかり取り囲まれていました。 


今回Perplexity AIを使った調べ物をしていて初めて知ったのですが、シロツメクサは家畜の牧草としてよく使われるのに、その全草にはシアン配糖体(青酸配糖体)という微量の毒が含まれていることがあるそうです。
ただし、シロツメクサの青酸配糖体の含有量は通常は低く、大量に摂取した場合や極端なストレス条件下(霜害、踏圧、過剰な若葉など)でない限り、家畜の健康被害はほとんどないそうです


山中の水溜りに次々と飛来して泥濘から集団吸水する夜行性の蛾【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月中旬〜下旬 

シーン1:6/20・午後22:13(@0:00〜) 
水溜りからフクロウが飛び去った後で、山中の湿地帯では夜行性の蛾(種名不詳)が飛び回っています。 
やがて右から飛来した1頭の夜蛾が、水溜りの中洲に着陸しました。 
トレイルカメラが照射する赤外線を反射して、夜蛾の複眼が白く光って見えます。 
 1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:32〜) 


シーン2:6/20・午後22:39(@0:47〜) 
約25分後、コウモリの飛来で監視カメラが起動しました。(コウモリの映像は割愛。) 
中洲の泥濘に留まったまま休んでいる夜蛾が写っています。 
おそらく口吻を伸ばして泥を舐め、泥水に含まれるミネラル成分を摂取しているのでしょう。 

そこへ右から低空で飛来した別個体の夜蛾が、同じ中洲に着地しました。 
すると先客の個体が驚いて飛び立ち、後から来た個体も釣られて再び飛び立ちました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:28〜) 
同種らしき夜蛾が計3頭集まっていました。 


シーン2:6/22・午後21:27(@1:58〜) 
コウモリが飛び去った後で、1頭の夜蛾が右から低空で飛来し、水溜りの岸の泥濘に着陸しました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@2:13〜)


【考察】
昼行性なら、集団吸水行動をする鱗翅目(チョウ・ガの仲間)は珍しくありません。 
水場で吸水している仲間を飛びながら視覚的に見つけると、近くに舞い降りて飲み会に参加します。 
ミネラル成分が濃い地点を味見しながら自力で探す手間が省け、水場で捕食者に襲われるリスクも下がるのでしょう。 
同じ地点で吸水およびミネラル摂取する個体数が連鎖反応でどんどん増えて、集団吸水の群れが形成されます。 

その一方で、夜行性の蛾では水場で仲間を視覚的に見つけるのは難しいはずです。 
集団吸水の群れが夜も形成されるとしたら、個々で探索行動をした結果たまたま同じ地点に集まってしまう場合か、仲間を嗅覚で誘引する集合フェロモン(性フェロモン?)を放出しているのでしょう。 

謎解きする上で次の一手としては、この水溜りに集まって吸水・ミネラル摂取する夜蛾の種類を同定したいものです。
そのためにはどうしても現場で夜蛾を採集するか、ストロボを焚いて同定用の写真を高画質でしっかり撮る必要があります。
しかし現場入りして夜通し水場を見張るのは大変そうですし、プロジェクトの主要目的である野生動物や野鳥が私を怖がって水場に来なくなってしまうのでは本末転倒です。
無人カメラで闇雲にインターバル撮影するとしたら、フラッシュを光らせる電池の消耗が激しそうです。

2025/07/16

山中の水溜りで行水するカケス【野鳥:トレイルカメラ】

 

2024年6月中旬

シーン0:6/17・午後12:50・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
山林に囲まれた湿地帯に点在する水溜りが野生動物や野鳥の水場になっているので、2台の自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:6/19・午前10:47・晴れ(@0:04〜) 
左の水溜まりの左岸に1羽のカケスGarrulus glandarius)aが来ていて、水溜まりを見つめています。 
この地点でカケスは初見です。 

すぐに別個体のカケスbが右から飛来して右の水溜りの岸に着地したものの、なぜかすぐに左上に飛び去ってしまいました。 
大型車両の騒音に驚いたのかもしれません。

カケスaが対岸の泥濘に飛び移ると、泥水に嘴を何度も突っ込みました。 
これは泥水を飲んでいるのでしょうか? 
(飲水行動なら、一口ごとに上を向いて水を喉に流し込むはずでは?) 
水中のオタマジャクシを捕食しているようには見えません。 

しばらくすると、浅い水溜りで水浴を始めました。 
水溜りに身を浸しながら翼を羽ばたいて、自分の体にパシャパシャと水をかけています。 
カケスの水浴行動を見るのは珍しいので、1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:06〜)。 

関連記事(2、3年前の撮影)▶  


普段は静かなのに、なぜか大型車両のエンジン音や振動がうるさく聞こえます。 
まさか、近くの林道や山頂で土木工事が始まったのでしょうか? 

カケスの濁った鳴き声がジェー♪と一声聞こえたものの、水浴中の個体が鳴いたかどうか不明です。 
カケスの行水を最後まで見届ける前に、1分間の録画が打ち切られました。


シーン2:6/19・午前11:00・晴れ(@2:00〜) 
12分後に、1羽のカケスが対岸の細い落枝に留まっていました。 
別個体が左から飛来して地上の湿地に降り立つと、入れ替わるように右へ飛び去りました。 
この2羽は♀♂つがいなのかな? 
縄張り争いで水場から追い払った、という解釈もできそうです。
このときカケスの鳴き声は聞き取れませんでした。 

ホッピングで右へピョンピョン移動し、死角に消えました。 
もう一つの水溜まりに向かったようですが、そっちの監視カメラにはなぜか写っていませんでした。 
しばらくすると画角内にカケスが戻ってきて、最後は手前に飛び去りました。 


シーン3:6/19・午前13:06・晴れ(@2:33〜) 
使っている旧機種のトレイルカメラは挙動が気まぐれ(不安定)で、急にフルカラーに戻りました。 
現場の状況をもう一度見せて終わりにします。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

2025/07/14

山中の湿地帯で下生えを採食に来たニホンカモシカがトレイルカメラに興味津々【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年6月中旬・午後19:50頃 

山中の湿地帯にある水場を2台の自動撮影カメラで見張っていると、ある晩に左から来た謎の獣がカメラの至近距離に写っていました。 
初めは頭を下げて泥濘の匂いを嗅いでいるようでしたが(下生えを採食?)、右に数歩前進してからようやく頭を上げると、ようやく角が見えてニホンカモシカCapricornis crispus)と判明。 
この地点でカモシカは初見です。 

木の幹に付いている異物の存在に気づいたようで、鼻を近づけてトレイルカメラの匂いを念入りに嗅いでいます。 
カモシカの鼻息♪がフンフンと聞こえます。 
ホオノキの幹に監視カメラを設置した高さは地上90cmでした。 

これほど至近距離からカモシカの顔を撮れたのは初めてかもしれません。 
至近距離でもピンぼけにならず、眼下腺の膨らみもしっかり撮れていました。 
無人カメラならではの迫力のある映像になりました。 
角輪を数えれば、ニホンカモシカの年齢を推定できるかもしれません。
ヤブ蚊がカモシカの毛皮の上スレスレを飛び回っています。 

カモシカが右に立ち去ると、対面に設置したもう1台の監視カメラが起動しました。 
別アングルの映像に切り替えると、カモシカが立ち止まってカメラを見つめていました。 
やがて警戒を解くと、獣道をゆっくり左に歩いて行きます。 

画面の左端で立ちどまり、頭を下げました。 
おそらく湿地帯に生える下生えを採食しているようです。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



2025/07/04

スギ倒木の周囲で餌を探すカケスとカラ類【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年3月上旬〜中旬 

シーン0:3/3・午後13:22・晴れ(@0:00〜) 
たまたま明るい時間帯にフルカラーで撮れた現場の様子です。 
平地のスギ防風林に散乱する風倒木を自動センサーカメラで監視しています。 


シーン1:3/17・午前11:01(@0:03〜) 
今季は異常な暖冬で、残雪が完全に溶けていました。 
1羽のカケスGarrulus glandarius)が左奥のエリアでピョンピョン跳んで移動しながら餌を探しています。 


シーン2:3/3・午後13:22・晴れ(@0:28〜) 
別アングルでも監視カメラを設置しています。 
「根曲がり巣穴a」に出入りする野生動物を見張っているのですが、なかなか上手くいきません。 


シーン3:3/7・午前11:50・くもり(@0:32〜) 
シジュウカラParus minor minor)と思しき小鳥が上から下へ素早く飛び降りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイしても、わずか1コマしか写っていませんでした。 


シーン4:3/9・午前10:59・くもり(@0:38〜) 
コガラPoecile montanus)らしき小鳥が上からに斜め下に素早く飛び降りました。 
コマ送りで再生しても、1コマしか写っていません。 

しばらくすると、もう1羽の地味な小鳥が同じルートで飛び降りました。 
ミソサザイTroglodytes troglodytes)かな? 


シーン5:3/17・午後13:20・晴れ(@0:57〜) 
奥の林内や水平倒木の奥でカラ類?が餌を探しています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


この地点に設置したトレイルカメラによる動画は以上で終わりです。 
スギ風倒木の根元に掘られた巣穴で越冬する野生動物の正体を突き止めたかったのですけど、トレイルカメラの反応速度が遅いなど色々と技術的に撮影が難しかったです。 
それでも予想外の副産物が色々と撮れたので満足です。

2025/06/19

雨の夕方に灌木の葉を採食するニホンカモシカ【トレイルカメラ】

 



2024年6月上旬・午後18:18・気温14℃・日の入り時刻は午後19:01

里山でスギと雑木の混交林に残されたニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。 

雨が降る薄暗い夕方に、監視カメラが起動しました。 
てっきり雨による誤作動かと思ったのですが、画面の左上奥で茂みが不規則に揺れています。 
目を凝らして見ると、白っぽい毛皮のカモシカが灌木の葉(樹種不明)を食べているようです。 
いつも通る獣道ではなく、その奥をゆっくり歩きながら、茂みで採食していました。 

これに反応したトレイルカメラのセンサーは優秀ですね。 

2025/06/14

水場付近の湿地で薄明薄暮に餌を探し歩くクロツグミ♂【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年5月下旬〜6月上旬

シーン0:5/24・午後12:40・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
山林で湧き水が溜まった浅い水場を自動撮影カメラで見張っています。 

真っ黒なクロツグミ♂(Turdus cardis)の探餌活動を以下にまとめます。 


シーン1:5/27・午前4:14(@0:07〜)日の出時刻は午前4:17。 
夜明け直前でまだ真っ暗なのに、早起きのクロツグミ♂が採餌活動を始めました。 
ピョンピョン跳んで泥濘をうろつき、餌を探しています。 
朝一番に水浴するかと期待したのですが、そのまま奥の湿地帯へとどんどん遠ざかります。 


シーン2:5/30・午前4:25(@0:48〜)日の出時刻は午前4:16。 
3日後は日の出直後にクロツグミ♂が登場しました。 
右へホッピングして立ち去る途中で、泥濘を啄みました。 


シーン3:5/30・午前18:07(@0:57〜) 
同じ日の夕方にもクロツグミ♂が現れました。 
今度は右奥から左へとピョンピョン跳んで(ホッピング)、湿地帯の草地を移動します。 


シーン4:5/30・午前18:53(@1:07〜)日の入り時刻は午後18:58。 
日没直前にもクロツグミ♂が再登場。 
ホッピングで左へ移動しながら、泥濘を啄んでいます。 


シーン5:6/1・午後18:25(@2:09〜) 
2日後も夕方にクロツグミ♂が餌を探しに来ました。 
水溜りの水際の泥濘を嘴でつつきました。 
少し飛んで水溜まりの対岸へ移動しました。 


シーン6:6/1・午後18:45(@3:11〜)日の入り時刻は午後18:59。 
20分後の日没前に、クロツグミ♂がまた同じ地点に現れました。 
さっきとほぼ同じルートで水場を巡回し、餌を探し歩きます。 


シーン7:6/2・午後18:24(@4:05〜) 
水場に来ていたクロツグミ♂が、手前の泥濘から右に飛び去りました。 

監視カメラのレンズがやや曇っています。 
水溜りの水面に波紋が広がっているので、雨がポツポツ降っているようです。 


シーン8:6/2・午後18:40(@4:12〜)日の入り時刻は午後19:00。 
約15分後の日没前にクロツグミ♂が水場にまた戻って来ました。 
水溜まりをチェックしてから、ホッピングで手前へ移動します。 


シーン9:6/3・午前5:19(@4:39〜)日の出時刻は午前4:14。 
翌日も早朝からクロツグミ♂が手前の泥濘に来ていました。 
両足を揃えたホッピングで右へ向かい、戻ってくると、奥の水溜まりの方へピョンピョン跳んで行きました。 


シーン10:6/3・午前5:25(@4:57〜) 
6分後にクロツグミ♂が左奥の湿地帯で草むらを横切り、餌を探しています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
クロツグミ♂はなぜか薄明薄暮の時間帯にしか水場(湿地帯)で餌を探しに来ません。
育雛期の日中は、雛に給餌するために♂は休みなく餌を探しているはずですが、他の時間帯にはどこか別の餌場に行っているのでしょうか?
この水場は里山の山腹にあるので、公式な(天文学的な)日の入り時刻よりもずっと早く、太陽は山の陰に沈み、暗くなります。 
赤外線の暗視動画で薄明薄暮の探餌行動がしっかり撮れました。
旧機種のトレイルカメラは、暗視動画の方が、自然光よりもしっかり撮れるので助かります。  



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