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2026/07/01

イタヤカエデの灌木で若葉と花を食べるニホンザル♀

 

2025年4月下旬・午後12:55頃・くもり 

ようやく残雪がほとんど消えた里山で、斜面の途中に生えたイタヤカエデの灌木にニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)が登って座り込み、採食していました。 
枝先の若葉を手で次々にむしり取って食べています。 
若葉を手でちぎらずに、直接口で食べることもあります。 
危なっかしくバランスを取りながら細い枝先を手繰り寄せて、若葉を採食することもあります。 
よく見ると、イタヤカエデの若葉と一緒に黄色い花も食べていました!
この個体は採食に右手ばかり使う右利きでした。 

胸にピンクの細長い乳首が見えたので、この個体は経産婦♀と分かります。 
子猿はどこに居るのか、姿が見えませんでした。 

最後にいつものようにズームアウトして周囲の状況を記録してから録画を終えたのですが、そのとき左右の奥に1頭ずつ子猿が樹上で採食している姿が写っていました。(赤丸@2:10〜) 
手持ちカメラでニホンザルの群れを長時間撮り続けていた私は腕の筋肉が限界を迎えていたので、その2頭に気づいていません。 
この子猿たちが採食していた灌木の樹種は、白い花が咲いているので、なんとなくヤマザクラでしょうか。 

奥の斜面に咲いていた草本植物の紫色の花はカタクリかな?


【アフィリエイト】

2026/06/29

ハリギリの大木に登り若葉を食べるニホンザル♀

 

2025年4月下旬・午後12:50頃・くもり 

里山で渓谷の横にハリギリ(別名センノキ)の大木が聳え立っています。 
ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが辺りに散開して、それぞれが好きなメニューを採食していました。 
その中の♀2頭が、ハリギリの樹上で掌状の若葉を次々と食べ漁っていました。 

手を伸ばしてハリギリの若葉をちぎり取り、ワシワシと食べています。 
近くにある細い枝を右手で手繰り寄せ、左手で若葉を葉柄ごと採取して柔らかい葉を食べることもありました。 
胸に見えるピンクの乳首が細長く伸びていないことから、経産婦ではない若い♀であることが分かります。 
逆光ですけど、採食シーンがしっかり撮れました! 
食べ残しの若葉をすぐに捨てて次の葉を採取するというニホンザルの採食法が、我々の感覚ではどうしても勿体なく感じてしまいます。 
葉によってアク(二次代謝物や毒)の含有量にばらつきがあるのでしょうか。
ウグイス♂(Horornis diphone)がホーホケキョ♪とさえずる鳴き声が聞こえます。 

やがてニホンザル♀は満腹になったようで、採食のペースが落ちてきました。(@2:04〜) 
それでも食休みを挟みつつ、思い出したように、ハリギリの若葉に手を伸ばしました。 
興味深いことに、今度は若葉そのものではなく、葉柄をちびちびと食べ始めました。 
採取した若葉を手でしごいて捨ると、残った葉柄の皮を口で剥いて食べています。(@2:22〜) 
若葉と葉柄という部位の違いで、味や食感の違いを楽しんでいるのでしょうか。 
まさか食後に歯間ブラシするための爪楊枝を自作したのなら、驚きの「道具使用」ということになります。 
強い逆光なので、残念ながら肝心の口元がよく見えませんでした。 


後半は別個体♀の採食シーンです。(@3:00〜) 
ハリギリの枝を一旦少し下りてから、分岐から別の幹に登り直しました。 
苔むした(地衣類の着生?)太い幹に抱きつくようによじ登ると、梢で若葉を採食再開。 
幹の樹皮が縦に深く裂けているのがハリギリの特徴です。 

この♀個体もどうやら満腹になったようで、横枝に腰掛けて渓谷を眺めて物思いにふけっています。 
近くに来た個体の発した小声のクーコール♪(コンタクトコール)を聞くと、左を振り返ったものの、返事はしませんでした。(@4:03〜) 

私が別の撮影をしていたら、ハリギリ樹幹部に座っていた♀個体がいつの間にか向きを変えて、私をじっと見下ろしていました。 
咀嚼もしておらず、私を怖がってもいません。 
「私がニホンザルの深淵を見る時、猿もまた私の深淵を見下ろしているのだ。」 


【考察】 
 私は知らなかったのですが、ハリギリの若葉は春の山菜として人気があるのだそうです。 
小学館フィールドガイド『山菜』でハリギリを調べると、
苦味、えぐ味は強く、タラノキの比ではない。これを処理すれば、ハリギリは大きな芽でもあり山菜として十分楽しめる。採取はごく若いうちのほうがよい。(p152より引用)
いつか山菜としてハリギリを試食してみたいものです。


ハリギリと言えば、「鋭い棘で身を守っている木」というのが私の認識です。
Gemini AIを相手に問答してみました。 

Q1:大木になったハリギリの幹に棘は生えているか? 

A1: ハリギリ(Kalopanax septemlobus)の幹の棘についてですね。 若いハリギリの木や枝には、鋭い棘がたくさん生えています。しかし、木が成長して大木になり、幹が太くなると、これらの棘は次第に少なくなり、目立たなくなるか、脱落していく傾向があります。 大木の幹では、若い頃にあった棘はほとんど見られなくなり、代わりに樹皮が縦に深く裂けてゴツゴツした質感になります。 したがって、大木になったハリギリの「幹」の部分には、若い木のような鋭い棘はほとんど生えていないか、全くなくなっていることが多いです。ただし、古い枝などには一部残っている可能性はあります。 

Q2:ハリギリが大木になっても、細い枝(若い枝)には棘は生えたままか?

A2: はい、その通りです。 先ほどお答えしたように、ハリギリは大木になると太い幹の部分の棘は脱落したり、樹皮に埋もれて目立たなくなったりします。 しかし、大木であっても、その年に伸びた比較的新しい枝や、細い枝(若い枝)には、鋭い棘が残っていることが一般的です。これらの若い部分は、まだ成長途中で柔らかいため、棘による保護が必要なのかもしれません。 したがって、大木のハリギリであっても、細い枝や上部の若い枝を扱う際には、棘に注意が必要です。 


Q3:実は山中でハリギリの大木によじ登って若葉を採食するニホンザルを観察したのです。ハリギリの木には鋭い棘が生えているはずなのに、サルが木登りしても手足に刺さって痛くないのか不思議でした。 

A3: それは非常に興味深い観察ですね!ハリギリの鋭い棘を知っていると、ニホンザルがどのようにして登り、若葉を食べるのか不思議に思うのは自然なことです。 考えられる理由はいくつかあります。 大木の幹の棘の減少: これまでお話ししたように、ハリギリは大木になると幹の太い部分の棘は少なくなるか、ほとんどなくなります。そのため、サルは比較的登りやすい幹の大部分を伝って、木の上部まで到達することができると考えられます。これが一番大きな理由でしょう。 サルの身体能力と学習: 巧みな動き: ニホンザルは非常に身軽で木登りが得意です。棘の少ない場所を選んだり、棘に刺さらないように巧みに手足を運んだりする技術を持っていると考えられます。彼らはどの部分が危険か学習している可能性が高いです。 硬い手足の皮膚: 日常的に木登りをしているサルの手足の裏は、人間の足の裏のように皮膚が硬く角質化(タコができているような状態)しており、ある程度の棘は刺さりにくいか、刺さっても平気なのかもしれません。 若葉のある場所へのアクセス: 若葉は主に新しい枝、つまり棘がまだ残っている細い枝についています。サルは棘の少ない太い幹や枝を足場にして体を安定させ、棘のある枝には最小限の接触で、あるいは慎重に手を伸ばして若葉を採っているのかもしれません。 食料としての魅力: ハリギリの若葉(地域によっては「タラの芽」と似た山菜として認識されることもあります)は、サルにとって栄養価の高い魅力的な食料なのでしょう。そのため、多少の棘のリスクは承知の上で、食べることを優先している可能性もあります。 これらの要因が組み合わさって、ニホンザルはハリギリの大木に登り、棘のある若葉を食べることができるのだと考えられます。幹の棘が少ないことが、まず登ることを可能にし、その先の棘のある枝はサルの身体能力と知恵で攻略しているのでしょうね。 

Q4:ハリギリ大木にどうやって登ったのか、観察できたのは1頭だけです。隣の別の樹種(棘なし)の大木に登ってから、樹冠で重なるハリギリの横枝に移動していました。 

A4: なるほど、隣の木からハリギリの枝に移ったのですね!それは非常に重要な観察情報です。ありがとうございます。 その方法であれば、ニホンザルがハリギリの若葉を食べるメカニズムはさらに明確になりますね。 棘のある幹の回避: 隣の棘のない木を登ることで、ハリギリの幹(たとえ大木になって棘が減っていたとしても)に触れる必要が全くなくなります。これが最も安全で効率的な方法です。 目的の場所への直接アクセス: 樹冠部で枝が重なっていれば、棘のない木から直接、若葉が多くついているハリギリの上部の枝や若い枝に移ることができます。地上からハリギリの幹を登るよりも、目的の場所に早く、安全に到達できる可能性があります。 一般的なサルの行動: このように隣接する木々の間を枝伝いに移動する「樹冠移動(キャノピー・ブリッジング)」は、ニホンザルを含む多くの樹上性のサルの得意な移動方法です。地上に降りるリスクや、登りにくい木を避けるために使われます。 つまり、そのニホンザルはハリギリの棘を攻略するというよりは、棘のある部分(特に幹)を完全に避けるルートを選択したと考えられます。これは非常に合理的で、サルの賢さを示す行動ですね。 もちろん、ハリギリの枝先に移って若葉を食べる際には、その若い枝にある棘には依然として注意を払う必要がありますが、一番大変な「登る」プロセスを安全な木で行ったというのは、なるほどと思いました。 

Q5:ハリギリの棘は本来、食害を物理的に防御するために発達したのですよね? 今回は賢いニホンザルに攻略されてしまいましたけど。 

A5: はい、おっしゃる通りです。一般的に、植物の棘(とげ)や刺(はり)は、動物による食害(食べられたり、幹を傷つけられたりすること)を防ぐための物理的な防御機構として進化したと考えられています。 ハリギリの鋭い棘も、特に以下のような動物から身を守るために発達したと考えられます。 大型草食動物: シカやカモシカなどが若い幹や枝をかじるのを防ぐ。 木登りする動物: クマなどが木に登って実や葉を食べたり、巣を作ったりするのを困難にする。あるいは、サルも含む他の動物が容易に登れないようにする。 若い木ほど樹皮が薄く、全体が食べられやすいため、棘による防御が特に重要になります。大木になると幹の樹皮が厚く硬くなり、物理的な強度が増すため、幹の棘の必要性が相対的に低下し、脱落していくのかもしれません。 そして、今回のニホンザルの観察例は、まさに「植物の防御戦略」と「動物の採食戦略」の間の進化的な駆け引き(「軍拡競争」や「いたちごっこ」と表現されることもあります)の一端を示していますね。 ハリギリは棘で身を守ろうとしますが、賢いニホンザルは隣の木を使うという回避戦略で、少なくとも幹の防御を無力化して若葉を手に入れました。これは、防御が必ずしも万能ではなく、それを上回る(あるいは回避する)能力を動物が発達させる場合があることを示しています。 とはいえ、棘があることで、ニホンザルにとっても採食の難易度やリスクは上がっているはずです。もしハリギリに全く棘がなければ、もっと多くの動物にもっと簡単に利用されてしまうでしょうから、棘の防御機能が無意味というわけではありません。 賢いニホンザルに一部「攻略」されてはしまいましたが、棘は本来の目的を果たしていると言えるでしょう。非常に興味深い生態系の相互作用ですね。 


Q6:ニホンザルが木登りする際には、その木に巻き付いたフジなどの太い蔓を頼りによじ登ることが多いようです。蔓植物は、巻き付いて葉を広げることで日光を奪うだけでなく、木登りする草食動物に安全な足場を提供することで、ハリギリの防御戦略(棘)を無効にしてしまう厄介な困り物(寄生者)かもしれません。 

A6:なるほど、ニホンザルとフジの関係、そしてそれがハリギリの防御戦略に与える影響について、興味深い視点ですね。 おっしゃる通り、太いフジの蔓はニホンザルにとって、滑りやすい木の幹を登る際の強力な補助となるでしょう。特に、ハリギリのように幹に鋭い棘を持つ木の場合、直接幹を掴んで登るのは困難ですが、しっかりと巻き付いたフジの蔓があれば、安全かつ容易に樹冠へとアクセスできると考えられます。 これは、ハリギリが進化の過程で獲得したであろう棘という防御機構が、フジのような蔓性植物の存在によって、結果的にその効果を弱められている可能性を示唆しています。 もしそうだとすれば、 フジは、ハリギリにとっては単なる寄生者というだけでなく、その防御戦略を間接的に無効化する、より厄介な存在と言えるかもしれません。 ニホンザルの食性や行動範囲は、森林内のフジの分布と量によって影響を受けている可能性も考えられます。フジが豊富に生えている場所では、ニホンザルはハリギリをより容易に利用できるかもしれません。 生態系の中では、植物と動物、そして植物同士の相互作用が複雑に絡み合っているのですね。今回のニホンザル、フジ、ハリギリの関係は、その一例として非常に興味深いと思います。 

2026/06/27

リンゴ園の樹上で未熟果を食い荒らすニホンザルの群れ

 

2026年6月上旬・午前10:10頃・くもり 

山麓の果樹園に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが傍若無人に侵入していました。 
今季はまだ果樹園全体が電気柵で囲われていなかったので、無防備な状態でした。 
当地は豪雪地帯ですから、積雪の重みで潰れたり壊れたりしないように、秋の収穫が終わると電気柵を全て撤去してしまいます。 
猿害対策として電気柵は有効ですが、正しく設置して保守管理しないと、賢いニホンザルはすぐに攻略してしまいます。 



果樹園の敷地の端(リンゴ林の林縁)でリンゴの果樹に登っていたニホンザルが赤く色づき始めた小ぶりの未熟果を次々に食い荒らしていました。 
リンゴ農家も果実を間引いて大きく育てるために不要な枝を剪定したり摘果したりするので、この時期の食害には寛容なのでしょうか。
それとも単に人手不足で猿害対策が間に合わないのかもしれません。 

多くのニホンザルが続々とリンゴの木によじ登って未熟果を食べ漁るので、どの個体に注目して撮影すべきか、目移りしてしまいます。 



ときどき、ニホンザルがリンゴの枝をポキッと折る音が聞こえます。 
リンゴの樹上に座ったニホンザルが近くの枝から未熟果を手でもぎ取り、かぶりついてモグモグと咀嚼します。 
片手を伸ばして小枝を引き寄せ、未熟果を口で直接咥えてもぎ取ることもありました。 
しかし猿は一口か二口食べただけで、食べかけの果実を惜しげもなく捨ててしまい、次の果実を採取します。 
ニホンザルに特有のこのような採食法が我々に「もったいない」と強く感じさせ、果樹農家に憎まれる原因になります。 

果皮が赤く色づいていない「青りんご」の状態でもニホンザルは平気で食べています。(@2:02〜) 
渋くないのかな? 
普段ニホンザルは野生の果実ばかり食べているので、栽培品種のリンゴ果実は未熟でもよほど美味に違いありません。

リンゴの芯や種子は食べずに捨てているのか、それとも逆に、リンゴの果皮を捨てているのか、よく見えませんでした。 
リンゴの木の下に散乱している食べ残し(食痕)を観察しに行く必要があります。 
また、この時期のニホンザルが排泄した糞に未消化のリンゴ種子が含まれているかどうか、調べる必要がありますね。 
果実が熟していないということは、種子も未だ成熟していない(発芽能力がない)ので、今回は種子散布の話と無関係です。 
つまり、リンゴという植物にとって、ニホンザルによる未熟果の食害は、完全な食べられ損です。

リンゴの樹上で私に背を向けて座り、未熟果を食べていた個体が真っ逆さまに(頭を下にして)幹を下りました。(@1:37〜) 

ニホンザルの群れは、緑の葉が生い茂った枝から枝へ渡り歩いて、リンゴ園の奥へと入って行きます。 
私に見られているのを嫌い、茂みの奥に隠れたいのかもしれません。 


短時間の観察でしたが、この群れにはアルビノ(または白変種)が少なくとも2頭含まれていました。 
白猿と呼ばれて地元では昔から神聖視(半ばアイドル化)されています。 

まず見つけた白猿は、体格の良い太った成獣♀です。(@2:41〜) 
胸に幼い子猿を抱えていたので、今季出産した♀であることが分かります。 
興味深いことに、子猿の毛皮は母親のように真っ白(ホモ)ではなくて、通常の野生型(ヘテロ)でした。 
幼い子猿はまだ離乳前らしく、自分でリンゴの未熟果を採食することはありませんでした。 
授乳期の母猿は、栄養価の高い餌をたくさん食べないといけません。 
樹上の白猿が振り返ったときに瞳の色を確認すると、黒目があるようにも見え、メラニン色素が薄くて青い目のようにも見えます。(YouTube動画のサムネイルとなった場面@3:29〜) 
やがて、乳飲み子を抱いたまま、隣の木に跳び移りました。(@3:42〜) 
アルビノ♀が出産するのは珍しいとのことですが、私自身はそこまで詳細な記録を取っていません。 

私が撮影に夢中になっていると、手前の農道を別個体の白猿が通り過ぎました。(@3:03〜) 
若いアルビノ(白変種?)個体です。 
私をあまり恐れずに、ゆっくり歩いて果樹園の方へ向かいました。 
残念ながら後ろ姿しか見えなかったので、瞳の色を確認できていません。 
アルビノの母猿と若いアルビノは、親子なのでしょうか? 
その後、年齢の離れたアルビノ同士がリンゴ園で合流する様子は見ていません。 


※ 撮影順ではなく、映像素材の順番を編集で入れ替えました。 


つづく→猿も木から落ちる!


【追記】
こういう動画を公開すると、「のんきに傍観してないで、さっさと害獣を追い払え!」と怒る人が出てきます。
猿の襲撃が1回限りなら、全くその通りです。
しかし、何度も繰り返されるとなると、話が変わってきます。
猿害(ニホンザルによる農作物の食害)に苦しむ農家の心情も理解できるのですが、私は長年ひっそりと観察に徹しているからこそ、このような記録映像を撮ることができるのです。
ちなみに、私は野生のニホンザルに撮影目的の餌付けや給餌を一切していません。
もし私がニホンザルの追い払い活動に参加すると、猿たちは私に対して警戒を強め、自然な行動を見せてくれないどころか、群れに近づくことも困難になります。

つまり、猿害対策には分業が必要となるのです。
害獣防除の専門業者も必要ですし、ニホンザルの行動や生態を地道に調べる研究者や動物カメラマンも必要です。
現在では無人のカメラを農地や果樹園に設置して、野生動物の侵入を不眠不休で監視することも可能になりました。

軍事で例えると、偵察部隊や斥候(隠密偵察)はこっそり敵の様子を視察して、正しい情報を本隊に伝えるのが任務の専門職です。
敵と遭遇したからと言って、いちいち戦闘したり追い払ったりするのは御法度です。
隠密偵察が持ち帰った情報や証拠映像を元に対策を立てたり作戦を練ったりするのは、別の担当者です。

2026/06/23

春の二次林で草木の若葉を食べ歩く両角が欠けたニホンカモシカ

 

2026年4月中旬・午後15:05頃・晴れ 

春の二次林で私が静かにトレイルカメラの保守作業をしていると、パキパキと獣が歩き回る物音がします。 
クマだとやばいので振り返ると、林縁をニホンカモシカCapricornis crispus)が単独でうろついていました。 

落葉性の灌木に芽吹いた若葉を次々に食べています。 
樹種はマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)、ノイバラウコギ(おそらくヒメウコギ)あたりが候補となります。 
撮影後に採食地点で現場検証すると、マルバゴマキの若葉に食痕? 

カモシカが後半に食べていた下草の種類がわかりませんでした。 
なんとなく、蔓植物ミツバアケビの若葉ではないかと思うのですが、どうでしょうか。 

夏毛に換毛中なのか、毛並みの色がちょっと変です。 
左右の角が両方とも、太いのに短い個体でした。 
おそらく同種間の喧嘩で角の先端部が途中で折れて(欠けて)しまった後で、先端を研いだのでしょう。 


【考察】 
角に分かりやすい特徴があるので、過去に遭遇しているかと思って記録を遡ると、山中で出会った♂個体かもしれません。 

関連記事(2年前の撮影)▶ 

だとすると、山から麓の二次林まで(直線距離で3km弱も)移動してきたという驚くべき解釈になります。 
両角が折れたことで同種間の縄張り争いに負けるようになり、山森から追い出されて平地に下りてきたのでしょうか。 
里に下りてきた後も、車道を歩いたり、平地にパッチ状に残る農地や二次林を渡り歩いて、かなり(直線距離で3km弱)移動したことになります。 
平地の二次林でもニホンカモシカ1頭ぐらいなら、人目を忍んで、なんとか暮らしていけそうです。 
食べる餌の量も十分にありそうです(春〜秋の環境収容力はOK)。 
ただし雪国では冬になると落葉して食糧事情が一気に悪化しますし、配偶者を見つけて交尾するチャンスはかなり低いでしょう。 

もちろん、カモシカの個体識別に絶対の自信がある訳ではないので、別個体かもしれません。 
当地のカモシカにGPSを装着して行動域を詳細に調べたら楽しそうです。
もしもカモシカのある個体が、季節ごとに山と平地を往復して暮らしていたら、面白い話です。

この二次林内に設置したトレイルカメラにもカモシカがときどき写ります。 
たとえば、この3日後に撮れていた映像がこちらです(先行公開)。
この二次林内で野生のカモシカと私が実際にニアミスしたのは珍しく、今回は長々と採食シーンを直接観察できました。 
かなり離れた位置から撮影したので、おそらくカモシカは私の存在に気づいていないようです。 私に対して鼻息を荒らげる威嚇を一度もしませんでした。 

関連記事(2年前に遭遇・撮影)▶ 平地の農道を走って逃げるニホンカモシカ 



2026/06/21

サンシュユの樹上で熟した果実を食べるヒヨドリ(冬の野鳥)種子散布者

 

2026年1月上旬・午後12:40頃・晴れ 

道端の庭木として植栽されたサンシュユ(別名ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ)が落葉後の真冬に赤い実をつけていました。
果実食性のヒヨドリHypsipetes amaurotis)が採食に来ていました。 
初めはサンシュユ樹上に2羽居たのに、私がカメラを向けた途端に警戒して1羽が飛び去ってしまいました。 

残った図太い個体は、赤く熟したサンシュユの果実(熟果)を1個ずつ丸呑みしてから飛び去りました。 
強い逆光でほとんど鳥のシルエットしか見えず、撮影中はツグミかと勘違いしていましたが、動画を見るとヒヨドリでした。 

画像を補正して逆光を改善



サンシュユの果実は核果です。 
その種子散布は、被食型の動物散布です。 
甘い果肉を提供する代わりに鳥に運んでもらい、未消化の種子を糞と一緒に排泄してもらって新天地で芽生える戦略です。 
果実が熟すと赤く色づいて目立ち、鳥を引き寄せます。
残念ながら、今回のヒヨドリは樹上で脱糞してくれませんでした。 

順光側に回り込んでからサンシュユの赤い熟果を写真に撮ると、冬の空気が乾燥しているため、果肉の水分が少し抜けてシワシワでした(ドライフルーツ?)。 






関連記事(2、6年前の撮影)▶  


【アフィリエイト】 

2026/06/20

湿地を舐めてミネラル摂取するマツムラハラブトハナアブ♀?【ベーツ型擬態】

 

2026年5月中旬・午後13:00頃・晴れ 

春の里山のジメジメした林道の横の草むらで、低く飛び回っている虫がいました。 
てっきりクロマルハナバチBombus ignitus)の創設女王が営巣地を探索中なのかと思い、季節の風物詩を動画に撮ったつもりです。
ところが映像を見直すと、マルハナバチにベーツ擬態したハナアブ科の仲間と判明しました。 

山腹をトラバースする林道のこの区画は、沢からの水が流れ込み、年中湿って泥濘になりがちです。 
このハナアブ♀は口吻を伸縮させて湿った地面を舐めていました。
吸水しつつミネラル成分を摂取しているのでしょう。 
ミゾソバやヘビイチゴ、スギナなど湿地性植物の茂みの奥にどんどん潜り込んでしまい、姿を見失いました。 

関連記事(同所で3年前の撮影)▶ 山道の水溜まりに集まって産卵するオオハナアブ♀ 


今回の個体は、左右の複眼が離れているので♀ですね。 
翅先が擦り切れているので、越冬明けの個体なのかな? 
羽化直後にしては翅の損傷が激しいです。 (※ 後述の考察を参照)

いつもお世話になっている「ハナアブの世界」サイトで標本写真を見比べると、Mallota属(ハラブトハナアブ属)のようですが、種までは絞り込めませんでした。 
素人目には、マツムラハラブトハナアブ♀(Mallota rubripes)やミケハラブトハナアブ♀(=アシボソミケハラブトハナアブ;Mallota munda)などが似ている気がします。 
現場で私が騙されたように、ベーツ型擬態のモデルは、クロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)だと思われます。


※【考察】
ハラブトハナアブ属の越冬態について、ChatGPTに質問してみました。

Q1: Mallota属(ハラブトハナアブ属)のハナアブ類は成虫で越冬するのか? 越冬態について調べて

A1: ハラブトハナアブ属(Mallota)の越冬態については、日本語文献では情報が少ないのですが、現在得られる情報を見る限り、

少なくとも日本産のタカサゴハラブトハナアブ(Mallota takasagoensis)は成虫越冬とされています。 (Insect)

ただし、属全体としては少し注意が必要です。

Mallota属全体の生活史

Mallota属の幼虫は、樹洞(うろ)や腐朽木の水たまりに生息する、いわゆる「ラットテイルマゴット(尾呼吸管をもつ幼虫)」です。(ウィキペディア)

ヨーロッパや北米の種については、

  • 幼虫は樹洞の腐植質や微生物を食べる

  • 成虫の出現期間は短い

  • 多くの種は春から初夏に見られる

ことが知られています。(ウィキペディア)

一方で、Mallota属全体について「成虫越冬が一般的」と明記した信頼できる総説は見つかりませんでした。

成虫越冬の可能性

日本の昆虫図鑑ではタカサゴハラブトハナアブについて

冬は成虫で過ごす

と記載されています。(Insect)

また、ヨーロッパ産の近縁種では春のかなり早い時期(4月頃)から成虫記録があり、成虫越冬を示唆する場合があります。(ResearchGate)

ハナアブ科全体で見ると、成虫越冬する種は珍しくありません。たとえばホソヒラタアブ類やナミホシヒラタアブ類では、受精雌成虫が物陰で越冬します。(RHS)

結論

現時点で言えるのは、

  • 日本産のタカサゴハラブトハナアブは成虫越冬とされる。 (Insect)

  • Mallota属全種が成虫越冬とは断定できない。

  • ただし、少なくとも一部のMallotaでは成虫越冬が行われている可能性が高い。

ということです。

もしお調べの対象が日本産のハラブトハナアブ類(タカサゴハラブトハナアブ、アシブトハナアブ類など)であれば、学術論文や『日本産ハラブトハナアブ属の再検討(Hirooka & Maruyama, 2015)』などをさらに追って、種ごとの越冬態を調べることもできます。現状では「属としては不明だが、日本で普通に見られるタカサゴハラブトハナアブは成虫越冬」というのが最も確実な答えです。


Q2: 5月中旬に低山で観察したハラブトハナアブ属の成虫は、翅先が擦り切れていました。羽化直後にしては翅の損傷が激しいので、越冬明けの個体だろうと推測したのです。


A2: その推測は十分に合理的だと思います。

ハナアブ類では、羽化直後の個体は通常、

  • 翅縁が滑らかで欠損がない

  • 翅膜にしわや摩耗がない

  • 体毛がよく残っている

という状態です。

一方、成虫越冬した個体では、

  • 翅先や翅縁の欠損

  • 翅膜の擦れ

  • 胸部や腹部の毛の脱落

  • 体色の退色

などがしばしば見られます。

5月中旬という時期も興味深い点です。もしその種が春に羽化するのであれば、新成虫が出始めていてもおかしくありません。しかし、「翅先が明らかに擦り切れている」という観察事実は、単なる春羽化個体よりも、前年から生存している成虫を示唆します。

特にMallota属は一般的なヒラタアブ類のように何世代も繰り返すタイプではなく、幼虫期間が長く、樹洞環境に依存する種が多いため、春先に見られる個体が越冬成虫である可能性は十分考えられます。

もちろん、翅の損傷だけでは確定できません。例えば、

  • 羽化後しばらく活動した個体

  • 鳥やクモの攻撃を受けて逃れた個体

  • 樹枝や下草との接触が多かった個体

でも翅は傷みます。

ただし、

「5月中旬」
+
「翅先の摩耗が顕著」
+
「Mallota属の一部で成虫越冬が知られている」

という3点を合わせると、その個体が越冬明けの成虫だったという仮説はかなり説得力があります。

もし記録写真が残っていて、胸部や腹部の毛並みも確認できるなら、毛の摩耗状態も重要な手掛かりになります。ハラブトハナアブ類は本来かなり毛深いので、越冬個体では「全体にくたびれた印象」になることが少なくありません。翅だけでなく体毛まで摩耗していれば、越冬成虫説はさらに強まるでしょう。 


ちなみに、ハラブトハナアブ属の♀が樹洞に産卵する様子を以前、観察しています。



【アフィリエイト】 


2026/06/19

チマキザサの葉を食べ漁る雪国のニホンザル♀

 

2026年1月上旬・午後14:50頃・晴れ 

山麓で若い♀(未発情)と思われるニホンザルMacaca fuscata fuscata)が群れから少し離れ、林縁の笹薮に向かって歩いて行きます。 
歩く後ろ姿の股間を見ると、外性器が見えませんし、尻も赤くないので、発情していない若い♀と判明。 

笹薮の雪面に座り込むと、採食を始めました。 
猿が笹の葉を食べたのは初見です。 
このササの種類はチマキザサではないかと予想していますが、笹類は難しくて真面目に検討していません。 
チシマザサ(ネマガリダケ)は、もう少し標高の高いブナ帯に分布しているらしい。 
今回の観察地点は、低山のミズナラ帯です。 

関連記事(14年前の初夏に撮影)▶ ニホンザル♂が笹の新芽を採食 


ニホンザル♀は、常緑の笹の葉を次から次に千切って食べ漁ります。 
餌の乏しい厳冬期には、冬芽や樹皮と並んで貴重な食料なのでしょう。 
手でササの茎を掴みながら幅広い葉を噛みちぎり、口に詰め込んで咀嚼します。 
茶色に枯れている葉は食べず、緑の葉を選んで食べていました。 
ササの葉脈に沿って縦に裂くように噛みちぎるので、独特の食痕が残ります。 
笹の葉を引き寄せるのにいつも右手を使うので、この個体は右利きのようです。 
別の採食法としては、手の届く範囲の笹の葉を食べ尽くした後は、少し離れた位置に生えたササに手を伸ばし、茎ごと噛みちぎってから手元でゆっくり葉を食べることもありました。 (@4:42〜)

笹の葉に栄養価はどれだけあるのでしょうか? 
食物繊維が豊富なので、便秘対策にはよさそうです。 

動画を見直して気づいたのですが、一度だけササ以外の植物を採食しました。 (@4:12〜)
笹の茎に巻き付いて育って枯れた蔓植物の実を食べたようです。 

山形県の豪雪地帯がシカの食害から免れている(シカの生息数が少ない)のは、冬季の主要な餌であるササが雪の下に埋もれて越冬できないからです。 
カモシカと違ってシカは蹄が小さいので、深雪の雪山を歩くのが苦手なのだそうです。 
地球温暖化がこのまま進めば、当地も冬に雪ではなく雨が多く降るようになり、シカが一気に分布を広げて食害も増えると予想できます。 
今回のチマキザサ?群落は雪の下に埋もれていませんから、この積雪量ならホンシュウジカCervus nippon centralis)もぎりぎり越冬できるかもしれません。 
しかし、鹿の群れは餌の笹群落をすぐに食べ尽くしてしまいそうです。 

【アフィリエイト】 


空は晴れているのですが、山麓の日陰はもう薄暗いのです。 
猿は笹の葉を食べながら、右手で痒い脇腹を掻きました。 
雪面に直接座ると尻が冷えるのか、なるべく灌木の枝の上に座るようにしているようです。 
やがて笹の葉を食べ飽きたのか、ニホンザル♀は口をモグモグさせながら、雪道を左に戻って群れの仲間に合流しました。 


【アフィリエイト】 

2026/06/15

山道で出会ったニホンザルの大群

 

2024年10月上旬・午後14:20頃・くもり 

私が峠道を歩いて下山して麓の里に近づくと、前方の路上に野生ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の群れがたむろしていました。 
私とは逆に、麓の方から登ってきたようです。 
(里の集落から追い払われてきた?)
車道にはクリの落果が散乱しています。 
遊動の途中で栗拾いして食べるニホンザル個体がいました。 
道端に座って自分で毛繕いしたり、道に寝そべって仲間に対他毛繕いしてもらったり、のんびりしています。 
対他毛繕いからの流れでマウンティングに発展することもありました。 
GPSや電波発振器の付いた黒い首輪を装着している個体も群れには含まれていました。 
元気な子猿は走り回ったり、道端の木に登ったり飛び降りたりしています。 

時間に余裕があれば猿をもっとじっくり腰を据えて観察するのですけど、山から早く帰らないといけない私は、動画を撮りながらゆっくり歩いてニホンザルの群れに近づきました。 
警戒した猿たちは、舗装路の左右の茂みに逃げ込みました。

雪が溶けた小川の岸で草を食べるカルガモのペア(冬の野鳥)

 

2025年3月上旬・午前9:00・曇りのち晴れ 

雪国の郊外を流れる小川(農業用水路兼融雪溝)の岸辺で、♀♂つがいと思われる2羽のカルガモAnas zonorhyncha)が仲良く並んで採食しています。 
雪解けが進む畑の端で、泥にまみれたイネ科の雑草を食べていましました。 
畑に積もった残雪の端から嘴を突っ込んで、雪の下に埋もれていた草を食べています。 
よく観察すると、青々とした草の葉そのものを千切って食べるというよりも、草の根元の根っこや散らばっている草の種子、土壌生物などをまとめて食べているようです。 

食事中のカルガモ♀♂は、定期的に背後を振り返って、泥で汚れた嘴を用水路の流水でゆすいでいます。 
飲水行動なら一口ごとに上を向いて、嘴ですくった水を喉に流し込むはずです。 
それをやらないということは、小川の雪解け水を飲んではいないようです。 

やがて、1羽のカルガモが岸から小川に入りました。 
流れに乗って下流に泳ぎながら、嘴を再び水でゆすいでいます。 
小川を少し下っただけで左岸に再上陸すると、未開拓の餌場で採食を始めました。 

この小川の岸辺が雪かきされていたのは、一部はカルガモの仕業だったのかもしれません。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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2026/06/11

雪国でキジ♀♂の群れが小川沿いで採食した後に雪原を歩いて止まり木へ(冬の野鳥)

 

2025年3月上旬・午前9:00頃・くもり 

夜中から早朝にかけて少し雪が降り、うっすらと乾雪が積もりました。 
郊外で1羽のキジ♂(Phasianus versicolor)が雪原(雪の積もった畑)を歩いて来る姿を見つけて、なにげなく動画を撮り始めると、なかなか面白いドラマが見れました。 

雪面にキジ♂の歩いた足跡が残ります。 
軽く羽ばたいて、手掘りの細い用水路を飛び越えました。 
小川の岸に沿って雪解けが進んでいるのですが、そこでキジ♂は採食を始めました。 
少ない積雪を嘴でかき分け、雪に埋もれ青々とした草(イネ科植物)を啄みました。 

♂に注目していた私は初め気づかなかったのですが、地味なキジ♀も近くで採食していました。 
雪が溶けて地面が露出した小径で、泥濘を啄んでいます。 
草の種を拾い食いしているのでしょう。
他にはツグミTurdus eunomus)も仲良く採食していたようで、ホッピングしながら地上を横切りました。(@1:27〜) 

少しの食事で満腹になったのか、キジ♂は再び用水路を飛び越えて、左の雪原に戻って行きます。 
トコトコ歩き去る後ろ姿をずっと撮り続けると、民家の敷地へ入りました。 
雪国(豪雪地帯)では一冬に何度も屋根から雪下ろしするので、軒下に雪の山が形成されます。 
キジ♂はその上を乗り越えて更に奥へ向かいます。 
最後は右折して民家の陰に隠れてしまい、姿を見失いました。 

その後、2羽のキジ♀が♂の後をトコトコ追いかけて行きました。 
繁殖期にはまだ少し早いですけど、キジは♂1♀2のハレム(群れ)を形成していたことが分かりました。 
体重の重いキジは飛ぶのが苦手で、長距離の雪道(悪路)でも歩いて移動します。 
薄っすらと積もった新雪の表面にキジ♀♂の歩いた足跡が残ります。 

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雪に埋もれかけた落葉樹(庭木の桜?)に辿り着くと、ようやく落ち着いて立ち止まりました。 
「庭には二羽雉♀がいる。」 
キジ♀の羽根は♂とは違って地味な保護色で、確かに落葉樹の下では目立ちません。 
身震いしたり、広げた尾羽を左右に素早く振ったり、翼をバサバサと羽ばたかせたりしました。 

やがて、1羽のキジ♀が雪面から落葉樹上に飛び上がりました。 
ここが夜のねぐらだったのかな? 
もう1羽は飛ばずに、歩いて低い横枝を伝って木に登りました。
2羽のキジ♀は同じ止まり木で左右に少し離れて休みます。 
しかし片方の♀は落ち着かず、枝から枝へ少し飛んで(軽く羽ばたいて)移動しました。
雪原に一旦下りると左から回り込んで、同じ止まり木の別な枝に登り直します。 

最後に、キジ♀が羽ばたいて止まり木に飛び上がるシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@6:33〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
雪国で留鳥として逞しく暮らすキジ♀♂の様子を観察できました。
せっかく小川に来たのに、キジ♀も♂も水を浴びたり飲んだりしませんでした。 
あちこちの水場に無人カメラ(トレイルカメラ)を設置しても、キジのそうした行動はなぜか一度も撮れたことがありません。 
冬には雪を食べて喉の乾きを癒やすのかもしれません。 


2026/06/09

サクランボの庭木で熟果を採食するムクドリ(野鳥)

 

2026年5月下旬・午後14:00頃・晴れ 

民家の裏庭でサクランボ果樹の果実が熟して赤く色づきました。 
果樹園のように防鳥ネットを被せる対策をしていないため、野鳥がサクランボ熟果を食べに集まっていました。 

サクランボを食害するムクドリSturnus cineraceus)を見つけました。 
群れで来ていたのですが、私を警戒して次々に飛び去ってしまい、これは逃げ遅れた(図太い?)個体です。 

しばらくすると警戒をとき、枝から枝へ伝い歩きしてから、身を乗り出してサクランボの果実を食べました。 
果柄は枝に残したまま、丸い実だけを嘴で器用にもぎ取りました。 
手前に生い茂った若葉が邪魔ですが、ムクドリはサクランボの熟果を丸呑みしたようです。 
今度は後ろ向きでサクランボを丸ごと飲み込んでから、嘴を足元の枝で念入りに拭いました。 

風が吹いて果樹の枝がザワザワと激しく揺れています。 
家の住民がガレージ前で車にエンジンをかけて出かけても、樹上のムクドリは逃げませんでした。 
樹上で身震いしたり、小声で呟いたりしています。 
必要以上に嘴を激しく枝に擦りつけたのは、隠し撮りを続ける私に対してフラストレーションが溜まったのかもしれません。(苛立ちの転移行動?) 
最後は枝葉が生い茂るサクランボ果樹の中央部に移動して、私から完全に隠れてしまいました。 

サクランボを食べに集まったムクドリは後ろめたいのか(罪悪感?)ヒトに対して警戒心が強く、食事の決定的瞬間をなかなか撮らせてくれません。 

一緒に来ていたスズメの群れがチュンチュン♪鳴き続けています。 
スズメがサクランボを食べた映像も撮れました(近日公開予定)。


【考察】 
ご存知の通り、サクランボの果実(核果)には大きな種子が1個含まれています。
スズメと違って体の大きなムクドリは、サクランボの熟した果実を丸ごと飲み込みました。 
したがって、ムクドリはサクランボの種子散布者になります。 
採食後に排便してくれたら、種子散布の一部始終を撮影できたことになるのですが、残念ながら一度も脱糞しませんでした。

2026/06/05

原っぱでのんびり過ごす三世代のニホンザル

 

2024年11月中旬・午後13:30頃・晴れ 

山麓の集落の原っぱで、幼い子猿を胸に抱えたニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)と老齢♀が並んで座りました。 
若い母親♀は幼獣に対他毛繕いしてやります。 
その手前でお婆さん猿(※)が、のんびり体を掻いたり、欠伸をしたりしました。 
老齢♀が急に左手を前方に伸ばして、草むらから何かを摘み上げて食べました。 
バッタなど小さな虫を捕食したのかもしれません。 
咀嚼してから欠伸したものの、口内の餌は見えませんでした。 

背後にある塀の手前では、別個体の子猿が遊んでいます。 


※ 「お婆さん」と呼んで良いのか分かりませんが、子連れの♀よりも年増であることは確かです。 
三世代の家族(老母と娘と孫)ではないかと勝手に想像しています。

2026/06/03

掠れた声で鳴いて♪母衣打ちするキジ♂(野鳥)

 

2026年4月中旬・午後15:55頃・晴れ 

春の休耕田で1羽のキジ♂(Phasianus versicolor)が畦道に登って、枯草を啄んだり、嘴で枯草をかき分けたりしていました。 
虫や草の種子を食べてるようです。 
その奥には民家の庭があって、草※が青々と生えているのに、なぜかキジ♂は近寄りませんでした。 
(※ スギナやヒメオドリコソウ、ナズナ、スイセンなどが見えます。) 

採食中にキジ♂が急に立ち止まって背伸びし、縄張り宣言の母衣ほろ打ちを披露しました。 
母衣打ちの際は、目立つように(声が通るように)周囲よりも一段高いお立ち台で鳴くことが多く、今回も畦道に登ってやりました。 

ケンケーン♪という鳴き声が、この個体では掠れていた(ハスキー・ボイス)ので、俄然興味がわきました。 
こんな掠れ声のキジ♂を今まで聞いたことがありません。 
現場で聞いた生の鳴き声の印象と、動画で録音された鳴き声は少し違っています。 
音割れしないようにカットされた音声成分があるのかもしれません。 

母衣打ちを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@1:14〜1:28) 
ケン、ケーン♪と2声鳴くのに合わせて、その場で2+8回素早く翼を羽ばたき、ドドドドド…という重低音のドラミングを発していました。 
このとき目の瞬膜が何度か閉じていたのは、激しい羽ばたきで舞い上がるゴミが眼球に入らないようにしているのでしょう。 

母衣打ちの直後は興奮状態なのか、全身の羽毛が逆立っていました。 
身震いすると鳥肌が収まり、採食を再開しました。 
畦道から左の休耕地に降りると、足早に枯野を横切り始めました。 
流し撮りする私を警戒したのか、後半は走って逃げています。 
途中で急に立ち止まったので、もう一度母衣打ちするかと期待したのですけど、結局鳴かずに左へ立ち去りました。 
逆光になると、キジ♂の色鮮やかな羽毛がほぼ黒色(シルエット)にしか見えなくなります。 


【考察】 
キジ♂の母衣打ちには、ドラミングの回数に個体差があることが分かっています。
掠れ声(ハスキーボイス)の♂個体と今回初めて出会いました。
♀へのセックスアピールに♂の声質が影響するでしょうか? 
つまり、このハスキー♂は同種の♀に対して人気(魅力)があるのかないのか、気になります。
繁殖期のキジ♂は母衣打ちで隣の♂と張り合って縄張り争いをしている訳ですが、ハスキー♂は良い縄張りを持てているのでしょうか?
掠れ声は♂にとってハンディキャップになっているのか知りたいところですが、実際にフィールドで調べるのは大変そうです。


掠れ声の母衣打ちを声紋解析してみる

オリジナルの映像ファイルから音声をWAVファイルに抽出し、母衣打ちの部分を編集で切り取ってから、スペクトログラムを描いてみました。
あいにく、大声で絶叫する直前に春風の風切り音(ノイズ)がマイクに入ってしまっています。



2026/05/27

スギの木の下で新雪の下から餌を掘り出して食べたホンドタヌキと食べられなかった個体【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬

雪国のスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCをトレイルカメラで見張っています。 


シーン1:2/21・午後18:53・気温-3℃(@0:00〜) 
最近の溜め糞は、雪面に露出していました。 
晩に単独で登場したタヌキが浅い新雪を手前から奥へ歩くと、足跡が残ります。 

スギの木の左下でなぜか雪面を前足で掘り始め、何かを食べました! 
雪の中の浅いところに埋まっていた餌をタヌキは匂いだけで掘り当てたことになります。 
残念ながら後ろ姿ですし、映像を拡大しても採食メニューは不明です。 
振り返ってカメラ目線になると、赤外線を反射して両目が爛々と光っています。

食後のタヌキは、また奥へと歩き始めました。 


シーン2:2/22・午前0:03・気温-4℃(@1:00〜) 
約5時間10分後、日付が変わった深夜に、またタヌキが単独でやって来ました。 
後ろ姿では同一個体か別個体か、見分けられません。
素人目には、尻尾の黒班が似ています。

雪深い溜め糞場WBCを素通りし、スギの根元や幹の匂いを嗅ぎ回っています。 
前回採食した同一地点で、雪面を前足で掘り始めました。 
この個体はタペータム(輝板)の反射が左右非対称で、左目が失明していました。 
さっきと別個体が餌の残り香を嗅ぎつけたものの、遅かったようです。 
スギの木の下に二匹目のドジョウは居ませんでした。 


2026/05/25

雪解け後にヒメウコギ生垣の冬芽や下草をついばむキジ♀(冬の野鳥)

 



2026年2月下旬・午前8:10頃・くもり 

ようやく雪が溶けた畑の端で、ヒメウコギの生垣の下に潜んでいたキジ♀(Phasianus versicolor)が採食を始めました。 
生垣に沿ってゆっくり歩きながら、あちこち地面を啄んでいます。
植物の種子を拾い食いしているのでしょうか。

特に好んで食べている緑の若葉は、シソ科多年草のカキドオシですかね? 

雪国のカキドオシは、冬も葉を地際に広げたまま越冬することが多いです。 ただし、寒冷地では葉を落とすこともあるため、積雪や寒さの強い地域では「雪の下で常にロゼット状のまま」とは限りません。global+2

つまり、一般的には「雪が溶けた早春にその場で若葉が一斉に開く」というより、冬の時点で低いロゼット状の葉を残し、春にそのまま生長を再開するイメージが近いです。 ただし実際の見え方は、積雪量、寒さの強さ、日当たりで変わります。city+2   (Perplexity AIの回答より引用)


キジ♀は広葉草本の緑の葉を選んで食べていて、枯れた落ち葉は決して食べません。 

ヒメウコギ灌木の生垣は落葉したままですが、枝先に付いた冬芽もキジ♀はときどき啄みました。 

食事の合間に、胸元の羽根を嘴で整えたり、その場で激しく身震いすることもありました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


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2026/05/18

朽ちた木片を味見するニホンザル幼獣の謎

 

2024年9月中旬・午前11:45頃・晴れ 

用水路の岸に座ったニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)が空を見上げながら、痒い右腿を右手で掻いています。 
その背後から2頭の子猿が現れました。 

1匹の子猿が朽木の欠片を拾い上げ、口に咥えて齧りました。
食べられる餌ではないはずですが、横に居る母親は子猿の異食を制止したり叱ったりしませんでした。 
子猿が朽木の欠片を本当に咀嚼してすべて飲み込んだらびっくりしますが、すぐに吐き出したので、乳歯が生えた幼獣による「歯固め」的な行動ですかね? 



【考察】 
ChatGPTに相談してみました。 

Q1: ニホンザルの乳歯はいつから生えてくるか? 

A1: ニホンザル(ニホンザル)の乳歯は、かなり早い時期から生え始めます。 研究では、最初の乳切歯(前歯)は生後1か月未満で萌出し始める個体も多く、だいたい生後数週間〜1か月頃には前歯が見え始めます。乳歯列全体は、生後約1年までにほぼ完成します。([J-STAGE][1]) 萌出順序はおおむね: 1. 下・上の乳中切歯 2. 側切歯 3. 犬歯・第1乳臼歯 4. 第2乳臼歯 という流れです。([J-STAGE][1]) 野外観察でも、春生まれの子ザルは初夏には小さな前歯が見え始め、秋にはかなり乳歯がそろってきます。永久歯への交換は1歳以降から始まります。 [1]: 


Q2: ヒトの赤ちゃんでは歯が生え始めると、何かを噛みたくなるのでオシャブリを与えたりするが、ニホンザルでも同様か? 9月中旬の野外観察で、ニホンザルの幼獣が朽木の欠片を拾って噛んでいた。横に居た母親はそれを見ても叱ったり制止したりしなかった。朽木の欠片に栄養価があるようには思えないので、乳歯が生えた幼獣による「歯固め」の行動と解釈してみたのだが、どうだろうか。 


A2: 十分あり得る解釈です。少なくとも、「栄養摂取そのもの」よりも、口腔感覚・咀嚼練習・探索行動として木片を噛んでいた可能性は高いと思われます。

ヒト乳児の「歯固め」と完全に同じ概念として確立しているわけではありませんが、霊長類の幼獣では、歯の萌出期にさまざまな物体を口に入れたり噛んだりする行動がよく見られます。ニホンザルでも、

  • 木片

  • 樹皮

  • 小枝

  • 母親の毛

  • 自分の手足

などを口でいじる行動は普通に観察されます。

特に、あなたの観察のように、

  • 「朽木片そのものに明確な栄養価がなさそう」

  • 「飲み込むより噛むこと自体が目的に見える」

  • 「母親が制止しない」

  • 「乳歯萌出期と時期的に一致する」

という条件なら、「歯の違和感を和らげる」「咀嚼運動の練習」「感覚探索」の複合的行動として解釈するのは自然です。

また、ニホンザル幼獣は離乳前後に“mouth-oriented exploration(口を使った探索)”が非常に多く、ヒト乳児の oral exploratory behavior に近い側面があります。霊長類では手で触るだけでなく、口で材質・硬さ・味・温度を確かめる行動が発達初期に重要だからです。

一方で、慎重に言えば、「歯固め目的だった」と断定するのは難しいです。野外では次のような別解釈も残ります。

  • 単なる遊び

  • 採食の模倣

  • 将来的な採食技術の練習

  • 微量の菌類・昆虫・樹液を舐めていた

  • 感覚刺激そのものを楽しんでいた

特に朽木は、昆虫幼虫・菌糸・腐植臭など情報量が多い素材なので、幼獣にとって興味対象になりやすいです。

したがって、行動記述としては、

乳歯萌出期の幼獣による oral exploratory behavior

possible teething-related chewing behavior

くらいの慎重な表現が学術的には安全だと思います。

もし映像があるなら、

  • 実際に咀嚼していたのか

  • 舐めるだけだったのか

  • 飲み込んだか

  • 何分くらい続いたか

  • 反復したか

  • 同齢個体にも見られたか

などを確認すると、解釈の精度がかなり上がります。

2026/05/14

晩冬に防風林を横切りスギの木に登るニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2025年2月下旬 ・午前10:20頃および午後13:10頃・晴れ

雪国のスギ(杉)防風林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の通う溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 
ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 
この地点でニホンザルが写ったのは初めてです。

晴れて気温が上がるとスギ林の雪面は溶けて、腐れ雪(湿雪)になっています。 
獣道を通って奥から次々にニホンザルの群れがやって来ました。 
タヌキの溜め糞は雪の下に埋もれていて、サルは興味を示しませんでした。 

ある子猿は、口に何か丸い餌を咥えたまま運んで来ました。 
白い雪が付着していて、餌の正体は不明です。 
何かの果実でしょうか? 

元気いっぱいの子猿たちは、助走をつけたままスギの幹に跳びついて、よじ登りました。 
子猿の木登りシーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@x:xx〜) 
監視カメラに興味を示したのかと思いきや、どうも違うようです。 
雪面に落ちた影の動きを見ると、樹上のニホンザルは、何か採食しているようです。 
もしかすると、スギ林に隣接する落葉灌木からぶら下がった蔓植物キカラスウリの熟した瓢果をニホンザルは食べたのかもしれません。 

関連記事(同所同時期の撮影)▶ 雪国の森で厳冬期も樹上にぶら下がっているキカラスウリの熟果 


顔が紅潮した成獣♀の1頭は、黒い首輪を装着していました。 
この首輪装着個体は、同じ日の午後にもう一度登場します。

後半は、子猿がスギの木に登った後で、小声で甲高く鳴く声が聞こえます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2026/05/13

石垣の隙間に生えた苔をほじくり枯草をかき分け餌を探す雪国のツグミ(冬の野鳥)

 

2025年2月下旬・午後14:15頃・くもり 

今季は記録的な大雪が降りました。 
堀の水面に雪が積もって、完全に埋もれているように見えます。(凍ったかどうか不明) 
さらに近所の路上からスノーダンプで堀に排雪されていました。 
地上は深い積雪で覆われていますが、堀の石垣は露出しています。 

1羽のツグミTurdus eunomus)が石垣をトラバースしながら、餌を探し歩いています。 
石垣の隙間に生えた枯草や常緑の苔を嘴であちこち啄んでいました。 
草の種子や休眠越冬している虫を探しているのでしょう。 
嘴で枯草の根際をかき分けたり、苔を剥がしたりしています。 
石垣の隙間に詰まった苔や土をほじくり出しました。 
石垣に積もった雪の壁に付着した微小な虫を捕食することもありました。 (雪を食べたのではありません。) 


【アフィリエイト】 


石垣の表面には地衣類も生えていますが、地衣類に疎い私は種類とか見分けられませんし、ツグミも食べませんでした。
採餌の合間に、ツグミがチュピッ♪と一声鳴きました。(@1:07〜) 

石垣をトラバースしながらツグミが脱糞しました。(@2:51〜) 
白い液状便(正しくは尿)が垂れて、石が汚れました。 

ツグミはどんどん右に移動しながら探餌を続けています。 
石垣の上段に執着しているのは、何か意味がありそうです。 
雪解け水が滴り落ちて苔が常に濡れていたり(保湿)、日当たりが良くて気温が高かったりして、越冬している虫が多いのかもしれません。 




【アフィリエイト】 

2026/05/10

マンサクの樹上で虫を捕食するニホンザルの若いアルビノ

 

2024年9月中旬・午前11:35頃・晴れ 

山麓を遊動するニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れの中に若い白猿を見つけました。 
体毛が純白で瞳の色素が薄いので(青い瞳)、白変種ではなく、アルビノと思われます。 
顔や手足の皮膚が露出している部分は、血色の良いピンク色でした。 
群れの中でひときわ目立つので、しばらくこの個体に注目して観察することにします。 

林縁に自生するマンサクの灌木に駆け寄ると、一気によじ登りました。 
横枝の先まで登ると、私を凝視しています。 
高い樹上という安全地帯からなら、ヒトも怖くないようです。 

葉裏に隠れていた何かの虫を見つけて、直接食べました。 
白猿の口の端が緑色の汁で汚れたので、イモムシ(鱗翅目の幼虫)を捕食したのではないかと推測しています。 
この成功体験に味をしめた白猿は、マンサクの細い枝を手で引き寄せると、葉をかき分けたり裏返したりして、マンサクの葉裏を丹念に調べています。 
「二匹目のどじょう」ならぬ「二匹目のイモムシ」を狙っているようです。 
マンサクの葉も少しだけ齧って食べたようにも見えましたが、どうでしょうか。 


つづく→


【考察】 
マンサクの葉に居た虫の正体について、私には心当たりがありません。
かなり昔に、クスサンという蛾の幼虫が食樹でもないのにマンサクの枝で右往左往していたのを観察したことがあるぐらいです。

関連記事(16年前の撮影)▶ マンサクの枝先にクスサン幼虫(蛾) 

ChatGPTに色々と質問してみました。 

Q1: 9月中旬に山形県の山麓でニホンザルがマンサクの樹上に登り、採食していた。緑の葉を少し齧っていたが、枝葉をめくって何か葉裏に隠れている虫を丹念に探していた。マンサクの葉によく集まる、アブラムシなどの虫は知られているか?

A1: 結論から言うと、マンサク(マンサク)の葉に「特定の有名なアブラムシが大発生する」というような、よく知られた関係はあまり報告されていません。少なくとも、サクラとサクラアブラムシのような典型的な“強い対応関係”は知られていない樹種です。

ただし、今回の観察内容(葉をめくって裏面を丹念に探す)から考えると、サルが狙っていたのはかなり典型的に次のような小動物群です。

葉裏で見つかりやすい餌候補

  • アブラムシ類(アブラムシ)

  • カイガラムシ類(カイガラムシ)

  • ハダニ類(ハダニ)

  • 小型のガやハムシ類の幼虫

これらは特定の樹種に厳密に依存しない“広食性”の種も多く、マンサクにも状況次第で普通に付きます。特に山麓のような環境では、周囲の植生や季節条件によって一時的に個体数が増えることは十分あり得ます。

マンサクに関する補足

マンサクはタンニンなどを多く含むため、一般に「食害を強く受けにくい側の樹種」とされることが多く、
→ その結果として

  • 大型で目立つ食害(葉を食い尽くすような昆虫)は少なめ

  • 代わりに、葉裏に付く微小な吸汁性昆虫は見逃されやすい

という傾向があります。

ニホンザルの行動との対応

ニホンザル(ニホンザル)が見せた

  • 葉をめくる

  • 1枚ずつ確認する

  • 少量ずつ採る

という行動は、既知の採食行動の中では**「葉上・葉裏の小型無脊椎動物の採食」**とよく一致します。
特に初秋(9月中旬)は、夏に増えたアブラムシやダニ類がまだ残っている時期なので、タイミングとしても自然です。


まとめると、

  • マンサクに特異的な“有名なアブラムシ”は特に知られていない

  • しかし葉裏には一般的な小型吸汁性昆虫が付きうる

  • 観察されたサルの行動は、それらを狙った採食として非常に妥当

もし可能であれば、同じ場所でマンサクの葉裏を実際にめくってみると、かなりの確率で何らかの微小動物(あるいはその痕跡)が確認できると思います。


Q2: ニホンザルは生きたイモムシ(鱗翅目の幼虫)を捕食するか? 

A2: 結論から言うと、ニホンザル(ニホンザル)は生きたイモムシ(鱗翅目幼虫)を捕食します。頻度は高くありませんが、行動としては十分に知られている範囲です。

どの程度一般的か

ニホンザルは雑食性で、

  • 果実・種子・芽・樹皮

  • 昆虫・クモなどの無脊椎動物

を利用します。昆虫食は主食ではないものの、

  • とくに若齢個体やメスで観察例が多い

  • タンパク質補給として利用される

と考えられています。


イモムシに対する採食行動

イモムシ(鱗翅目幼虫)は

  • 動きが遅い

  • つかみやすい

  • 栄養価(特にタンパク質・脂質)が高い

ため、見つければ捕食対象になります。

実際の行動はあなたの観察とよく一致していて、

  • 葉をめくる

  • 枝葉を丁寧に探る

  • 見つけたらその場で口に運ぶ

という**“探索型の昆虫採食”**が見られます。


注意点:すべてのイモムシを食べるわけではない

ただし重要なのは、

  • 有毒・刺激毛を持つ種(ドクガ類など)

  • 強い化学防御を持つ種

回避される傾向があることです。

したがって、

  • 「無差別に捕食する」のではなく

  • 選択的に食べている

可能性が高いです。


あなたの観察との整合

前に述べられていた

  • マンサクの葉をめくって探す行動

は、

  • アブラムシなどの小型吸汁昆虫

  • あるいは小型のイモムシ

のどちらにも当てはまりますが、

  • 「丹念に探す」「やや大きめの餌を想定できる動き」

という点からは、**単なる微小昆虫よりイモムシのような“目に見える獲物”**を探していた可能性も十分あります。


まとめ

  • ニホンザルは生きたイモムシを捕食する

  • ただし主食ではなく、機会的・選択的な利用

  • 葉をめくる探索行動は典型的な昆虫採食の一形態

  • 有毒種は回避する可能性が高い


もし再観察できるなら、

  • 採食直後の咀嚼時間(イモムシは比較的長い)

  • 手でつまんでいるか、直接口で取るか

などを見ると、餌のサイズや種類の推定精度が上がります。



Q3: マンサク樹上で採食していたニホンザル個体は若いアルビノだった。瞳の色素も薄かった。アルビノ個体の色覚は正常なのか?

A3:結論から言うと、ニホンザル(ニホンザル)のような霊長類で見られるアルビノ(アルビノ)個体では、色覚は「完全に正常」とは言いにくく、多くの場合で何らかの低下や異常を伴うと考えられます。

ポイントは「色覚そのもの(錐体の機能)」と「それを支える眼全体の構造・光学条件」を分けて考えることです。


1. 錐体の種類そのものは保たれることが多い

ニホンザルはヒトと同じく三色型色覚(L・M・Sの3種類の錐体)を持ちます。
アルビノでも錐体の種類自体が消失するわけではないので、

  • 理論上は三色型色覚の“回路”は残っている

と考えられます。


2. しかしメラニン欠如による二次的影響が大きい

アルビノではメラニンが欠如するため、視覚系にいくつかの構造的問題が生じます。

(a) 網膜・中心窩の発達不全

  • 中心窩の形成が不完全になりやすい
    → 視力低下
    → 錐体の密度や配置も最適化されない

(b) 視神経の配線異常

  • 視交叉での神経線維の交叉比率が変化
    → 両眼視・空間認識に影響

(c) 眼内の散乱光の増加

  • 虹彩や網膜色素上皮の色素が薄い
    → 迷光が増える
    → コントラスト低下


3. 色覚への具体的な影響

これらの結果として、

  • 色の弁別能力(特に微妙な差)は低下しやすい

  • 明るい環境ではまぶしさ(羞明)が強く、視覚情報の質が落ちる

  • コントラスト感度の低下により、色の識別が間接的に悪化

つまり、
「三色型ではあるが、実用的な色覚性能は低下している可能性が高い」
という状態です。


4. 行動観察との関係

今回の観察のように

  • 葉をめくる

  • 近距離で丹念に探す

という採食は、

  • 色覚よりも近距離視・動き検出・触覚的探索に依存する側面が強い

ため、アルビノでも十分成立します。むしろ

  • 視力低下を補うために探索行動が丁寧になる

可能性もあります。


まとめ

  • アルビノ個体でも三色型色覚の基本構造は残る

  • ただしメラニン欠如に伴う眼の発達異常により
    → 色の識別能力は通常個体より低い可能性が高い

  • 近距離での昆虫採食のような行動には大きな支障は出にくい


もしその個体を継続観察できるなら、

  • 強い直射日光下での行動(目を細める・日陰を好むか)

  • 採食時の距離(顔をどれくらい近づけるか)

などを見ると、視覚特性との関連がもう少し見えてくると思います。







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2026/05/05

雪国のスギ林床で餌を食べ歩くキジバトの群れ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年2月中旬・午前10:25頃・くもり・気温5℃ 

スギ防風林の中にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 

キジバトStreptopelia orientalis)3羽の群れが、落ち葉や落枝が散乱した雪面を歩き回りながら、あちこち啄んでいました。 
スギの球果から林床の雪面にこぼれ落ちた種子を食べ歩いているのでしょう。

右の個体がタヌキの溜め糞に近づきかけたものの、右に離れて行きました。 
キジバトは種子食性なので、タヌキの糞塊に含まれる植物の種子を食べるかと期待したのですが、予想が外れました。 

左の2羽は仲良しで、並んで採食しています。 
キジバトの小群は手前へ立ち去りました。 


つづく→

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