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2024/04/26

山道の土を舐めてミネラル摂取するエゾミドリシジミ♂?【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年7月下旬・午前11:55頃・晴れ 

里山の細い林道でゼフィルスの一種が地面を歩き回っていました。 
翅を閉じたままなので、日光浴ではありません。 
弱っているとか、飛翔能力に何か問題のある個体なのか?と思って動画を撮り始めました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:25〜1:39) 
動画をじっくり見直すと、オレンジ色っぽい口吻を伸ばして地面を舐めていることが分かりました。 
性成熟に必須のミネラル成分(ナトリウムイオンやアンモニウムイオンなど)を摂取する行動と分かり、納得しました。 
水溜まりなど湿った地面なら吸水のついでにミネラルを摂取できますが、乾いた地面を舐める際には胃から水分を吐き戻して溶かしたミネラルを摂取しているのでしょう。 

関連記事(13年前の撮影)▶ エゾミドリシジミ♀の塩分補給 


長い口吻をゼンマイ状にくるくると丸めてから飛び立ちます。 
翅裏の色は地味ですけど、羽ばたくと翅表の美しいエメラルド・ブルーが目につきます。 
翅表が派手なのは、ゼフィルス♂の特徴です。(顕著な性的二型)
短く飛んで、山道のあちこちで地面の味見をしています。 
林道に落ちていた金属製のスプリング(バネ?)のような物の上を歩いて通り過ぎたものの、その金属をじっくり舐めることはありませんでした。
金属ではなくプラスチックだったのかもしれません。 

地面から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:41〜) 
翅表の美しい構造色をしっかり撮るのが目的です。 
ゼフィルスは林道の地面が乾いて土がひび割れた地点に再び着地し、歩いていました。 
しっかり閉じた翅がときどき横倒しになるのは、風に煽られているようです。 
飛び立つと夏の強い日差しを浴びて、翅表がエメラルドグリーンに煌めきました。 
翅の角度によって青っぽく見えたり緑っぽく見えたりします。

さて、このゼフィルスを映像から同定できるでしょうか? 
翅があちこち破損した個体で、尾状突起も失われていました。
エゾミドリシジミ♂(Favonius jezoensis)またはジョウザンミドリシジミ♂(Favonius taxila)ではないかと思うのですが、どうでしょう? 


つづく→ゼフィルスが天敵に襲われて危機一髪! 


栗田貞多男『ゼフィルスの森:日本の森とミドリシジミ族』によると、
 高等ゼフィルスの♂では、早朝あるいは活動時間の後半に地表や葉上、枝などに残った水分を吸液するシーンによく出会う。とくに顕著なのはアイノミドリシジミで、午前10時ごろから昼にかけて、テリトリー周辺の路上や下草に舞い降りて吸水を繰り返す。まるで草原性のシジミチョウのように地表近くを弱々しく飛ぶが、数回の吸水を終えると生き返ったかのようにすばやい飛翔スピードで、森の中や梢へと飛び去る。この吸水習性は、栄養分というよりは純粋に水分の補給のように思われる。ジョウザンミドリシジミやエゾミドリシジミ・メスアカミドリシジミも同じ吸水行動が見られるが、アイノミドリシジミよりは弱い。 
 ハヤシミドリシジミは早朝、カシワの葉上あるいは芽の基部などにたまった水滴を吸うことが多い。この場合、単に水分だけを吸水しているのか、あるいは樹液、野鳥のフンなどの溶解分、アリマキや小昆虫などの分泌物や死体などからのエキスなどもあわせて吸液しているのかはたしかではない。 (p127より引用)
「湿った路上で吸水するメスアカミドリシジミ」と題した写真も掲載されていました。 


蛭川憲男『水場に集まる生きものたち』という本のp43に、 「吸水するミドリシジミ♂」と題した生態写真が掲載されていました。 
砂利道の砂を舐めているようです。 


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金属のスプリングを舐めるか?

2024/04/19

アナグマの巣穴付近で餌を探すシジュウカラ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年7月中旬 

ニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地をトレイルカメラで見張っていると、昼間にシジュウカラParus minor minor)が現れました。 


シーン0:7/13・午前16:33・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
若い二次林の林床にアナグマが掘った巣穴Rが開いています。 


シーン1:7/17・午前9:47(@0:04〜) 
モノクロ映像で被写体のシジュウカラが小さいので、1.5倍に拡大した上でまずはご覧ください。 
後にオリジナルの映像でリプレイします。 (@2:06〜)
アナグマが巣穴を掘った土砂を外に捨てる際にできる特有の斜面や溝をアクセストレンチと呼びます。 
巣口Rから右に伸びたアクセストレンチで、シジュウカラがピョンピョン跳んで移動(ホッピング)しながら地面をしきりに啄んでいます。 
採食しながら巣口Rの縁ギリギリまで行くものの、巣内には決して侵入しませんでした。 


シーン2:7/17・午後12:04(@1:04〜) 
2時間15分後の正午頃に、右手前に生えた灌木の細い枝にシジュウカラが止まっていました。(赤丸に注目) 
周囲の安全を確認すると、少し奥に生えた細い蔓に一旦飛び移ってから、地上に飛び降りました。 

今度は左側の穴Rlに入り、その少し奥でも採食しました。 
巣口Rの周囲に生えたマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)灌木の根本で嘴を拭ったり、羽繕いしたり、落葉を嘴でめくって虫を探したりしています。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
アナグマの巣穴(現在はタヌキもときどき出入りしている)にシジュウカラが繰り返しやって来る理由は何でしょう? 
監視映像を見ると、昼も夜もハエやアブが巣穴の回りを常にブンブン飛び回っています。 
アナグマが掘った巣穴の中には枯れ草などの巣材が大量に溜め込まれていて、その寝床は幼獣の糞尿で汚れて堆肥状になっているはずです。(古巣内に残された巣材を実際に見たことはありませんが。)
私の嗅覚では巣口が特に臭いとは感じないのですが、それに誘引される食糞性昆虫や分解者がいるのでしょう。 
実際に現場検証すると、キイロコウカアブPtecticus aurifer)をよく見かけます。 
アナグマの巣口付近に通うシジュウカラは、キイロコウカアブの老熟幼虫や囲蛹を捕食しているのかもしれません。 


【参考文献】
櫻庭知帆; 小林秀司; 髙﨑浩幸. キイロコウカアブはニホンアナグマを対象とした自動撮影カメラの設置適地を教えてくれる. Naturalistae, 2016, 20: 57-60.


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2024/04/17

キジバトは有毒植物ナニワズの赤い実を食べるか?【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年7月下旬・午後12:50頃・ 

二次林の中にあるニホンアナグマMeles anakuma)の旧営巣地をトレイルカメラで監視していると、とある昼下がりにキジバトStreptopelia orientalis)が登場しました。 
林床をトコトコ歩き回り、あちこちで地面を啄んでいます。 
種子食性のキジバトは夏の森で何を食べているのでしょうか? 

後半はミズキの根本に回り込んで採食を続けています。 
その辺りには冬緑性の小低木ナニワズ(別名エゾナニワズ、エゾナツボウズ)が群落を形成していて、この時期には落葉が始まり赤い実がなります。 
有毒植物ナニワズの赤く熟した果実をキジバトが食べたかどうか、気になります。 
毒をものともせずナニワズの熟果を食べたとしても、キジバトは種子捕食者ですから、ナニワズの種子散布には貢献しません。
むしろ、そのような種子捕食者に対抗する防衛戦略としてナニワズは毒を溜め込んでいると考えられます。
追加したトレイルカメラでナニワズの群落を監視して種子散布者を調べるのも面白そうです。 
ナニワズの含む有毒物質daphninは鳥類に対して毒性が無いらしく、果実食性のヒヨドリが赤い実を丸呑みして未消化の種子を含む糞をすることで種子散布を助けていることが予想されます。




※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


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2024/04/11

枯れたミズキで木登りするコゲラと地上で採食するシジュウカラの混群【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年7月下旬・午後14:25頃・気温32℃ 

ニホンアナグマMeles anakuma)の旧営巣地を自動センサーカメラで見張っていると、暑い昼下がりに小型の啄木鳥コゲラDendrocopos kizuki)が登場しました。 
画面の左端に伸びた細い木は、立ち枯れして樹種がわからないのですが、おそらくミズキです。 
巣穴周辺の樹木が次々と弱っていくのは、地中にアナグマが深い巣穴を掘りまくって根を傷つけるせいだと思います。
アナグマ家族の排泄物で土壌が富栄養化するために周辺の樹木が枯死するのかもしれませんが、私はアナグマのトイレ(溜め糞場)を巣穴の近くで見つけたことはありません。

そのミズキの枯木でコゲラが幹に止まったまま一旦下に降りてから、しばらくすると木登りで戻ってきました。 
朽木内に潜む虫を探して捕食するのでしょう。

その間、画面の右下隅でシジュウカラParus minor minor)が地上で採食しています。 
もう1羽のシジュウカラが飛来すると、2羽で低い止まり木をあちこち飛び回って姿を消しました。
カラ混群にコゲラも参加していることがよくあるので、今回もその1例だったのでしょう。

2024/04/05

アナグマの旧営巣地に来て採食する野鳥たち:シジュウカラ、キジ、キジバト【トレイルカメラ】

 

2023年7月中旬 

ニホンアナグマMeles anakuma)家族が転出した後の旧営巣地(セット)で昼間にさまざまな野鳥が登場しました。 

シーン0:7/7・午後16:21(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたま撮れた現場の状況です。 
トレイルカメラ旧機種のおかしな癖で、これ以降は昼間にフルカラーで撮れなくなってしまいます。 


シーン1:7/12・午前8:00頃(@0:03〜) 
シジュウカラParus minor minor)らしき小鳥の群れが散開してあちこちで採食していました。 
右奥の灌木林内でキジPhasianus versicolor)が採食しながら、ゆっくりうろついています。 
キジの緩慢な動きが分かりにくいので、初めに5倍速の早回し映像でご覧ください。 
その後は等倍速でリプレイ。 


シーン2:7/12・午前8:52(@1:16〜) 
手前の細い枝に止まって羽繕いしていたシジュウカラが左へ飛び去りました。 
奥の地上では別個体のシジュウカラがアナグマの掘った巣穴Rl付近を啄んでいます。 

巣口Rに誘引されてずっと飛び回っている昆虫は、ハエやキイロコウカアブなどでしょう。 
アナグマ家族が転出した後も何か野生動物が巣穴Rに住み着いていることが、これらの双翅目の存在によって示唆されます。 
トレイルカメラの監視映像では、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がときどき出入りしています。 


シーン3:7/13・午前11:00頃(@2:13〜) 
画面の左端で巣口Rから伸びる灌木(マルバゴマキ)に止まっていた野鳥はキジバトStreptopelia orientalis)でした。 
初めは尾羽しか見えてなかったのですが、止まり木で向きを変えてくれると、首筋に特徴的な鱗模様がありました。 
強く湾曲したマルバゴマキの枝を伝い歩き、巣口Rに近づいています。 
地上に飛び降りそうなところで、録画が終わってしまいました。 

それとは別に、奥の林縁の地上でシジュウカラらしき小鳥が採食しています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2024/03/28

ヤマザクラの樹上で果実を食べるニホンザルの群れ

 

2023年7月上旬・午後13:30頃・晴れ 

里山の登山道を登り始めて間もない地点で野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れと遭遇しました。 
山中で猿の鳴き声が近づいてくるとその場に立ち止まって神経を集中し、揺れている木がないかどうか探します。 
すると大抵、樹上にニホンザルを見つけることが出来ます。 

葉の生い茂ったヤマザクラの樹上に登り降りして、果実を摘み食いしています。 
ヤマザクラの実は完熟すると黒くなるのですが、ニホンザルは半熟の赤い実も食べるようです。 

関連記事(11年前の撮影)▶ ニホンザルが群れでヤマザクラの果実を採食 


山麓で土木工事する重機の騒音がうるさいのに、ニホンザルは全く気にしていません。 
しかし、カメラに撮られていることに気づくと警戒し、枝葉の影に隠れたり木から降りたりしてしまいます。 
工事の騒音が止まると、近くの草むらからナキイナゴ♂(Mongolotettix japonicus)が鳴く声♪が聞こえました。 

関連記事(15年前の撮影)▶ ナキイナゴ♂の鳴き声♪


ヤマザクラの果実に含まれる堅い種子を噛む音がカリカリ♪と聞こえたのですが、葉の生い茂る樹上でサルの姿を見失ってしまい、動画で記録できませんでした。 
撮影アングルを求めて私が右往左往すると、ニアミスしそうになった個体が悲鳴を上げて逃げてしまいます。 
猿害問題の対策として、ニホンザルの群れが山から麓に降りてくる度にロケット花火を打って追い払っています。 
警戒心が強いのはそのためでしょう。 
一方、私のことを認識している群れは、山中で出会ってもあまり恐れずにリラックスして自分たちの行動を続けてくれます。 


数時間後に私が同じ山道を戻ってくると、ニホンザルの残した糞が点々と残されていました。(計3個) 
糞をほぐして調べれば、未消化のヤマザクラ種子が含まれているかも知れません。 
猿の採食時に噛み砕かれずに果肉と一緒に飲み込まれた種子は糞と一緒に排泄され、ヤマザクラの種子は遠くに散布されることになります。 


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2024/03/23

山道でウワミズザクラの葉を食べクマイチゴの葉に眼下腺マーキングするニホンカモシカ♂

 



2023年7月上旬・午後13:35頃・晴れ 

つづら折れの山道で座位休息してたニホンカモシカ♂(Capricornis crispus)がようやく立ち上がって歩き去ったので、そっと後をつけると、ほぼ平坦な区間でこちらを振り返っていました。 
直前まで山道横に自生する灌木の葉を採食していたようで、もぐもぐと咀嚼しています。 
やがて警戒を解くと、道端の木の葉の匂いを嗅いでから、あちこちで葉先を少しずつ口でちぎり取って食べました。 
下草にオカトラノオウツボグサの花が咲いているのに、それらは全く口にしませんでした。 
カモシカはいかにもbrowserらしく、灌木の葉の方が好みなようです。(シカは下草が好きなgrazer) 
股間に陰嚢(睾丸)が見える。

ここで生憎カメラの機材トラブルとなり、焦りながら再起動すると、カモシカ♂はつづら折れの曲がり角に達していました。 
道端に自生するキイチゴの仲間の枝葉に顔をゴシゴシと擦りつけていました。 
眼下腺マーキングが済むと、こちらを振り返って見上げました。 
舌舐めずりしてからゆっくりと倒木を跨いで山道を外れ、オオバクロモジユキツバキの藪の間に分け入って行きました。 
どうやらそこが(通い慣れた?)獣道になっているようです。 
オオバクロモジの葉にも通りすがりに軽く眼下腺マーキングしたようです。 

カモシカ♂が居なくなった後で、動画を撮りながら、現場検証しました。 
採食していた灌木の樹種は、おそらくウワミズザクラと思われます。 
眼下腺マーキングしていたのはキイチゴの仲間だと思われますが、花や実がついていない夏に種類を見分けるのは苦手です。 
葉の形状から、クマイチゴですかね?
右上に葉にカモシカの食痕?


 延べ16分半という長時間の連続観察をする幸運に恵まれましたが、この間、ニホンカモシカ♂が私に対して鼻息を荒らげて威嚇することは一度もありませんでした。 
フィールドで私という存在に慣れてもらうまで何年もかかって大変ですが、信頼関係を築き上げると観察が楽になります。


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2024/03/15

ニホンアナグマの溜め糞場で野ネズミが食べている物とは?【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2023年6月下旬・午前2:40頃 

平地のスギ防風林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の溜め糞場stmpで深夜に野ネズミ(ノネズミ)が何かを食べていました。 
残念ながら食べているメニューを映像から見極められませんでしたが、3つの可能性が考えられます。 
さすがにアナグマの糞(軟便)そのものは食べないはずです。 

(1)糞塊に蠢く糞虫やウジ虫など食糞性の昆虫類(分解者)。 
栄養価も高く、数としては圧倒的に多いはずです。 

(2)溜め糞の糞便臭に誘引されて飛来する夜行性の蛾。 
この動画の最後でも夜蛾が飛来しました。 
直後に野ネズミが夜蛾に襲いかかったかもしれないのに、狩りの瞬間を撮り損ねてしまって残念無念。 

(3)溜め糞に含まれる未消化の種子。 
アナグマの主食はミミズと言われていますが、実際は雑食らしいです。 
前日の昼間に撮った溜め糞stmpの写真に未消化の種子と思われる小さな粒々がしっかり写っていました。 
下に再掲します。 
いつか糞の内容物をしっかり調べれば、アナグマによる種子散布の実態も分かってくるはずです。(なかなか忙しくて余力がありません)




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・『おもしろいネズミの世界 : 知れば知るほどムチュウになる
 
溜め糞stmpの左の表面に未消化の種子

2024/03/12

有毒植物ナニワズの熟果を採食するニホンザルの子猿【トレイルカメラ】

 



2023年6月下旬・午後14:10頃・気温27℃ 

ニホンアナグマMeles anakuma)の母子が転出した後の営巣地にニホンザルMacaca fuscata fuscata)の小群が白昼堂々、遊動して通りかかりました。 
母子が連れ立って左下から登場しました。 
母親と思われる♀がアナグマの巣口LとRを順に覗き込んでいる間に、子猿が奥に駆け出しました。 
林床で目立つ赤い実を摘んで採食したようです。 
手前のマルバゴマキの枝葉が邪魔なのですが、1.5倍に拡大して子猿の採食行動をリプレイしてみましょう。 
下草で虫を見つけて捕食(掴み取り)したのではなく、確かに赤い実を摘果・採食していました。

更に別個体が画面の右上隅から登場し、合流した子猿にちょっかいを掛けました。 
子ザルは一時的に樹上に逃げてやり過ごしました。 

平地の二次林にも野生ニホンザルの群れが生息しているとは知りませんでした。 
山から降りてきたのでしょうか? 
平地に点在する二次林が緑の回廊になっているのかもしれません。

トレイルカメラで撮れた動画をその場でチェックしてからすぐに現場検証して、残っていた謎の赤い実の写真を撮りました。 
ヒメアオキかと勘違いしそうになったのですが、調べてみると、ナニワズ(別名エゾナニワズ、エゾナツボウズ)というジンチョウゲ科の落葉小低木と分かりました。 
早春に黄色い花を咲かせていたのを覚えています。 
この時期(6月下旬)、どんどん黄葉して落葉するのが気になりました。 
この二次林は鬱蒼と葉が生い茂り、林冠ギャップがほとんどありません。
てっきり日照不足で小低木の葉は枯れてしまうのかと初めは思いました。 
しかしナニワズは冬緑性で夏に落葉する珍しい植物なのだと知りました。 
ナツボウズという別名はそこから由来しています。
スプリング・エフェメラルと似たような繁殖戦略(フェノロジー)なのでしょう。

驚いたことに、ナニワズの赤い熟果(液果)は有毒なのだそうです。 
花、葉、樹皮、果実など植物全体にクマリン系配糖体のダフィニン(daphnin)を含み有毒です。 
アイヌ民族はナニワズの木から絞った液を矢毒に用いたそうです。 
クマリンは血液凝固を阻害する殺鼠剤として有名です。 
しかし鳥類には毒性が無いらしく、ヒヨドリが熟したオニシバリ(ナニワズの近縁種)の実を丸呑みして未消化の種子を含む糞をすることで種子散布に貢献しているそうです。 
一方、カワラヒワはオニシバリの種子捕食者として関わっているそうです。 



【参考文献】 
鈴木惟司. 南関東における有毒性小低木オニシバリ Daphne pseudomezereum (ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae) の果実食者と種子捕食者. 山階鳥類学雑誌, 2016, 48.1: 1-11. 

Google Scholarで検索すると、全文PDFが無料でダウンロード可能です。
読んでみると、カメラトラップを用いた研究でした。
メインのストーリーは鳥類による種子散布ですが、哺乳類についても記述がありました。
オニシバリ3個体の近くでアカネズミ属Apodemus(5回),ニホンアナグマMeles anakuma(6回)及びハクビシンPaguma larvata(1回)の3種が記録された。またこれら以外に,撮影状態が悪く被写体を特定できなかったが,ネズミ類と思われる動物に反応した記録が6回得られた。哺乳類についてはいずれのケースでもオニシバリ果実の採食は記録されなかった。

恐らくその有毒性のために本種(オニシバリ:しぐま註)は他の日本産ジンチョウゲ属数種とともにニホンジカCervus nipponの不嗜好性植物となっている。

この研究にニホンザルは登場しません。 
また、私がネット検索してもニホンザルがナニワズの果実を採食した例は知られていないようです。 
ニホンザルの採食メニューを膨大なリストにまとめた文献にもナニワズやオニシバリは掲載されていませんでした。 
という訳で、今回の動画はニホンザルがナニワズの熟果を採食したシーンを録画した貴重な証拠映像かも知れません。 
味見した直後に不味くて吐き出したかどうか不明ですが、続けて幾つもナニワズ熟果を採食しないで子猿はナニワズの群落から立ち去りました。 
登場した3頭のうち、若い子猿だけがナニワズ熟果を採食(味見・毒味)したのも興味深いです。 
このアナグマ営巣地(セット)で夜な夜な活動していた野ネズミの出現頻度が減ったのは、もしかするとナニワズの実(天然の殺鼠剤)を食べて次々に死んでしまったのかもしれません。 
ニホンザルは野ネズミよりも大型なので、1個ぐらいナニワズ果実を食べても致死量とはならないのでしょう。 
しかし一気に大量に食べると、ダフィニンの毒性により体調を壊すはずです。 
熟した液果が赤く色づくのは種子散布者の鳥や動物に食べてもらうための適応のはずなのに、有毒成分が抜けないのはどういうことでしょう? (アメとムチ?)
種子散布者に果実を少量ずつ食べてもらいたい植物(ナニワズ)の戦略で毒を含んでいるのではないかと考えられます。 
ニホンザルの成獣がナニワズの果実を食べようとしなかったのは、経口毒性を身をもって学習済みだったからかもしれません。
ナニワズの赤い実を食べた子猿が遊動して遠くで排便すれば、未消化の種子がやがて発芽して、種子散布に成功したことになります。
ナニワズの果実を解毒するために、ニホンザルが特定の土や薬草を併せて食べるように進化したら面白いですね。




【アフィリエイト】

この二次林内のあちこちで見つけたナニワズの群落
子猿が採食した現場
その拡大写真

2024年3月中旬 

残雪が溶ける前にスギ防風林の林縁に咲いていたナニワズの花および蕾の写真を撮りました。
冬の間は緑の葉が付いたまま雪の下に埋もれていたことになります。(冬緑性)

一方、庭木に植栽されるジンチョウゲは常緑性です。

2024/03/11

ハウチワカエデの樹上で栄養交換するトゲアリ♀の群れ

 

2023年6月上旬・午後13:50頃・晴れ 

急峻な細い山道の横に自生するハウチワカエデの幹にトゲアリPolyrhachis lamellidens)のワーカー♀が群がっていました。 
アリの行列とは言うほどではありませんが、複数個体が幹を登り降りしています。 
幹の湾曲した下部でたむろしている群れが、気になる行動をしていました。 

樹上で別個体と出会うと、立ち止まって触角で触れ合い、挨拶します。 
同じコロニー出身の仲間かどうか、体表の匂いで確かめているのでしょう。 
そこまでは普通なのですが、長々と熱烈な口づけ(キス)を交わすペアがいます。 
おそらく社会性昆虫が仲間に餌を吐き戻して与える「栄養交換」の行動なのでしょう。 
ハウチワカエデから滲み出す甘い樹液(メープルシロップ)を吸汁してきた個体が仲間に分け与えているのではないか?と推測しました。 
しかし、樹上を見上げても樹液が滲む場所は見つけられず、樹液酒場に特有の発酵臭を私の鼻では嗅ぎ取れませんでした。 

関連記事(11年前の撮影)▶ トゲアリ♀の喧嘩 
このときは、出会い頭に2匹がキスを始めました。 
栄養交換ではなく、別のコロニー出身の敵同士による激しい喧嘩でした。 


【アフィリエイト】 
・扶桑社BOOKS新書『アリ語で寝言を言いました』 


2024/03/02

モリアオガエルの泡巣で吸汁するニクバエ

 



2023年6月中旬・午後12:20頃・晴れ 

梅雨の時期になると、山中の池の岸辺でミヤマガマズミなどの枝先にモリアオガエルRhacophorus arboreus)の卵塊がいくつも産み付けられます。 
その一つにホソヒラタアブ♀だけでなくニクバエ科の一種(種名不詳)も飛来しました。 
口吻を伸縮させて、乾いた卵塊の表面を舐め回しています。 

後半は、体格差のあるニクバエ2匹が並んで吸汁していました。 
なんとなく同種の♀♂かと思ったのですが、求愛交尾行動には発展しませんでした。 

ホソヒラタアブよりもニクバエの方が図太く、赤アリ(種名不詳)が近寄ってもあまり気にしません。 


【アフィリエイト】 
・科学のアルバム『モリアオガエル 新装版』 
・動物の記録『モリアオガエルの谷

2024/02/28

川を遡上しながら岸辺の虫を捕食するカルガモ幼鳥の群れと付き添う親鳥♀(野鳥)

 



2023年6月中旬・午後14:15頃・晴れ 

岸辺の幼鳥を見守りながら石垣の護岸で休んでいたカルガモ♀(Anas zonorhyncha)にようやく動きがありました。 
首を前方に伸ばしながら両翼を広げ、欠伸をしながらストレッチ運動をしました。 
カラスと違って、カルガモは成鳥になっても口内はピンク色です。 

そのまま親鳥♀は入水し、川面を上流へ向かって遡上し始めました。 
5羽の幼鳥も母親♀について行きます。 
♀を先頭に雛は2列縦隊になりました。 
おそらく水中でもスリップ・ストリーム効果があり、非力な雛たちは親鳥の後ろについて泳ぐ方が流水から受ける抵抗が少ないのでしょう。 

親鳥♀に引率されたカルガモの家族群は、街なかを流れる川を斜めに渡り、雑草の生い茂る対岸へ辿り着きました。 
幼鳥たちは岸辺を遡上しながら、ヨシ群落に潜む虫を次々に見つけて捕食し始めました。 
目の前に垂れ下がるヨシの葉に素早く飛びついて虫を捕食したり、水面を猛然とダッシュして獲物(落水した虫や水生昆虫)を食べたりしています。 
もっとズームインしてスーパースローで撮らない限り、獲物の種類を見分けるのは難しそうです。
幼鳥は獲物を求めて、雑草の生い茂る中州に上陸することもありました。 

親鳥♀は幼鳥5羽を先に行かせ、自分は殿しんがりを務めるようになりました。 
自分が先陣を切ると、幼鳥の餌となる獲物がどんどん逃げてしまうのを知っているのでしょう。 
幼鳥たちが流れの速い川の中央部に行かないよう、♀は川の内側に位置取りして幼鳥をガードしながら川を遡上します。 
母親♀自身は採食せずに、幼鳥の安全を見守るだけです。 

採食中に親子で鳴き交わす鳴き声は聞き取れませんでした。 
結構人馴れしたカルガモのようで、私が対岸から見下ろすように動画を撮り続けても♀は警戒しませんでした。 
(離れた位置でじっと動かずに撮影する私が人畜無害と分かってからようやく♀は入水したのかもしれません。)
川の水は濁りが少なく、遡上する♀が私の真下に来ると色鮮やかな(オレンジ色の)水かきの動きが見えるようになりました。

親鳥♀に引率されたカルガモ幼鳥群の捕食シーンをしっかり観察できたのは、意外にも今回が初めてかもしれません。


2024/02/23

モリアオガエルの泡巣で吸汁するホソヒラタアブ♀と食卵するアリ

 

2023年6月中旬・午後12:15頃・晴れ 

山中にあるモリアオガエルRhacophorus arboreus)の繁殖池に定点観察しにやって来ました。 
梅雨時で池の水位が上がり、満水状態です。 
例年なら池畔のマユミ灌木の枝先に卵塊が産み付けられているのですが、いつもの場所には泡巣がありませんでした。 
池畔の灌木を丹念に調べると、モリアオガエルの卵塊をいくつか発見しました。 
定量的な調査をしていませんが、今季は少ない印象です。 

ミヤマガマズミの枝葉にモリアオガエルが産み付けた一つの卵塊に1匹のホソヒラタアブ♀(Episyrphus balteatus)が止まっていました。
左右の複眼が離れているので♀と分かります。 
翅を広げたまま口吻を伸縮させて、乾いた粘液をしきりに舐めているようです。
タンパク質やミネラル成分が豊富なのでしょう。
吸汁しながらも、腹部を上下に軽く動かして腹式呼吸しています。 

一方、赤っぽい微小なアリ(種名不詳)も同じ泡巣の表面をうろついています。 
赤アリがかじっている黄色い粒々は、モリアオガエルの泡巣に含まれる卵です。
ホソヒラタアブは近づいてくるアリを嫌って飛び立ち、軽くホバリング(停空飛翔)してアリから少し離れた位置に止まり直しました。 
アリ自身にホソヒラタアブ♀を攻撃する意図(餌場の縄張り防衛)は別になさそうです。 
アリがモリアオガエルの卵を泡巣からほじくり出して自分の巣穴に運ぶかどうか、興味があったのですが、かなりの長時間観察しないと見届けられないでしょう。

ホバリング中のホソヒラタアブ♀がモリアオガエル泡巣の表面にチョンチョンと触れるような思わせぶりな動きを繰り返しているのが気になりました。 
産卵行動だとしたら、大発見です。 
それとも近くのアリを牽制しているのでしょうか? 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@2:10〜3:40)、どうやら産卵行動ではなさそうです。  
停飛しながら足の先で泡巣の表面に軽く触れているだけで、腹端は泡巣に触れていませんでした。 
泡巣表面の湿り気を足先の感覚器で調べているのかもしれません。 
ホバリングしながら泡巣の横のミヤマガマズミの葉にも足先で触れたので、どこに着陸しようか吟味しているだけなのでしょう。 
そもそもホソヒラタアブの幼虫はアブラムシを捕食するので、カエルの卵塊に産卵するはずがありません。 

関連記事(14年前の撮影)▶ ホソヒラタアブの幼虫と前蛹


周囲にモリアオガエルの卵塊はいくつもあるのに、特定の卵塊にしか昆虫が集まらないのは不思議です。 
アブ・ハエ類が吸汁目的だとしたら、産みたてで水気の多い白い泡巣を舐めれば良さそうなのに、少し乾いた卵塊が好みなのは何故でしょう?
わざわざ唾液を吐き戻しながら乾いた卵塊を舐め、吸汁しているのです。
出来たてフワフワの泡巣の上をアリが歩けないのはなんとなく予想できます。

関連記事(10年前の撮影)▶ モリアオガエルの泡巣に集まるハエ 
キンバエ類、ニクバエ類、ベッコウバエの仲間など大小様々のハエが来ていました。 



 
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水際に自生するミヤマガマズミの枝葉に群がってまさに抱接・産卵中のモリアオガエル♀♂も見つけました。
新鮮な泡巣は真っ白です。
モリアオガエル♀♂が粘液や尿を後脚で泡立てている最中に虫は来ていませんでした。
日が経って乾いた泡巣は黄色っぽくなります。

2024/02/16

授乳期の幼獣4頭を連れて夜の林内を遠足するニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年6月上旬

ニホンアナグマ♀(Meles anakuma) が巣外で幼獣4頭と過ごしています。
ある一夜の様子をまとめました。
私の見る限り、ヘルパー♂は子育てに関与せず、母親♀独りで幼獣4頭の世話をしています。 
(ヘルパー♂の個体識別がしっかりできてないかもしれない、という不安が私には常につきまといます。)

シーン1:6/10・午後18:56・気温23℃・日の入り時刻は午後19:04。 
日没直前の夕方から♀が巣外活動を始めました。 
2つの巣口LRの中間地点で佇んでいます。 
身震いしてから手前の巣穴Lに入りました。 


シーン2:6/10・午後18:56(@0:18〜) 
別アングルで設置したトレイルカメラが起動したときには、なぜか暗視モードではなく自然光下での撮影になっていました。 
ほぼ真っ暗で何も見えませんが、強引に明るく加工すると、♀が巣穴Lに出入りしていました。 
巣口Lで周囲を警戒しています。 


シーン3:6/10・午後19:21・気温23℃(@0:34〜) 
♀が1頭の幼獣を巣L外のアクセストレンチに連れ出していました。 
自分で毛繕いしてから、前足で幼獣を引き寄せ、尻の辺りを舐めてやります。 
続けてもう2頭の幼獣が続々と自力で巣外に這い出てきました。 
♀が自分の体を掻くために仰向けになると、近くにいた幼獣2頭が乳首に吸い付こうと集まってきます。 


シーン4:6/10・午後19:26・気温23℃(@1:34〜) 
計4頭の幼獣が覚束ない足取りで巣外をうろついています。 
そのうち1頭の上に♀が軽く座ったのは、アロマーキング(臭腺による匂い付け)の行動でしょうか?(@1:59〜) 
ところが、別個体の幼獣が♀の股の間をくぐったときには、アロマーキングしませんでした。 


シーン5:6/10・午後19:25(@2:34〜) 
別アングルの広角映像に切り替えます。 
5倍速の早回し映像で見ると、♀は林床で餌を探しながら、幼獣を引き連れて少しずつ右奥の林縁に移動していることが分かります。 
幼獣たちを営巣地(セット)周辺の環境に少しずつ慣らしているようです。 
幼獣3頭は♀について歩くのですけど、残る1頭の幼獣が巣口Lに取り残されたままです。 
ようやく自力で♀の元へ向かいました。 


シーン6:6/10・午後19:25(@3:22〜) 
もしかすると♀は幼獣4頭を引き連れてそのまま別の巣穴へ引っ越しするのではないか?と思ったのですが、しばらくするとアナグマ母子の群れはセットに戻ってきました。 
♀は4頭の幼獣を引率して巣口Lに帰ろうとしています。 


シーン7:6/10・午後19:33・気温27℃(@3:22〜) 
別アングルの監視映像に切り替えます。 
幼獣4頭が互いにもつれ合うように遊んでいる間に、♀が後ろ向きで入巣Lしました。 
直後に巣内から幼獣を呼ぶ鳴き声を発しました。(ジェジェジェビーム♪@4:39〜) 
それを聞いたからと言って、幼獣たちはおとなしく従って自発的に帰巣する訳ではありませんでした。 


シーン8:6/10・午後19:35・(@4:46〜) 
再び巣外に出てきた♀が1頭の幼獣を捕まえて首筋を咥えると、引きずるようにアクセストレンチを後退し、強引に巣穴Lへ連れ戻しました。 
この行動は初見です。 
幼獣がもっと小さかった頃は、幼獣の首筋を咥えた♀が頭から入巣していました。 

遊び足りない幼獣3頭はまだ広場に残ったままです。 


シーン9:6/10・午後19:36・(@5:05〜) 
♀が左の巣穴Lから顔を出すと、辺りを見渡してからすぐ巣内に引っ込みました。 
カメラ目線になった時に右目が左目よりも少し小さいので、♀と分かります。 


シーン10:6/10・午後19:36・(@5:20〜) 
♀が巣口Lから顔だけだして辺りを見渡し、迷子の幼獣がいないか確認しています。 
その後は出巣Lして左に向かいます。 


シーン11:6/10・午後19:42・(@5:51〜) 
採餌のため、♀単独で二次林内を右に向かいます。 


シーン12:6/10・午後21:56・気温20℃(@5:51〜) 
採食から戻ってきた♀が巣口Lで身震いしてから入巣L。 


シーン13:6/10・午後21:55(@6:20〜) 
同じ帰巣Lシーンを別アングルの広角ショットでご覧ください。 


シーン14:6/10・午後21:57(@6:33〜) 
巣口Lに出て来た2頭の幼獣に♀が対他毛繕いしてやっています。 
そのまま一緒に入巣Lしました。 


シーン15:6/10・午後22:59(@6:44〜) 
巣穴Lから伸びるアクセストレンチに座って自分の体を掻いている♀の方へ幼獣1頭が登って行きます。 
♀が出迎えて幼獣の体を舐めてやっている間に、 次の幼獣が巣口Lから登ってきました。 


シーン16:6/10・午後23:18・気温23℃(@7:08〜) 
単独で出巣Lした♀が身震いしてから、獣道を左へ向かいました。 
その様子を別アングルの広角ショットでもご覧ください。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


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