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2025/12/30

岩塩が溶け落ちても未練がましく塩場に通ってくるニホンリス【トレイルカメラ】

 



2024年10月上旬〜中旬

シーン0:9/30・午前11:16・晴れ(@0:00〜) 
里山で岩塩プレートをミズナラの幹にベルト2本で固定して野生動物のための塩場を作り、トレイルカメラで見張っています。 
ニホンリスSciurus lis)が塩場に登場したシーンを以下にまとめました。 


シーン1:10/8・午後13:51(@0:02〜) 
我流で岩塩プレートを給餌してみたのですが、固定法に問題があったようです。 
雨や湿気によって少しずつ岩塩プレートが溶けた結果(潮解現象)、細いベルトが岩塩に食い込んで今にも切断されそうになっています。 


シーン2:10/10・午前9:14・晴れ(@0:05〜) 
その2日後の午前中に常連のリスが来たときには、ミズナラの幹から岩塩プレートが無くなっていました。 
いつの間にか地面に落ちて割れてしまったようです。 

それでもリスはミズナラの幹にしがみついて、塩水が染み込んだ樹皮を舐めています。 
幹で上向きになったり下向きになったりしながら、岩塩プレートのあった辺りを未練がましく探索しています。 

諦めて林床に飛び降りると、画面の右奥をチョロチョロと徘徊して姿を消しました。 


シーン3:10/11・午後13:47(@0:51〜) 
翌日の昼過ぎにリスがまたやって来ました。 
ミズナラ幹の下端左側にリスが下向きにしがみついて、落ち葉を舐めていました。 
割れた岩塩プレートがそこに落ちていたのかもしれません。 

左下手前に走り去ったと思いきや、監視カメラを固定してあるアカマツの幹に登ったようで、カシャカシャと爪を立てたりカメラにぶつかったりする物音が聞こえました。 


シーン4:10/13・午前9:49・晴れ(@1:03〜) 
次にリスが登場したのは2日後です。 
ミズナラの幹にしがみつき、岩塩プレートがあった位置の少し下で樹皮を舐めていました。 


シーン5:10/13・午前9:52・晴れ(@2:03〜) 
2分後にもニホンリスはまだミズナラの樹皮を舐め続け、岩塩プレートを固定していた2本のストラップの匂いを嗅いだりしています。 

途中からリスはミズナラ幹の裏側に回り込み、地面に降りてミズナラ根元の落ち葉を舐めました。 
少し左に移動してから落ち葉の下に顔を突っ込んで、何か探して拾い食いしました。 
ここはニホンカモシカの溜め糞場sr2ですから、糞粒に来ていた糞虫でも捕食したのかな? 
それとも、ミズナラの落果(ドングリ堅果)を見つけて食べたのかもしれません。 


シーン6:10/13・午後13:04・晴れ(@3:03〜) 
約3時間10分後の昼下がり、リスがまた来ていました。 
ミズナラの左直下で地面(林床)を調べています。 
もう樹上に岩塩プレートが無くなったことは理解しているのかと思いきや、諦めきれずに最後に再びミズナラ幹に飛びついて登りました。 


シーン7:10/13・午後14:50・晴れ(@4:03〜)
1時間45分後に監視カメラが起動すると、リスが林床を右上奥に走り去る後ろ姿が写っていただけでした。 


シーン8:10/14・午前5:59(@4:08〜)日の出時刻は午前5:44。 
翌日は、日の出直後の早朝からリスが来ていました。 
ミズナラの奥にある獣道を左から右へ駆け上がりました。 


シーン9:10/14・午前10:56・晴れ(@4:13〜) 
5時間後にまたもやリスが登場。 
ミズナラ幹の下部の左面にしがみついていました。 
くるっと下向きになると、地面に飛び降りて手前に走り去りました。 

しばらくすると手前から戻ってきたリスがミズナラで少し木登りしました。
すぐに左に飛び降りて、カモシカの溜め糞場sr2(スギ落ち葉の下)を調べています。 


シーン10:10/14・午前10:58・晴れ(@4:37〜) 
1分後にリスが林床の獣道をチョロチョロと右から来ました。 
ミズナラの根元で立ち止まると、岩塩プレートが落ちた辺りの落ち葉の匂いを嗅ぎ回りました。 
ピョンピョン跳んで左へ立ち去りました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
岩塩プレートが溶け落ちて塩場から無くなった後も、これほどリスがしつこく通ってきたということは、やはり塩分依存症(病みつき)になっていたのかもしれません。

今季は我流で試験的に岩塩プレートを給餌してみましたが、固定法や給餌法に工夫の余地がありそうです。
例えば、塩水を入れたバケツを山林に置いて野生動物に塩場を提供する方法もあるそうです。

後日、私が現場入りしたときには、ミズナラの木の下に落ちたはずの岩塩は跡形もなく溶け去っていました。
その地点の林床に大量の塩化ナトリウムが染み込んだことになり、植物への塩害が心配になります。
幸い、翌年になっても周囲に生えた樹木(ミズナラやスギ、エゾユズリハ、オオバクロモジなど)が枯れることはありませんでした。

念のためにCopilot AIに相談してみました。

Q1: 土壌の塩分濃度(特に塩化ナトリウム)を上げると植物にどのような影響があるか?(塩害)

A1: 土壌の塩分濃度が高くなると、植物は多くの問題に直面するんだ。塩化ナトリウムのような塩分が多いと、次のような影響があるんだよ。

水分吸収の阻害:塩分が多いと、植物は水を吸収しにくくなる。これは浸透圧の差が生じるためで、根から水が引き寄せられるのが困難になるんだ。

栄養バランスの崩れ:塩分が他の必須栄養素の吸収を妨げることがある。特にカリウムやカルシウムの吸収が影響を受けることが多い。

根の損傷:高濃度の塩分が根の細胞を直接的に傷つけることがある。これは根の健康と成長に大きな悪影響を及ぼすよ。

葉の焼け:塩分が葉に到達すると、葉が焼けたように茶色く変色し、最終的に枯れることがある。

塩害は植物にとって非常にストレスフルな状況を作り出すんだ。結果として、植物の成長が遅れたり、収穫量が減少したりすることが多いんだよね。




Q2: 岩塩を含む土壌に生える植物は塩分ストレスに対してどのような対策を進化させているのか?

A2: 塩生植物(ハロファイト;Halophyte)は塩分ストレスに対抗するためにいくつかの進化的適応をしているんだ。以下のような対策があるよ:

塩分排出機構:葉の表面にある塩分排出器官(塩腺)を通じて余分な塩を排出する。これにより体内の塩分濃度を低く保つことができる。

塩の隔離:塩を特定の細胞内小器官や組織に隔離して、他の細胞が影響を受けないようにする。

オスモライトの蓄積:プロリンやグリシンベタインなどの有機オスモライト(Osmolyte)を蓄積し、細胞の浸透圧を調整する。

強化された水吸収能力:根系を発達させて水を効率的に吸収し、塩分の影響を軽減する。

このように、塩生植物は厳しい環境条件に適応するための独自の戦略を持っているんだ。



つづく→

2025/12/24

塩場に通って舐めるニホンリス【トレイルカメラ】

 



2024年10月上旬

岩塩プレートの融解落下前の行動 

シーン0:9/30・午前11:16・晴れ(@0:00〜) 
里山でニホンカモシカの溜め糞場sr2がある混交林を自動撮影カメラで見張っているのですが、ミズナラの幹に岩塩プレートを設置したら、一部の野生動物が塩場として舐めてくれるようになりました。 
岩塩を最も気に入ってくれたニホンリスSciurus lis)の登場シーンを以下にまとめます。 


シーン1:10/1・午前7:47・晴れ(@0:02〜) 
挙動の不安定な旧機種のトレイルカメラにしては珍しく、昼間にフルカラーで撮れていました。 
リスがミズナラ幹の下部にしがみついて、樹皮を一心不乱に舐めています。 
そこは樹皮の色が濃く見えるのですが、上にある岩塩が溶けて塩水が垂れた場所という訳でもなさそうです。 
地衣類のせいで樹皮が濃く見えるだけかもしれません。


シーン2:10/1・午後15:49・晴れ(@1:02〜) 
岩塩にすっかりはまった(依存症?)リスが8時間後に再び登場しました。 
リスが舐めているミズナラの樹皮は、やはり塩味がするのでしょうか。 
幹にしがみついたリスがくるっと下向きになり、下部の樹皮を舐め続けています。 
再び上向きに戻っても、まだ樹皮を舐めています。 
最後に少し木登りしたので、岩塩プレートを直接舐めに行くのかと思いきや、尻切れトンボで録画が打ち切られてしまいました。 


シーン3:10/1・午後15:50・くもり(@2:02〜) 
次に監視カメラが起動したときには、林床を奥にチョロチョロと走り去るリスの後ろ姿がちらっと写っていました。 


シーン4:10/5・午前11:44・(@2:08〜) 
4日後の昼前にリスが塩場に現れました。 
ミズナラ幹の下部(岩塩プレートの直下)にしがみついて、樹皮を舐めています。 
そこなら確かに、岩塩から滴り落ちた塩水で樹皮が濡れているはずです。 

岩塩プレートがいつの間にか大きく傾いていました。 
雨が降ったせいで岩塩プレートが少し溶け、ミズナラ幹に固定するために2本巻いたうちの下側のストラップは自然に外れてしまったようです。 


シーン5:10/5・午前11:47・(@3:08〜)
リスがミズナラの幹で一瞬下向きになって下ったのですが、最下部で再びクルッと上向きに戻りました。 
ミズナラ幹の裏側を少し登って岩塩プレートの高さまで達したものの、直接は舐めなかったようです。 
最後は右下の林床に飛び降りて、走り去りました。 


シーン6:10/6・午後14:26・(@3:39〜) 
翌日は午後にリスが塩場に来ました。 
ミズナラの根元に来ていたリスが、林床を奥へチョロチョロと走り去りました。 

 岩塩プレートの潮解が進み、ミズナラ幹に巻いたストラップから今にも外れそうです。 
辛うじて上のストラップだけで固定されていますが、斜めに大きく傾いています。 


シーン7:10/8・午後13:47・(@3:57〜) 
2日後の昼過ぎにリスが登場。 
岩塩プレートが雨や潮解のせいで更に溶けた結果、細いストラップによって括り切られそうになっています。 

リスはミズナラ幹の下部の左側に来ていて、少しずつ木登りしながら樹皮を舐めています。 
岩塩プレートの直下まで登って来ました。 


シーン8:10/8・午後13:50・(@4:58〜) 
岩塩プレートの直下で樹皮を舐めていたリスが、ようやく岩塩を直接舐めました。 
急に身を翻して林床に飛び降りると、奥へ向かって駆け出しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
映像を最大1.5倍に拡大しました。 


【考察】 
ニホンリスが塩水で濡れた樹皮を舐めに通うだけでなく、岩塩を直接舐めるシーンもようやく動画に撮れました。 
こんなに頻繁に塩分を摂取したら、喉が渇いて仕方がないはずです。 
リスが水を飲むシーンを私はまだ観察できていないのですが、水場と塩場を往復しているのかもしれません。 
これではまるで依存症です。 
塩分過多はリスの健康に良くないのではないかと心配になります。 

塩場の少し上に設置した餌箱にリスはなぜか全く寄り付きません。


2025/12/23

山中の湿地帯でミズヒキの実を採食するニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 


2024年10月上旬・午後12:45頃・晴れ・気温14℃ 

山林の中にある開けた湿地帯で水溜りSを無人センサーカメラで見張っていると、秋の昼下がりにニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが左から右へ続々と遊動して来ました。 
水溜りSの対岸で下草を採食したり、手を伸ばして灌木の葉を摘み取って食べたりしています。 
遠くから仲間(ニホンザル)が威嚇するガガガガ♪という鳴き声がすると、食事中の個体は不安そうに振り返りました。 
遊動中のニホンザルがトレイルカメラを固定する三脚にぶつかったようで、激しい衝撃音とともに画面が揺れました。 

やがて左から来た後続個体が道草を食い始めました。 
水溜りSの岸辺に生えたミズヒキの赤い花穂(実、痩果)を手でしごいて食べたのです。 
更に後から来た別個体もミズヒキの赤い実を穂先から手で下から上にしごいて採取し、食べました。 
ミズヒキの穂を口に咥えてしごくように実を直接食べることもありました。 
ニホンザル2頭がミズヒキの実を食べたシーンを1.5倍に拡大した上で、まずお見せします。(@0:00〜0:45) 
後に現場入りした際に、猿の採食メニューをミズヒキと同定しました。 
更に後日、ニホンザルの真似をして私もミズヒキの赤い実をしごいて採取してみました。(映像公開予定)

ミズヒキの赤い花や実は通称「赤マンマ」と呼ばれて、幼児の「ままごと」に使われたりします。 
そのアカマンマをニホンザルが食べたのは意外で、面白く思いました。 
『ニホンザル採食植物リスト2002』PDFを調べてみると、ミズヒキの記録は5件掲載されていたものの、植物体のどの部分を食べたのか詳しい情報がありません。
ネット検索してみると、高崎山の猿がミズヒキの赤い花を食べたというブログ記事がヒットしました。 

今回は計6頭のニホンザルが登場しましたが、水溜りの水を全く飲みませんでした。 

余談ですが、画面の左端に映っているのは、湿地帯にそびえ立つホオノキ大木の幹です。 
秋になってホオノキの落葉が始まりました。 
水溜りSに沈んだホオノキの大きな落ち葉がきれいに広がっています。 
落ち葉(枯葉)が乾くと、丸まったり縮れたりします。 


つづく→ 


【アフィリエイト】 

秋の早朝に山中の水場で餌を探すクロツグミ♂【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年10月上旬・午前5:40頃・気温16℃・日の出時刻は午前5:37

山林の中に少し開けた湿地帯があり、そこの水溜りSを自動撮影カメラで見張っています。 
日の出直後の水場はまだ真っ暗のようで、赤外線の暗視動画でトレイルカメラが起動しました。 

手前から登場した真っ黒な鳥が、奥に少し飛んで岸辺に着地しました。 
白い腹面を見せてくれませんでしたが、クロツグミ♂(Turdus cardis)です。 
クロツグミはいつも薄明薄暮に採餌行動します。 
ホッピングで移動しながら虫を探し回り、泥濘をあちこち啄みました。 
水溜りSの対岸を右へ横切り、姿が見えなくなりました。 

クロツグミは夏鳥なのに、まだ渡去してなかったことになります。 
手元にある『やまがた野鳥図鑑』で確認すると、県内でクロツグミが見れるのは確かに10月上旬までと書いてありました。
渡りの途中で立ち寄った個体なのかもしれません。 


つづく→

2025/12/22

岩塩を初めて舐めたニホンカモシカが近くのエゾユズリハに眼下腺マーキング【トレイルカメラ】

 



2024年10月上旬・午前6:50頃・くもり 

里山でスギと雑木の混交林にあるニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラでで見張っています。 
基本的に画面の左下から右上に向かって山の斜面が登っているのですが、溜め糞場sr2の付近だけ平坦な地形になっています。 
獣道が画面の左右および前後へ縦横に走っていて、その交差点にカモシカの溜め糞場sr2があるのです。 

最近ミズナラの幹にヒマラヤ岩塩のプレート(155×100×25mm、870g)をベルトで固定して、野生動物の塩場を作ってみました。 
更に、ニホンリスに給餌するためにオニグルミの堅果を詰めた箱もミズナラ幹に取り付けてあります。 

ある朝、カモシカが溜め糞場sr2/塩場に手前から来ていました。
明るい時間帯なので、岩塩プレートをすぐに見つけたカモシカは、頻りに匂いを嗅いでいました。 
次に首を伸ばして、餌箱の底のカビ臭い匂いも嗅ぎました。 

遂に岩塩を直接舐めました! 
舌舐めずりのように舌をペロペロと出し入れしているのは、一種のフレーメン反応なのでしょうか? (※ 追記参照)

今回カモシカは、溜め糞場sr2で大小便を排泄しませんでした。 
ゆっくり奥に立ち去りかけたところで、いつものエゾユズリハの葉裏に顔を擦りつけて眼下腺の分泌物でマーキング(匂い付け)しました。 

関連記事(同所で2、5、6ヶ月前の撮影)▶ 


【考察】 
動物園でニホンカモシカを飼育する際にも、塩場を設置するのが必要なのだそうです。
カモシカの生息地のソートリック(salt lick;塩舐め場)に似せて、飼育場内の岩の割れ目に岩塩をなすりこんでおいた。 (大町山岳博物館『カモシカ:氷河期を生きた動物』p140より引用)
初めて味見した岩塩を気に入ってくれたようなのに、このニホンカモシカ個体がその後、塩場に通って来ることはありませんでした。
ニホンリスのような岩塩中毒(依存症)にはならなかったようです。 
ここは元々カモシカの溜め糞場ですから、塩場の場所を学習できずに忘れてしまったはずはありません。 
オニグルミ落果を入れた餌箱が発するカビ臭い匂いを嫌ったのかな? 

関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ 岩塩を舐めるヤギ♀ 
カモシカと同じウシ科に属するヤギも、岩塩を喜んで舐めてくれました。 
牛を放牧する際にも「塩くれ場」を設置するそうなので、いつか見学したいものです。 

野生動物では他にシカが塩場によく来ることが知られているらしいのですが、ここ山形県ではまだホンシュウジカの生息数が少なくて、トレイルカメラでも滅多に記録されません。 
例えば次のようなネットニュースが報道されました。 「「バケツに食塩水」でシカの繁殖減らす なぜメスだけ寄ってくる?」by 朝日新聞 2025年2月1日 


つづく→


※【追記】
私はカモシカのフレーメン反応を実際に観察したことがまだありません。
とりあえずニホンカモシカのフレーメン反応についてGemini AIに解説してもらいました。

ニホンカモシカはフレーメン反応をすることが確認されています。

フレーメン反応は、動物がフェロモンなどの化学物質をより効率的に感知するために、上唇を巻き上げ鼻腔を広げる行動です。主に繁殖期に、オスがメスの尿や分泌物を嗅ぐ際にこの行動を示すことで知られています。

ニホンカモシカにおけるフレーメン反応の研究

ニホンカモシカに関する研究では、他の動物と同様に、繁殖期にオスがメスに対してフレーメン反応を示すことが報告されています。この行動は、メスが発情しているかどうかを判断し、交尾の準備をする上で重要な役割を果たしていると考えられています。

フレーメン反応が確認された理由

  • 観察記録: 動物園などでの観察記録で、ニホンカモシカのオスがメスの尿を嗅いだ後にフレーメン反応を示す様子が確認されています。

  • 比較研究: ウシ科の他の動物(アフリカスイギュウ、バーバリーシープなど)でもフレーメン反応が確認されており、ニホンカモシカも同様の行動を示すことが予想されていました。

フレーメン反応の意義

  • 繁殖行動: メスの発情状態の確認や、交尾の誘発に重要な役割を果たしています。

  • 個体識別: 個体ごとに異なる匂いを感知することで、個体識別にも役立っている可能性があります。

  • 環境情報収集: 周囲の環境や他の個体に関する情報を収集する手段としても利用されていると考えられています。

まとめ

ニホンカモシカは、他の多くの哺乳類と同様にフレーメン反応を示すことが確認されています。この行動は、繁殖行動をはじめとする様々な生物学的意義を持つと考えられています。


さらにしつこくPerplexity AIで確認すると、ニホンカモシカのフレーメン反応は、口腔内の切歯管を通じてフェロモン様物質を鋤鼻器(ヤコブソン器官)へ直接運ぶ仕組みであり、ヘビのような舌の出し入れを伴わないのだそうです。
したがって、カモシカの舌舐めずりはフレーメン反応ではないことがはっきりしました

2025/12/19

怪我して飛べないドバトが裏庭で静養(野鳥)

 

2024年9月中旬・午前10:40頃および午後15:40頃・晴れ 

郊外の民家(廃屋?)の裏庭で1羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が座り込んでいました。 
胸の羽毛が赤紫で、珍しい(あまり見かけない)個体です。 
すぐ横の公道を車や人が往来しても、近くで工事車両の騒音♪がしても、私が近くに突っ立って見下ろしても、ドバトは平気で座っています。 

私にはハトの性別を見分けられませんが、まさか抱卵している♀なのでしょうか? 
いくら人馴れしたドバトでも、こんな目立つ場所に営巣するとは思えません。 
なんとか横から撮りたくて、公道からハトを撮りながら少しずれてみました。 
もう少し強引に近づいてハトが立ち上がるかどうか試したかったのですが、他人の敷地に勝手に入る訳には行きません。

関連記事(5年前の撮影)▶ 路上に座り込んで動かないドバト(野鳥) 


用事を済ませて5時間後に現場に戻ってみると、同一個体と思われるドバトがまだ同じ裏庭に居たので驚きました。 
工事車両の騒音はなくなり、静かになっていました。 
午前中にドバトが座り込んでいた地面には巣も卵もありませんでした。 
したがって、抱卵行動ではなかったことになります。 

再会した問題のドバトは、庭に生えた雑草の茂みに潜り込んで、せっせと草の種子を啄んでいます。 
私から隠れるように、植木鉢の陰に隠れながら採食を続けています。 
雑草の蔓延る小さな裏庭には、ツユクサ、アメリカセンダングサ、エノコログサなどが生えているので、それらの種子を食べているようです。 



動画を撮りながら私が横に少しずれたら、食事中のハトがひょいと頭を上げて警戒しました。 
しかし、飛んで逃げようとしません。 
右の翼が折れているのか、畳んでいるはずの翼が不自然に曲がっています。 
おそらくチゴハヤブサなどの猛禽に襲われて逃げる途中で翼を負傷し、飛べなくなった個体なのだろうと、ようやく状況が飲み込めました。 
住宅地を飛んでいる間に窓ガラスに激突して翼が折れた可能性も考えられます。
歩行や摂食行動は正常でした。 

飛べなくなったハトを保護したり給餌したりすべきでしょうか? 
この裏庭には雨水が溜まった水盤が放置してあるので、ハトの飲み水には困らないでしょう。 
餌や隠れ場所もあるので、天敵のネコやカラスに見つからない限りは、しばらく静養できそうです。 
私は基本的に野生動物や野鳥の生老病死に介入しない主義なのですが、翌日に念のためハトの餌を持って現場入りすると、ハトは居なくなっていました。

ドバトを獲物として狩る捕食者(例えばチゴハヤブサ)やスカベンジャーも飢えないように必死なので、特定のドバトだけを可愛そうだからと依怙贔屓すれば、生態系に歪みが生じてしまいます。
たとえドバトが命を落としても、他の生き物の餌となり、命の連鎖が続いていきます。

関連記事(5年前の撮影)▶ 




2025/12/17

アナグマの営巣地を1〜3頭で昼夜うろつくホンドタヌキ:9月下旬〜10月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月下旬〜10月上旬

シーン0:9/24(@0:00〜) 
平地の二次林にあるニホンアナグマの営巣地(セット)を自動撮影カメラ2台体制で見張っています。 
近所のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が1〜3頭で連れ立ってやって来ることがあるので、その様子を以下にまとめました。
昼も夜もやって来ます。 
アナグマの空き巣を乗っ取るというよりも、穴居性の虫(カマドウマなど)を巣口で捕食できるので、タヌキは巡回ルートに入れて立ち寄っているようです。 
ときどきセットで縄張り宣言の排尿マーキングをしていく個体がいます。 
タヌキの個体識別ができていないので、計何頭のタヌキが来ているのか不明です。 

シーン1:9/25(@0:05〜) 

シーン2:9/27(@5:40〜) 

シーン3:10/2(@6:40〜) 

シーン4:10/5(@6:56〜) 

シーン5:10/9(@7:50〜) 
曇った昼間に2頭で来たうちの1頭が、マルバゴマキの枯れた灌木に前足を掛けて上部の匂いを嗅いでいました。 
体重を掛けたら、その灌木が根元からポキッと折れてしまいました。(@9:58〜) 
意図的に折ったのではないのですが、折れても別に驚いたりしませんでした。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


2025/12/15

山中の湿地帯で水を飲み採食するニホンイノシシの母子【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月下旬・午後19:00頃・気温17℃

山中の湿地帯で水溜りSを自動センサーカメラで見張っていると、秋のある晩、ニホンイノシシSus scrofa leucomystax)の母子がやって来ました。 

まず左から来た成獣が、水溜りSの水面に口を付けて泥水を飲み始めました。 
その後は湿地性の草むらで下草の根際を鼻面で探りながら採食しています。 
画面の右上奥にあるもう一つの水溜りNに向かったようですが、トレイルカメラが照射する赤外線が届かない距離で暗いです。 

しばらくすると、左から後続の個体が登場しました。 
暗くてよく見えませんが、どうやら幼獣(ウリ坊?) のようです。 
イノシシ幼獣は手前の泥水溜りSには立ち寄らず、採食しながら母親♀を追って右奥へ向かいました。 


※ イノシシが水を飲む音や泥濘を歩く音などが聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/12/14

岩塩を舐めるヤギ♀

 

2024年9月下旬・午前10:35頃・雨

乳用のヤギ(山羊)Capra hircus)を飼っている厩舎を見学させてもらったついでに、岩塩を舐めるかどうか実験してみました。 

まずは左の囲いに居る個体Lで試します。 
ピンク色のヒマラヤ岩塩の塊を手のひらに乗せて差し出しても、♀Lは匂いを嗅ぐだけで、味見をしようともしませんでした。 
次に右の囲いに居る個体Rで試します。 
すると早速、岩塩を舐めてくれました。 
塩味が気に入ってくれて、熱心にペロペロと舐め続けます。 
掌に感じるヤギの舌の感触は、柔らかくて温かかみを感じました。
しまいには岩塩を口でカプッと咥えて私から取り上げてしまいました。 
(ヤギRが敷き藁に落とした岩塩を急いで取り返しました。) 

念のために、左の個体Lにしつこくもう一度岩塩を差し出してみたら、柵から離れて奥へ逃げてしまいました。 
仲間が舐めた唾液の匂いがあれば安心するかと思いきや、警戒を解いてくれません。 
この個体Lは、完全に食わず嫌いです。
次に右の個体Rに岩塩を与えると、すぐにまた舐めてくれました。 
よほど気に入ってくれたようです。 

 

【考察】 
岩塩を与えてみた2頭は乳用ヤギのザーネン品種です。
顎髭は生えているのに、頭部に角が生えていないことから、若い個体のようです。
同腹の姉妹だと思うのですが、ヤギにも好奇心や警戒心に個体差があることがよく分かります。 

いつか機会があれば、ウシやウマなど他の草食動物の家畜でも塩を舐める様子を観察してみるつもりです。
Perplexity AIによる解説を抜粋しておきます。 

馬や牛を飼育する際、餌以外に塩を与えることは一般的です。hts-saltworld.sakura

馬への塩補給

馬は汗で大量の塩分(ナトリウム)を失うため、特に運動時や夏季に塩が必要で、飼料に0.5-1.0%を加えたり、自由に舐められる塩塊を与えます。塩不足は食欲低下、成長不良、毛並みの悪化を引き起こします。jra-f+2

牛への塩補給

牛も草中心の飼料では塩分が不足しやすく、肉牛や乳牛で0.2-0.25%を飼料に混ぜたり、固形塩を設置して舐めさせます。不足時は土や他の牛を舐める兆候が見られ、生産性低下や死亡リスクが高まります。youtubesummit-agri+1

塩補給は体液バランス維持や消化促進に不可欠で、ミネラル強化塩を使うのが推奨されます。hts-saltworld.sakura

最近、ニホンカモシカの通り道(山林の溜め糞場sr2)に岩塩(ヒマラヤ岩塩のプレート)を置いて野生動物のための塩場を作り、自動撮影カメラで見張っています。 
大町山岳博物館『カモシカ:氷河期を生きた動物』という本を読んでいたら、カモシカ類と塩場のことが書いてあったので、私もやってみようと思い立ったのです。
・カモシカの生息地のソートリック(salt lick; 塩舐め場)に似せて、飼育場内の岩の割れ目に岩塩をなすりこんでおいた。(p140より引用)
シロイワヤギの食性:(前略)好んで谷間の塩なめ場(塩と粘土の混ざった所)を訪れ、鉱物塩を食べる。 (p187より引用)
ターキンの食性:(前略)定期的に塩なめ場を訪れる。 (p197より引用)

ところが実際にやってみると、予想に反してニホンカモシカCapricornis crispus)は岩塩をなかなか舐めてくれませんでした。

今のところ、野生動物で岩塩を一番気に入ってくれたのはニホンリスSciurus lis)、という意外な結果です。

ちなみに、ニホンカモシカもヤギも同じウシ科の動物です。

2025/12/12

角に植物をぶら下げたホンシュウジカ♂が水場で飲み食い@山形県【トレイルカメラ】

 

2024年9月下旬・午後17:15頃・気温18℃・日の入り時刻は午後17:34 

山中の少し開けた湿地帯にある水溜りSに自動撮影カメラを仕掛けて水場に来る野生動物を見張っています。 

薄暗い夕方にホンシュウジカ♂(Cervus nippon centralis)がやって来ました。 
頭を下げて泥水を飲んでいます。 
立派な角に緑の蔓植物(種名不詳)が絡みついていました。 
その角で浅い水溜まりの底を引っ掻いて、ゴミを取り除こうとしているようですが、全ては取り切れず、泥で汚れただけです。 

次にホンシュウジカ♂は、池畔に生えた幼木(樹種不明:落葉性広葉樹)の葉をむしゃむしゃと食べました。 
画面の左手前にそびえ立つホオノキの幹に鼻を寄せると、監視カメラの前を右に横切りました。 

※ 水を飲む音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
これほど鮮明にニホンジカが撮れたのは初めてで、嬉しい収穫です。 
旧機種のトレイルカメラは昼間でもフルカラーで撮れなかったのですが、今回は新機種を使ってしっかり総天然色で録画できて感無量です。 

関連記事(2、3年前の撮影)▶  


当地は山形県で日本海側の多雪地帯です。 
ニホンカモシカと違い、雪の下に埋もれた餌を食べられないホンシュウジカは、越冬することができません。 
雪がない時期でも個体数がとても少なく、トレイルカメラでもごくまれに(散発的に)写るだけです。 
しかし近年の急激な温暖化で、分布の空白地帯である山形県に再び進出しつつあります。 

ホンシュウジカの採食シーンが撮れたのは初めてです。
ニホンカモシカは主に木の葉を食べ、ホンシュウジカは主に草を食べることでニッチを棲み分けている、というのが定説です。
ところが、いきなり例外的にシカが木の葉を食べるシーンが撮れてしまいました。

ホンシュウジカ♂が角で水溜りの底を引っ掻いた行動が気になり、Perplexity AIに相談してみました。 
回答の日本語がこなれていなくて、読みにくいですね。

Q1: 立派な角に蔓植物をぶら下げていた。これは意図的に角を装飾して♀にアピールする意図があったりするのだろうか? 

A1:

ホンシュウジカのオスが9月下旬にトレイルカメラで撮影された立派な角に蔓植物がぶら下がっていた場合、これは意図的な♀へのアピールというより、主に繁殖期(rut)の行動「thrashing(角を木や草に激しくこすりつける)」の結果として植物が絡まる偶然の現象です。inphotos+1

関連行動の概要

Thrashingは夏の終わりから秋にかけて、オスの角からベルベット(産毛)を剥がし、眼窩腺などの匂い腺で分泌物を植物に塗布して縄張りを主張する行動で、角に草木が引っかかりやすいです。 この時期のホンシュウジカオスは角を木や低木に擦りつけ、力強さを示しつつメスを引きつけたりオス同士で優位性を競いますが、植物の装飾自体が♀アピールの主目的ではありません。 アークティックワンバトゥル(ヘラジカ)など一部の鹿科ではrut中に意図的に植物を角に飾る例が見られますが、ホンシュウジカ特有の科学的報告は確認されていません。japannatureguides+5

9月下旬の文脈

9月下旬はホンシュウジカの繁殖期直前またはピークで、角が完全に硬化し、こうした行動が活発化します。 蔓植物がぶら下がったままの姿は視覚的に目立つものの、♀への直接的な求愛シグナルではなく、縄張り主張や競争の副産物と考えられます。 トレイルカメラ観察ではこうした画像がよく記録され、野生の行動パターンを示す好例です。lfs-resources.eu-west-2.amazonaws+2



Q2: その♂個体は、水溜りで少し水を飲んでから、角で浅い水溜りの底を引っ掻いた。角に付着した蔓植物を落とそうとしたのかと思ったが、落ちずに泥水で汚れただけでした。これもthrashing行動なのか? 

A2: 

ホンシュウジカのオスが水溜りで水を飲み、角で底を引っ掻いた行動は、thrashingの典型例ではなく、主に「wallowing(泥浴び)」の変形または角の清掃・マーキングの可能性が高いです。misatosys+1

行動の解釈

Thrashingは主に木の幹や低木に角を激しくこすりつけてベルベットを剥がし、眼窩腺の匂いを残す繁殖期の縄張り主張行動で、水溜り底の浅い引っ掻きとは異なります。 水溜りでの行動は、泥浴び(体や角を泥で覆う)で体臭を抑え寄生虫を除去したり、角の泥付けで保護・マーキングするもので、蔓植物を落とす意図があったとしても副次的な結果です。 繁殖期のオスはこうした多様な摩擦行動で視覚・臭気シグナルを強化しますが、植物が落ちず泥で汚れたのは偶然です。fws+2

観察文脈

9月下旬のトレイルカメラ映像では、角硬化後のこうした行動が頻発し、泥水付着は角の状態を示す自然な副産物です。 ホンシュウジカのフィールド観察で類似例が報告されており、求愛より生理的・縄張り維持の側面が強いと考えられます。yumemizoo+2

ホンシュウジカのオスが水溜りで角を引っ掻き、幼木の葉を少し食べて立ち去った行動は、繁殖期のイライラ(テストステロン上昇による興奮状態)を反映した断続的なマーキング試みで、本格的な泥浴びに至らなかったのは環境要因や一時的な欲求不満の可能性が高いです。instagram+1

行動パターンの解釈

繁殖期のオスはrutのプレ期に頻繁に水溜りや木をチェックし、泥浴び・thrashingを試みますが、泥の質や周囲の安全で中断し、葉食でストレスを紛らわせる例が観察されます。 イライラ印象はオス同士競争前の警戒・縄張り確認行動で、角の蔓植物が残ったままの状態はマーキング優先の証です。 トレイルカメラではこうした「未完行動」が多く、全体の行動サイクルを示します。naradeer+4

フィールド観察の示唆

9月下旬のこのような断片的行動は、ホンシュウジカの求愛準備段階で、近くにメスやライバルがいると本格化しやすいです。 幼木葉食は栄養補給か時間つぶしで、イノシシのような全身泥浴びより選択的です。 継続観察でヌタ場形成や完全泥浴びを捉えられるでしょう。ihatovnote.exblog+3

Q3: ホンシュウジカの泥浴び行動について詳しく教えて。イノシシのヌタ打ちのように全身を泥水に浸すのではなく、角を泥に浸すだけなのか? 今回は結局、本格的な泥浴びはしませんでした。

A3: 

ホンシュウジカの泥浴び(ヌタうち)は、主に繁殖期のオスが水溜まりや泥地に座り込み、尿を混ぜた泥を首・体・角にこすりつける行動で、イノシシの全身泥浴びのように体を完全に浸すわけではなく、部分的な摩擦が中心です。ihatovnote.exblog+1

行動の詳細

オスは水溜まりに放尿して泥を練り、座って首周りや腹部、時には角に塗布し、フェロモン強化でメス吸引やオス威嚇に用います。 角を泥に浸す・こすりつけるのはthrashingの延長でベルベット除去やマーキングを兼ね、蔓植物除去の副次的効果が生じる場合もありますが、全身浸漬は稀で前足による「泥かき」(シカ穴形成)が伴います。 ヌタ場は繰り返し使用され、毛や匂いが残る痕跡として観察可能です。facebook+4

イノシシとの違い

イノシシのヌタ打ちは寄生虫除去・体温調整目的で全身を泥に転がすのに対し、ホンシュウジカのそれは繁殖期特化の臭気シグナル行動で、首・角中心の局所的です。 9月下旬のトレイルカメラ観察のように、角限定の引っ掻きは泥浴びの初期段階やマーキング変形で、求愛強化の文脈が強いです。instagram+3





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2025/12/11

ブタナの落花をうっかり踏んづけてしまって驚くドバト(野鳥)

 


2024年7月下旬・午後14:05頃・晴れ 

河川敷の橋の下で、♀♂つがいと思われる2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が、互いに少し離れて別々に餌を探し歩いていました。 
ヒトが草刈りした後の干し草に興味を示したものの、種子食性の鳩が好きな草の実は含まれていなかったようで、離れて行きました。
コンクリートで固められた路上を歩きながら、あちこちに落ちている草の実を啄んでいます。 

やがて、路上に落ちていたブタナの頭花(落花)を左足でうっかり踏んずけてしまい、その感触に驚いて飛び退きました。(@1:00〜) 
足元をよく見て歩いていなかったようです。 
自業自得と言うほどでもありませんが、なんとも滑稽で微笑ましい光景でした。
警戒を解くと、探餌を再開します。 

パートナーと思われる右の個体は、胸の羽毛を嘴で整え始めました。
尾脂腺の脂を羽根に塗りつけて、撥水性を保っています。 


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2025/12/07

塩場に通って舐めるニホンリスは餌箱のオニグルミには興味なし【トレイルカメラ】

 



2024年9月中旬〜下旬

シーン0:9/17・午後14:23・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
里山で雑木とスギの針広混交林にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っています。 
基本的に画面の左下から右上に向かって斜面が登っている地形ですが、この溜め糞場sr2付近だけは平坦になっています。 

野生動物に塩場を提供するために、ミズナラの幹にプレート状のヒマラヤ岩塩(155×100×25mm、870g)をベルトで固定してあります。 
その上に、新たに餌箱を設置してオニグルミの堅果を25個入れてみました。 
果皮を完全に取り切れていない果実も含みます。 
迷彩テープを給餌箱の外側に貼り付けて、林内で目立たないよう偽装しました。 
キッチンの流しで生ごみを捨てるプラスチックの三角コーナーを100円ショップで買ってきて、餌箱として再利用しました。 
容器の底がメッシュ状になっているのがポイントで、雨水が貯まらないようになっています。 

常連のニホンリスSciurus lis)が塩場に通ってくる様子を以下にまとめます。 

シーン1:9/18・午前5:27(@0:02〜)日の出時刻は午前5:20。 
日の出直後の薄暗い早朝から、ミズナラ幹の下部の陰にリスが来ていました。 
幹の左からひょっこり顔を覗かせて、塩水で濡れた樹皮を舐めているようです。 
やがて林床に飛び降りると、左に走り去りました。 

せっかく餌箱にオニグルミ堅果を用意したのに、近寄りませんでした。 
新規物に対する警戒心が強いのか、それとも気づかなかったのでしょうか。


シーン2:9/18・午後15:11(@0:51〜) 
約10時間後にもリスがやって来ました。 
いつの間にか、給餌箱に貼った迷彩テープが剥がれかけ、だらんと垂れ下がっています。 
山林内は蒸し暑く湿度が高いので、テープの粘着性がすぐに落ちてしまうようです。 
ミズナラの木の左下で林床のスギ落ち葉の匂いを嗅いで(舐めて?)から、手前に走り去りました。 


シーン3:9/20・午後16:19(@1:12〜) 
2日後、リスらしき小動物が右奥の獣道を右に素早く駆け去りました。 
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイすると(@1:21〜)、ノウサギではなくやはりニホンリスのようです。 


シーン4:9/21・午前11:51(@1:43〜) 
翌日は昼前にリスが登場。 
ミズナラ幹の下部の左側面にしがみついたリスが塩味のする樹皮を舐めていました。 
ミズナラ幹の裏面で下向きになると、隣のスギの幹に飛び移りました。 
林床に飛び降り、左に走り去りました。 
どうやら給餌箱を警戒しているようです。 


シーン5:9/21・午後17:14(@2:12〜) 
約5時間25分後にもリスが来ました。 
カモシカ溜め糞場sr2のスギ落ち葉をなぜか掘り返しています。 
初見の行動ですが、何か餌を貯食したのでしょうか? 
給餌箱のオニグルミ堅果は減ってなかったので、クルミを貯食した可能性はなさそうです。 
(しかも、現場付近にオニグルミの木は自生していません。) 
残る可能性としては、カモシカの糞粒に来ていた糞虫を捕食したのかもしれません。 

次にリスはミズナラの幹を登ると、裏側に回り込んでから給餌箱を上からちらっと覗き込みました。 
中のクルミの状態が気に入らなかったのか、すぐにミズナラの木を下りて左に走り去りました。 
後で調べると、オニグルミの果皮が腐ってカビが生えていたので、黴臭い匂いを嫌ったのかもしれません。 
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:32〜) 


シーン6:9/23・午後14:26(@2:51〜) 
次にリスが塩場に来たのは2日後です。 
ミズナラ幹の下部の左側面にリスがしがみつき、塩っぱい樹皮を舐めまくる様子がしっかり撮れていました。 
舐めながら少しずつ木登りしたリスは、岩塩を固定したベルトの直下で方向転換し、今度は下向きに幹にしがみつきました。 
ミズナラの幹から飛び降りて、珍しく林床を右に走り去りました。 


シーン7:9/25・午後14:56(@3:45〜) 
また2日後にリスが再登場。 
いつものように、ミズナラ幹の下部の左側面にリスが来ていました。 
ミズナラ幹の陰に隠れつつ、給餌箱から剥がれかけた迷彩テープに興味津々です。 
リスが引っ張ったりむしって迷彩テープを剥がしたのではなく、湿気で自然に剥がれたようです。 

一旦、林床に飛び降りてから再び幹を登り、岩塩プレートの横に来ました。 
しかし岩塩を直接かじることはありませんでした。 


シーン8:9/25・午後14:58(@4:47〜) 
いつの間にかリスがミズナラの木の左下に降りていました。 
落ち葉の匂いを嗅いでから林床を左に走り去りました。 


シーン9:9/26・午後15:24(@4:54〜) 
翌日もリスが塩場に来ていました。 
珍しくミズナラ幹の手前側にしがみつき、塩水が滴り落ちた樹皮を舐めているようです。 
ようやく監視カメラに対する警戒心が薄れたのかもしれません。


シーン10:9/27・午前8:30(@5:56〜) 
翌朝もリスが来ていました。 
ミズナラ幹の下部の左側面にしがみついています。 
身を翻して林床に飛び降ると、左に走り去りました。 


シーン11:9/28・午後15:13・晴れ(@6:13〜) 
翌日も、ミズナラ幹に固定した岩塩プレートの直下で下向きにリスがしがみついていました。 
その体勢でしばらく樹皮を舐めてから、上向きに方向転換。 
奥にあるスギの幹に移動してから、背後に回り込んで姿を消しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
ニホンリスが岩塩を直接かじらずに、塩水で濡れた樹皮を舐めるだけなのは相変わらずです。

せっかく好物のオニグルミ堅果を給餌したのに、興味を示さなかったのは意外でした。
リスは見慣れない物に対する警戒心が強いようです。
リスが木の実を貯食する行動を撮影したくて、何年もあれこれ試行錯誤しているのですが、なかなか上手く行きません。
この地点では夜行性の野ネズミに餌を横取りされることはないのですが、リスが餌を気に入ってくれませんでした。
現場付近にオニグルミの木が自生していないので、堅果だけ置いてあるのは明らかに不自然な(怪しい)状況だとリスは気づいているのかな?
後で調べると、給餌箱の中でオニグルミの果皮が腐ってカビが生えていたので、黴臭い匂いを嫌ったのかもしれません。 




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