2025/04/29

根返りスギの根元で餌を探す雪国の小鳥:シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ミソサザイ【野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年2月上旬〜中旬

シーン0:2/9・午後14:54・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
スギ防風林で、根こそぎ倒れたまま放置されているスギ風倒木の根元に掘られた「根曲がり巣穴a」を自動センサーカメラで見張っています。 
厳冬期でこの日は珍しく雪が積もっていますが、今季は記録的な暖冬で、例年に比べると異常なほど積雪が少ない年でした。 

昼間に次々と飛来して餌を探す野鳥をまとめました。
(混群で来たり、同定が難しかったりするので、鳥の種類ごとに動画を切り分けるのを止めました。) 

画面の手前から奥に向かって根こそぎ倒れた根返りスギの土付き根っこは、雪国の冬でも雪に埋もれず露出したままです。 
画面上では、土の崖が冬でも露出しているように見えます。 
その土の中で越冬している昆虫類を鳥は捕食しに来ているようです。 
深い雪を掘り返せない鳥でも獲物を探せるのです。 
逆に、根返り倒木で越冬する昆虫は、土のかなり奥深くに潜り込まないと、鳥に捕食されて春まで生き残れないことになります。 
もし鳥が土そのものを食べてミネラル摂取しているのなら、根返りスギの根元をあちこち探索しないはずです。 


シーン1:2/10・午後12:26・くもり(@0:03〜) 
シジュウカラParus minor minor)の群れが登場。 


シーン2:2/13・午前9:39・晴れ(@1:03〜) 
たぶんミソサザイTroglodytes troglodytes)だと思うのですが、地味な小鳥が根曲がり巣穴aに興味津々で出入りしています。 


シーン3:2/13・午前15:07・晴れ(@1:12〜) 
ヤマガラSittiparus varius)が登場。 
細い横枝に止まると、白い糞をポトリと排泄しました。(@1:38〜) 


シーン4:2/14・午前8:26・晴れ(@1:53〜) 
シジュウカラが群れで登場。 
残雪の上でも何かを啄んでいます。 


シーン5:2/14・午前11:00・晴れ(@3:12〜) 
ヤマガラが登場。 


シーン6:2/14・午後13:26・晴れ(@3:23〜) 
シジュウカラとヤマガラの混群が登場します。 


シーン7:2/15・午後7:15・晴れ(@4:23〜) 
シジュウカラ♀が登場。 
細い横枝に止まった時に見えた黒ネクタイが細いことから、♀と判明。 


シーン8:2/15・午後7:18・晴れ(@5:14〜) 
シジュウカラ3羽とコガラPoecile montanus)1羽の混群。 


シーン9:2/15・午後7:23・晴れ(@5:48〜) 
シジュウカラ2羽が、根返りスギの土付き根っこだけでなく、残雪の上でも採食しています。 


シーン10:2/15・午後9:26・晴れ(@6:06〜) 
シジュウカラ2羽とコガラ?の混群。 


シーン11:2/16・午後14:06・晴れ(@7:01〜) 
いくら長期間粘っても、根曲がり巣穴aに出入りする野生動物は撮れない(居ない)ことが分かったので、これ以降は巣口aよりも根返りスギ中心の画角に変更しました。 

だいぶ溶けた残雪の上でシジュウカラが採食していました。 


シーン12:2/17・午前7:13・晴れ(@7:14〜) 
シジュウカラ2羽が登場。 


シーン13:2/17・午前10:52・晴れ(@7:57〜) 
コガラの登場。 


シーン14:2/18・午後7:34・晴れ(@8:08〜) 
朝日がもろに逆光となり、ハレーションを起こしています。 
それでもヤマガラとシジュウカラ、コガラ?の混群が来ていることが分かりました。 

太陽を直視してもトレイルカメラは壊れないのが助かります。


シーン15:2/18・午後7:41・晴れ(@9:07〜) 
ヤマガラとシジュウカラの混群。 


シーン16:2/18・午後7:44・晴れ(@10:07〜) 
シジュウカラの群れ。 


シーン17:2/18・午後7:59・晴れ(@10:48〜) 
シジュウカラとコガラが登場。 


シーン18:2/18・午後12:47・晴れ(@11:02〜) 
ミソサザイ?の登場。 


シーン19:2/18・午後15:32・晴れ(@11:36〜) 
ミソサザイ?が再登場。 


シーン20:2/19・午前7:31・晴れ(@11:46〜) 
シジュウカラの登場。 


シーン20:2/19・午前11:50・くもり(@12:03〜) 
ミソサザイ?の登場。 
気まぐれな旧機種のトレイルカメラにしては珍しく自然なフルカラー(天然色)で録画してくれました。 


シーン21:2/19・午後13:23・くもり(@12:42〜) 
ヤマガラが登場。 
ミネラル補給のために土を食べに来たのではなく、越冬中の虫を探してるようです。 
土中から何かをほじくり出すと、右手前の倒木に止まり、足で獲物を押さえながら啄み始めました。 
植物の固い種子のようにも見えます。 
埋土種子かもしれませんが、ヤマガラの場合は、秋に貯食していた種子である可能性もあります。 
秋の貯食シーズンから監視カメラを設置すべきですね。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む