2025/09/18

ニホンアナグマの幼獣同士で匂い付け(アロマーキング)【トレイルカメラ】

 



2024年7月上旬・午後15:45頃・晴れ・気温30℃ 

二次林内の営巣地(セット)でニホンアナグマMeles anakuma)の幼獣aが母親♀の尻(臭腺、肛門腺)の匂いを背後から嗅いでいます。 
別の幼獣bがその間に割り込み、自らの体を♀の尻に擦り付けました。 
それと同時に、幼獣bは幼獣aに跨ると、背中(肩)に尻の肛門を擦り付けました。 
幼獣同士の匂い付け(アロマーキング)は初見です。 

アナグマは家族間で頻繁にアロマーキングを繰り返して、体臭を共有しているようです。 
その匂いが渾然一体となって家族に特有の匂いが形成され、余所者や部外者との判別ができるのでしょう。 
その点では、アリとかハチなどの社会性昆虫のコロニーと似ているかもしれません。

つづく→

0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む