2024年8月上旬〜中旬
シーン0:8/1・午前11:47・晴れ・気温35℃(@0:00〜)
シーン0:8/1・午後12:23・晴れ・気温33℃(@0:03〜)
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。
山林の中に少し開けた湿地帯があり、湧き水が滲み出して浅い水溜りになっています。
点在する水溜りS、Nに来る生き物を2台の自動撮影カメラでそれぞれ監視しています。
この期間に登場したニホンカモシカ(Capricornis crispus)の母子をまとめてみました。
シーン1:8/2・午前10:23・晴れ(天気雨)・気温27℃(@0:07〜)
水溜まりSの左端でカモシカの母子が仲良く並んで水を飲んでいました。
奥にいる個体が幼獣で、手前が母親♀です。
水を飲み終えると、左の死角に立ち去りました。
カメラの画角をもっと左にずらして設置すべきでしたね。
晴れていても小雨がぱらついているようで、水溜りの水面に波紋がポツポツと広がります。
シーン2:8/19・午前11:09・晴れ・気温28℃(@0:24〜)
17日後にも子連れのカモシカ♀が水場に現れました。
真夏の日差しが強いせいで、木漏れ日と木陰のコントラストが大きいです。
連日の日照りで泥水溜りSがかなり干上がり、小さくなっています。
今回もカモシカの母子が岸辺に仲良く横に並んで、泥水を飲んでいました。
途中から警戒を解いたのか、もう少し画角の右に来てくれました。
上空を飛ぶヘリコプターの騒音を気にしながら、水場にしばらく佇んでいます。
苦労して泥濘を右に横切りました。
湿地帯の泥濘からひょろひょろと生えた細い灌木(樹種不明)の葉裏の匂いをカモシカ♀が嗅ぎ、顔の眼下腺を擦り付けました。(@1:34〜)
角がまだ生えていない当歳仔の幼獣は、同じ枝先の匂いを嗅いだものの、自らは眼下腺マーキングをしませんでした。
カモシカ母子はカメラのすぐ前を通って、右へ立ち去りました。
後に現場検証すると、泥濘に深く潜ったカモシカ母子の蹄跡がくっきり残されていました。
シーン3:8/19・午前11:13・晴れ・気温28℃(@2:11〜)
2分後に、同一個体のカモシカ幼獣が、少し離れた水溜りNにも水を飲みに来ていました。
こっちの水溜りNでの飲水シーンは初見です。
当歳仔のカモシカが水溜りNの深みに足を踏み入れると、メタンガスの泡がブクブクと立ち昇ります。
カモシカ幼獣は右前脚で水底の泥を激しく掻きました。 (@2:22〜)
ただの幼児らしい水遊びなのか、それとも水溜りの底を深く掘っているのかな?
泥で濁った水を平気で飲んでいます。
やがて身を翻して左に走り去りました。
先行する母親♀からはぐれないように、慌てて追いかけて行ったのでしょう。
※ 水音や泥濘を歩く音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
つづく→
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