2019年7月中旬
民家の軒下に咲いたオオバギボウシの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
しかし正当訪花せずに毎回、穿孔盗蜜を繰り返しています。
オオバギボウシの雄蕊には黄色い花粉を用意しているのに、クマバチ♀はその花粉に全く触れずに吸蜜だけしているのです。
集粉しないので後脚の花粉籠は空荷ですし、オオバギボウシは受粉を助けてもらえず花蜜の盗まれ損になってしまいます。
オオバギボウシの花筒が細長いために、舌の短いクマバチは正当訪花すると蜜腺に舌が届かないので、仕方がないのです。
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オオバギボウシの花で盗蜜するクマバチ♀
一連の盗蜜行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:19〜)
最後に花から飛び立った後で、空中で液状便をピュッと脱糞した瞬間が偶然捉えられれていました!(@2:15)
クマバチの排泄シーンを見たのは9年ぶりです。
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巣口で脱糞するクマバチ
クマバチ♀@オオバギボウシ訪花+盗蜜 |
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