2021年7月上旬・午後14:40頃・くもり
前回の記事:▶ アメリカザリガニの威嚇と逃避行動
大雨の後で増水した氾濫原でもう1匹のアメリカザリガニ(Procambarus clarkii)を見つけました。
浅い水に浸かってじっとしています。
この個体はなぜか動きが鈍く、私が動画を撮りながらそっと近づいても、ほとんど反応がありません。
長靴の先で軽く蹴ってもアメリカザリガニは全く逃げず、力なく横倒しになってからなんとか自力で起き上がりました。
ハサミをゆっくり動かすだけです。
手掴みで難なく一時捕獲することができました。
ようやくハサミを振り立てたものの、私の手指を挟んできたりしませんでした。
腹面を調べると、どうやら♂のようです。
尾肢を伸ばさないと生殖器が見えません。
それでも第3、4胸脚の坐節に突起があるので♂と判明しました。
【参考サイト】アメリカザリガニの雌雄判別方法
手を離してポチャン♪と水に落としても、逃げずにじっとしています。
これほど動きが鈍いのは、どうも瀕死状態(死にかけ)のような気がしてなりません。
私はこの辺りの水質汚染を心配しています。
撮影時は増水したせいで水の匂いは大分ましになりましたが、普段はヘドロのようにドブ臭くて水面に油が浮いているような状態です。
水質汚染による大量死を疑っているのですけど、野鳥や野生動物に捕食された食痕かもしれず、素人の私には判断できません。
増水で上流から長距離を流されてくる間にもみくちゃにされて衰弱死した可能性はどうでしょう?
ザリガニは死後も外骨格(いわゆるザリガニの殻)が長期間残り、古い死骸は白化していました。
ところで、撮影中に私の背後でずっとキチキチキチ…♪と鳴いている鳥の正体は…?
0 件のコメント:
コメントを投稿