2021/10/01

柳の樹上で警戒声を発するモズ♀(野鳥)

 

2021年7月上旬・午後14:40頃・くもり 

冠水した氾濫原で私がアメリカザリガニを撮っていると、背後でモズLanius bucephalus)が喧しく鳴き騒いでいました。 
何事かと私が振り返ると、横枝に止まったモズ♀が尾羽をグルグル回しながら、キチキチキチ…♪と鋭く鳴いていました。 
ときどき素早くお辞儀するのは、飛びかかるぞ!という威嚇(ブラフ)なのかな? 
私が動画を撮り続けると、モズは枝葉の茂みの陰に隠れて鳴き続けます。 
周囲のヨシ原からオオヨシキリ♂がさえずる鳴き声♪も聞こえます。 

たまたま同じ時期に餌乞いするモズ幼鳥を撮影したばかりだったので、今回の個体も幼鳥なのかと迷いました。
関連記事(同時期に別の場所で撮影)▶ 餌乞いで鳴く♪モズの幼鳥(野鳥)
今回の個体は下嘴の根元が橙色(黒ではない)で、嘴の内部が赤っぽく見えたのですけど、改めて比較すると、餌乞いした幼鳥は口内がもっと真っ赤で嘴が鮮やかな橙色で縁取られていました。 
したがって、今回の個体はどうやら成鳥♀のようです。 
縄張り内に侵入した私に対して警戒声を発していたのでしょう。 
近くに営巣木がありそうですが、巣を見つけられませんでした。 

日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑』によると、
地鳴き:ギチギチギチなどと鳴く。 他の鳥よりも春早い時期に繁殖に入る。巣立ちビナがいるあたりに人やネコ、カラスが近づくと、ギチギチとうるさく鳴き騒ぐ。(p34より引用)

モズ♀の警戒声を声紋解析してみる?

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