2024年3月下旬・午後12:40頃・晴れ
山中の湧き水が溜まった池で毎年早春にトウホクサンショウウオ(Hynobius lichenatus)が繁殖しています。
2週間ぶりの定点観察で私が泉に近づいたら、1匹のヤマアカガエル?が岸辺から水中に跳び込んで逃げました。
しかし、ヤマアカガエルの卵嚢を探しても未だ産み付けられていませんでした。
さて、本命であるトウホクサンショウウオの卵嚢を探しましょう。
私が産卵基質として池に沈めておいたスギ落枝には、残念ながら卵嚢は一つもありませんでした。
監視カメラによるタイムラプス映像にも産卵シーンは写っていませんでした。
まだ時期が少し早いのでしょうか?
日当たりの良い岸辺付近に沈んでいたスギの枯れた落葉にトウホクサンショウウオの卵嚢が少量だけ産み付けられていました。
トウホクサンショウウオ成体の姿は見当たりません。
産卵後はさっさと上陸してしまうのでしょうか?
それとも、水中の落ち葉の下に潜り込んで隠れているのかな?
水中からスギの落ち葉を一時的に持ち上げてみると、サンショウウオの卵嚢が8対?絡みついていました。
卵鞘の表面に細かい皺があるのがトウホクサンショウウオの特徴なのだそうです。
産卵から間もないようで、胚発生はまだほとんど進んでいません。
産卵の最盛期はまだなのでしょうか。
つづく→
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