2024年6月上旬・午前7:30・晴れ
ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が通う溜め糞場ltrがある山道を自動センサーカメラで見張っていると、ある朝にヤマドリ♂(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)がいきなりドラミングを披露していました。
林道の中央を通って左から来たと思われる♂個体が、溜め糞ltrの手前で立ち止まると、鳩胸のように羽毛を膨らませ、大きく広げた翼をその場で激しく羽ばたいて、ドドドド♪と勇ましい音を立てました。
キジ♂の母衣 打ちとは異なり、ドラミングしながら鳴くことはありませんでした。
林道を右へゆっくり歩き始めたものの、立ち止まって小声でクゥー♪と鳴きました。(@0:33〜)
再び翼を大きく広げましたが、今度は羽ばたきませんでした。
おそらく何者かと対峙していて、威嚇のために体を大きく見せているのでしょう。
おそらくライバルのヤマドリ♂と縄張り争いをしているのではないかと想像したのですが、もしかすると相手は野生動物かもしれません。
最後にヤマドリは右へ立ち去りました。
この間、少し遠くでカケスやカラスがずっと鳴いているようです。
やはり、何か野生動物が朝から山道を登ってきていて、それに気づいた野鳥が一斉に警戒しているのかもしれません。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:04〜)
警戒心の強いヤマドリのドラミング行動は初見で、とても嬉しい収穫でした。
私がこの山道を右から登ってきて、左へ更に進んでいくと、毎回のようにヤマドリ♂のドラミングを聞きますが、すぐに逃げてしまうので姿を目撃したことはほとんどありません。
今回ヤマドリ♂が対峙した相手の正体が監視カメラに写らなかったのが心残りです。
トレイルカメラもちょっとは気を利かせて右を向いてくれよ!と無茶な要求をしたくなります。
(ヤマドリは)鳴くことはまれだが、繁殖期になると雄は翼を激しく羽ばたかせ、非常に大きな音を出す(ドラミング、母衣〈ほろ〉打ち)ことで縄張りを宣言するとともに、雌の気を引く[12]。また、ドラミング(ほろ打ち)の多くは近づくものに対する威嚇であるともされる[4]。(wikipediaより引用)
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
※ 鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。
つづく→
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