2024年4月上旬〜中旬
シーン0:4/3・午後15:23・くもり(@0:00〜)
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。
雑木林に覆われた里山の斜面でニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。
画面の中央付近に古い糞塊が残されています。
基本的に画面の奥から手前に向かって斜面が登っていますが、溜め糞場sr2付近は、ほぼ平坦になっています。
画面の右端および奥の林床に残雪がわずかに見えます。
シーン1:4/6・午前5:33・(@0:03〜)日の出時刻は午前5:14。
早朝に右奥の獣道から単独で来たカモシカの成獣が、アカマツ(右)とスギ(左)の間で溜め糞場sr2の匂いを嗅いでから立ち止まると、腰を少し落として膀胱に溜まった小便を長々と排泄しました。
音量を上げても、小便の音は聞き取れませんでした。
排尿姿勢を真横からしっかり撮れたおかげで、性別が♂と判明しました。
カモシカの♀は、もっと深くしゃがんで排尿するらしい。
【参考】平田貞雄『ニホンカモシカ・ミミの一生』p80写真
用を足したカモシカ♂は、左奥に行くと立ち止まって高いスギ枝葉の匂いを嗅ぎました。
顔を擦りつけて眼下腺マーキングするかどうか見届けたかったのですが、録画が1分間で打ち切られました。
後ろ姿の股間に睾丸は見えませんでした。
実はスギ立木の左下にも、カモシカの糞塊が複数あります。
ニホンカモシカ♂の排尿シーンを1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:03〜)
お尻付近をよく見ても、排尿しながらついでに糞粒を肛門からポロポロと排泄することはなかったようです。
後日に現場検証しても、その地点に新鮮な糞粒は残されていませんでした。
関連記事(1年前に別の地点で撮影)▶ 溜め糞場で排尿するニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】
シーン2:4/11・午後16:46・(@1:51〜)日の入り時刻は午後18:14。
5日後の夕方に、カモシカが奥から手前へと獣道を登って来ました。
今回は溜め糞場sr2を素通りしています。
落枝をまたぎ、手前の斜面を登って監視カメラの死角に消えました。
前後半で同一個体のカモシカ♂かどうか、個体識別できていません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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