2021年6月中旬・午後17:00頃・くもり
街なかの電線に止まっていたコムクドリ♂(Sturnus philippensis)にズームインしてみると、計4匹のイモムシ(幼虫)を嘴に咥えていました。
巣で待つ雛に給餌するため運んでいる途中なのでしょう。
下から見上げている私をあからさまに警戒してコムクドリ♂は鳴き騒いでいます。
餌を運搬中は嘴を動かせないので、リップシンクロを確認できません。
ジー、ヂュッ♪と聞き覚えのある警戒声を繰り返しているので、この個体♂の鳴き声で間違いないでしょう。
※ コムクドリ♂の鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
実は6日前にも同じ道の電線でムクドリ♀を観察しています。
関連記事(6日前の撮影)▶ 電線で警戒声♪を発し羽繕いするコムクドリ♀(野鳥)地図上で前回と今回の撮影地点間の距離を求めると丁度100mしか離れていませんでした。
おそらく今回の♂と番 関係にあり、どこか近くに営巣木があるのでしょう。
コムクドリ♂は電線から電線へあちこち飛び移るだけで、一向に帰巣してくれません。
巣の位置をヒトに知られたくない親鳥は、私が見ている限り帰巣しないでしょう。
関連記事(6日前に全く別の場所で撮影)▶ 獲物のゴキブリを巣に運ぶコムクドリ♂(野鳥)初めは1本の細長い枯れ草も獲物と一緒に咥えていて、それが風になびいていました。
もし枯れ草だけを運んでいたら巣材だろうと判断できますが、幼虫を素早く狩るときにたまたま枯れ草も一緒に咥えてしまったようです。
しばらくすると電線に嘴を軽く擦り付けて、邪魔な枯れ草だけを払い落としたので、コムクドリ♂の器用さに少し驚きました。(@0:47)
警戒心の強いコムクドリ♂は私が少し離れても帰巣してくれず、今回も結局、営巣地を突き止められませんでした。
育雛中の親鳥に無用なストレスを与えられないので、私は撮影を断念して立ち去りました。
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