2020年5月中旬・午後13:50頃・くもり
民家の家庭菜園の片隅に咲いたアブラナ科の野菜(クキタチ?)の周囲をモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が探雌飛翔していました。
一方、♀aらしき個体が翅をしっかり閉じたまま葉裏にしがみついた静止しています。
♂がその背後で激しくホバリングしても、♀aは全く無反応でした。
もし交尾済みの♀ならば、♂に迫られたときに広げた翅を深く下げながら腹端を高く持ち上げて交尾拒否の意思表示をするはずです。
この♀は交尾拒否行動もしないで、ただじっとしていました。
なんとなく羽化直後の♀個体ではないか?と思うものの、定かではありません。
撮影中は気づかなかったのですけど、実はその奥(画面の上)の葉裏にも別個体♀bが潜んでいました。
この♀bは♂に対して交尾拒否行動を示したようですが、肝心の腹部の状態が手前の茎に隠れてカメラにはしっかり写っていません。
途中から飛んで逃げて行きました。
モンシロチョウ♂が繰り返し舞い戻ってきて、♀aにしつこく求愛しています。
遂に我慢しきれずに♀aが飛び立つと、追いかけてくる♂と乱舞になりました。(求愛飛翔)
♀aはすぐに近くのクキタチ?葉陰に隠れてしまい、見失った♂が必死で辺りを探索しています。
♀aの不可解な行動がなんとも解釈に困る動画でした。
自然界は常に教科書通りになるとは限りません。
ツンデレな♀個体なのでしょうか?
寝ていたにしては、時刻が午後です。
もしかすると、♀aは食草の葉裏に産卵中だったのかな?
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