2018年9月下旬
川沿いにある民家の庭の花壇でイチモンジセセリ(Parnara guttata)らしき蝶が菊の葉に止まっていました。
いつものように翅は半開き状態です。
ゼンマイ状の口吻をクルクルと曲げ伸ばす謎の行動を何度も繰り返しているのが目を引きました。
葉の表面を舐めている訳ではありません。
先程までタンポポの花で吸蜜していたのと同一個体ではないかと思います。
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セイヨウタンポポの花蜜を吸うイチモンジセセリ
擬人化すると、吸蜜後の余韻を味わいながら「舌舐めずり」をしているのでしょうか?
蝶が羽化直後以外でこのように口吻を伸縮させるのを見るのは初めてかもしれません。
羽化直後の蝶や蛾(鱗翅目)は、左右に別れた口吻のパーツをクルクルと曲げ伸ばしながらジッパーのように閉じて1本のストローにします。
このジッパーの噛み合わせの具合が悪くなって改めて整えていたのだとすると、身繕いの一種と言えそうです。
最後に飛び立つと、近くに咲いていた野菊の花で吸蜜を始めました。(映像なし)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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