2019年8月下旬・午後14:20頃・くもり
道端に咲いたミゾソバの群落でハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ)(Euaspis basalis)が忙しなく訪花していました。
口吻を差し込んで吸蜜していました。
この組み合わせは初見です。
本種の性別の見分け方を私は知りません。
オオハキリバチの巣に寄生する労働寄生種なので♀も腹部下面のスコパが退化しており、スコパの有無で性別判定できないのです。
同一個体をひたすら追いかけて撮影していると、ちょっと面白い事件がありました。
ミゾソバの群落に混じって生えていたツユクサの蕾に一度だけ止まり吸蜜を試みました。(@1:29)
しかしツユクサには蜜腺がありませんし、労働寄生種のハラアカヤドリハキリバチは♀も花粉を集めませんから、ツユクサの花(および蕾)に用はありません。
その後はちゃんと学習して、ミゾソバでの吸蜜に専念しています。
忙しない訪花シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:18〜)
スローモーションで見ると、風揺れや手ブレも気にならなくなります。
すぐ隣の花に移動するときは、わざわざ飛ばずに省エネのために渡り歩くようです。
最後のシーンで、飛来したハナバチと正面からニアミスし、ハナバチは逃げるように慌てて飛び去りました。
寄主のオオハキリバチではないものの、スコパが一瞬見えた気がしたのでハキリバチの一種♀だと思います。
つづく→ハラアカヤドリハキリバチがミゾソバの花で身繕い
ハラアカヤドリハキリバチ@ミゾソバ訪花吸蜜 |
ハラアカヤドリハキリバチ@ミゾソバ訪花吸蜜 |
ハラアカヤドリハキリバチ@ミゾソバ訪花吸蜜 |
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