2024年4月下旬・午後15:20頃・くもり
郊外の農村部で田起こし(耕耘)したばかりの刈田でキジバト(Streptopelia orientalis)の群れが採食していたようです。
それを知らずに私が横の農道を歩いたら、キジバトの群れが一斉に飛び去りました。
最近、農地の一部を潰してメガソーラー(太陽光発電所)に転用しているのですが、逃げたキジバトは刈田に隣接するソーラーパネルに止まって、私が立ち去るのを待っています。
(映像はここから。)
刈田から避難した2羽のキジバトがソーラーパネルの縁に止まっているのを見つけました。
その後ろ姿を撮り始めたら、右の個体ががすぐに奥へ飛び去ってしまいました。
居残った個体は振り返って、辺りを警戒しています。
しばらくすると、ソーラーパネル上を左へ少し歩いてから、左へ飛び去りました。
もしもソーラーパネルが鳥の糞で汚れてしまったら、掃除しないと発電効率が落ちてしまうはずです。
メガソーラーの敷地の手前に設置した格子状の金網フェンスの上にも別個体のキジバトが止まっていて、羽繕いを始めました。
今回のは別に面白くもない動画ですが、ソーラーパネルに覆われた広大な敷地(草地)を野鳥や野生動物はどう利用するか、という点に私は興味があります。
しかし、新しい環境に馴れてくれるまで、しばらく時間がかかりそうです。
立入禁止の敷地内は、意外に野生動物の天国かもしれません。
メガソーラーの敷地内にトレイルカメラ(無人カメラ)を設置したら、何か新しい発見がありそうです。
ソーラーパネルを保守するために、敷地内を定期的に除草する必要があるのですが、ヤギを放牧して雑草を食べてもらおうという試みも全国各地で行われています。
今回のキジバトの行動は、太陽光発電所を避難場所にしていたことになります。
ほとぼりが冷めたら、また田んぼに戻ってきて採食を再開するのでしょう。
これまでも、農地で採食(食害)していたキジバトの群れに誰かヒトが近づくと警戒して周囲の林などに一時避難する様子を何度も見てきたのですが、その避難行動と何ら変わりません。
どこかで(メガソーラーの敷地内?)キジ♂が鳴く声も聞こえたのですが、姿を見つけられませんでした。
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