2020年9月下旬・午前11:30頃・晴れ
里山の林道脇に材木(縦半分に切られた丸太)が放置されていて、そこに蜂のような昆虫が飛来し、周囲を飛び回り始めました。
てっきり借坑性の蜂が営巣地を探索中(穴があったら入りたい)なのかと思いきや、材木に止まった姿をよく見ると、マツムラハラブトハナアブ♀(Mallota rubripes)でした。
おそらくオオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)をモデルとした見事なベイツ型擬態です。
多少は虫を知ってるつもりの私もすっかり騙されました。
オオマルハナバチと本当に激似です。
マツムラハラブトハナアブ♀は、木のベンチの上で化粧を始めました。
左右の複眼が接していないことから♀と判明。
後脚同士を擦り合わせたり、腹背を掻いたり、翅を脚で擦ったりしています。
更に、前脚同士を擦り合わせたり、前脚で顔を拭ったりしています。
身繕いを念入りに済ませるとベンチから飛び去りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
実はこの直前に私はベンチに腰掛けて休み、おやつに持参したリンゴの皮を剥いて食べようとしていたところでした。
マツムラハラブトハナアブ♀は食べかけのリンゴに興味を示しませんでした。
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