ウソ♀が桜の花芽を採食【冬の野鳥】
2013年3月中旬
堤防の桜並木で1羽のウソ♀(Pyrrhula pyrrhula)が長時間、ソメイヨシノの花芽を啄んでいました。
風で枝が激しく揺れても気にせず、次から次へと採食を続けます。
春はもうすぐです。
【追記】
「桜の蕾を食い荒らす害鳥」扱いされるウソの汚名をすすぐために、採食行動を観察し、桜の枝についた蕾を愚直に数え尽くした偉大なナチュラリストがいらっしゃいます。
調査の結果、ウソが食べる数は、サクラのつぼみの1割だけと判明したそうです。 (谷本雄治『コウモリたちのひっこし大計画 (地球ふしぎはっけんシリーズ)』p25より)
【追記2】
藤岡正博、中村和雄『鳥害の防ぎ方』を読んで初めて知ったのですが、わが国で使用できる忌避剤の一覧表の中に「サクラの花芽へのウソによる食害を防ぐベフラン塗布剤3」が掲載されていました。 (p167より)
それほど食害が深刻なのでしょうか。
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