2023/10/06

早春の笹薮で夜に餌を探し回る冬毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年3月上旬および下旬

シーン1:3/3・午後12:25・(@0:00〜) 
残雪に覆われた河畔林を探索していると、笹藪の横にニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)の丸い糞粒が多数転がっていました。 
どうやら常緑のササ(種名不詳)およびツルマサキの葉を食べ漁りながら雪面に排便したようです。 
細い朽木が雪原に倒れた結果、それに巻き付いていた常緑の蔓植物(ツルマサキ)も共倒れになり、雪面にツルマサキの赤い実や緑の葉が散乱しています。 
ノウサギはこれが気に入って食べに来ていたのでしょう。(食痕?) 

ニホンノウサギが夜な夜な同じ場所に通って食事をするのなら、トレイルカメラを設置して撮影してみたいものです。 
まさかノウサギも決まった場所に溜め糞するのでしょうか?
実はこの直後にすぐ近くでタヌキの溜め糞場rpを見つけました。 




そこで予定を変更して、トレイルカメラで溜め糞場rpと横の笹薮を同時に監視することにしました。 
ノウサギの採食行動を撮るにはカメラのアングルをもう少し左に向けたいのですけど、少ない台数のトレイルカメラでなんとかやりくり(妥協)するしかありません。 


シーン2:3/24・午後22:45・気温5℃(@0:58〜) 
ちょうど3週間後の深夜にようやくニホンノウサギの姿が写りました。 
林床の残雪が完全に溶けた早春でも純白の冬毛のままで、逆に目立ちます。 

林床の匂いを嗅ぎながら、ゆっくり慎重に1歩ずつ移動しています。 
カメラに尻を向けたときもあったのですが、脱糞したかどうか不明です。 
タヌキの溜め糞場rpには興味を示さず、立ち寄ることもありませんでした。 



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