前回の記事:▶ 河畔林の獣道を歩く夜行性ハクビシン?【暗視映像:トレイルカメラ】2022年5月下旬〜6月上旬
川沿いの獣道を見下ろすようにトレイルカメラ(無人センサーカメラ)を新たに設置して監視してみました。
カメラのすぐ背後を川が左から右へ流れています。
画面の下から上に向かって緩やかに登る斜面になっています。
雑草に覆われて分かりにくいのですが、その緩斜面はコンクリート・ブロックで護岸されています。
その護岸を登るとニセアカシアの河畔林があり、これまで何ヶ月もトレイルカメラで調べてきたタヌキの溜め糞場rvがあります。
つまり、今までとは真逆のアングルから狙ってみました。
すると早速、新しい発見がありました。
シーン1:5/27・午後23:31
ハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)が獣道で立ち止まって地面の匂いを嗅いでいます。
手前の死角ギリギリのところを別個体が追い越して行きました。
初めの個体も慌てたように走って追いかけます。
2頭は左へ(川沿いを上流へ)走り去りました。
短い動画なので、1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
スローシーンだけ自動色調補正を施して明るく加工しました。
シーン2:6/1・午前2:46
5日後に再びハクビシンが群れで登場しました。
初めは2頭が画面の左端にいました。
その後ろから別個体が走って追いかけてきました。
3頭が相次いで左に(川沿いを上流へ)走り去りました。
この3頭のハクビシンは親子や兄弟・姉妹などの家族群と思われます。
素人目には体格に個体差は認められませんでした。
カメラの画角内で立ち止まってくれないと、トレイルカメラの起動が間に合いません。
同じ獣道を逆方向に戻って来るハクビシンが一度も撮れていないのも、それが理由でしょう。
(川を渡って対岸を帰る可能性も考えられます。)
カメラに写っていないだけで、本当はもっと多くて4頭以上いるかもしれません。
この流域でハクビシンが繁殖していることが確定しました。
ハクビシンは基本的にタヌキの溜め糞場に興味を示さず、横を通り過ぎるだけです。
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