2024年8月下旬
シーン0:8/23・午後12:45・くもり(@0:00〜)
里山の混交林でニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を無人センサーカメラで見張っています。
画面の左下から右上へと山の斜面を登る途中で、平坦になった区間に溜め糞場sr2があります。
新たな試みとして、最近ミズナラの幹に岩塩プレートを設置してみました。
野生動物が舐めに来る塩場になるでしょうか?
シーン1:8/28・午後16:56(@0:03〜)
夕方にニホンイノシシ♀(Sus scrofa leucomystax)がミズナラの木の下に来ていました。
岩塩から垂れた塩水で濡れている根元の匂いを嗅いで警戒したのか、左に迂回しながら奥の茂みへと向かいました。
このとき重低音でブー♪と鳴きました。
その後もブーと鳴く声♪がときどき聞こえます。
母親♀の後からウリ坊(縦縞模様の幼獣)が5頭ついて歩きます。
迂回した母親♀とは違って、後続のイノシシ幼獣の多くはショートカットしてカモシカの溜め糞場sr2を横切りました。
イノシシの目線より上にある岩塩プレートの存在には誰も気づかなかったようです。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
※ イノシシの鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。
【考察】
重低音のブーブーという鳴き声は、おそらく母親♀が発しているコンタクトコールと思われます。
後続の幼獣たちが迷子にならないように、自分の位置を知らせているのでしょう。
擬人化(翻訳)すると、「ここにいるよ、ついておいで」と呼びかけているのでしょう。
まだ幼いウリ坊の鳴き声は、もう少し高音になりそうです。
つまり、イノシシの母子が「鳴き交わしている」と表現すると正しくないでしょう。
この点について、ChatGPTとブレインストーミングしました。
つづく→
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