2024年8月下旬
シーン1:8/23・午前11:40・晴れ・気温33℃(@0:00〜)
昼前に二次林の営巣地(セット)で2頭のニホンアナグマ(Meles anakuma)が取っ組み合いをして遊んでいます。
その2頭とは、毛皮が焦げ茶色の母親♀とクリーム色の当歳仔の幼獣でした。
離乳してだいぶ経つので、母親♀の乳房は小さくなり、見えにくくなっています。
楽しそうな騒ぎを聞きつけて、別個体の幼獣bが巣穴Lから外に出てきました。
格闘遊びの流れで幼獣aは巣穴Rに潜り込みました。
幼獣bも母親♀を遊びに誘い、一緒に左へ走り去りました。
シーン2:8/23・午前11:40・晴れ・気温32℃(@1:00〜)
別アングルの監視カメラでも撮れていました。
一緒に遊んでいた幼獣が巣穴Lに籠城したので、母親♀が巣口Rに戻ると、別個体の幼獣が突っかかってきました。
独り取り残された幼獣は、つまらなそうに巣口Lを前脚の爪で引っ掻いています。
シーン3:8/23・午前11:41・晴れ・気温34℃(@2:00〜)
母親♀に幼獣がはしゃいで飛びかかりました。
これは遊びに誘うための挑発です。
誘いに乗って母親♀が右に駆け出すと、幼獣が追いかけ、今度は追いかけっこ遊びが勃発しました。
別個体の幼獣が巣穴Lから顔を出しましたが、塹壕のように奥に引っ込みました。
しばらくすると、母子がくんずほぐれつの格闘遊びを繰り広げながらセットに戻ってきました。
走り回ってから、株立ちミズキを挟んで母子が対峙。
木登り遊びにもなっています。
シーン4:8/23・午前11:42・晴れ(@3:00〜)
母子のレスリングごっこが未だ続いています。
途中で短い鳴き声が聞こえました。
別個体の幼獣が参戦したそうに巣穴Lから外にノコノコ出てきました。
合流して三つ巴の格闘遊びが始まるかと思いきや、巣穴Lから来た幼獣はおとなしく巣穴Rに入ってしまいました。
最後にまた巣穴Rから外に出てきたところで、録画が終わりました。
【考察】
アナグマはとても子煩悩で、母親♀が子供と一緒によく遊んでやります。
前回、母子で格闘遊びをしたのは夜でしたが、今回は明るい昼間に開催されました。
関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ ニホンアナグマ幼獣同士の格闘遊びに母親♀も参戦【トレイルカメラ:暗視映像】
ところで、このアナグマ家族には幼獣がもう1頭いるはずなのに、一体どこに居るのでしょう?
幼獣は2頭しか姿が見えず、1頭が行方不明です。
無事だとよいのですけど、巣穴の奥で寝ているのかな?
これから幼獣は1匹ずつ子別れ・独立するのでしょうか。
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
つづく→
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