2024年8月中旬
シーン0:8/10・午後12:46・くもり(@0:00〜)
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。
里山でスギと雑木の針広混交林にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2をトレイルカメラで見張っています。
新たな試みとして、ミズナラの幹にピンク色のヒマラヤ岩塩プレートを設置してあります。
果たして、野生動物が舐めに通う塩場になるでしょうか?
ニホンリス(Sciurus lis)の登場シーンを以下にまとめました。
シーン1:8/11・午前9:57(@0:04〜)
リスがミズナラの根元から幹を登って岩塩プレートに興味を示したものの、舐めたかどうか不明です。
監視カメラを意識して警戒しているのか、それともたまたまなのか分かりませんが、ニホンリスは幹の裏面を素早く登り下りすることが多いようです。
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:31〜)
シーン2:8/12・午前6:50(@0:42〜)
翌日の朝、ニホンリスがミズナラの幹を登り、隣のスギに移動すると幹を下りました。
林床に着くと獣道を左にピョンピョン跳ぶように走り去りました。
しばらく後に奥の樹冠に現れたのが、別個体のリスなのか野鳥なのか不明です。
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:25〜)
シーン3:8/12・午前10:30(@0:42〜)
3時間40分後にリスが再登場。
ミズナラ幹の裏側から幹の右側に出てくると、ゆっくり木登りしました。
しばらくすると、スギの幹を降りて林床に飛び降りたようです。
シーン4:8/20・午前5:58(@2:45〜)日の出時刻は午前4:56。
8日後の早朝にリスが久しぶりに来てくれました。
ミズナラの幹の裏面に止まっていて、フサフサした尻尾だけが見えます。
岩塩プレートを舐めているのかもしれませんが、しっかりと口元が見えず残念…。
岩塩を固定した2本のベルトに沿ってミズナラ幹の右側に移動すると、ベルトの匂いを嗅いでいます。
シーン5:8/20・午前6:02(@3:37〜)
ニホンリスはミズナラ幹に下向きにしがみ付き、依然としてベルトに興味津々でその匂いを嗅ぎ回っています。
幹に下向きでしがみついてたリスがくるっと上向きになったところで1分間の録画終了。
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@4:37〜)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
岩塩プレートを設置して以来、明らかにリスの登場頻度が増えました。
ニホンリスは昼行性なので、夜には決して現れません。
岩塩プレートそのものよりも、それを固定したベルトにリスが興味を示すとは意外でした。
もしかすると、ベルトと幹の間の隙間に隠れている虫を探して捕食しているのかもしれません。
あるいは、岩塩から溶け出した塩分がベルトに染み込んでいて、舐めると塩っぱいのかもしれません。
だとすれば、ベルトに沿って岩塩を中心に塩味が濃度勾配になっているはずです。
丁度よい塩梅の位置でベルトを舐めているのだとしたら面白いですね。
ベルト(ストラップ)をリスが舐めるだけなら構わないのですが、鋭い門歯で噛み切られると困ります。
もしもクルミやドングリの堅果やヒマワリの種子をベルトに挟み込んでやれば、リスが見つけて持ち去ってくれるかな?
つづく→
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