2024年6月上旬〜中旬
シーン1:6/6・午前9:31・晴れ・気温19℃(@0:00〜)
平地の二次林で落葉樹の葉が生い茂り、林冠がほとんど隙間なく閉ざされました。
晴れた昼間でも林内は薄暗く、木漏れ日が美しいです。
旧営巣地(セット)にニホンアナグマ(Meles anakuma)が現れ、巣口Lで佇みながら、ヒメアオキ群落の奥を凝視しています。
巣穴Lに逃げ込みかけたものの、立ち止まって警戒しています。
ようやく警戒を解くと左へ移動しました。
シーン2:6/6・午前9:31・晴れ・気温19℃(@0:27〜)
続きが別アングルの監視カメラに録画されていました。
アナグマはもう一つの巣穴Rに迷いなく潜り込むと、籠城を決め込みました。
その後で巣穴Rから外に出てくるシーンはなぜか撮れていません。
シーン3:6/8・午後16:02・晴れ・気温26℃(@0:34〜)
2日後の午後に、アナグマが巣口Rに来ていました。
巣穴Rに一旦潜り込んでから、しばらくすると巣口Rから顔を出して周囲を警戒しています。
その後で巣穴Rから外に出てくるシーンはなぜか撮れていません。
シーン4:6/11・午前10:55・晴れ・気温25℃(@1:06〜)
3日後の昼前に、アナグマが巣口Rから身を乗り出して、左上奥の林内を油断なく見つめています。
シーン5:6/11・午前10:57・晴れ・気温27℃(@2:06〜)
つづきです。
相変わらずアナグマが巣口Rに身を伏せて、奥の林内を凝視しています。
侵入者が接近する物音などは何も聞こえませんが、アナグマは侵入者に向かって突進して追い払うべきか、何度も逡巡している様子が見て取れます。
シーン6:6/11・午前10:59・晴れ・気温28℃(@3:06〜)
更につづきです。
アナグマは身震いしてから巣穴Rに入るかと思いきや、腹這いになって見張りを続けています。
巣穴Rに籠城しようか、何度も迷っていますが、なんとか巣外に留まりました。
撮れた映像はここまでです。
この後何があったのか、顛末が気になります。
【考察】
近所のアナグマが旧営巣に本格的に引っ越してきた訳ではないのですが、立ち寄った際にたまたま何か危険が迫ると、勝手知ったる巣穴を一時的な避難所として利用しているようです。
アナグマがこれほど怖がっている相手は一体何だったのでしょう?
記録されていた警戒行動は、いずれも明るい昼間だけでした。
つまり、警戒対象の侵入者は昼行性と思われます。
最近この二次林によく出没するニホンカモシカが旧営巣地(セット)の近くで採食していたのではないかと想像しているのですけど、映像に写らないことには何とも言えません。
平地にカモシカが現れるのは珍しいので、ここに住むアナグマにとっては馴染みがない相手(謎の巨大な怪物!)です。
つづく→
0 件のコメント:
コメントを投稿