2024年6月上旬・午後13:25頃・くもり
山林の湿地帯にある泥水溜りが野生動物や野鳥の通う水場になっているので、トレイルカメラで監視しています。
浅い水溜りの中で、多数の黒いオタマジャクシが蠢いていました。
アズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)の幼生でしょう。
水溜りが干上がりかけていてオタマジャクシには絶体絶命のピンチのように見えます。
しかし、これから梅雨の時期ですし、山からの湧き水が出る地形らしくて、浅い水溜りながらも年間を通して干上がることはありません。
水場に来る捕食者にしてみれば獲物を食べ放題のはずですけど、ヒキガエルの幼生はブフォトキシンという強力な毒で身を守っているのだそうです。
しかし意外なことに(定説に反して)、一部の鳥は平気で捕食しています。
それらの(例外的な)鳥はブフォトキシンに対して耐性があるのか、それともヒキガエル幼生の毒が実はそれほど強くないのでしょうか?
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