スギ防風林に点々と残されたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcにときどき通って定点観察しています。
この日は新鮮な糞塊が残されていました。
果実(液果)の種子が未消化のまま糞内容物に含まれているのは、いつもと同じです。
果実を食べるタヌキは、糞と一緒に種子を遠くに散布することになります。
今回撮れた写真を見直すと、タヌキが捕食した昆虫の翅が未消化のまま大量に糞に含まれていました。
真面目に糞分析をする余力はありませんでしたが、素人目にはコオロギ類(またはゴキブリ類やカマドウマ類?)の硬いクチクラのように見えます。
あるいはもしかすると、翅が茶色に見えるのは大便に混じっているからで、水で洗い流せば本来の色に戻るのかもしれません。
タヌキのこんな糞を私はこれまで見たことがありませんでした。
季節の移り変わりに伴ってタヌキの食性(メニュー)が劇的に変化したことが伺えます。
溜め糞場を共有する複数のタヌキが互いの糞の匂いを嗅ぐことで、生息域に旬の食べ物が新たに出現したことを知り、餌資源の情報を共有していると考えられています。(ほんまかいな?)
【アフィリエイト】
0 件のコメント:
コメントを投稿