前回の記事:▶ 風倒木の根元に見つけた野生動物の巣穴
2023年9月中旬・午後15:00頃
シーン0:9/7・午後15:00・晴れ(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
スギ防風林で風倒木の根元に掘られた謎の巣穴をトレイルカメラで見下ろすように監視しています。
巣口を取り囲むように、根元が雪圧で強く湾曲した落葉灌木(樹種はマルバゴマギ?)が生えています。
シーン1:9/7・午後14:57(@0:03〜)
1頭のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が画面の下から登場しました。
曲がりくねって伸びるマルバゴマギ灌木の匂いを嗅ぎ回り、根元に排尿マーキングしました。
左後脚を上げながら小便したので、タヌキの性別は♂と判明。
その後も巣口で落ち葉の匂いを嗅いだりして、なかなか立ち去ろうとしません。
シーン2:9/7・午後14:58(@1:04〜)
続けてトレイルカメラが起動したときには、さっきの個体aは画面の左端に移動して佇んでいました。
そこへ右から別個体bがやって来ました。(@1:14〜)
すると先行個体aが後続個体bに襲いかかり、一緒に走り去りました。
唸り声や吠える声♪などは聞き取れず、本気の縄張り争いというよりも、家族間(幼獣の兄弟姉妹?)での追いかけっこ遊び(鬼ごっこ)のように見えました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
本命のタヌキがようやくトレイルカメラに写りました。
謎の巣穴から外に出てきた直後なのか、それとも通りかかっただけなのですかね?
なんとなく後者のような気がしているのですけど、巣穴の主の正体はまだはっきり分かりません。
現場は風倒木や灌木が藪のように入り組んで生い茂っているためにトレイルカメラが非常に設置しにくく、巣穴を上から見下ろす今回の撮影アングルでは画角が非常に狭いのが問題です。
野生動物が画角内を素早く横切ったり巣穴に出入りしたりすると、監視カメラのセンサーが起動したときには間に合わずに何も写っていないということが多いようです。
センサーの感度を上げると、風揺れで誤作動が頻発します。
起動スピードが速い新機種のトレイルカメラに交換すべきかもしれません。
もっと引きの絵で(離れた位置から)巣穴を監視したいのですけど、藪の中にある巣穴なので、どうしても無理です。
かと言って、撮影アングルを確保するために巣穴周辺の藪を勝手に伐採したりすると、「営巣地の安全が脅かされた!」と怯えた巣穴の主が逃去してしまうことが予想されます。
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