2023年9月中旬・午後15:20頃・晴れ
広大な田園地帯にぽつんと建っている巨大な携帯電話基地局(電波塔)にノスリ(Buteo japonicus)が2羽止まっていました。
ここはノスリのお気に入りの止まり場になっています。
関連記事(同所で1年前および1ヶ月前の撮影):▶
電波塔最上部の円形ステージに取り付けられた手すりに仲良く並んでいます。
2羽が寄り添うように並ぶのではなく、同時に翼を広げてもぶつからない程度には離れていました。
遠近法で奥の個体が小さく見えるはずなのに逆ですから、明らかにこの2羽には体格差があります。
図体の大きな右の個体が♀で、小さい左の個体が♂なのでしょう(♂L<♀R)。
親子の可能性とか考え出すとややこしいので、とりあえず♀♂番 としておきます。
(ノスリが子別れする時期はいつ?)
雲がほとんどない青空を背景にして、ノスリの勇姿が西日を浴びてよく撮れています。
吹きさらしの高所では羽毛が風で逆立ち、なびいています。
眼下に広がる田園地帯を眼光鋭くキョロキョロと見回して、 獲物を探しているようです。
ときどき右の♀が右足の鋭い鉤爪で痒い頭部をポリポリと掻きました。
獲物を捕らえるために発達した凶器の鋭い鉤爪を使って、自分を傷つけないように繊細な動きもできるのですね。
ノスリ♀の頭部の羽毛がまるで冠羽のように逆立ってボサボサになりました。
近くでカラスの鳴き声がします。
カラスが飛来したものの、なぜか猛禽の♀♂ペアに対してモビング(嫌がらせ)をしないで通り過ぎました。
私が長々とカメラを向けていても、少しずつ電波塔に近づいて撮っても、ノスリ♀♂が飛び立つ気配が全くありません。
三脚を持ってこなかった私は、強風下でカメラを長時間構える腕が疲れてしまい、撮影を打ち切りました。
※ 動画の素材を撮影順から入れ替えました。
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