カブラヤガ(蛾)の飼育記録#4
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腹部を回して暴れるカブラヤガ♀(蛾)の蛹
2019年12月下旬・室温21.0℃、湿度33%
蛹から無事にカブラヤガ♀(Agrotis segetum)成虫が羽化したのですが、残念ながらその様子を動画に記録することは出来ませんでした。
触角の形状が櫛歯状ではなく単純なので、♀のようです。
太い腹部に卵が詰まっているのでしょう。
羽化後の初飛行ではありませんが、羽化2日後に飛翔シーンを赤外線の暗視カメラで撮ってみました。
カブラヤガ成虫は夜行性のようで、暗くなると活発になります。
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閉じ込めておいた飼育容器の蓋を開けて、カブラヤガ♀を起こします。
触角を翅の下にたくしこんで寝ていた蛾に軽く触れるとすぐに覚醒し、触角を前方に出しました。
更にしつこく触れて刺激すると、翅を小刻みに震わせ始めました。
これは飛翔前の準備運動で、飛翔筋の運動で発熱し体温を上げているのです。
その間、カブラヤガ♀は前脚で触角を拭っていました。
急に大きく羽ばたきながら飛び立つと、暗闇の室内を元気に飛び回りました。
壁にぶつかると羽ばたきながら壁をよじ登ります。
カブラヤガ♀(蛾)翅裏@割箸+羽化直後 |
カブラヤガ♀(蛾)翅表@割箸+羽化直後 |
カブラヤガ♀(蛾)羽化殻@飼育容器 |
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