2020/06/06

ノスリの巣を微速度撮影で監視してみる【10倍速映像】(野鳥)




ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#19



▼前回の記事
巣の近くで聞いたノスリ親鳥の鳴き声♪:午前中(野鳥)

2019年6月上旬・午前9:04〜午後13:45・晴れ

ノスリButeo japonicus)の営巣木付近を狙って微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
この方法は長時間の監視ができるので、親鳥が雛に給餌するため巣に出入りする時間間隔が分かるかと期待したのです。
また、在巣の個体が警戒してじっとしていても、体をわずかに動かすだけで早回し映像では目立つはずです。
送電塔に営巣したカラスの巣では上手く行った撮影法ですけど、今回は巣の周囲に枝葉が生い茂り、ほとんど見えません。
親鳥が飛んで巣に出入りする様子は10倍速で見ると一瞬過ぎて、見落としてしまいそうになります。

猛禽類の営巣観察1年目の初心者が難しい条件のフィールドで必死に撮ったので、個人的にはかなり思い入れが強い映像です。
しかし第三者が見ると「ほとんど何も写っていなくて、何のことやらさっぱり分からない」でしょう。
10倍速の早回し映像を等倍速に戻したり注目ポイントを矢印で示したり、丹念に編集しようかとも思ったのですが、時間が経って冷静に見直すと、わざわざ手間暇をかけるまでもなさそうです。
風で揺れる木の葉の僅かな隙間を凝視していると、鳥の姿ではなく幻影を見ているような気になってきます。
それでも観察記録に残しておかないと自分でも忘れてしまいますから、動画はブログ限定で公開することにします。
窮屈なブラインド内で私が足を伸ばしたらうっかり三脚を蹴飛ばしてしまい、画角が途中で変わってしまうアクシデントがありました。

フィールドノートを清書するのも面倒なので、以下にほぼそのまま載せます。
左欄の時間は時刻ではなくて、動画の再生時間なので分かりにくくなっています。


シーン1:午前9:04〜9:52

やや引きの絵。巣内で動き回る雛を長撮り監視
2.06 雛(?)が頭を上げ、右を向いた!
4.47 END 親鳥は帰巣せず、雛が留守番している。


シーン2:午前9:56〜10:56

0.39 親鳥が帰巣? 時刻は10:02
0.45 帰巣した親鳥が幹の陰から右に頭を覗かせた。
巣内に体格の異なる雛がもう1羽いる可能性は?
1.00 雛が動いた。親鳥が給餌した獲物を食べている?
親鳥は雛のために獲物を千切ってやっているのかも?
1.10 巣の縁に雛が立ち上がって尻を外に向け脱糞した? 巣に座り直した。
2.58 幹の陰から親鳥が巣の左上の枝に飛び移った。
3.01 親鳥が出巣。
3.03 in? 雛の羽ばたき練習?
3.07 ブラインド内でうっかりカメラにぶつかり、画角が全く変わってしまった。
3.14 画角の修正。
3.30 白っぽい幼綿羽の雛が動いた
6.04 END


シーン3:午前11:06〜午後13:45

風で枝葉が激しく揺れる。
画角を修正したら前ピンになってしまった。
2.53 巣内で大きく動いた。
3.24 巣内で大きく動いた。
5.52 帰巣? 上から舞い降りた?
8.09 巣内で大きく動いた。
9.20 巣内で立ち上がった?
9.30 羽ばたき練習
9.38 帰巣 右から帰巣
10.01 出巣 左の枝に跳び乗った。
10.02 右へ飛び去った。
10.13 巣内で大きく動いた。
10.25 巣内で大きく動いた。座ったり立ったり
13.45 帰巣 巣内で大きく動いた。親鳥の帰巣?
13.49 左上の枝に飛び移った。出巣?(画角の外)
14.55 羽ばたき練習
15.17 巣内で大きく動いた。立ったり座ったり
16.20 画角が巣から完全に外れてしまう。




次回からは他人様に見せれる動画になります。

つづく→#20:初列風切羽を一部欠いたノスリの帆翔(野鳥)


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