2019年12月中旬・午後13:05頃
雪が少し積もった里山の峠道でシダクロスズメバチ(Vespula shidai)のワーカー♀が弱々しくゆっくり徘徊していました。
雪道で体温が下がり過ぎたようで、やがて歩けなくなり、痙攣すると完全に動かなくなりました。
私が指で転がして仰向けにしても無反応です。
シダクロスズメバチ♀を指で摘み上げて私の手のひらに乗せてみました。
体長が小さいので、新女王ではなく、生き残りのワーカー♀ですね。
寒い冬が来ればワーカー♀は寿命で死ぬ運命です。
私の手のひらで温めると蜂はすぐに復活し、体温上昇とともに横臥のまま弱々しく羽ばたき始めました。
覚醒すると立ち上がり、触角を前脚で拭って身繕い。
激しく腹式呼吸しています。
元気に復活したシダクロスズメバチ♀が飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
実は飛び去る蜂を咄嗟に素手で掴み取りしたのですが、毒針で刺されることはありませんでした。(♀の蜂を握り潰したりすれば当然刺されるでしょう)
今回はシダクロスズメバチとしっかり同定できました。
シダクロスズメバチ♀:背面@雪道+遭難 |
顔 |
側面 |
手乗り |
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