2011/02/27

キボシアシナガバチ創設女王の雨天外出と落下



2008年6月上旬

撮影中に弱いにわか雨が降り始めました。
巣に掴まって休息していたキボシアシナガバチPolistes nipponensis)女王が突然外に飛び出しました。
葉に当たる雨音に反応したのでしょうか。
もう巣の場所はすっかり記憶したのか、前回見られたような定位飛行は示しませんでした。


後半は巣から落ちる女王。
至近距離からの撮影に身の危険を感じて離脱(逃避)したのでしょうか。
それとも単に巣から脚を滑らせたのでしょうか(うっかり蜂兵衛のずっこけシーン)。


この日は補助照明にLED白色ライトを使ってみたものの余り役に立たず、女王にストレスを与えてしまったかもしれません。
レフ板(鏡)を地面に置くべきだろうか。


《後日談》
3日後に見に行くと再び巣は無くなっていました。
悪天候の日に落ちたのだろう。
下の草むらを少し探してみても落ちた巣は見つかりませんでした。
アシの背丈も伸びていたものの、蔓植物(ヒルガオ?)が巻きついたせいで巣の付いていた隣の葉はくしゃくしゃになっていました。
アシナガバチの暮らしも楽ではないようで、前途多難です。
営巣地の選定がきわめて重要であることがよく分かりました。


この場所での定点観察は以上で終了です。
しかし本シリーズはまだ続きます。

つづく→シリーズ#6

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