2008年8月下旬
キボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の巣の定点観察記録。
アシナガバチの幼虫は老熟すると育房を自ら塞ぎ、繭の中で蛹になります。
変態に伴い体長が増すための準備として、まず絹糸で巣房を伸長します。
いつか繭を紡ぐ過程を長時間の微速度撮影で記録してみたいものです。
幼虫の脱皮回数(齢数)は外から様子を見ているだけでは分かりませんでした※。
※幼虫の齢数は頭部の幅で見分けることが出来るらしい。(『アシナガバチ観察事典』 偕成社 p15)
フタモンアシナガバチでは5齢幼虫まで育つそうです。
蛹化の際に初めて脱糞するらしい。
空腹らしい♂が頻りに♀から餌をねだるものの、何も貰えないでいます。
さすがにそれでも造繭中の幼虫から栄養液を摂取しよう(栄養交換)とはしませんでした。
つづく→シリーズ#48
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