2011/02/10

追い越し禁止の一車線でシャクトリムシは渋滞をどう回避するか?




2010年11月下旬 気温10℃

山道のガードレールで大小二匹の尺取虫が刃渡りのように細い縁を歩いていました。
後ろから追いかける尺取虫の方が歩幅が大きく、先頭の小に追いついて立ち往生しています。
ガードレールの側面は滑り易いので横道に逸れる訳にもいきません。
追い越し禁止の一車線、というか一虫線になっています。
大は急かす(煽る)ように小に触れるも、気の強い?小は頭部を振って対等に応戦します。
諦めたのか大は向きを変えて逆方向へ戻って行きました。
この細い道で方向転換できること自体も驚異的です。
ときどき上半身を高々と持ち上げ、左右に振って辺りを探索します。
そのままマイペースで我が道を行く小。
いつの間にか大も再び向きを変え、小を追いかけ始めました。

細い絹糸が棚引いて見えますが、尺取虫が歩きながら吐いたものか不明です。
クモが遊糸飛行(バルーニング)に使った残りかもしれません。
最後はなんとか大きな歩幅を活かして強引な追い越しに成功しました。
学習の成果でしょうか。
渋滞でイライラしている運転者(ヒト)の行動を思わせるような(擬人化したくなるような)微笑ましい一幕でした。




この二匹は齢数の異なる同種の幼虫なのだろうか。
胸脚3対、腹脚2対あります。
大を一時捕獲して接写してみました。

『集めて楽しむ昆虫コレクション』p17より
シャクガの幼虫は第1〜5脚の腹脚が退化していて、前後に離れた脚で「尺をとる」ように移動する。



どなたか名前が分かるようでしたら教えてください。
いつもお世話になっている「不明幼虫の問い合わせのための画像掲示板」に投稿してみたものの、回答を得られませんでした。
シャクガ科は種数が多いので、食草の情報などが無いと絞り込むのは難しいのかもしれません。

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