2011/02/08

天敵に襲われたコアシナガバチの初期巣



2009年5月中旬

コアシナガバチPolistes snelleni)初期巣の定点観察。
前日から創設女王の姿を見ないので心配になり巣をよくよく見たら、一部が食い千切られたように破壊されていることに気づきました。
育房数18室。
おそらく女王の留守中に天敵(スズメバチ、アシナガバチ、アリ、野鳥など)に襲われ、女王はこの巣を放棄して他所に引っ越したのだろう。
しかし捕食目的ならば巣房に卵が残されているのが解せません。
アシナガバチ類の巣を専門に狩るヒメスズメバチはこんな早い時期に現れないはずだが…。
初ワーカーが羽化するまでの創設期を女王が独りで乗り切るのは大変です。
せっかくコアシナガバチの営巣活動を観察できると楽しみにしていたのに残念無念。

シリーズ完。

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