キアシナガバチの分配給餌
2009年8月中旬
前回の定点観察から丸二週間も様子を見に行けませんでした。
個体識別のマーキングを施したキアシナガバチ(Polistes rothneyi)成虫(女王Q水色、ワーカーW1桃色、ワーカーW2黄色)が3匹とも居なくなっていました。
前年に生まれた女王は寿命でも不思議はないですけど、長女W1と次女W2も死んだのだろうか。
軒下に営巣しているキアシナガバチのコロニーにカメラをそっと近付けると、在巣の成虫が一斉に警戒姿勢を取ります(翅を広げて小刻みに震わせる)。
こちらが巣に振動を与えたり急な動きをしなければすぐに平時の活動に戻ります。
青虫を狩って来たのか緑色の肉団子を咀嚼しているワーカーがいます。
別の一匹が近寄ってねだると肉団子を分配しました。
獲物を手分けして噛みほぐしてから育房内の幼虫に与えて回ります。
成虫は肉塊を飲み込めず肉汁を飲むだけで、それも若齢幼虫に吐き戻して与えるそうです。
つづく→シリーズ#19
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