2009年11月上旬
軒下に営巣したキアシナガバチ(Polistes rothneyi)巣の定点観察(23日ぶり)。
久し振りに見た巣に新女王の姿は一匹もありませんでした。
解散してそれぞれが越冬地を探す旅に出たのでしょう。
最終的な育房数は46室※。
※ 本種は育房を二段構造にして再使用するので、育房数以上の子孫を育てたことになります。しかしヒメスズメバチに蛹を捕食されたりしたので羽化した成虫の数はどのくらいだったのだろう?
おかげさまで、2シーズン目の定点観察も実りの多いものでした。
コロニーの創設初期から解散までを見届けられたのが一番の収穫です。
自分なりに色々と工夫しながら在巣アシナガバチの安全な捕獲・麻酔・標識作業をようやく確立し、念願であった蜂の個体識別調査に目処が立ちました。
ごく一部の♀をマーキングしただけも、創設女王の乗っ取りや女王/ワーカー間の優位行動・順位制など興味深い行動の一端が垣間見れました。
新女王が羽化してきた秋には不幸にも天敵ヒメスズメバチに見つかってしまい、多数の蛹が犠牲になりました。
迫力の襲撃シーンは強烈な印象に残っています。
翌年も出会えることを祈ります。
≪追記≫
採集した巣を容器に密閉して保管していたら、冬の間に小蛾が36匹も羽化して死んでいました。
おそらくキアシナガバチの巣に寄生していたのだろう。
虫我像掲示板にて問い合せたところ、マダラトガリホソガに近縁な未同定種だろうと教えていただきました。
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