2011/03/24

水平円網で獲物を狩るアシナガグモ幼体#2



2007年7月中旬

卓上電気スタンドの直下に円網を張っているアシナガグモ幼体の狩りを横から撮ってみました。
専ら小さな獲物を相手にしているせいか、走り寄って捕らえても(seizing)、糸でラッピングすることなく網から引き離し(pulling out)、直ちに中央部(こしき)に持ち帰ってから食べます(Seize-Pull out戦略)。
命綱として常にしおり糸で体を固定しているので、戻るのは簡単です。
獲物ごとぶら下がってしゅるっと戻るのが面白く、見ていて飽きません。 
網に掛かった虫は暴れるとクモに気付かれてしまうので動きを止めじっとしています(freezing)。
これに対抗してクモは縦糸を脚で弾いて(plucking)付着物の存在・位置を感知します。
このとき獲物が落ちて逃がしてしまうことも多いようです。


狩りの観察記録#3に続く。


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