2011/03/21

ゴマダラオトシブミ揺籃の飼育#3:成虫



2007年6月上旬

6/3待望の成虫が羽化してきて(体長7mm)揺籃の主はゴマダラオトシブミParoplapoderus (Agomadaranus) pardalis)と正体が判明しました。
蛹の期間は5日でした。
本種のホストにコナラも含まれ、揺籃の形状も一致します。


前進、後退、方向転換、起き上がり運動と難なくこなします。
ただし飛翔だけは何度か飛び立とうと翅を広げるものの何故か上手くいきませんでした。
歩きながらの脱糞を観察。
それなりに目が良いようで、透明容器越しに活動中のハエトリグモを見つけ怖気づいた様子。


ところで、この斑模様は食べると不味いと言われるテントウムシへの擬態(いわゆるベーツ型擬態)なのでしょうか?
(飼育記録・完) 


《追記》 
本種の雌雄は前脛節の長さで見分けるそうですけど(♀<♂)、不慣れな私にはよく分かりませんでした。♀の上翅前縁の肩部に突起があり、マウントする♂の前脛節端にある鉤突起と対応した構造らしい。
(参考:『オトシブミハンドブック』 文一総合出版 p28)

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