2011/03/22

アリジゴクは前進できない



2007年6月上旬
「決してこれは退却ではない、あくまでも戦略的転進だ。そしてこれは退化ではない、進化的適応だ。」
アリジゴク(ウスバカゲロウの仲間の幼虫)は後退するだけで前進できないという話は本当でした。


仰向けにされた虫がどのように起き上がるか観察するのを密かな趣味としているのですが、驚いたことにアリジゴクは素早い横回りで反転しました。
大顎の鋭い棘は中空で、獲物を噛みつつ毒液を注入して獲物を麻痺させてからここから体液を吸うのだそうです。
(参考図書:『砂丘のアリジゴク:不思議な昆虫の不可思議な生態』) 

追記】体表の土をよく払い落とせば幼虫でも同定可能らしいです。
実は、アリジゴクの仲間には前進できる種もいるらしいのですが、私は未見です。

2 件のコメント:

  1. おもろいー^0^

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    1. 昔に撮った映像ですけど、面白がって下さる方がいらっしゃるのは有難いことです。

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