トゲアシオオクモバチ♀によるクモ運搬
(つづき)
蜂は獲物のヤマヤチグモ?♀(Tegecoelotes corasides)を後ろ向きに引きずって道端の落ち葉の上を構わず運んで行きます。
運搬時にはクモの歩脚の根元を咥えています。
落ち葉の下にクモを置くと休憩しました。
獲物を残して辺りを偵察して回ります。
そのうちどこかに巣穴を掘って貯食し産卵するのかなと期待して見守りました。
しかし、いくら待っても進展がありません。
それともいつの間にか落ち葉の下で適当な既存坑を探してクモを隠し、素早く産卵を済ませたのだろうか。
さすがに穴掘り行動を見落としたはずはありません。
夕方で薄暗くなってきたので痺れを切らして観察を打ち切り、同定のため蜂を採集して帰りました。
放置されたクモは目を離した隙に落ち葉に紛れてしまい、残念ながらどうしても見つけられませんでした。
今回もクモバチの営巣行動を最後まで追跡できませんでしたが、昨年より少し前進しました♪
蜂類情報交換BBSで写真鑑定してもらうとトゲアシオオクモバチ♀(Priocnemis irritabilis)と教えて頂きました。
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