ネコハエトリ♀亜成体のバルーニング練習
2010年10月下旬
庭で桑の葉に乗ったネコハエトリ(Carrhotus xanthogramma)を発見。
どうやらバルーニング(遊糸飛行)の風待ちをしているようです。
空中に吹き流していた遊糸を歩脚(第1、2脚)で手繰り寄せ、懸垂下降しました。
しばらくぶら下がると再び糸を登り、桑の葉に戻りました。
同じことを繰り返し、まるで凧揚げやバンジージャンプ、空中ブランコなど多彩な一人遊びをしているようにも見えます。
次は葉裏に止まった状態で糸疣から複数本の糸を出し始めました。
風向きを吹流しで感知し、体の向きを変えています。
空に飛び立つ瞬間を撮りたかったのですが、この日は風が弱かったようです。
最後は綱渡りで移動しました。
これは道糸と呼ぶこともあるらしい。
造網性クモが初めの枠糸を張り渡す行動にも似ていますけど、ハエトリグモは自分の住居(隠れ家)を作る以外で網を張りません。
その際も風を利用することはありません。
外雌器を確認していませんが、時期的に亜成体♀だろうか。
動画撮影後に一時捕獲したネコハエトリを方眼紙に乗せて採寸すると、体長6.5mm。
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